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ギャロップ(ポケモン)

登録日:2011/06/28 Tue 01:51:39
更新日:2026/04/05 Sun 23:46:11
所要時間:約 6 分で読めます





いつもは のんびり 野原を 駆けまわっているが 一度 本気を 出すと たてがみの 炎が 燃えあがり 時速240キロで 走りだす。


ポケットモンスターシリーズに初代から登場しているポケモン

○データ


全国図鑑No.078
分類:ひのうまポケモン
英語名:Rapidash
高さ:1.7m
重さ:95.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ほのお

特性:にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる)
  /もらいび(ほのお技を受けるとそのダメージを無効にし、ほのお技の威力を1.5倍にする)
隠れ特性:ほのおのからだ(接触技を受けると30%の確率で相手をやけど状態にする)

HP:75
攻撃:100
防御:70
特攻:80
特防:80
素早さ:105
合計:500

努力値:素早さ+2

ポニータがレベル40で進化


○概要


額にユニコーンのような大きな角を持ち、全身に赤い炎をまとったのポケモン。
最高速度は新幹線と同じ240キロ*1。走り始めてからたった4歩でこの速度に達する。
その炎は懐いた人には“熱くない”炎となり、背に乗ることも出来る。

色違いはポニータ時は蒼色、ギャロップに進化すると灰色の炎を纏った姿になる。
蒼色の神秘的な美しさ灰色の渋い色合いがマッチしていてなかなか人気が高い。
くれぐれも人間に絶望して首コキャしないように


○ゲームでのギャロップ


初代から登場。
進化前のポニータは赤・緑・青でポケモン屋敷に、黄で17番道路に出現する。
進化形のギャロップは、青ver.のみ野生個体がハナダの洞窟に出現する。
リメイクであるFRLGでは、ほてりの道やともしび山に出現する。

また、ジムリーダーカツラの手持ちとしても登場しており、金銀クリスタル、HGSS(初戦)では切り札を務めている。
なお、カツラの手持ちとしては唯一皆勤賞でもある。

初代では自力で覚える一致攻撃技が「ひのこ」と「ほのおのうず」だけで、「だいもんじ」のわざマシンを使わないとまともに火力が出ない。
ファイヤーと違ってネタにもされないのは登場が遅い一般ポケモンのコイツを育てるプレイヤーが極めて少なかったからだと思われる。
ファイヤーは伝説のポケモンだけあってギャロップより全体的に種族値が高く、特に特殊種族値では45も上回っているため、あちらに覚えさせた方が明らかに強力である。
図鑑埋めのためだけに進化させるとしてもさほど強い技を覚えるわけでもないポケモンをレベル40まで育てるというのは微妙に面倒臭い。
さらに進化前と進化後で姿ががらりと変わるポケモンが多かった初代にあって、ポニータ→ギャロップはその外見の変化が極めて地味。
さらに同じポケモンやしきには「片方のバージョン限定+進化」ということでよく交換材料になったガーディロコンが出現することもあり、彼らに比べると非常に影が薄かった。

金銀クリスタルでは22・27・28ばんどうろとシロガネやまに生息。殿堂入り前に入手可能なのは27ばんどうろと28ばんどうろの個体のみでタイミングも完全に終盤であり旅パには加わりにくく、やっぱり影が薄い。貴重な殿堂入り前に入手できるレベル進化のほのおタイプであり、高レベルとはいえ「だいもんじ」をレベルで覚えるようにはなったが…。

