ギルガルド

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ギルガルド - (2017/04/11 (火) 20:24:54) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/10/19 (土) 00:19:25
更新日:2024/04/30 Tue 21:58:26
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679 680 681 Fate XY ありがひとし しんかのきせき じゃくてんほけん せいなるつるぎ はがね ほこ×たて やみのいし アルトリア・ペンドラゴン アーサー王 エクスカリバー ガンピ キングシールド ギルガルド ゴースト サザンガルド ショータ シールダー シールド ジャンヌ・ダルク セイバー ダンデ テペン ニダンギル ノーガード バトルスイッチ ヒトツキ フォルムチェンジ ブレード ポケモン ポケモン最終進化形 ポケモン解説項目 ポッ拳 両刀 二刀流 刀剣 右手に盾を左手に剣を 呪われた聖剣 専用技継承者 王剣 矛盾 種族値低下 第六世代 約束された勝利の剣 約束された勝利の剣←むしろ読みゲが約束される 聖剣 要注意ポケ 超火力 超耐久 鋼/ゴースト複合 鬼畜な厳選 魔剣



ポケットモンスターX・Y』から登場したポケモンの一匹



■データ


セントラルカロス図鑑No.119
全国図鑑No.681
分類:おうけんポケモン
英語名:Aegislash
高さ:1.7m
重さ:53.0kg
タマゴグループ:鉱物

タイプ:はがねゴースト
特性:バトルスイッチ(出した技によって姿が変わる。詳しい説明は後述)

HP:60
攻撃:50
防御:150
特攻:50
特防:150
素早:60

  • 種族値(ブレードフォルム)
HP:60
攻撃:150
防御:50
特攻:150
特防:50
素早:60


ヒトツキがLv35でニダンギル、
ニダンギルにやみのいしを使うことで進化


■概要


ヒトツキ系統の最終進化形として登場。

意思を持つ巨大な剣が、大きな盾を装備したような姿をしたポケモン。
歴代の王が連れていたポケモンで、霊力を用いて人やポケモンを操り、従わせる
また、王の素質を見極めることができ、ギルガルドに認められたトレーナーは将来王になるという。
つまりあんなやつこんなやつ、はたまたこんなやつ王の素質を持つ技を持っているから認められるかも。

進化前のヒトツキは命を落とした人やポケモンの魂が剣に乗り移って生まれたポケモン。
柄を握った者の腕に布を巻きつけ、死ぬまで生命エネルギーを吸い取ってしまう
相変わらずゴーストタイプの図鑑説明はおっかないものばかりである。

ニダンギルは、テレパシーで会話しながら複雑な剣術で相手を切り刻む。
繰り出される剣術は、剣の達人でも完全に防いだり、見切ることは不可能。

一般ポケモンでありながら第五世代ではケルディオしか覚えなかった「せいなるつるぎ」を覚える。
剣だけに外見的にも非常にマッチしており、情報が明らかになった際は一時期注目の的になった。
ゲンガーの「きあいだま」の例からも分かる通り、ゴーストと格闘で全タイプに等倍以上のダメージを与えられるため実用性も高い。

ヒトツキ・ニダンギルの色違い刃の部分が赤くなっており、恐ろしくも格好良い出来になっている。
ギルガルドは全体的に黒くなっており、盾と布の模様が黄色、刃の部分も進化前同様赤くなっている。こちらもなかなか良好。

どうでもいい余談だが、剣なのに丸まって突撃(ジャイロボール)したり、頭突きをかましたり(もろはのずつき,アイアンヘッド)する。


■ゲームでのギルガルド


進化前のヒトツキはパルファム宮殿の近くの6番道路の草むらで出会える。
余談だが、パルファム宮殿造営の陰には多くの人やポケモンの犠牲があったと言われており、このポケモンも戦争に倒れた兵士の魂が剣に乗り移ったものなのかもしれない。

サンムーンでは、水曜日にアーカラ島で島スキャンを行うと、アーカラ島はずれにヒトツキが出現。

全ポケモンの中でも数少ない戦闘中にフォルムチェンジする珍しい種類。
普段の姿である『シールドフォルム』は剣の刃を盾に収納しており、2つの手のような布は後ろで腕組みしている。
攻撃技を選択するとバトルスイッチが発動し、盾を手に持つ。この際に『ブレードフォルム』へとフォルムチェンジする。

ギルガルドの専用技キングシールド』を使うとまたシールドフォルムに戻る。
この技の効果は変化技を防げない以外「まもる」と同じだが、なんと直接攻撃してきた相手の攻撃力を2段階下げる効果を備える。
直接攻撃ばかりの技を覚えた物理アタッカーにとってはまさに天敵と言えるだろう。
しかも第七世代からは、無効タイプ(ノーマルかくとうどく)の直接攻撃を受けても攻撃力が2段階ダウンするようになった。

