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ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア

登録日:2012/05/26 Sat 23:35:47
更新日:2026/05/21 Thu 17:09:58
所要時間:約 25 分で読めます





究極のダークポケモン(XD001)、出撃。



ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』(Pokémon XD: Gale of Darkness)とは、『ポケットモンスター』シリーズのゲーム作品の一つ。
2005年8月4日にニンテンドーゲームキューブ向けに発売された。

ポケモンコロシアム』の直接の続編。基本的なシステムについてもこちらを参照。

開発元は前作同様ジニアス・ソノリティ。キャラクターデザインも同様にヒロモト森一。

購入特典のメモリーカードや予約特典ディスクは、本作ではどちらも無い。

【あらすじ】(公式サイトより一部抜粋)


ポケモン総合研究所に住む主人公は研究所で起こったある事件をきっかけに、「何者かによってココロを閉ざされ戦闘マシンとなったポケモン」=「ダークポケモン」にまつわる冒険に巻き込まれることに…。

一体、誰が、何のために、罪の無いポケモンを戦闘マシンへと変えていくのか!?

ダークポケモンを救い出せるのはスナッチマシンを使いこなせる主人公だけ!
巨大な悪に立ち向かう冒険が、今、始まる!!


【主な登場人物】(多少ネタバレ有)






【物語の舞台】


前作から5年後のオーレ地方が舞台。
しかし前作では行けたが本作では行けない場所や、施設の中身自体が大きく変わっている場所もある。
詳しくは項目参照。


【前作からの変更点、新要素】


全体的な雰囲気の変化
前作が割とダークかつアウトローな雰囲気で、厨二臭い所もあったが、本作では比較的従来のポケモンらしく変更されている。

(例)
  • 主人公の年齢は低め(おおよそ10代前半)となり、研究所に住む普通の少年に。
  • 移動は大型バイク→スクーターに。
  • 最初のポケモンはレベル25~26のエーフィ&ブラッキー2匹→レベル10のイーブイ1匹だけになり、進化先を選べるようになった。


ダークポケモンが使うダーク技の増加
前作のダークポケモンだけが使える特殊なわざは、タイプなしの物理攻撃技「ダークラッシュ」しか無かったが、本作では大幅に増加。
その「ダークラッシュ」は反動ダメージが無くなった代わりに威力は大幅に下げられた。
本作ではこれらの技は「ダークわざ」と分類されており、特殊攻撃や変化技も存在。
中には普通のポケモン達が使うものより凶悪な性能を持つものもある。

詳しくはダークわざ(ポケモン)を参照。


リバース状態
前作のハイパー状態にあたる。こちらが使うダークポケモンが技による攻撃を終了した際、ダークオーラが逆流して陥る事がある状態。
この状態になるとターン終了時に一定のダメージを受けてしまう上、リバース状態中のポケモンには回復アイテム等が使用できない。
ハイパー状態と違って逆利用できる性質は一切持ち合わせておらず、なる事自体がデメリットでしかない状態となっている。

なお、リバース状態はダークポケモンのリライブが進むにつれて発生しやすくなる。
これは作中でも説明されているが、リライブを進める事で元のポケモンに戻りつつある状態だと自身が放つダークオーラに耐えられなくなるからとの事。

対処法は前作と同じくバトル中によびかけるか、コロンマッサージを行う事で我に返る。
リバース状態のポケモンによびかけるとリライブゲージが減るので、バトル中になってしまったら早くよびかけてあげよう。


敵がダークポケモンを複数匹使用する
前作のダークポケモンは敵1人につき1匹しか繰り出してこなかったが、本作の終盤からは2匹繰り出すトレーナーが存在。
1匹だけしか使わないトレーナーも勿論いるが、大抵の相手は2匹持ち。むしろ終盤では2匹持ってない相手の方が珍しいレベルでダークポケモン達と相対する事になる。

ラスボスの側近はそれぞれ3匹と4匹を使用し、そんなラスボスに至っては手持ち6匹がダークポケモン。
前座のダーク・ルギアも合わせれば合計7匹という超豪華メンバーで主人公をもてなしてくれる。