しかしダイヤモンドおよびパールではほのおタイプの登場が非常に少なく*2、本編クリアまでに扱えるほのおポケモンは御三家であるヒコザル系列を除くとなんとギャロップのみ。たった2系統。
そう言った事情から数の少ないほのおタイプとして良く旅パのお勧めに挙げられるが、下記の欠点から実は旅パ要員としてはとんでもない地雷と言うのが実情である。
  • レベルアップ時の習得技が貧弱
ダイパ時代はレベル16「ひのこ」からレベル38「だいもんじ」までまともな威力の炎技は覚えられない。*3ほのおタイプアタッカーとしての役割を任せようにも、わざマシンでの補強を行わないとその役割すら厳しい。
  • 終盤の火力補強の為に、進化キャンセルが欲しい
無進化としては種族値は高めだが、捕獲した時期の前後くらいで1進化目に到達するポケモンも多く実はさほど他の手持ちと比べてステータスでの優位があるわけではない。レベル40と進化レベルが遅い事も踏まえると中盤~終盤でステータス面で見劣りがちになるのだが、終盤の主力技となり得るフレアドライブはレベル48で習得となる(早まってギャロップに進化させてしまうとフレアドライブの習得は58と、クリア目前か殿堂入り後まで遅れる羽目に)為、終盤での進化キャンセルがほぼ必須。
  • 習得技の貧弱さによる弊害
シンオウ旅でほのおタイプが欲しいと誤解されがちな主な要因がドーミラー系列だが*4、技の補強等を怠っている場合ドーミラー系列を一撃で撃破する事が難しく、結局威力の高いわざで等倍を取れるorタイプ不一致だが威力がある程度あるほのお技をサブウェポンで使えるポケモンで殴り合うのが効率が良い場合もままあり、それ以外のはがねタイプもかくとうタイプやじめんタイプ等で事足りてしまう。他に有利を取れるむしタイプやくさタイプは旅パのお勧めポケモンとしてよく名が上がるムックル系列でも間に合いこおりタイプも前述した通りそもそもの数が少ない為、実の所ポニータ系列が活躍出来そうな相手は、よりアタッカー性能に秀でたポケモンでも割と事足りるケースが多い。
  • 「シンオウのほのおタイプは強い」と錯覚させたヒコザル系列
ヒコザル系列はモウカザルに進化した後はほのお・かくとうタイプの技で攻撃面で等倍以上が取れる範囲が広く、高い素早さと両刀気質の種族値配分を持ち、わざも自力習得、わざマシンのやりくりだけで必要なものが揃う為元々の旅パ適性が高い。
進化するとかくとうタイプが追加される為ドーミラー系列にタイプ一致で弱点を突かれる恐れがあるものの、ほのお技で難儀する事が無い為先手で倒しきる事も難しくはない。
  • 苦労の見返りは…
上記の苦労を乗り越え「フレアドライブ」を習得し晴れてギャロップに進化しても、一見目ぼしそうなサブウェポンは「メガホーン」「どくづき」程度。前者は命中難もあるが、むしタイプの等倍範囲や抜群範囲はほのおタイプのそれと余り噛み合いが良くなく、強いて言えばエスパータイプがある程度有利に戦えるか程度。後者はこの時代にフェアリータイプは存在せず、抜群を取れる相手もくさタイプのみ、そもそも威力的にはタイプ一致等倍フレアドライブ>タイプ不一致抜群どくづきなのでフレアドライブが等倍で入る相手ならそちらで良い、と何とも言えないラインナップで凡庸なほのおアタッカーの域を出ない。
加えてHP種族値が余り高くない為、ようやくフレアドライブを覚えても安直に連打するとたちまちHPが大きく減る。継戦能力はイマイチな為回復アイテムは多めに持って行かないと厳しい。厄介なドータクン相手に有利には戦える様になるが、パーティの編成次第でどうとも出来る範囲である事を考えると、上記の苦労を抱えるか…と言われると難しい所。

…と、旅パ適性の低さの割にシンオウ旅に於いて希少なほのおタイプの一匹と言う立ち位置を得た事が却って不運となり悪目立ちしてしまう事に。
スタッフ側も流石にこれはマズいと判断したのか、「プラチナ」ではレベル15で「かえんぐるま」を習得しレベル技に改善が見られ、旅パでの使い勝手が上がった。尤も他のほのおポケモンも増えた事と上記の印象があってより影が薄くなってしまったが…

シンオウ四天王オーバや、最初の御三家選択でナエトル以外を選んだ場合のライバルのジュンも使う。
上記の事情から当時のオーバの手持ちは殆どがほのおタイプ以外で固められていた為よくネタにされていた。尤も、そのお陰で弱点の一貫が消えていた為結果としてシリーズ全体で見ても手強い四天王の一人として名前が挙げられる。