ちなみにフラージェス同様、進化後も「ハートのウロコ」を使えば進化前に覚える技を一通り思い出せるようになっている。
そのため、すぐに進化させてしまっても問題は無い。

スパトレの裏トレーニングではギルガルドバルーンとして登場。
目標点数の半分ほど点数を稼ぐと、いきなり赤く変色し、攻撃が激しくなる。
クリアするとたまに「やみのいし」が手に入る。

トレーナーでは四天王ガンピが切り札として使用。
もちろんキングシールドを使うので、前述の効果を考えると特殊アタッカーで攻めたいところ。


■対戦でのギルガルド


シールドフォルム時の能力はレジスチルダイノーズメレシーディアンシーと同等の防御力、特殊防御力をもつ耐久型。
ブレードフォルム時の能力はグラードンレックウザデオキシス(ノーマル)ゼクロムと同等の攻撃力、一般ポケモンの中では最強を誇っていたシャンデラを上回る特殊攻撃力をもつ攻撃型となっている。

ちなみにバトルスイッチの性質上、先手を取られ、反撃する際、実質的な合計種族値があのアルセウスと同じになるというムチャクチャな能力になる。

はがねタイプだが、XYからゴーストタイプは拘束系の技&特性を無視するので、「じりょく」の影響を受けない。

難点としては、麻痺や眠りで行動不能になった際に攻撃技を選択してもフォルムチェンジしてしまうこと。
無駄にターンを消費するだけでなく、相手に脆い防御面を狙わてしまう。
特に混乱は運悪く自分を攻撃すると自滅しかねない。
一時期、キングシールドに関しては麻痺等で技の発動に失敗すると、フォルムチェンジしないと勘違いされていたが、実際には問題なく変化する。
攻撃を防ぐことは出来ないが、少なくとも紙耐久を無防備に晒すことにはならないので安心しよう。
前述の通り、キングシールドで防げるのは、攻撃技だけなので、変化技の餌食になりやすく、「おにび」を使われると物理型の場合は機能停止してしまう。

…しかしこのような癖のある特徴を持ちながらも、登場以降あのガブリアスファイアローに並んで常に使用率上位に居座っている。

まずその理由の一つに挙げられるのがはがねゴーストという耐性面で恵まれたタイプであろう。
なんと9つもの半減、3つもの無効タイプを持ち非常に堅牢。
一方「はがねタイプに対するゴースト、あく技の等倍化」を受けて弱点は4つと多いが、なんと彼はこの極端な耐性まで味方に付けてしまう。
その原因は新アイテムのじゃくてんほけん
このアイテムは『弱点を突かれると攻撃と特攻が二段階上がる』というハイリスクハイリターンな効果を持つ。
つまり、大半の攻撃を『弱点』か『半減』にするギルガルドの耐性と非常に相性が良いのだ。

半端な威力で弱点を突こうものなら返しで超火力の攻撃に見舞われ、剣の舞いと合わされば先制技の影うちで全抜きもあり得る。
かといって半減ではジリ貧…半減でも弱点でもないタイプは水と電気のみで非常に攻め難い…
また、確かに「はがねタイプに対するゴースト、あく技の等倍化」は耐性の面では悔やまれるものの、思い出して欲しい。コイツはゴーストタイプでもあることを…
そう、コイツ自身もタイプ一致のゴースト技で相手のはがねタイプに対して等倍を取ることできるので止まらなくなっているのだ。
加えてはがね技は新登場のフェアリータイプに対して弱点を突くことができるため、攻撃面で言えばむしろ強化されている。
更に「おにび」に弱いと書いたが、特攻も攻撃と同値であり、一貫性の高い一致『シャドーボール』やピンポイントメタの「めざめるパワー」の存在から特殊型も強力。
むしろ現在では物理型より特殊型が主流になっており、「おにび」での対策は安定しない。

アタッカーにする場合、先手を取ってしまうとブレードフォルムの防御面の脆さを突かれるため、通常は素早さに下降補正をかけた最遅にすることがセオリー。
しかし、逆に素早さに振って「どくどく」、「みがわり」を搭載し「たべのこし」を持たせた所謂「毒みがの耐久型」もある。
優秀な耐性、一貫性の高い一致技のおかげで生き残りやすくダメージ効率も良い上、初見では「弱点保険」警戒もあって弱点を突きづらいなど中々に厄介。
アタッカーとしてのセオリーに反するが、素早さにふれば鬼火搭載した耐久振りの水ロトムを抜かすことができる。
「どくどく」をいれたら「キングシールド」と「みがわり」を繰り返したり「シャドーボール」でダメ押ししているだけで突破できることも。