ダークポケモンの見直し
前作では出現するダークポケモンは即戦力級のポケモンが少なく、タイプの偏りも多く見られた。
しかし本作ではタイプもある程度バラけており、カビゴンやスターミー、ボーマンダ、カイリュー、三鳥といった強ポケのほかヒメグマやラルトス、ビリリダマ、ロコン、キノココなど進化させれば頼りになるダークポケモンが多くなった。
中でもカモネギ、ガラガラ、ラッキーは専用アイテムをスナッチした時点で所持しているので彼ら(特にガラガラ)も頼りになるだろう。
またポケスポットの野生を含めればズバットやココドラといった進化すれば強力なポケモンも入手可能。
またリングマやヘルガー、ハリテヤマといった即戦力級のポケモンも進化させることで前作同様使える。

但し完全に偏りが改善された訳ではなく、じめんタイプがポケスポットやギンザルから貰えるヨーギラス(バンギラスまで進化すればじめんは消えるが…)を含めると12匹と明らかに多い。だったらわざマシン28の入手手段くれ
またむしタイプもポケスポットやギンザルからのツボツボを含むと10匹もおり、こっちも明らかに多い。

また前作ではGBAと連動しなくても使えた三犬やドーブルヘラクロスエアームドメタグロスなど本作ではGBAと連動しないと使えなくなったポケモンもいる。

ダークポケモンの習得技の見直し
前作のダークポケモン達はリライブを進めていきリライブを完了させても、
ショボすぎるレベルアップわざ・ほぼ適当にあてがわれたわざマシンわざ・そもそも覚えてる奴が少なすぎるタマゴわざだけと
お世辞にも喜べない技のラインナップで、その大半が即戦力として採用できる程の性能は有していなかったが…
本作ではダークポケモン達の初期技が見直されており、わざマシンわざとタマゴわざから使いやすい技を覚えたポケモンが多くなった。


ダークポケモンがリライブ完了時に通常では覚えない「特別なわざ」を思い出す(通称、XD技)
ダークポケモンのリライブを完了させると全てのダークわざを忘れ去り、元のポケモンに戻るのは前作と同じだが
本作のダークポケモン達は「特別なわざ」という、通常の方法では覚えられないわざをリライブ完了時に思い出す。何を思い出すかはポケモン毎に固定。

その特別なわざは「てだすけ」「バトンタッチ」「このゆびとまれ」「あまえる」「うたう」等、仲間を助けたり相手と触れ合うようなフレンドリィなわざが多い。
…「リフレッシュ」という使い道がまるで無いわざを覚えてしまうポケモン*5も割といるが。ポケダンの世界であれば重宝される技だけど本家シリーズでは…

なお、本作のダークポケモンの中にはどういうわけかそれらに該当しない特別なわざを持つポケモンもおり、
トライアタック(&てだすけ)トゲピーや、きんぞくおんサンダーサイコブースト(&フェザーダンス)ルギア等が存在。
魅力的な技を覚えるポケモンがいる一方、ポケモンによっては厳選に非常に苦労する場合も多々ある。
最近「乱数調整」の方法が見つかり、厳選が多少楽になった。

第7世代までの作品では、この方法でしか覚えられない技を持つポケモンが多く、それらの技を覚えたポケモンを使いたい場合は本作が必須だった。
第8世代以降はレート戦で使えなかったり、作品間を移動すると技がリセットされる仕様もあってか、わざマシンやわざレコードでそれらの技を簡単に覚えられるようになった*6
そのため、現在では第7世代以前にて使うという目的にて厳選されている。

よびかけるの仕様変更
本作でも通常のバトル中は「よびかける」のコマンドが表示されている。
リバース状態および眠り状態のポケモンによびかける事で状態を回復できる点は前作と同じだが、
それらの状態になっていないポケモンによびかけると、そのポケモンの命中率ランクが1段階上昇するようになった。

これにより「うたう」や「さいみんじゅつ」等の命中率の低い技が格段に使いやすくなり、
命中補助用に「ヨクアタール」を買う理由が無くなった(=お財布に優しい)他、よびかけたのに無視される可哀想な主人公を見なくて済むようになった。


レポート(セーブ)場所が自由に
前作は各所のパソコンでしかセーブできないという謎仕様だったが、
本作では本編ポケモンシリーズと同じくメニュー画面にレポートが追加されたため、どこでも自由にレポート可能となった。