シンオウ地方が舞台となる作品では引き続き序盤から登場するほのおタイプとして続投しているが、世代が進む毎に技が改善され旅パに於いての嘗て程の使いにくさは解消されている。
BD・SPでは「かえんほうしゃ」のわざマシンが3000円で買えるようになり、技の充実の為に過度な稼ぎ行為を行う必要が無くなった為ポニータ系列もより活躍させやすくなった。しかし第六世代以降のタイプ相性見直しによりドーミラー系統はあく、ゴーストタイプでも弱点がつけるようになったのでそれらの対策としての需要は減った。
レジェアル」における時代でも野生で最序盤から出現し色違いのポニータに出会える任務もあり、戦力としても早い段階から技教えによりサブウェポンを充実させ技範囲を広げられる為、技で難儀する事無く十分に戦える。
ある意味代名詞ともいえる「さいみんじゅつ」も自力習得技追加となっており、捕獲要員としてもそこそこ役に立つ。そして高レベルのオヤブン個体が超序盤から出会える為インパクトも大きい。団員ランクを上げないと捕獲もままならないが、捕獲出来れば即戦力としても扱える。

…と、世代が進みシナリオ上でも確実に強化されてはいるが現在でもそれらの作品で「旅パ要員としてお勧め」とは言い難いのも実情。
シナリオ上では攻撃100、素早さ105の種族値は問題無く物理アタッカーとして起用出来る数値だしポニータの段階でも種族値は攻撃85、素早さ90と寧ろ進化前ポケモンとしてはかなりの性能。
序盤~中盤は「ニトロチャージ」「かえんぐるま」等で問題無く圧倒出来る。しかし「かえんぐるま」以降のほのお物理技の威力更新が「フレアドライブ」までお預けの為終盤~クリアまでの期間はどうしても苦戦を強いられるのだ。
進化もレベル40とやや遅めだが、「フレアドライブ」の習得レベルはポニータの状態でもそのレベルを大きく上回る為、強力な技を確保したいなら進化キャンセルが必須なのは現在も変わらない。「ブレイズキック」かそれに相応する威力のほのお物理技を遅くとも進化が見えてくる頃に覚えてくれれば…
シナリオに於ける、他のほのおタイプの競合相手が多いのも向かい風。
BD・SPでは上述した「かえんほうしゃ」も二刀流適性の高いヒコザル系列や、大洞窟内で捕獲出来特攻も高いヘルガーならメインウェポンとして充分な火力が出せ、戦力としての完成もポニータ系列より早い。
レジェアルでも、御三家のヒノアラシ系列やガーディ系列は自力で覚えるメインウエポンである程度等倍範囲が広く取れる、ヒコザル系列は仕様変更された「めいそう」「ビルドアップ」で二刀流適性に磨きが掛かる…等、より優秀なほのおタイプの競合相手達に押されがち。
地味にレジェアルでは「さいみんじゅつ」で与える状態異常が「ねむり」ではなく「ねむけ」となっており、状態異常中でも動けてしまう点がやや痛手となっている。継続ターン自体は伸びている為捕獲には有用だが、本家の感覚で扱えない点には注意したい。

ポケモンGOではチーム・ヴァーラーのリーダー、キャンデラの相棒ポケモンとして登場。ポニータの頃から相棒にしており、彼女との付き合いは長い。アルロとの戦いでの回想シーンでは、アルロのストライクと遊んでいる描写があった。

ちなみにポケモンスタンプのコンプリート景品として、「ネコにこばん」を覚えたギャロップとオニドリルが配布されたことがあった。
ポケットモンスターSPECIALでも、ポケモンだいすきクラブ会長がこの2匹を連れている。

ポケモンXDではダークポケモンとして登場。XD限定の「バトンタッチ」を覚えている。ただこの他の技が「かえんほうしゃ」、「ソーラービーム」、「にほんばれ」と見事な晴れパ構成であり、「バトンタッチ」はむしろ要らない子である。わざ名人のところで「こうそくいどう」を思い出させてもらうかわざマシンで「かげぶんしん」を覚えさせてもいいが「バトンタッチ」はいっそ忘れて、50まで育てて「とびはねる」、わざマシンで「アイアンテール」、アゲトビレッジで「のしかかり」か「すてみタックル」のどれかを習得した方が強くなるだろう。

