変流器・受信機共通の試験
共通の試験 | 対象 | 分類・付加条件 | 試験内容 | 試験結果 | |
温度特性 試験 |
変流器 | 屋内型 | -10~60[℃] | 機能を保持 | |
屋外型 | -20~60[℃] | ||||
受信機 | 1級 | -10~40[℃] | |||
2級 | |||||
衝撃試験 | 変流器・受信機 | 標準重力の50[倍]以上の加速度に因る 衝撃を5[回]付加 |
機能を保持 | ||
振動試験 | 変流器 | 無通電状態 | 全振幅4[mm]にて1000[回/min]、 60[min]間の振動 |
構造・機能を保持 | |
受信機 | 無通電状態 | 変流器に同じ | 構造・機能を保持 | ||
通電状態 | 全振幅1[mm]にて1000[回/min]、 10[min]間の振動 |
作動を保持 | |||
衝撃波 耐電試験 |
変流器 | 1・2次巻線間 | 下記の衝撃波電圧を正負1回の印加 ・波高値:交流振幅の最高値、6k[V] ・波頭長:最高振幅への到達に要する時間、0.5~1.5[μs] ・波尾長:波高値の半分への到達に要する時間、32~48 [μs] |
機能を保持 | |
1次巻線相互 | |||||
受信機 | 電源異極端子間 | ||||
電源端子・ケース間 | |||||
絶縁抵抗 試験 |
変流器 | 1・2次巻線間 | 直流500[V]の絶縁抵抗計にて電圧印加、測定 | 5[Ω]以上の抵抗 | |
1次巻線相互 | |||||
音響装置 | 異極端子間 | ||||
受信機 | 電源異極端子間 | ||||
電源端子・ケース間 | |||||
絶縁耐力 試験 |
変流器 | 警戒電路電圧 250[V]以下 |
1・2次巻線間 1次巻線相互 |
1500[V]を印加 | 1[min]間の耐性 |
警戒電路電圧 250[V]超 |
警戒電路電圧の2[倍]に1000を加えた電圧を印加 | ||||
受信機 | 定格電圧 30[V]以下 |
電源異極端子 間電源端子・ケース間 |
500[V]を印加 | ||
定格電圧30[V]超 150[V]以下 |
1000[V]を印加 | ||||
定格電圧 150[V]超 |
定格電圧の2[倍]に1000を加えた電圧を印加 |
構成部位別の規格・試験
対象 | 規格・試験 | 機器分類 | 付加条件 | 試験内容 | 試験結果 |
変流器 | 作動規格 | 互換性型 | 受信機の入力側相当 インピーダンスを接続 |
警戒対象の電路に0~1[A]の電流を通流 | 試験電流に対し比例 |
電圧変動範囲が設計出力電圧の 75~125[%]以内 | |||||
非互換性型 | 公称作動電流値に対し42[%]の電流通流 | 出力電圧は対応する設計出力電圧以下 | |||
警戒対象の電路への公称 作動電流値相当の電流を通流 |
公称作動電流値に対応する出力電圧が 設計出力電圧値以上 | ||||
電路開閉 試験 |
受信機の入力側相当 インピーダンスを接続し試験 |
・警戒電路に変流器の定格電流に 対し150[%]の電流を通流 ・警戒電路を5回開閉 |
公称作動電流値42[%]迄の電流通流に際し 設計出力電圧以下 | ||
短絡電流 強度試験 |
受信機の入力側相当 インピーダンスを接続し試験 警戒電路電源側に過電流遮断器を接続 |
遮断容量の評価基準となる短絡力率0.3~0.4以内、 2500[A]の電流を通流し0.02[s]間、 2[min]間隔にて電流を2回通流 |
構造・機能を保持 | ||
過漏電 試験 |
変流器貫通部位に対し単一の電線を通過 定格電圧20[%]に相当する電流を通流 |
構造・機能を保持 | |||
老化試験 | 65[℃]の空気中への30[day]間放置 | 構造・機能を保持 | |||
防水試験 | 屋外型 | 65[℃]の水、0[℃]の塩化ナトリウム飽和水溶液順に 15[min]間の沈降を2回反復 |
構造・機能を保持 | ||
電圧降下 試験 |
警戒電路への定格電流を通流 | 変流器の設置・運用に因る 電圧降下が0.5[V]以下 | |||
受信機 | 作動規格 | 互換性型 | 設計出力電圧の52[%]に電圧上昇 | 30[s]以内は待機 | |
設計出力電圧の75[%]に電圧上昇 | 1[s]以内に動作 | ||||
遮断機能が付加 | 0.2[s]以内に動作 | ||||
非互換性型 | 公称作動電流の42[%]迄、電流を増量 | 30[s]以内は待機 | |||
公称作動電流迄、電流を増量 | 1[s]以内に作動 | ||||
遮断機能が付加 | 0.2[s]以内に動作 | ||||
表示装置用 照明 |
使用電圧に対し130[%]の 交流電圧を20[h]時間印加 |
断線、顕著な光束変化、電流低下の 発生を伴わない構造 | |||
集合型 | 仮想を含む漏電発生 | 警戒電路を明確に表示 | |||
漏電発生に伴う警戒電路の遮断 | 表示を保持 | ||||
複数警戒電路に於ける漏電発生 | 正常な機能を保持 | ||||
最大負荷への耐性、許容量 | |||||
電源電圧 変動試験 |
90~110[%]迄電源電圧を変動 | 機能を保持 | |||
過入力 電圧試験 |
入力部位に変流器相当のインピーダンスを接続 | 5[min]間の50[V]を印加 | 漏電を表示構造・機能を保持 | ||
繰返し 試験 |
定格電圧に因り1万[回]作動 | 構造・機能を保持 | |||
音響装置 | 作動規格 | 1[m]の離隔距離 | 作動に際する音圧 | 1級:70[dB]以上 | |
2級:60[dB]以上 | |||||
定格電圧90[%]以上の電圧印加 | 音響発報 | ||||
定格電圧にて8[h]の連続鳴動 | 構造・機能を保持 |