アットウィキロゴ

あまのじゃく(ポケモン)

登録日:2020/06/06 Sat 19:31:40
更新日:2026/09/03 Thu 12:17:14
所要時間:約 5 分で読めます





能力の 変化が 逆転して
上がるときに 下がり 下がるときに 上がる。



あまのじゃく とは『ポケットモンスター』シリーズに登場する特性の一つ。




◆ひねくれた概要



説明から見て分かる通り、『自身が受けたランク補正を逆転させる』というなんとも天の邪鬼な効果。


いかく』をされれば「威嚇だぁ?なんだてめぇこのやろう」とキレてこうげきをあげ、
「なきごえ」で甘えられれば「てめえなんぞ可愛くもねえぞこのやろう」とこうげきをあげ、
逆に「いばる」をされると「うわー引くわー」とこうげきが2段階も下げる(こんらんはするが)。


自分の技や道具でも特性の対象であるため、性質上積み技ドーピングアイテムとは相性が悪い。
『プラスパワー』はもれなくこうげき2段階低下のマイナスパワーになるし、「とぐろをまく」と巻けば巻くほど絡まって攻撃・防御・命中率が下がる。
じゃくてんほけん』や「はらだいこ」との相性はもちろん最悪である。

また『ソード・シールド』での新要素「ダイマックス」とも相性がいいとはいい難く、
ダイスチル」や「ダイジェット」などの自分の能力を上げるダイマックスわざを使うと逆に弱体化していく。ダイマックス含めての運用を考えるなら技の採用に一層悩まされる羽目になる。
ただし、なぜかZワザによる能力変化は例外的に逆転しない。


いっぽうで反動で能力ダウンするかわりに威力の高いわざを撃ちまくると、むしろ反動で能力がぐんぐんあがる。
この性質上、「素のこうげき・とくこうが低いポケモン」が積みアタッカーとして活躍できる特性でもある。
なお、『あまのじゃく』+「ばかぢから(威力120・命中100の代わりにAB1段階低下)」の組み合わせは、
ビルドアップ」と同じことを殴りながらしているので『筋トレ』というコンボ名で呼ばれる。
なんで催眠術使いの烏賊美しい蘭がそろってリングフィットアドベンチャーしてるんだろう……。

スカーレット・バイオレット』ではDLC第2弾『藍の円盤』から登場したステラタイプテラスタルが登場し、その状態で「テラバースト」を放つと本来なら攻撃、特攻が1段階下がるハズが逆に1段階上がるということに。
テラレイドバトルではステラタイプの「テラバースト」は常に効果抜群をとれるため、自身を強化しつつ高ダメージを狙っていける(仕様上テラスタルするためにまず3回攻撃を当てなければいけないのがネックだが…)。


ちなみに効果が発揮される際にメッセージの類は何一つなく、単純にアップ・ダウンが逆に処理されるだけとなる。
特性を知らない人からすればバグと勘違いする可能性も



◆所有ポケモン


初登場時の第五世代から基本は隠れ特性であり、通常特性としての所持者は第九世代現在でもマーイーカ系統のみ。
入手方法もひねくれているうえ、実際の戦法もひねくれがち。


ツボツボ(隠れ特性)

BD230とかいう圧倒的硬さを「からをやぶる」で更にぐんぐん上げていくという訳の分からない戦法が可能となる。脱皮したらむしろ硬くなるのは生物としては不思議ではないが。
さすがツボツボだ!なんともないぜ!

「からをやぶる」はACS2段階上昇とBD1段階下降というインフレ積み技として有名だが、
ツボツボの場合は「コスモパワー(BD1段階上昇)」相当と意外と普通な積み技になる。
逆に攻撃面は下がるわけだが、ツボツボの場合AC10S5という「鈍足低火力」の極みであるため、全く気にならない。
さすがツボツボだ!なんともないぜ!

それどころかその状態で「パワーシェア」を使うことで相手のアタッカーを機能不全にすることさえ可能。
さすがツボツボだ!なんともないぜ!