ソード・シールドではリージョンフォームとしてガラルギャロップが登場。タイプはエスパーフェアリーに、特性は自分と味方のどく状態を防ぐ「パステルベール」に変化。詳細はこちらを参照。

レンタルポケモン

【ポケモンスタジアム2】
97:だいもんじ/ほのおのうず/ふみつけ/どくどく
99・城:ひのこ/ほのおのうず/ふみつけ/どくどく
ウルトラ:だいもんじ/ふみつけ/しっぽをふる/リフレクター

97カップは一致「だいもんじ」に加え、「ほのおのうず」+「どくどく」コンボができる。ギャロップ自体が素早いのでコンボも仕掛けやすい。
このコンボ自体は99カップとジムリーダーのしろでもできるがそれらの型の一致技は「ひのこ」なので97カップより使い勝手は劣る。
ウルトラカップは「だいもんじ」はあるが上記のコンボが出来ないのであまり強さは感じられないかも。

【ポケモンスタジアム金銀】
共通:ほのおのうず/ふみつけ/どくどく/メロメロ

「ほのおのうず」で相手を拘束し、残り3つの技で相手をハメ続ける事がコイツの主な戦法になるだろう。但し同性の相手には「メロメロ」が、はがねタイプとどくタイプには「どくどく」が、ゴーストタイプには「ふみつけ」が効かないので注意したい。
技をかける順番はどういう順番でも構わない。ハメ続けて行動不能にしつつ倒しちゃえば問題ないのだから。

【エメラルド】
型1:もくたん:れいせいCS:かえんほうしゃ/にどげり/でんこうせっか/まもる
型2:たべのこし:すなおACS:だいもんじ/とびはねる/かげぶんしん/メロメロ
型3:しろいハーブ:ひかえめCS:オーバーヒート/ソーラービーム/さいみんじゅつ/にほんばれ
型4:しろいハーブ:すなおACS:オーバーヒート/アイアンテール/にどげり/すてみタックル

型2は「たべのこし」でチマチマ回復しつつ「かげぶんしん」と「メロメロ」で相手からの攻撃を受けにくくさせる耐久型。
型3と型4は「オーバーヒート」を2度高威力で使える型。特に型4は両方型ではあるものの、「オーバーヒート」で特攻が下がりまくったら物理方面にシフトさせる事ができる。

【プラチナ・HGSS】
型1:カゴのみ:ひかえめCS:だいもんじ/ソーラービーム/ねむる/にほんばれ
型2:しろいハーブ:ひかえめCS:オーバーヒート/ソーラービーム/スピードスター/にほんばれ
型3:ひかりのこな:いじっぱりAS:フレアドライブ/どくづき/アイアンテール/つのドリル
型4:カゴのみ:ようきAS:フレアドライブ/メガホーン/すてみタックル/さいみんじゅつ

型1と型2は晴れパ型。型1は体力がある程度まで減ったら「ねむる」でリセットできる。型2は「しろいハーブ」でオバヒ2連発が可能。
型3と型4は物理アタッカー型。型3は一撃必殺技を兼ね備えたフルアタック型で、型4は「さいみんじゅつ」で相手を眠らせる事が出来る。
だが真に厄介なのは型4のギャロップが敵として出てきた時。ファクトリー補正のかかった圧倒的命中率の先手さいみんじゅつで寝かされて、そのまま起きずにボコボコにされる事が非常に多く、敵のギャロップ1体相手にプレイヤー側が3タテされる事すらあり得る。
そのくせ自分で使うとさいみんじゅつを外しまくってやられる事がとても多い…あのさぁ。

【BW2】
型1:イトケのみ:やんちゃAS:ニトロチャージ/とびはねる/けたぐり/あまえる
型2:あついいわ:せっかちCS:だいもんじ/ソーラービーム/おにび/にほんばれ
型3:きあいのタスキ:ようきAS:フレアドライブ/どくづき/アイアンテール/つのドリル
型4:もくたん:ようきAS:フレアドライブ/メガホーン/すてみタックル/まもる

