ダイジェット(ポケモン)

登録日:2020/08/14 Fri 04:29:11
更新日:2020/09/19 Sat 13:18:46
所要時間:約 4 分で読めます




ダイジェットとは「ポケットモンスター ソード・シールド」から登場したダイマックスわざの一つである。

■データ


元になるタイプ:ひこう
威力・分類・PP:不定*1
命中率:必中
接触or非接触:非接触
範囲:単体
効果:味方全体のすばやさが1段階上がる。


■概要


ひこうタイプの攻撃技を元にしたダイマックスわざ。
ダイマックスが使える戦闘であれば、ひこうタイプの技を覚えたすべてのポケモンが使用することができる。*2

攻撃演出は、巨大な竜巻を発生させ相手を巻き込むというダイマックスわざらしいド派手なもの。
どう見ても「ぼうふう」や「かぜおこし」のような特殊技にしか見えないが、物理技か特殊技かの判定は元になった技のものを受け継ぐ。

ダイマックスわざの仕様は前作サン・ムーンで登場したZワザと同様にひこうタイプのわざと相性が良く、
発動までに2ターン必要な「そらをとぶ」「とびはねる」を溜め無しで発動したり、「ぼうふう」の命中不安を解消したりと癖の強い技を使いやすくすることができる。
特に前者2つは、相手のダイマックスわざを躱しつつダイマックスターンを1ターン消費させられるという利点もあるため、前作以上に対戦で採用されるようになった。


追加効果は攻撃するたびに味方全体の素早さが1段階上がるという非常に強力なもの。ポケモンバトルにおいての素早さの重要性はもはや語るまでもないだろう。
しかもダイジェットは、火力を上昇させる効果を持つダイナックルダイアシッドとは違いダイマックスわざの威力が低くならない*3
つまりひこう技を持つポケモンがダイマックスすれば高火力の必中技で殴りつつ、素早さを上げて先手を取りやすくすることができるのだ。
ダブルバトルでは、今作では行動順がそのターン中の素早さ変動の影響を受けるため、ダイマックスしていない方の行動順をそのターンから早めることもできる。

ダイマックスとの相性がいい「じゃくてんほけん」を持たせて更に火力を強化すれば3タテすることも不可能ではない。
ひこうタイプの弱点のつかれやすさがこんなところで役に立つとは…


この高性能さから剣盾の対戦環境ではダイジェットが吹き荒れることとなり、タイプ一致ダイジェットを打てるというだけでひこうタイプが評価される傾向にある。
逆にひこうタイプが弱点のくさむしかくとうタイプのポケモンにとってはかなり苦しい時代となった。2世代前のこと全然反省してねぇな。
まあゴリランダーが頑張っているだけまだマシか。そのゴリラもアクロバットを元にしたダイジェットを撃ってくるがな!

一方でバランス調整のために、前作までひこうタイプの攻撃技が使えたポケモンから「つばめがえし」「つつく」が没収されていたりもする。後者はマンムーのみだが。

ストーリー本編では、チャンピオンダンデリザードンがエアスラッシュを習得しているため、ダイジェットを繰り出してくることがある。
これ自体がタイプ一致の高火力技である上、素早さが上がって常に先手を取られるようになるとリザードンの迫撃を何度も耐えなければならなくなる。下手をすると専用技のキョダイゴクエンを連発されるより苦しい戦いを強いられることも。

キョダイマックス個体のアーマーガアがひこう技を繰り出すと、ダイジェットの代わりにキョダイフウゲキが発動する。
効果はすばやさアップからきりばらい効果に差し代わる。
剣盾環境はダイマックス技を含め撒き技の使用率が増えたため、この技も十分な効力を発揮しうるのだが、アーマーガアが素早さ60族ということも考慮すればやはりすばやさアップのほうが断然魅力的のため、アーマーガアについてはキョダイマックス個体よりも通常個体を動員されるケースが多い。そういうとこだぞホップ


■主な使い手


前述した「じゃくてんほけん」や新たに習得した「わるだくみ」で火力を増強し、低めの素早さをダイジェットで補う戦術が非常に強力で環境トップメタに君臨している。揉め事の起こる場所には決して現れないんじゃないのか。
元になるひこう技は「エアスラッシュ」。ダイマックスが切れた後もおなじみの『てんのめぐみ』によるひるみゲーで相手に何もさせず完封することもザラ。

特性『じしんかじょう』により相手を倒して攻撃を、ダイジェットにより素早さを上げることで攻撃しながら疑似的な「りゅうのまい」を積むことが可能。
元になるひこう技は「とびはねる」。
みず技と比べると元々まともなひこうの物理技を覚えず、常に火力不足に悩まされていたギャラドスにとってはターン限定とはいえ待望の大火力技を得た事で大躍進を遂げ、今作は全シーズン通して常に高い使用率を誇っている。

「ダイバーン」での晴れからの特性『サンパワー』付きの大火力、もしくは「キョダイゴクエン」でのスリップダメージからの追い打ちにダイジェットを使う戦法が強力。
元になるひこう技は「ぼうふう」もしくは「エアスラッシュ」。特にぼうふうは特殊最高火力のダイジェットを放つことができる。

隠れ特性『リベロ』の解禁によりタイプ一致ダイジェットを打てるようになったほのおタイプ御三家
元々の素早さ種族値が119と非常に高く、一回ダイジェットするだけでほとんどのポケモンの素早さを上回ることができる。
ひこうタイプになることにより本来の弱点であるじめん技を無効化するトリッキーなプレイングも。
元になるひこう技は「とびはねる」がメジャー。

ダイジェットで素早さを上げて「でんげきくちばし」の先攻時威力2倍効果を発動しやすくする。
特性『はりきり』とダイマックスとの相性は抜群で、超高威力の必中技を打ちながら自身を強化することが可能。
元になるひこう技は『はりきり』の命中不安をカバーできる「つばめがえし」あたりか。
ただし、一度積んだだけでは最速調整にしてもドラパルトを抜けない事が欠点。

ギャラドスと並ぶほどの高い攻撃力をもち、タイプ一致でダイジェットを撃てる。
さらに今作で、既存の「ばかぢから」より使い勝手のいい格闘技である「インファイト」を手に入れ、ダイナックルで火力補強もできるため、ダイマックスエースポケモンとして大きく出世した。
加えて隠れ特性である『まけんき』は、『いかく』や能力低下を起こすダイマックス技などに非常に強く、ダイジェットを撃って素早さを上げたあとにまけんきが発動すればそのまま全抜きできてしまうほど凶悪なものとなっている。
マックスレイドバトルにおいて、まけんきのウォーグルのバリアを割った結果、攻撃力が爆上がりして痛い目を見た人も多いのではなかろうか。
補助技においても、「おいかぜ」や「ビルドアップ」など自分の強化や仲間へのサポートもこなせる優秀なものがそろってる上、ダイマックス時にはダイウォールとして活用できるのも強み。
攻撃面では腐りがちであるが、防御面においては複合のノーマルタイプが現環境で猛威を奮っているミミッキュドラパルトなど、ゴーストタイプの攻撃を無効にできるのも長所となった。
ちなみに進化前のワシボンは夢特性に「はりきり」を持っており、何気にダイジェットを最高火力で放てるという特徴がある。


追記・修正はダイジェットで素早さを3段階上げてからお願いします。

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最終更新:2020年09月19日 13:18