ポケスポット
野生ポケモンが出現する場所。合計3箇所存在するが、それぞれに3種類しか出現しない。
1個300ポケドルで販売されている「ポケまんま」をスポット中央に仕掛けておき(1つのスポットに最大10個まで)、野生ポケモンを1匹誘きだしてバトルするという回りくどい形式。
仕掛けたポケまんまは野生ポケモンが出現すると時間経過により食べられていき、全て食べられると逃げてしまう。
まんまと食い逃げされる前に現地へ急行し、容疑者野生ポケモンと戦って現行犯逮捕ゲットする必要がある。

ポケまんまの配置数が多いほど食い付く時間が長くなるため、長時間の足止めが期待できる。
なお、ポケまんまを食べるスピードはポケモンの種類によって異なり、レアなポケモンほど早食い。よく噛んで食えよ
狙うならケチらず常に最大まで置いておこう。

たまにアイオポートの漢方屋のゴンベが食い荒らしにくる。
大食いなので食べるスピードが早い(レアなポケモンと勘違いしやすい)上、漢方屋のババァがトレーナーのためゴンベをバトルで●ねぃ!!成敗したりもできない。完全にお邪魔キャラである。
食い逃げされる前に犯行現場を目撃すると後から漢方屋のババァも現れ、どれだけ食われたかに限らず「ポケまんま」10個と、漢方薬4種の内どれか1つをランダムでお詫びとして貰える。
また、初めて目撃した後はアイオポートのフレンドリィショップ2Fで漢方屋がオープンする。
…漢方屋がオープンした後でもゴンベは何度でも現れては食いにくる可能性があるのだが。きちんとボールに入れて管理しとけ
そして「ポケまんま」がゴンベに食われるシーンを目撃する度にババァからの詫びの言葉も雑になっていく。

ウソハチ捜索イベント中はウソハチもポケスポットに現れる事がある。
こちらも別のトレーナー(モブ幼女)が持つポケモンだが臆病な性格で、最初に出会ったリブラ号から逃げ出した後は食べ物を求めてポケスポットに現れ出す。
普段からあれこれ無駄に食べまくってるであろうゴンベと違い、ウソハチは食べ物に困っている事により現れるため、犯行理由は異なる。なお、ウソハチも早食い。
ポケスポット内でウソハチを見つけた場合はゆっくりと近づく事でウソハチを確保でき、持ち主のトレーナーへ引き渡せる。
走って近付くと逃げてしまい、誘き寄せるところからやり直しになるため、さっさと確保してやろう。



リライブホール
シャドーのラボでクレイン博士を救出すると完成し、利用可能になるシステム。
パソコンに預けたダークポケモン1匹をステージ中央に配置し、その周囲に通常のポケモンを4匹まで配置して触れ合わせる事で
手持ちに入れなくてもリライブゲージを減らしていってくれるという前作の育て屋の強化版ともいえる画期的なリライブシステム。

配置したポケモンの数と相性により、リライブゲージを減らす速度を上げられる。
合計9ホールあるものの、通常のポケモンが多くいないと動作しないため、完成直後から少しの間は効果を実感し辛い。
ダークポケモン達のリライブを完了させたり、ポケスポットに現れる野生ポケモンを捕まえたりすればステージ配置用の通常のポケモンを増やせるため、
スナッチ&リライブを徹底しながらプレイすると終盤では逆にリライブが中々追いつかない事態に発展したりする。


バトルディスク
ラルガタワーで購入したり、オーレ地方各地で拾ったり貰ったりで入手可能なバーチャルバトル用のディスク。
全部で50枚あるがシナリオが進まないと入手できない物も多々ある。ちなみに全部揃うのはエンディング後。

集めたディスクはラルガタワー内にて使用可能で、バーチャル空間で指定ターン以内に相手を倒す詰めバトルを行う事が出来る。
バトル内容はディスク毎に異なり、初回クリア時は各ディスクに応じた景品が貰える。
「1ターンでヌケニンを6匹倒せ」等と、当時のダブルバトル処理ならではの問題も。