型1は一致技こそ貧弱だが、サブウェポンはそこそこ強い。体重の重い相手には「けたぐり」を食らわせてやれ!型2はオーソドックスな晴れパ型。型3と型4はバトルファクトリーの型と似ているが持ち物が変更されているほか、型4の変化技が「まもる」になったので少々抑えられた。

○対戦でのギャロップ


高い素早さと高めな攻撃を持つ速攻アタッカータイプ。
初代ではほのおタイプ自体が不遇な扱いを受けており、更に「かえんほうしゃ」を覚えない為マイナー気味だったが、「ほのおのうず*5」「つのドリル*6」といった当時は素早さが高い程大きな恩恵を受ける強力な技を、ほのおタイプ最速で活用できると言う強みがあった。
素の状態でもダグトリオケンタロスに次いで素早い一撃技持ちであり初速に優れ、「つのドリル」の効かないゲンガー相手にも「ほのおのうず」に切り替えられる。「こうそくいどう」を1度でも積めれば本来自身より素早い相手にも先手が取れる他、わざマシンで麻痺の追加効果を狙える「のしかかり」を覚えらえる為、ハマれば侮れない強さを誇る。「ポケモンスタジアム2」のギャンブラーの扱う「ロップギャ」もこの戦法を取って来る為、思わぬ苦戦を強いられる事も。
一方攻撃技はほのおとノーマルのみと言う恐るべき狭さ(その上先述した通り「かえんほうしゃ」を覚えない)、攻撃100特殊80なので火力面がお察し気味と、普通の殴り合いには正直向いていなかった。少なくとも火力に関してはブースターにやんや言える立場ではない。

…しかし言い換えれば初代限定の仕様によって強力だった技があってこそそういう戦法が成立したと言うだけなので、第2世代に入って一気に埋もれてしまった。
「さいみんじゅつ」はこの世代に入ってからの習得であったが、低耐久かつ「ねむる」全盛期ゆえの「ねごと」のコンボ横行もあり、正直役に立つ場面はあんまりなかった。
「あまえる」なんて面白い技もあるのだが、トップメタのカビゴンガラガラに勝てないため、攻めきれず返り討ちが関の山である。当時はインターネットの無い時代、メタゲームに入れないのはそれだけつらいのである。

技の面では世代が進む毎に強化されている。
DPtでは新たな主力技「フレアドライブ」や、ラティオスヤドラン等に有効な「メガホーン」。更にこの世代では第2世代から習得可能となった「さいみんじゅつ」も命中が70に上がり有用度が向上*7
BWからは対みずの「ワイルドボルト」や、いわや重量ポケ等有効範囲の広い「けたぐり」。
BW2からはほのお・いわ対策と急所ロマンの「ドリルライナー」。
USMでは急所ランク補正はないが「ドリルライナー」より威力が高い「10まんばりき」も習得した。
「つのドリル」も耐久型ポケモン相手に役立ち、相手に出来るポケモンの範囲は広い。
ちなみに「じしん」を覚えず「10まんばりき」を覚えるのはギャロップ系のみなのでシングルバトルでは実質専用技かもしれない。

特殊型に関しては特攻種族値が80と低いことから「オーバーヒート」や「だいもんじ」などの一致技を除けば、有用なものは「ソーラービーム」程度しかないので非常に使いにくい。
めざめるパワー」の廃止後はドラゴンタイプや同じ炎タイプへの有効打もなくなってしまった。
なので素直に物理型ベースにした方が無難。

変化技に関しては、対物理用の「おにび」や「あまえる」、様々な状況で効果の高い「さいみんじゅつ」などが揃っている。
特に催眠技を持つ炎ポケモンは少なく、これが重要な差別化要素となる。

ただし物理型の炎単には高火力を誇るヒヒダルマや強力な「せいなるほのお」「しんそく」を持つエンテイがおり、ウインディに至ってはギャロップに負けないほど攻撃範囲が広い上に特殊型・耐久型も可能なので初見で型が読まれにくいメリットもある。
素早さではギャロップがそれらを上回り100族も抜けるが、それも昨今の種族値インフレでは過信できない上、仮に先手を取れても攻撃種族値100では一撃を相手を倒すのが難しい。
これらの点から単純な物理フルアタには向かないため、素早さからの「さいみんじゅつ」や「つのドリル」相性が不利な相手であろうと強引に突破することが出来る点を活かしたい。

