ドードリオ

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ドードリオ - (2022/01/15 (土) 20:54:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/08/09(火) 01:47:42
更新日:2024/02/11 Sun 17:59:16
所要時間:約 5 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.85
分類:みつごどりポケモン
英語名:Dodrio
高さ:1.8m
重さ:85.2kg
タマゴグループ:ひこう
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル/ひこう
特性:にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる)
  :はやおき(ねむり状態から通常の半分のターンで回復する)
隠れ特性:ちどりあし(こんらん状態の時、相手から受ける技の命中率を半分にする)

種族値
HP:60
攻撃:110
防御:70
特攻:60
特防:60
素早さ:100→110 ※SMから
合計:470

努力値:攻撃+2

進化:ドードー(レベル31)→ドードリオ


■概要


3つの頭を持つダチョウのようなポケモン
ドードーの頭のどちからか一方が分裂した姿で、その3つの頭はそれぞれ「怒り」「悲しみ」「喜び」の感情を表しているという。

進化前のドードーは突然変異により産まれた種族らしく、その中でも進化形であるドードリオは滅多に見つからない珍種らしい。
(その割にゲーム内でのレア度は並だが)
名前はドードーだが化石ポケモンではない。
絶滅したのが最近だからだろうか。

頭同士のチームワークは非常に良く、高度な作戦を練ったり、それぞれが別々の方向を見渡す事で常に周りを警戒したりする。
また眠る時も必ずどれか一つの頭だけは起きて警戒しているらしい。
気性はかなり荒く、迂闊に近づくとその鋭い嘴で容赦なくつつかれるため注意が必要。

ダチョウらしく空を飛ぶ事よりも走るほうが得意で、時速60キロ以上ものスピードで草原を駆け巡る。
しかし進化前のドードーはそれより早い時速100キロ以上で走る事が可能らしく、設定上では何故か遅くなっている。

頭だけでなく心臓や肺も3つ備えているため長距離を走っても息切れする事は無い。

ちなみにどう見ても飛行は出来なさそうだがゲームでは「そらをとぶ」を覚える事が出来る
ドードリオがどのように飛行するのかはポケモン界における謎の一つ。
一応羽そのものはあるらしいが退化して非常に小さくなっているため飛行用として機能しているかは疑問。
でも「はがねのつばさ」は出来る。それどころか第8世代で「つばさでうつ」まで覚えた
ちなみに3Dゲームの飛行モーションは何と 両足をジタバタさせて飛ぶ
ドードリオの「そらをとぶ」は「空を飛ぶ」のではなく、その脚力を利用した「空を跳ぶ」なのだろうか。空気を蹴れば浮く原理
なお、赤・緑時代の4コマ漫画にもそのようなネタがある。


■ゲームでのドードリオ


初代では進化前のドードーが16番道路登場。
他のノーマル飛行組のピジョットオニドリルと違って登場時期が中盤と遅いが、その分攻撃力はその二匹を更に凌駕しており育てればなかなか使いやすい。

RSORASサファリゾーンでも捕獲可能。
また、XYでは5番道路でも捕まるほか、他のバージョンでもSM以外は大量発生イベントで捕獲が可能である。

ポケモンスタジアムでは「LV.1~30トーナメント」か「LV.50~55トーナメント」の片方に優勝すると「ドードーのゲームボーイ」が貰える。
具体的にはこのゲームボーイを使用しているという設定の上、ポケスタを通じてGBのポケモン本編を2倍速モードでプレイできるようになる。
さらに両方のトーナメントをクリアすると3倍速モードも可能な「ドードリオのゲームボーイ」にグレードアップする。

ちなみにドードリオ自体は初代ポケスタには出場できなかった。

ポケスタ金銀でのドードリオGBは初代は4倍速、金銀クリスタルは3倍速でプレイできる。
ただ、後者で倍速モードを使った場合、処理の関係で画面がセピア色になり、フレームも消失する。