…にしてもここまでひねくれた「からをやぶる」の使い方があっただろうか?



パッチール(隠れ特性)

『あまのじゃく』+「ばかぢから」が実現できるものの、AB60に「ばかぢから」を撃たせたところでだからどうした感が強い。
そもそも肝心の「ばかぢから」を教え技等で習得できず、何故かPDWで手に入った個体限定のため現在では実用化が難しい。

かつては『あまのじゃく』を「スキルスワップ」できるという唯一無二の個性があったものの、パッチールが現状出られない『スカーレット・バイオレット』ではカラマネロが「スキルスワップ」を習得してしまったせいでそれすらも奪われてしまうことに…

ねこのて」で「Vジェネレート」などを撃たせるロマン型もあるにはあるが……

一時期ではあるが第六世代で「スキルスワップ」でウインディの『いかく』を再発動しつつウインディの特性を『あまのじゃく』にして
オーバーヒート」のデメリットを消去する戦法が使われたことはある。


ジャローダ(隠れ特性)

御三家には珍しく、すばやさが高く耐久性能も一定水準以上あるが、火力は最底辺で搦手前提というアタッカーとはかけ離れた存在であったが、
『あまのじゃく』解禁後は「やどりぎのタネ」+「みがわり」や「ひかりのかべ」に「へびにらみ」など面倒くさい戦法に加えて
『あまのじゃく』+「リーフストームというウェポンを手に入れてしまった。

ジャローダが素でアタッカーを務めようとすると「とぐろをまく」必要があったが、その枠が空くので
ちょうはつ」対策がてら「リーフストーム」を持っておき、他は妨害に特化するという事もできる。
さかさバトルではくさ技の通りがよくなるため一層の脅威と化す。

そして第九世代ではステラタイプで放つ「テラバースト」の仕様がすべて追い風になり、技の性質と『あまのじゃく』による反動の逆転で攻めるときのタイプ相性の不利を踏み倒しうる可能性を得た。


カラマネロ(第一特性)

設定上は最強の催眠術使いで「さいみんじゅつ」や「ひっくりかえす」、「トリックルーム」など変化技のデパートたるカラマネロであるのだが、
実際に存在したのは「いかく?キンシ?ありがとうございます!」とばかりに嬉々としてこうげきを上げ、「ばかぢから」でビルドアップしまくったあとに「つじぎり」や「サイコカッター」、「アクアブレイク*1」などで殴ってくる脳筋であった。
ポケモン図鑑の説明文から感じられる策士の要素は見当たらない。どこらへんに頭脳要素あるんだこいつ。

一応「バトンタッチ」を覚えるので、上がった能力を引き継いでエースを降臨させる頭脳(?)プレイも可能。
さらに『スカーレット・バイオレット』では「スキルスワップ」を習得。レジギガスに『あまのじゃく』を渡して「ばかぢから」を連打するといったロマンを狙ってみるのも手。え?SVではレジギガスは「ばかぢから」を覚えないだと…!?

なおフルアタッカー型に必然的になりやすいが、フルアタを愛好する論者からは認められにくい。
というのも論者はサイクル戦を勝ち抜くためにフルアタになっているのであり、そういう点で行くと耐久性能が素でないうえに あくエスパー複合というタイプ受けのしにくいカラマネロ評は
「半減以下がエスパーのみで素の耐久もないゴミですなwww後出しで狩れる役割対象が見当たりませんぞwww」となりがちである。

実際「ばかぢから」を打てなきゃ攻撃面も耐久面も(そこそこはあるのだが)はじまらず、また居座り続ける必要もあるため、実は非常に場面を選ぶ玄人好みのポケモン。脳筋なのに…
天敵ミミッキュの専用Zワザ「ぽかぼかフレンドタイム」は先に「ばかぢから」で2回ぼうぎょを上げてれば防げるが、「ばかぢから」を打つ前に交代でミミッキュを投げられれば死ぬ。というかその前にノーダメでいつづけられるのだろうか?
さいみんじゅつ」などで相手をうまく止める工夫をしつつ「ばかぢから」でビルドアップしていきたい。