しかし素のHPが低い上に、メインとなるべき技が件並み反動技であるため、バトル場に長い間居座れるポケモンではない。
なので、なるべく目当ての相手を確実に狩れるような運用が求められる。

なおBWにて「ニトロチャージ」を覚えたので、素早さの努力値を耐久方面に振り、居座りをしやすくなった。
……まぁ、打たれ弱いので居座ってどうすると言われるとアレだが。

また「とびはねる」という、1ターン目に跳びはね2ターン目に攻撃をする技がある。
この技は「そらをとぶ」と同じく、「ノーガード」や「スカイアッパー」等の例外を除き1ターンは攻撃を受け付けない技である。

アタッカーとしては範囲が被り気味で使いづらいが、「どくどく」を絡めた耐久型で扱うと途端にいやらしい戦い方が可能となる。
もっとも、こいつの耐久やタイプでわざわざ耐久型を行う意味は薄いため、ネタの域を出ないのだが……
結局他のポケモンの後塵を拝することが多く、「つのドリル」「メガホーン」だけでは差別化できないというところや海外の馬のイメージなんかに合わせて、
第八世代でリージョンフォームをもらったといったところだろう。運用すると本当に「役割を持たせること」「他のポケモンとの差別化」が難しい……。

BWにて新たに手に入れた隠れ特性は「ほのおのからだ」。
見た目とはかなりピッタリではあるが、耐久方面でひ弱なギャロップには少し扱いにくい特性ではある。
発動する確率は「つのドリル」の成功率と同じなので、半減相手への後出しや死に際の先制技で発動したらラッキー程度に留めておいた方がいいだろう。



○進化前 ポニータ


生まれて すぐは 立ち上がるのも やっとだが 転びながら 親の 後を 追いかけている うちに 丈夫な 足腰に 育つのだ。

全国図鑑No.077
分類:ひのうまポケモン
英語名:Ponyta
高さ:1.0m
重さ:30.0kg

タイプ:ほのお

特性:にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる)
  /もらいび(ほのお技を受けるとダメージと効果を無効にし、ほのお技の威力を1.5倍にする)
隠れ特性:ほのおのからだ(接触技を受けると30%の確率で相手をやけど状態にする)

  • 種族値
HP:50
攻撃:85
防御:55
特攻:65
特防:65
素早さ:90
合計:410

努力値:素早さ+1


進化後のギャロップと比べると身体が小さく、まだ角もない。
そしてギャロップの凛々しい目つきに対し、こちらはつぶらな瞳が可愛い。

ギャロップが走るスピードが自慢なのに対し、こちらは全ポケモントップクラスのジャンプ力が自慢。
何と東京タワーすら飛び越え、着地の際の衝撃は脚の筋力とダイヤモンドの10倍硬いヒヅメで和らげる。
可愛い顔して既に驚異的なハイハイスペックである。

ちなみに計算上、東京タワーを飛び越えられる脚力で全力疾走した場合走る速さは 15500km/h 。進化後のギャロップの65倍ほど速い。


そして見た目によらない強さは図鑑の設定だけでなく、対戦でも同様。合計種族値がやたら高い。
種族値はそこらの序盤虫の最終進化形(だいたい400以下)やユンゲラー、ロゼリア、ドーブルなどよりも合計値が高く、ウソッキーナマコブシと同等。
第五世代以降なら「しんかのきせき」を持つことで潜在能力の高さを活かせる。

役割上、特性は「ほのおのからだ」で確定。
物理耐久に特化すればドサイドンの一致「じしん」すらも確定耐え。
変化技で特に有用なのは物理アタッカーを機能停止させる「おにび」「さいみんじゅつ」、回復技「あさのひざし」
その他、「おにび」の効かない物理炎には「あまえる」、それに加え特殊型にも有効な「どくどく
火力に欠耐久型のため、特殊アタッカーや特殊受けも突破できる一撃技「つのドリル」も重要。
一致技としては普通に「だいもんじ」「かえんほうしゃ」か、バインド技の「ほのおのうず」も使える。

