登録日:2018/02/28(水)00:27:58
更新日:2019/12/05 Thu 15:27:13
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■データ
タイプ:
エスパー
分類:変化
威力:-
命中率:100→-(第四世代以降)
PP:10
範囲:単体
接触:×
効果:自分と相手の
特性を入れ替える。
■習得方法
■概要
特性システムが登場した当時から存在する技。
特性を入れ替える対象は対戦相手のみならず
ダブルバトル等での味方も選択できる。
何気に世代によって仕様の変更が多い技だったりする。
第三世代では命中率100ではあるものの、命中率の低下や回避率の上昇等で失敗する可能性があった。
第四世代以降は命中率・回避率による判定が行われなくなっている。
第四世代以前は「いかく」や「プレッシャー」等、場に出た時に発動する特性は交換しても発動しなかった。
第五世代以降は交換した直後に効果が発動するようになっている。
第五世代までは「そらをとぶ」「あなをほる」で姿を消した相手にも有効だった。また、自分と相手が同じ特性の場合は失敗した。
第六世代からは上述通り姿を消されると失敗する。自分と相手が同じ特性でも成功する。
また以下の特性を自分または相手が持っている場合、スキルスワップが無効になる。
以下にスキルスワップの主な活用法を紹介する。
■自分の弱い(微妙な)特性と対戦相手の強力(マシ)な特性を入れ替える。
この用途での主な使い手は以下の通り。
- スターミー(特:はっこう/しぜんかいふく 隠:アナライズ)
- エルレイド(特:ふくつのこころ 隠:せいぎのこころ メガ:せいしんりょく)
- ココロモリ(特:てんねん/ぶきよう 隠:たんじゅん)
- タブンネ(特:いやしのこころ/さいせいりょく 隠:ぶきよう メガ:いやしのこころ)
ココロモリやタブンネは特性「ぶきよう」を押し付けることで相手の持ち物を封じられる。
またスターミーやメガエルレイド、メガタブンネは自分の貧弱な特性を押し付けつつ相手の強特性を奪える。
種族値の強化や
複合タイプ獲得等のメリットはあるため、特性目当て以外でメガシンカすることもあり得る。
タブンネは一致
ノーマル技を自然に採用できるため、「○○スキン」系の特性を奪えると面白いかもしれない。
ただ、言うまでもなく受け取る特性については完全に相手依存なので不安定。
また「ぶきよう」押し付け戦法もメガシンカ型等が相手だと無意味なので注意。
■特定の相手への対策
主に耐久型のポケモンを運用する際、相手のアタッカーを弱体化させることを目的とする。
「○○スキン」「ヨガパワー」「かたいツメ」等火力を強化する特性は数多く存在する。
特に第六世代では
メガガルーラや
マリルリを安定して受けるために
クレセリアが搭載していた。
「スキルスワップ」持ちで耐久力の高いポケモンとしては以下のようなものがいる。
デスカーンは特性「ミイラ」の存在から「スキルスワップ」の重要性は低いか。
- ヤドラン(H95/B110/D80 特:どんかん/マイペース 隠:さいせいりょく)
- メガヤドラン(H95/B180/D80 特:シェルアーマー)
- ヤドキング(H95/B80/D110 特:どんかん/マイペース 隠:さいせいりょく)
- ムウマ(H60/B60/D85 特:ふゆう) ※耐久無振り「しんかのきせき」持ちでB100/D137相当
- ネンドール(H50/B105/D120 特:ふゆう)
- サマヨール(H40/B130/D130 特:プレッシャー 隠:おみとおし) ※上記の条件でB205/D205相当
- ドータクン(H67/B116/D116 特:ふゆう/たいねつ 隠:ヘヴィメタル)
- ユクシー(H75/B130/D130 特:ふゆう)
- クレセリア(H120/B120/D130 特:ふゆう)
- デスカーン(H58/B145/D105 特:ミイラ)
- ゴチルゼル(H70/B95/D110 特:おみとおし/かちき 隠:かげふみ)
- パンプジン(H65or75or85/B122/D75 特:ものひろい/おみとおし 隠:ふみん)
■味方の有用な特性を貰う
選択肢が無数にあるため、一見強力そうに見える。