なおマックスレイドバトルではバリアが破られるごとに固くなるという特性から後半にかけて辛くなる。

メガカラマネロ(メガシンカ特性)

Pokémon LEGENDS Z-A』でメガシンカを果たしたカラマネロだったが、『Pokémon Champions』で判明した特性は通常特性と同様の『あまのじゃく』。

ただし種族値の伸び方が特攻、特防偏重で攻撃の伸びは僅かであり、「ばかぢから」以外の技も駆使する必要がある非常にひねくれたメガシンカとなっている。


ラランテス(隠れ特性)

『もっとも華やかなくさタイプ』という異名を持つラランテスだが、『US・UM』の教え技で「ばかぢから」を習得したため、
カラマネロに負けず劣らず違和感だらけの筋トレ勢と化す。華やかに擬態する筋トレ。

どくづき」「ダブルチョップ*2」「はたきおとす」などを覚えつつ、「リーフストーム」で両刀にすることもできる。
(もっとも、基本的には物理特殊どちらか1本に絞るのが主流ではあるが)
いずれにせよ、「ソーラーブレード」は犠牲になったのだ……。
まず『あまのじゃく』の時点で溜め技よりも反動能力ダウンわざのほうが嬉しいし。

一時期は没収されていたがめでたく返還されているので、第九世代でも安心して筋トレしよう。
ジャローダと比べると耐久力や素早さに劣るものの、攻撃力は上で「ばかぢから」も使える点は勝る。
特に第九世代では、当初ジャローダが入国できなかったことも幸いし、『あまのじゃく』+「リーフストーム」のコンボテラレイドバトルで強烈に刺さり、最強のピカチュウ戦をはじめ、多くのくさ弱点のポケモン討伐に起用された。ジャローダが入国してからはお察しください・・・。


ラブトロス(けしんフォルム)(隠れ特性)

準伝説唯一の『あまのじゃく』所有者。
化身フォルムの隠れ特性に持っている。霊獣フォルムになると特性は『ぼうじん』に変化するので注意。

A115からの『あまのじゃく』+「ばかぢから」こそ使えるものの、耐久がかなり心許ないため活躍は難しかった。ステラテラスタルが来るまでは。

攻撃後にAとCが下がるステラテラス「テラバースト」と『あまのじゃく』は非常に相性がよく、ラブトロスの場合は今まで活かせなかったC135も存分に発揮できる。
C135という数値は言うまでもなく『あまのじゃく』所有ポケモンの中で最高値であり、そこから更にどんどん強化されていくため恐ろしい破壊力を発揮する。
そんなこんなでついたあだ名はステラおばさん
ドレインキッス」も覚えるため、テラレイドバトルでの適正も高いはず・・・。


メガムクホーク(メガシンカ特性)

『Z-A』のDLC『M次元ラッシュ』でメガシンカを果たしたムクホーク。
タイプが ノーマルひこう から かくとうひこう に変化するなどサブウェポンとしてよく用いられていた「インファイト」を意識したかのような変化を遂げていたが、『Champions』で与えられた特性はまさかの『あまのじゃく』。

攻撃面の伸びはやや控えめで『あまのじゃく』の恩恵を受けられる技こそ他にないものの、タイプ一致の「インファイト」を放ちながら実質「コスモパワー」を積むというインファイト」特化のアタッカーとなった。
おまけにメガシンカ前の『いかく』や「はねやすめ」も組み合わさることで、その耐久性能はかなりのものに。



◆余談


  • このひねくれた特性はガラル地方ジムリーダーであるポプラの場外戦術に対して一切通用しない。
    クイズに正解すれば『あまのじゃく』でも能力が上がり、不正解ならば『あまのじゃく』でも能力が下がる。さすがはひねくれた婆さんである。





項目の 追記が 逆転して
書き足したときに 記述が減り 消したときに 記述が増える

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年09月03日 12:17

*1 第八世代にて習得。

*2 第八世代では没収。