ただし、奇石ポニータは一時期有名になったせいで手の内がバレていることも多い。
「おにび」「さいみんじゅつ」を警戒する相手に「つのドリル」の試行回数を稼いだり、「どくどく」を入れる等、読みが重要。
耐久力こそ劣るが、ギャロップで同じ戦術を使う選択肢もなくはない。
メリットは戦術を読まれにくいことや、素早い分より多くの相手をハメやすくなること、
素の能力が高い分「トリック」「すりかえ」や「はたきおとす」の被害が小さいこと等。

いずれにせよ、進化前にしてこれだけ戦える点がポニータファンは勿論、色違いマニアにも嬉しい所だろう。
侮れない耐久力に加えて火力面を一撃必殺技に頼るという性質から、ハマってしまえばサンダールギアなどをジャイアントキリングすることも可能。
有用な特性が非常に多くなった現在ではプレッシャーとの遭遇率も低くなったので必然的に試行回数が稼げるということもあり、縛り系の配信者がよく使っている。

リトルバトルではトップクラスの種族値にほのおタイプ自体の需要の高さ、さらに回復や催眠まで備える厨ポケの1匹として知られる。
ストライクニューラ相手にも抜群を取れるというのはやはりうれしいところであり、ポッポイワークの需要がさらに高まる原因にもなっている。

レンタルポケモン

【ポケモンスタジアム2】
イエロー:だいもんじ/つのドリル/スピードスター/リフレクター
97・99・城:だいもんじ/つのドリル/のしかかり/こうそくいどう
ウルトラ:ほのおのうず/つのドリル/どくどく/こうそくいどう

イエローカップは他の型より強さの面では劣るがそれでも一致「だいもんじ」と一撃必殺の「つのドリル」があるだけ普通に強い。
97カップなどの型は上記の2つの技のほか、「のしかかり」と「こうそくいどう」を覚えている。当時は素早さで一撃必殺技が当たるかどうかが決まっていたため、当時の仕様を後押しするかのような技構成となっている。このため元々早めのポニータは一撃必殺を決めやすいのだ。ウルトラカップでは「だいもんじ」と「のしかかり」の代わりに「ほのおのうず」と「どくどく」を覚えており、技構成だけでも第一世代の仕様を十分味わえるだろう。

【ポケモンスタジアム金銀】
リトル:だいもんじ/たいあたり/しっぽをふる/こうそくいどう
ニンテンドウ・城・ウルトラ:だいもんじ/アイアンテール/ずつき/にほんばれ

「にほんばれ」からの「だいもんじ」でほのお弱点のポケモンは薙ぎ倒せるだろう。みずタイプと出くわした場合は「にほんばれ」でみず技の威力を下げさせ、「ソーラービーム」を習得しているくさタイプのレンタルポケモンに交代させる手もある。
いわタイプには「アイアンテール」で攻撃しよう。自身も素早いので「ずつき」によるひるみも期待できる。

【エメラルド】
型1:チーゴのみ:がんばりやAC:ほのおのうず/とびはねる/でんこうせっか/しっぽをふる
型2:オボンのみ:きまぐれCS:かえんほうしゃ/にどげり/のしかかり/かげぶんしん

型1は「ほのおのうず」で拘束させる型。「とびはねる」で運よくまひればラッキーである。
型2はそれなりの本気の型。いわタイプには「にどげり」で対抗しよう。

【プラチナ・HGSS】
カゴのみ:いじっぱりAS:かえんぐるま/ふみつけ/おにび/しっぽをふる

本作では1周目のみの登場となったため型は1つのみ。
「おにび」で物理アタッカー相手を弱らせながら「ふみつけ」で行動しにくくしよう。相手がもし「さいみんじゅつ」などを使ってきても一度だけなら即回復できる。