技教えばあさんと技教え人
本作のアゲトビレッジには技教えばあさんが存在。
コイツはアゲトビレッジ入口から左へ行ったところにある洞窟に潜んでおり、話しかけると技を教えてくれる。
教わる際の対価は不要で、ストーリーの進行状況によって教われる技が増えていくが、それぞれ一度ずつしか教えてもらえない。

コイツが教えてくれる技は全12種類。「でんじは」のように使えるものから「ゆめくい」のように使い道に乏しそうなものまで両極端。
なお、このラインナップ上には「あくむ」「ゴッドバード」「じばく」とGBA版の技教えに無かった技が3つ存在する。
前者2つはともかく、「じばく」は第一世代同様にカビゴンやミュウツーも覚えられるので、彼らを「じばく」させたい場合はコイツから教わろう。

後者の技教え人はバトル山に存在。ただしコイツに技を教えてもらえるポケモンは本作では入手できないミュウのみ。GBA版と連動しない限り、利用できない。
質問の回答に応じて、決められた範囲の技からランダムで4つ教えてもらえる。何度でも教われるが1回の習得にポケクーポンが5000ポイント必要。
ランダムで習得可能な技の中には「さいみんじゅつ」「ナイトヘッド」「だましうち」「でんじほう」「なりきり」「ねこだまし」とコイツからでしか覚えられない技も含まれている。


わざ名人
前作ではわざの思い出しを担当する存在がおらず、一度忘れてしまった・習得レベルを通り過ぎたレベルアップ技を思い出させたい時はGBA版に送らないと出来なかったが
本作のバトル山には「わざ名人」を名乗る、わざの思い出しを担う男が出現。コイツの力を借りる事でGBA版へ送らずとも技の思い出し習得が可能となった。
これにより前作ではどうあがいても「ねこだまし」を覚えられなかったダーク・マクノシタが、今作では覚えられるようになった。
ただし1回の利用にポケクーポン1000ポイントを対価として要求される。無いままよりマシだがいささか高くねぇか


本作単体で入手できるわざマシンの見直し
本作だけのプレイで入手できるわざマシンもある程度見直され、前作では手に入らなかった「わざマシン03(みずのはどう)」「わざマシン04(めいそう)」「わざマシン08(ビルドアップ)」「わざマシン39(がんせきふうじ)」「わざマシン40(つばめがえし)」「わざマシン50(オーバーヒート)」など、本家シリーズだとジムリーダーから貰えた有用性のあるわざマシン群が本作ではちゃんと手に入る。
ただし、これら技マシンの入手方法はバトル山の各エリアリーダーを倒し、各エリア間のブレイクルームを訪れる事(それぞれ初回到達時のみ)。本家シリーズ同様、1プレイ1個限定なので使う際はよく考えてから。
序盤でも簡単に勝てて到達しやすいエリア2突破で貰える「わざマシン03」のような物から、レベル60台のポケモンがひしめくエリア9を突破する事で貰える「わざマシン40」のようにシナリオ上で使わせる気がない配置設定の物もある。

一方で「わざマシン07(あられ)」と「わざマシン37(すなあらし)」と「わざマシン46(どろぼう)」は有用性の低さが祟ってか、前作では手に入ったのに本作ではGBAと連動しないと手に入らないようになった。
「わざマシン21(やつあたり)」と「わざマシン28(あなをほる)」と「わざマシン43(ひみつのちから)」に至っては前作と同じく本作でもGBAと連動しないと入手不可能のまま。
ジニアスさんは地面タイプのポケモンと「わざマシン28」に何か怨みでもあるのだろうか

ひでんマシンが本作のみでは手に入らないのも前作と一緒。よって「なみのり」や「たきのぼり」は本作でも習得手段が無い。
そのせいで最初の相棒であるイーブイをシャワーズに進化させると「わざマシン03」から習得可能な「みずのはどう」をメインウェポンにせざるを得なくなる。*8
似たようなポケモンに最序盤でスナッチ可能なダーク・タマザラシもリライブ完了後から戦力として活用する場合、「みずのはどう」を覚えさせないと「みずでっぽう」しか水技が使えないポケモンと化す。砂漠まみれの荒地が多いからって習得技まで水不足にすんなし


