鳥銃士カステル

登録日:2014/05/06 11:53:00
更新日:2021/04/01 Thu 09:43:44
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「鳥銃士カステル」とは遊戯王オフィシャルカードゲームに登場したエクシーズモンスター

第9期最初のパック「ザ・デュエリスト・アドベント」で登場した。


鳥銃士カステル
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1500
レベル4モンスター×2
「鳥銃士カステル」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードのX素材を2つ取り除き、
このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。


【概要】

エクシーズモンスターのランク4、これは激戦区中の激戦区と言われている。
ただでさえ他のレベル帯以上に並びやすく構築の幅も広い。
アニメ遊戯王ZEXALにおいてもかなりのキャラクターがランク4軸を中心に据えて戦っていた。

特に「LEGACY OF THE VALIANT」で登場した「No.101 S・H・Ark Knight」や「励輝士 ヴェルズビュート」の上げた汎用ランク4のハードルは非常に高く、
これらのカードの登場により、「交響魔人マエストローク」など、今まで一戦級だったカードすら、
カテゴリのシナジーを活かすなどの独自の運用を強いられることになってしまった。

逆に言えば、こいつらの隙間を埋めるカードこそ重要と言う差別化点こそが汎用ランク4の生き残る道にもなった。
次のパックである「PRIMAL ORIGIN」では対処が難しい墓地除外の「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」や
インゼク」「炎星」絶対殺すマンと化した「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」など
隙間産業のようなカードが続々と登場した。

更に遊戯王ARC-Vに時代が進み、第9期に突入。
最初のパックである「ザ・デュエリスト・アドベント」の内容はペンデュラム召喚軸のアニメプッシュなのではないかと言われたが
実際のところは【シャドール】や【テラナイト】や【竜星】の様な新規テーマの他、【電池メン】【光天使】などの既存のテーマ強化。
そして本題のカステルの様な汎用枠の純粋な超強化であった。


では前置きが長くなったが本題のカステルの話に移ろう。
まず種族・属性・ステータスについて。

風属性鳥獣という、鳥獣族としてはかなりオーソドックスなタイプの組み合わせに仕上がったこのカード。
【ハーピィ・レディ】等とは完全にかみ合う他【BF】【ガスタ】などとも「ゴッドバード・アタック」を共有できる点で相性が良い。
珍しい汎用ランク4で鳥獣族なので「召喚僧サモンプリースト」や「フォトン・スラッシャー」などを噛ませても召喚できる点で
縛りのある「零鳥獣シルフィーネ」や「電光千鳥」より使いやすい場面も多かったりする。

攻撃力は2000はやや頼りなく、下級モンスターには負けない程度。
守備力もちょっと頼りない数値であるが、リクルーターなどに戦闘破壊されないくらいはある。


そして肝心の効果概要について。

(1)の効果は「X素材ひとつと引き換えの裏守備指定に表示形式を変更」する効果。
これだけを狙うなら破壊耐性を持ち素材指定が全く同じの「マエストローク」でも充分なことも多い。

また、カステルは攻撃力が「マエストローク」より高いとはいえ、高攻撃力対策なら「Ark Knight」で吸った方が強力。

一応、「Ark Knight」と違って通常召喚されたモンスターにも対応し、自分のモンスターも裏側守備表示にすることができるので「マエストローク」とも差別化できている。

(2)の効果、「X素材を2つ使い表側表示のカードをデッキバウンス」する効果。

威力を考えればこの効果が本命。
Ark Knight」ではランクアップするまで全く対処が出来なかった表側守備表示のモンスターに対しても問題なく除去可能。

また、モンスター以外のカードを対象にとれるのも強力。
デッキバウンスなので、墓地利用と比べると再利用されにくい。
そんなカードがどんなデッキでもランク4さえ出せるなら決められる。

こんな(2)の効果により「Ark Knight」「ヴェルズビュート」の上げたハードルを軽々と超えた高性能エクシーズとして認知されるようになった。

まず特に守備表示のモンスターをも狩れると言う点が非常に大きい。
ベエルゼ」など守備表示で出てくるとうっとうしいモンスターもこいつの前には無力。

「デッキに戻す」仕様上、「暗黒界の龍神グラファ」などの過労死系のモンスターの再利用すら許さないと言う点で大きいアドバンテージを得られる。
実質2000のダイレクトを決めれる場面も多いのでフィニッシャーに最適と言えるだろう。

また「フィールドで表側のカード」を対象に出来るのでフィールド魔法に頼るデッキにも絶大な効果を発揮する。
【Sin墓守】なんかは完全にカモ、デッキバウンスの的として巻き込まれてしまいかねない。
厄介な耐性を持つ「トゥーン・キングダム」も構わずデッキに送り返す。

「安全地帯」の方を戻せる関係上、「安地」+「キー・ビートル」などの布陣を崩せる優秀なカードでもある。

……ん?効果使った後はただのバニラエクシーズ?だったらRUM使えば良いだろう!!


とまあ、非常に優秀な除去能力のおかげで多くのランク4の居場所を奪ってしまった。
とは言えデッキバウンスはエクストラに戻してしまうと再利用されかねず、第二の効果も1発屋。
そもそもこいつは耐性が無いので相手の妨害札に弱い弱点も目立つカードなので

  • 破壊耐性を持ち「場を離れたときに発動する」効果すら発動を許さない七皇剣対応で進化先が更に強い「Ark Knight
  • ダムドの条件にもなり様子見にも使いやすい「マエストローク
  • 壁を再利用させない除去に、バーンと壁に対して滅法強いブラックコーン号
  • 機皇帝】【スクラップ】などと相性の良いセットを割れる「恐牙狼ダイヤウルフ」
  • 癖が強いが強烈なリセッターの「ヴェルズビュート
  • エクストラの枠を消費するが、カードの発動を許さない5000打点で殴れる「ホープ」+「ライトニング

と、いくつか存在する似た役割のカードとプレイヤーの癖や嗜好に合わせて使い分けるカードが新たに生まれたとみるべきだろう。
…大変!スカイ・ペガサスが息してないの!


登場した当初からランク4デッキを中心に活躍してたカステルだが、
新マスタールールの導入に伴うEXデッキからの召喚制限によりやや使いづらくなった。
EXモンスターゾーンを埋めてしまうと後続を出せなくなってしまうので、出すタイミングに気を付ける必要がある。

まあ、素材を消費してしまえばバニラ同然なのでリンク召喚などの素材にしてしまえば問題はない。


【余談】

実は、「幻銃士」以来となる「銃士」カードの1枚である。
だからどうしたと言われると凄く返答に困るが、「幻銃士」のバーン効果に影響することはあるかもしれない。

アニメARC-Vではエクシーズ次元のモブが使用していた。
銃口からはクラッカーのようなものを出していた。

OCGでの強さから、なんでカステルがいたのに侵略されたんだ?
……などと思った視聴者もいたとか。





お願い、死なないでスカイ・ペガサス!
あんたが今ここでカステルに枠を取られて倒れたら、マッハやバリアンの面白き盾との約束はどうなっちゃうの?
エクストラ枠はまだ1枚残ってる、ここで耐えれば、カステルに勝てるんだから!

次回「スカイ・ペガサス、(カステルにより)死す」。
追記・修正スタンバイ!


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最終更新:2021年04月01日 09:43