往復式圧縮機

概要
  • 気筒内ピストンの往復運動に因り冷媒蒸気を圧縮
    • 吸込み弁を経由、シリンダに冷媒蒸気が流入
    • ピストンに因り圧縮
      • 4・6・8気筒:低負荷時、容量制御機構に因り動作を制限
    • 潤滑油の供給
      • 1~2気筒:クランクバランスウェイトに因る
        跳ね掛け式にて潤滑油を塗布
      • 4・6・8気筒:油ポンプに因る
        強制給油式にて潤滑油を塗布
    • 吐出し弁を経由、冷媒蒸気が流出

  • 構造・動作遷移に起因する障害
    下記要因に因りオイルフォーミングの発生が容易
    • 構造要因:潤滑油貯蔵部位の冷媒蒸気流入側、低圧部位への配置
    • 動作遷移:始動時、停止における液戻り時に誘発

密閉圧縮機
  • 構造別の特徴
    • 全密閉圧縮機
      R134a・R22等、15[kW]未満程度の容量に対し採択
    • 半密閉圧縮機:50[kW]未満程度の容量に対し採択

  • 利用冷媒別の特徴
    • R12
      • 電気絶縁性が良好
      • 吐出しガス温度が低温
      • 特定フロン
      • 熱分解の防止措置として120[℃]未満となる冷媒温度を推奨
      • R22に対し高圧縮比
    • R22
      • 吐出しガス温度が高温
      • 高圧冷媒液のキャピラリ(正:capillary)チューブ、液噴射弁の通流後、
        圧縮機の冷媒流入側、又はシリンダへの少量噴射に因り
        過熱を防止、低温用として利用
      • 特定フロンに対する代替として利用
      • 熱分解の防止措置として130[℃]未満となる冷媒温度を推奨
    • R134a
      • 特定フロンに対する代替として利用
    • R502
      • 低温向け
      • 特定フロン
      • 熱分解の防止措置として130[℃]未満となる冷媒温度を推奨
最終更新:2010年03月02日 13:37
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