○アニメでのギャロップ一族


ポケモンアニメ史上最高視聴率18.6%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を誇る「炎のポケモン大レース」で初登場。
ポケモン遊牧民「ララミー族」の少女のフウコというトレーナーが進化前のポニータを連れていた。
しかし、ロケット団ドードリオを連れたフウコのライバル、ドリオの策略でフウコは腕を骨折してしまい、代わりにサトシがレースに出ることになった。

ロケット団の邪魔をかいくぐり、ついにサトシとポニータはドリオに並ぶが、彼のドードリオがポニータに攻撃したことで差が広がってしまう。
だが、直後にポニータがギャロップに進化。
最高時速240kmで突っ走り、ゴール直前でドードリオを抜き、逆転勝利。見事に優勝を飾った。
エンディング「タイプ・ワイルド」でもこのシーンがちらっと使われている。


○ポケモンカードでのギャロップ


弱い。


いくらなんでも評価があんまりなんだけど、本当にそれしか言葉が見つからない。原種ギャロップに何の恨みがあるのだ…
他TCGと異なり、ポケモンカードは弱いカードをネタにする文化がまったくない*8
構築済みデッキに数合わせに入れられているカードが多いようで、そういうのもあって弱いというか「デッキから抜くためのパーツ」としてデザインされているのではないかというほど。
冗談抜きで一番活躍しているのが、「ポケカの伝道師(自称)」ことポニータ石井なんじゃないだろうか。

ただイラスト面に限ると話は別。
ここ最近の和製カードゲームのイラスト、特にレアのイラストはとにかく「躍動感を出す」ことが主眼に置かれやすい。その方がなんか強そうに見えるからだ。
そしてギャロップはデザイン的には結局「燃えている馬」のモンスターでしかない(余計なパーツが付随していない)し、いわゆるexやらVやらという特殊なポケモンにもなっていない。
つまり「めちゃくちゃかっこよく走ったり構えたりしている細身の一角獣」という、シンプルだが日本人の好みをがっちり押さえつつ、実は割と珍しいイラストになりやすいってこと。
そしてカードゲームのイラストというのも四半世紀以上を経てその好みや要求が移り変わっているが、そういうのを見ることもできるというなかなか渋いポケモンである。




ギャロップ「見えないのか!?感じないのか!?伝説はここにある!黒い風は吹いてる!んあああああ!」

ゼブライカ「盛り上がってるとこ悪いんすけど先輩、自分シマウマっす」


自分の 知ってる 事柄を 見ると ヲタ語りをしたくなり 猛烈な スピードで 追記修正しはじめる。

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最終更新:2026年04月05日 23:46

*1 ちなみに、これは1995年の「東北新幹線」の当時の最速種別「やまびこ」の最高速度である。現在は「はやぶさ」の320km。その後2021年にE4系新幹線が引退したことで、最高時速240kmの新幹線車両自体がなくなっている

*2 舞台が寒冷なシンオウ地方という事情もある……と見せかけて、実はこおりタイプも2系統しかいなかったりする(温暖なホウエン地方では氷タイプがしっかり少ない)。

*3 正確にはレベル25で「ほのおのうず」を覚えられるが、威力15・更に命中も70のほのお特殊技と単純な火力は「ひのこ」以下。追加効果として数ターンスリップダメージ+相手の交代を封じられるが、ポニータ系列が耐久面はそれ程高くない、戦闘のテンポが悪化する等旅パに於いては採用が厳しい

*4 トレーナー戦で相手が使用するものは「ふゆう」持ちが多い為。この場合ほのおタイプでしか弱点を突く事が出来ない。またドーミラー自身も耐久まわりの種族値はHP57、防御・特防86と進化前ポケモンとしては相当に高い

*5 初代では相手が1~4ターン技を出せなくなるという強力な効果があった。ただし交換は可能。

*6 初代では自分より素早い相手には一撃必殺技が無効だった。

*7 但し「プラチナ」版以降は再び命中60に戻っている。

*8 同名カードが4枚までという関係上、デッキに入らないなら「でもどうせ○○の方が強い。それを押しのけてまでデッキに入らない」と評価が同じになるため。ポケカGB勢なら「サンダーLv68」よりも優先して他のサンダーを入れるシチュエーションとでも考えれば分かるのではないだろうか。