■対戦でのドードリオ


激戦区である100族の素早さと高い攻撃力を持つが、耐久は紙という典型的な鳥ポケモンらしい速攻物理アタッカー。

初代ではカビゴンと並んでノーマルタイプ最強の攻撃力を誇る。
その素早さから放たれる「はかいこうせん」や「ドリルくちばし」は脅威でノーマルひこうの鳥ポケモンの中では最強と名高かった。
特に似たような能力バランスのオニドリルは「オウムがえし」を覚える以外ほぼ劣化ドードリオなため肩身の狭い思いをすることに…

ただし耐久力や技バリエーション、そして自身より素早い「10まんボルト」や「ふぶき」使いが多い関係で全体で見るとメジャーではなかった。
マイナーポケモンのみが出場できたニンテンドウカップ99でもこれといった実績は残していないのが実情。

第3世代で与えられた特性は「にげあし」と「はやおき」と微妙
「にげあし」は戦闘では役に立たないので論外。
一応即効性は無いとは言え催眠にある程度耐性を付けられる「はやおき」の方がマシと言った程度。

DPtからはドードリオよりも更にパワーとに優れ、特性「いかく」により耐久にも優れた能力を持つムクホークが登場。
ノーマル飛行鳥ポケ組最強の座を奪われ劣化ポケに転落してしまう…

そして第5世代から追加された隠れ特性は「ちどりあし」
これまた微妙。一応「あばれる」で能動的に発動はできるが所詮は運ゲーである。
対戦での使用率も「はやおき」の方が高い。

しかし、ドードリオは変則的な小技をそこそこ備えているため、ムクホークとの差別化は他の鳥ポケと比べて容易。

具体的には
「ちょうはつ」による耐久ポケ潰し
「じたばた」の超火力
「つぼをつく」によるギャンブルにそれを他ポケに渡す「バトンタッチ(XD限定)」
積み技対策の「くろいきり」

…等々、変則戦術やコンボに長けている。
特に「じたばた」はタイプ一致の使い手中で攻撃力と素早さのバランスが最も良く、強力な「がむしゃら」とのシナジー効果も高いため有用。
ゴースト相手に物凄く止まりやすくなるが。

メインウェポンは「おんがえし」「ブレイブバード」等。
サブウェポンは上記の他、「はたきおとす」等。特にあく技はムクホークとの差別化に重要。
「ねっぷう」を覚えないので対こおり用の「はがねのつばさ」も一応候補。
第七世代ではSMで相性補完に有用な「とびげり」、更にUSMでは「じだんだ」を習得しており、殊の外範囲自体は広め。
積み技として「つるぎのまい」(これも第七世代から)もあったりする。

欠点としては 接触技が並びすぎている 事。
物理攻撃はなんと「ゴッドバード」を除いて全て接触。「キングシールド」なんてされたらいとも簡単に攻撃力が下がる。
なのでやっと覚えたギルガルド対策の「じだんだ」も刺さるかと言えばかなり微妙だったり……。

進化形が存在するという噂も。

第8世代では新たに「とびかかる」を覚えるようになったが、代わりに「とびげり」が廃止されてしまった。


■アニメでのドードリオ


記念すべき無印編1話で初登場。早朝、屋根の上で鶏のように鳴いていた。

その後は無印33話『ほのおのポケモンだいレース!』にて登場。
遊牧民フウコ(CV:白鳥由里)のライバル・ドリオ(CV:優希比呂)の手持ちとして共にレース妨害を働くが、
途中ギャロップに進化したフウコちゃんの愛ポニータに適わず敗北。
主人ともども天高く蹴り飛ばされた。


ポケットモンスターSPECIALでのドードリオ


イエロー手持ち“ドドすけ”がドードー時代から彼女の足代わりとして、時に戦闘でも頼もしい一面を見せている。


ドードリオ「使うなよ!絶対にムクホークなんて使うなよ!」

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