配管材料
- 冷媒種類別の採択禁止材料
- アンモニア:銅・銅合金
- フルオロカーボン:2[%]を超えるマグネシウム含有アルミニウム合金
- 付加加工
- フランジ継手
- 対象部位:修理に際する除去・点検対象となる配管
- 規格:JIS B 8602(冷媒用管フランジ)に因り規定
- フレア継手
- 対象:管径19.05[mm]迄の小口径銅管
- 規格:JIS B 8607(冷媒用フレア及びろう付け管継手)に因り規定
- 加工要項:過剰な締めに因りナット・フレア部位に亀裂を誘引
冷媒配管
- 種類
- 高圧側
- 吐出しガス配管:圧縮機・凝縮器間配管
- 液配管:凝縮器・受液器・膨張弁間配管
- 低圧側
- 液配管:膨張弁・蒸発器間配管
- 吸込み配管:蒸発器・圧縮機間配管
敷設要項①
- 具有性能
- 全使用条件における十分な耐圧強度、機密性能
- 使用材料は用途・冷媒種類・使用温度・加工方法に応じ選定
- 配管屈曲・距離
- 屈曲部位の極力削減し流路抵抗を低減
- 配管全長は極力短距離となる敷設
- 付加構成要項
- 可撓管(別:フレキシブルチューブ)
- 圧縮機付近は可撓管を経由し配管
- 防振支持に対し始動・停止時の振動に伴う配管への応力作用を防止
- 可撓管構造参考
ろう付に因り管相互を接続、内部から順に- ベローズ管
- ブレード(正:braid)
- ステンレス鋼、銅ワイヤに因る網組にて形成
- 被覆に因り伸長を制限
- ソケット
- 黄銅等に因り形成
- ベローズ管両端にろう付に因り結合
- 止め弁
- 必要最小限となる止め弁の付設に因り圧力降下・冷媒漏洩を防止
- 止め弁グランドは上方となる付設
- サービスバルブ
流路の変更操作・設定、サービスポートに対し下記用途を拡張- 圧力計の接続
- 漏洩試験の計測
- 冷媒の充填
- エアパージ
- Uトラップ・行止り管
- 付設を削減に因り潤滑油の流路滞留を防止
- 横走り吸込み管への付設防止に因り圧縮機への潤滑油の液戻りを防止
- ループ
- 長距離配管において温度変化に伴う熱膨張伸縮に対し、配管振動・たわみを防止
最終更新:2010年03月01日 17:23