一部の技のエフェクトや効果音が変更
ポケモンコロシアムでは言い方は悪いが陳腐だったり使い回しに等しいエフェクトの技が多数見られたが、
本作では一部の技のエフェクトが作り直されたり効果音が変更された。

エフェクトからは「みずあそび」や「ハイドロポンプ」といった水タイプの技の透明感が増していたり、
「れいとうビーム」や「ぜったいれいど」といった氷タイプの技は氷結感が増したりしている。

効果音は「あまごい」や「あめふらし」によって発生した雨が、雷の鳴り響かない単なる土砂降りになっていたり。
これについては前作の雷雨そのものな方が迫力があって良かった層もいるかもだが

◆良点


  • ルギアが入手可能
前作(ポケモンコロシアム)では第2世代のポケモンでルギアだけが唯一補完されておらず入手不可能だったが
本作はルギアがダークポケモンとして登場するため、スナッチ&リライブする事で入手可能。

ルギア自体はファイアレッド・リーフグリーン・エメラルドでも捕獲可能なのだが、
それらは過去に配信された「しんぴのチケット」というアイテムが必要であり、誰でも行けるわけではない。
よって通常プレイの範疇で第3世代産のルギアが欲しい場合は本作ポケモンXDのプレイが必須。

  • レアなポケモンを容易に入手できる
本作は『エメラルド』発売後に出された…いわゆる第3世代晩年の作品にあたるため、『XD』で入手できるポケモン達の中には第3世代内だとレア度の高い種族も含まれている。

いくつか例を挙げると『ルビー・サファイア』では野生出現するが『エメラルド』だと出現しないアメタマ・ルナトーン・ザングース等。
『ファイアレッド・リーフグリーン』におけるバージョン限定出現のストライク・エレブー・ブーバーや、サファリゾーン限定種のガルーラ・ラッキー・ケンタロス等。
特にサファリゾーンの3種はどれも出現率と捕捉率が低い事に加え、独自の捕獲ルールと逃走判定による運の要素まで絡むため入手が難しい。
そちらでの捕獲に難儀していたり、サファリゾーンそのものがお嫌いな場合はポケモンXDをプレイする事で解決が見込めるかもしれない。GBA版で長時間粘って捕まえる方が早いかもだが

そういったレアポケモン達が補完されている本作をプレイする事でGBA版のぜんこく図鑑を完成に近づけられるが、全てのレアポケモンが補完されている訳では無い点には注意。
具体的には…
  • 3匹の中から1匹しか入手できないカントー・ホウエンの御三家ポケモン
  • どちらか片方しか入手できないカントー・ホウエンの化石ポケモン
  • 進化道具が『ルビー・サファイア・エメラルド』限定で1個しか入手できず、かつ二者択一となるハンテール・サクラビス
  • 『リーフグリーン』限定のヤドン系統
  • 「出現ポイント」という特異な性質を持つために遭遇する事自体が難しいヒンバス系統
  • 準伝説や禁止伝説に該当する本作内では捕獲できない伝説のポケモン達
これらのポケモンの大半はGBA作品でないと手に入らない。
特にヤドン系統が本作で補完されなかった点はかなり痛く、ぜんこく図鑑を完成させるには『リーフグリーン』が必須となる。

他にもレアポケモンと言えそうな種族は何体かいるが、バージョン問わず入手可能だったり単に出現率が低いだけだったりと、バージョン限定枠や1プレイ1匹限定ではないものが多く、上記のポケモン達よりかはまだ手に入りやすい。

また、ぼっちプレイヤーによっては通信進化ポケモンの入手もネックになるだろうが、
本作とGBA版で通信交換を行えば、それを経由する事でもポケモンを通信進化させられる(前作『ポケモンコロシアム』と同じ仕様)。
GCとの通信プレイの際はGBAケーブルが別途必要だが、GBA本体は1台だけでいいため、第3世代内で通信進化ポケモンが欲しいなら是非とも利用したい。

  • しあわせタマゴが手に入る
第3世代内では屈指の激レアアイテム「しあわせタマゴ」を必ず1個入手できる。
ただし入手するにはオーレコロシアム第1セットに優勝後に発生するセツマのサブイベントを終わらせなければならない。