サブウェポンは物理型では「せいなるつるぎ」以外に対策の「いわなだれ」「もろはのずつき」も覚える。
特殊型では「めざめるパワー(氷)」程度だが、一致技の範囲が広い上にもう1枠が「キングシールド」で埋まるので全く困ることはない。
こだわり系アイテムこだわり系アイテム(ポケモン)を持たせたフルアタ型でも十分に強く、「キングシールド」や耐久型を警戒した相手に大打撃を与えられる。

このように多様な戦法を展開でき、読み違えると痛い目に遭う厄介なポケモンである。

またサザンドラと組む事で全てのタイプに耐性を持つ『サザンガルド』なるコンビが開発される等補完の面でも優秀。
サザンドラに限らずギルガルドの優秀な耐性は多くのポケモンの穴埋めとして機能する。

…とまあ、環境や様々な型を味方につけた結果第6世代のトップメタの仲間入りを果たした。


ただ、勿論どんなポケモンも万能ではない。欠点もしっかり存在する。
ギルガルドは能力の数値こそ高いのだが、技に関しては一致技の最大威力が霊鋼物理特殊問わず80止まりと意外と低め。
その為(タイプを考えない)実質上の火力はマリルリやガブリアスを悠に下回るのである。減らせない時は思ったより減らせない。
故に積み技や「じゃくてんほけん」による火力増強はほぼ必須である。
また、ゴーストタイプにしては「のろい」や「おにび」を習得しない為、前述の耐久重視だとほぼ「どくどく」頼りになってしまう。

ここで問題になるのは相手を倒せなかった時のフォローである。
相手を倒しきれないと、H60 BD50と言う低耐久を晒す羽目になってしまう。こうなると例え等倍ダメージでも結構きつくなる。
「キングシールド」の操作があるが、逆に交代以外では「キングシールド」でしかシールドフォルムに戻せない=キングシールドは補助=ちょうはつに弱いということでもある。最後の1匹でこんなことをされたものなら…。

このように考えると、どのように動かすかを良く考えて戦わせる必要のあるポケモンであると言えるだろう。
とりあえず、初心者お断りである。


■進化前 ニダンギル


セントラルカロス図鑑No.118
全国図鑑No.680
分類:とうけんポケモン
英名:Doublade 高さ:0.8m
重さ:4.5kg
タマゴグループ:鉱物

タイプ:はがね・ゴースト
特性:ノーガード(お互いの技が必中になる。「あなをほる」「そらをとぶ」等を使用している間でも命中する。先頭にすると野生ポケモンの出現率が1.5倍になる)

  • 種族値
HP:59
攻撃:110
防御:150
特攻:45
特防:49
素早:35

テレパシーで互いに意思疎通し、連携して敵を切り刻む双剣。
と言っても、実際に使う技で剣技っぽいのは「れんぞくぎり」「つるぎのまい」程度。

進化前ながら高い攻撃と防御(防御はシールドフォルムのギルガルドと同等)を備え、「しんかのきせき」を活かしやすい。
物理耐久はあのサマヨールを上回り、弱点である一致「じしん」も殆ど確定2発まで耐える。
その圧倒的遅さから、一致技でもある先制技「かげうち」と遅いほど威力が上がる「ジャイロボール」と非常に相性が良い。
他の一致技選択肢としては「シャドークロー」と「アイアンヘッド」。
「ジャイロボール」が「アイアンヘッド」の威力を超えるのは相手の素早さが実数値114以上の場合。

「ジャイロボール」を使う場合、性格は素早さが低下し攻撃が上がる「ゆうかん」か防御が上がる「のんき」がオススメ。
使わないなら、特攻と引き換えに攻撃が上がる「いじっぱり」か防御が上がる「わんぱく」推奨。

サブウェポンとしてはギルガルドにとっても重要な「せいなるつるぎ」の他、「いわなだれ」「れんぞくぎり」等。

特性「ノーガード」は「いわなだれ」「れんぞくぎり」「どくどく」「いばる」の補助として利用可能。
ギルガルドと違って「もろはのずつき」を覚えないのが残念な所。
これらの技を使わない場合、「おにび」「さいみんじゅつ」「ぜったいれいど」等を確実に食らう弱点にしかならないのが痛い。
そのため、これらの対策として「みがわり」が役立つことが多い。

特防はどうあがいても紙なので、「みがわり」が残っていなければ「かげうち」で落とせない特殊アタッカーからは大人しく逃げよう。
無論、物理アタッカーが相手でも役割破壊の「だいもんじ」には要注意。


■アニメでのギルガルド一族


XY編の最初のOP「V-ボルト-」に進化前のヒトツキがゴロンダと共に登場。
ピカチュウのでんこうせっかを喰らい、吹っ飛んで行った。

劇場版「破壊の繭とディアンシー」では、アルガス・スティールのパートナーとして登場。
戦闘は行わず、飛行要因として扱われていた。

XY・Z編ではサトシのライバル、ショータの手持ちとしてヒトツキが登場。現在はギルガルドまで進化している。


追記・修正はフォルムチェンジしてからお願いします。

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