このサブイベントはオーレ地方各地を行ったり来たりする内容のため長ったらしいが、
ファイアレッド・リーフグリーンのサファリゾーンでのみ野生出現し、捕獲にまで難儀するラッキーから手に入れるよりかは遥かにマシな入手方法となっている。


◆欠点


  • 良くも悪くも雰囲気がいつものポケモン寄りに
主人公が10代後半の青年でアウトローかつ殺伐とした雰囲気のオーレ地方を旅するというコンセプトは
これまでのポケモン作品には無かったため、(賛否両論もあれど)新鮮味が強かったが……

本作の主人公は10代前半の少年。作中設定の都合もあるとはいえ、少年が行き来すると悪影響を及ぼしそうなアンダーは本作には存在せず。
人物の態度も敵であるシャドーの面々は主人公をお子様と侮って見る者が多く、
喧嘩っ早い者が多いであろうパイラタウンの住民も相手が小さい子供だからか軟化気味。

これらの要因によりオーレ地方特有の殺伐とした雰囲気が全体的に薄れてしまっており、
前作の世界観が好きだったプレイヤーは物足りなさを感じる事も。


  • 厳選難度の上昇
前作ではダークポケモンのスナッチに成功すると、そのダークポケモンが即座に手持ちへ加わる(手持ちに空きが無かった場合はボックスへ送られる)ようになっていた。
この仕様はイベントによる連戦などで特定のダークポケモンだけを厳選入手したい時や、スナッチ後にわざと自滅して一旦戻りたい場合に有効だった。

…しかし本作のダークポケモンはスナッチに成功しても、その相手にバトルで勝利するまでは手持ちに加わったりボックスへ送られない「保留状態」になる仕様へと改悪変更されている。
なのでスナッチ成功後にバトルで負けてしまった場合はスナッチが無効となり、スナッチに使ったボールも戻ってこないため、無駄になってしまう。
勝利しないと仲間にできないという事は詳細な能力確認が一切出来ないのと同義であり、ラスボスのダークポケモン6匹なんかは勝利後にエピローグ→エンディング(半ば強制レポート)となるため、通常の方法だと厳選はほぼ不可能。

そうでなくても終盤以降はダークポケモンを2匹以上使うトレーナーが多くなるため、彼らの場合も1匹だけしか実質厳選できないに等しい。
ダークポケモンの個体性能が決定されるのは前作同様にそのダークポケモンと初めて戦った時であり、まだ繰り出されていないダークポケモンは不定のまま。
なので1匹ずつ見れて、そこから即自滅すれば見たポケモンの個体性能だけは固定化できるが、通常プレイの範疇だとあまりにも時間がかかりすぎるし、結局は捕まえないと能力値判定ができないので地獄である。

さらに本作のダークポケモンで特性を二種持つ個体は、敵として戦闘する度に特性が変わる事があるという謎仕様も存在。
例えばデルビルは特性「もらいび」「はやおき」の二種を持つポケモンだが、初戦闘時は「もらいび」だったのに再戦した際は「はやおき」に変わっていたという感じ。
スナッチ成功で入手すればその時の特性で完全に固定化される……のであれば良かったのだが、第四世代以降でそのポケモンを進化させた際にはもう片方の特性に変化してしまう可能性があるという嫌な仕様付き。
個体値が良くて特性も使える方でゲットできたポケモンが、進化後に使えない方の特性に変わってしまったという悲劇はXD産ダークポケモンあるある。XD産「てんのめぐみ」トゲピーが「はりきり」トゲキッスになったりとか…


  • 作中内で使用されているコロシアムの減少
本作で使われているコロシアムはパイラコロシアム、ラルガタワーコロシアム、オーレコロシアムの3種だけ。
それぞれレベル20、レベル40、レベル60(※対戦施設かつ『エメラルド』のオープンレベル方式)となっている。
育成・金策の稼ぎ両面で使えるのが実質2ヶ所だけは少なすぎる。

アンダーコロシアムとボトムコロシアムはアンダーが埋め立てられているため、消滅。
フェナススタジアムはフェナスシティに現存しているが、ラルガタワーがフェナスシティの管理施設となった本作では
バトル会場がラルガタワーコロシアムに移行してしまっており全く使われなくなってしまった。

アンダー関連は行けないから仕方ないにせよ、フェナススタジアムはまだバトル会場として使っても良かったのではなかろうか…


  • オーレコロシアムクオリティ
本作のオーレコロシアムはダブルバトル専門の対戦施設だが
第3世代晩年に出された作品なのもあり、ちょっとやそっとのポケモンや腕前では満足に勝ち進めないほど攻略難度が高い。

ラブリナが登場する第1セットは変化技をふんだんに使うポケモンが多いだけで各々のパワー自体はさほどでもないが、ワズルが登場する第2セットが問題。
1回戦がバンギラスの「すなあらし」を主軸とした「すながくれ」による害悪回避パ。2回戦は一撃必殺技が中心の運ゲーパ。
ファイナルのワズルは大爆発パと厄介極まりない戦法を使う奴が目白押し。…第2セットの時点で容赦が無さ過ぎにも程がある。

それに加えて、このオーレコロシアムでは第3世代の対戦施設おなじみのタワークオリティに似た何かが頻発しがち。
敵側の「せんせいのツメ」「ひかりのこな」「のんきのおこう」「きあいのハチマキ」が大変都合のいい場面で発動する事もしばしば。
こいつらのせいで理不尽な運負けも割と起こり得るが、何度負けても諦めず挑む事が肝要である。

■おまけ


バトル山の35番目のトレーナーは、サボネアチリーンを繰り出してくるが、戦闘前に

「わたしと同じ 組み合わせの
 ポケモンを つれている人が
 いるんだって。 見たことある?

と言ってくる。
サボネアとチリーンを使うトレーナーと言えば、アニメAG編中盤辺りで見覚えが…

2026年3月18日、「ニンテンドーゲームキューブ Nintendo Classics」にてアーカイブ配信が開始された。但し既に配信されているSwitchの『FRLG』やポケモンHOMEの連動は出来ない。
このため本作でスナッチ→リライブしたストライクをハッサムにする事は出来ず、バトル山のミュウ専用わざ教え人もSwitch2版では実質上の記念碑*9と化してしまった。
但しその分『FRLG』では出来なかったステートセーブ&ロードが可能になっており、例えスナッチが出来なくても、セーブ→ロードを繰り返せば簡単にスナッチが出来るようになった。
初回クリア後は盤面がシャッフルされ難易度が急上昇するバトルDEビンゴもカンニングが出来るためポケクーポン稼ぎに使いやすくなっている。
なおSwitchの『FRLG』とは異なりニックネームの制限は無い。

追記修正はダーク項目をリライブしつつお願いします。

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最終更新:2026年05月21日 17:09

*1 クレインに何度も会いに行っていた場合はストーリー終盤頃に「今度主人公が研究所へ戻って来た時、渡したい物がある」と直接告げるため、メールによる呼び出しフラグが消失する。クレインからのメールが1通届かなくなるため、拘る人は注意。

*2 前作でも文面が切れたメールを送っていたが、本作ではこのメールを見てから彼に会いに行っても何もくれない。

*3 ダーク・ルギアにまだ良心が残っており抗った結果、誰もいないであろう砂漠へ落とした説もあるが理由は定かではない。

*4 リライブホールの9つのステージの「テンポ」を最大にする

*5 序盤から終盤までリフレッシュを思い出すポケモンは点在しているが、カビゴンやボーマンダ等のようにバランス調整でこの技をあてがわれたのではと思われるポケモンもいる。

*6 ただし、一部のポケモンは技の習得が補完されておらず、デルビル系統の「あまえる」、ルギアの「フェザーダンス」のように習得できないものもある。

*7 サンド(サンドパン)はレベル45(進化後はレベル52)で低威力の「すなじごく」を習得。グライガーは地面技どころか飛行技もレベルアップで覚えてくれない……お前ら、本当に地面タイプか?

*8 シャワーズがレベルアップで覚えられる水技は「みずでっぽう(レベル16)」と「ハイドロポンプ(レベル52)」のみ。前者は威力が低くて火力不足、後者は命中不安な上にPPが少ないため、活用が難しい。

*9 『クリスタル』(VC版)のセレビィや『FRLG』(Switch版)のルギア・ホウオウ・デオキシスと異なり本作単体でもミュウを使えるようにする救済措置が無いため。