しかし、火力強化や「いたずらごころ」等能動型の特性は活かせるのが次のターン以降になるのが難点。
この場合は自分の特性を味方に渡し、受け取った味方が即それを活用する下記の戦法の方が効率が良い。
ただ味方の「いかく」を獲得することで2回目のいかくを発動し、相手全体の攻撃を連続で下げる戦法はなかなか有用。
いかくとスキルスワップを両立できるのは
オドシシしかいないが、この場合は味方がいかくの特性さえ持っていれば良い。
ボーマンダや
ギャラドス等、コンボを意識せずとも強力なポケモンと組むことも可能。
オドシシがこれらのポケモンに対してスキルスワップを使えば一度に2段階相手の攻撃を下げることもできる。
また「ふゆう」「ちょすい」「たいねつ」等の耐性を付与する特性を貰い、自分の弱点をカバーする手もある。
弱点が多すぎて1つ無効化しただけでは追いつかないポケモンも多そうだが。
ミノマダム(
すなちのミノ)は唯一スキルスワップと
一撃必殺技を両立でき、味方の「ノーガード」を貰ってから「じわれ」を撃てる。
しかし足の遅さや無効化されやすいことから
フリーザーの「こころのめ」+「ぜったいれいど」よりも決めるのが難しいかもしれない。
■自分の有用な特性を味方に渡す
以下は主な候補者。
上記で触れたオドシシのいかく譲渡が強力。
モルフォンの「いろめがね」譲渡が
GSルールで
カイオーガの補助として注目されたことも。
メレシーは
ヌケニンとの組み合わせも有名。
詳細はヌケニンの項目を参照。
また、以下のポケモン達は特性「トレース」で敵から奪った特性を味方に渡すこともできる。
- フーディン(特:シンクロ/せいしんりょく 隠:マジックガード メガ:トレース)
- サーナイト(特:シンクロ/トレース 隠:テレパシー メガ:フェアリースキン)
■味方のデメリット特性を肩代わりする
特性が足を引っ張るが、
種族値等何らかの見所がある味方を救済する戦法。
主な救済対象は以下の通り。
残念ながらフォルムチェンジ特性持ちの
ヨワシは対象外である。
- ケッキング(H150/A160/B100/C95/D65/S100 特:なまけ)
- レジギガス(H110/A160/B110/C80/D110/S100 特:スロースタート)
- アーケオス(H75/A140/B65/C112/D65/S110 特:よわき)
- グソクムシャ(H75/A125/B140/C60/D90/S40 特:ききかいひ)
補助特化型や鈍足耐久型なら「よわき」や「スロースタート」を引き受けるデメリットを無視できる。
また、デメリット特性を引き受けたポケモンをメガシンカさせることで、その特性を消滅させられる。
スキルスワップ習得とメガシンカを両立できるポケモンは以下の通り。
怯みやいかく耐性等、ダブルと相性の良い特性を持つものも存在する。
上述のトレース持ち2体もここに含まれる。
- フーディン(特:シンクロ/せいしんりょく 隠:マジックガード メガ:トレース)
- ヤドラン(特:どんかん/マイペース 隠:さいせいりょく メガ:シェルアーマー)
- ゲンガー(特:のろわれボディ メガ:かげふみ)
- サーナイト(特:シンクロ/トレース 隠:テレパシー メガ:フェアリースキン)
- ジュペッタ(特:ふみん/おみとおし 隠:のろわれボディ メガ:いたずらごころ)
- ミミロップ(特:メロメロボディ/ぶきよう 隠:じゅうなん メガ:きもったま)
- エルレイド(特:ふくつのこころ 隠:せいぎのこころ メガ:せいしんりょく)
- タブンネ(特:いやしのこころ/さいせいりょく 隠:ぶきよう メガ:いやしのこころ)
- ミュウツー(特:プレッシャー メガX:ふくつのこころ メガY:ふみん) ※禁止級
- ディアンシー(特:クリアボディ メガ:マジックミラー) ※禁止級
ただ警戒されやすい上、ケッキングへの「ねこだまし」や「まもる」等を覚えないレジギガスへの集中砲火等、危険要素も多い。
また高火力を求めるなら「
キーのみ」持ちに「
いばる」を使うという方法もあるため、道具枠を消費しない点が差別化の鍵になるか。
■ポケモン捕獲時の活用法
ここまではバトルでの活用について述べてきたが、本編で野生のポケモンを捕獲する際にも役立つ場合がある。
覚えている技のPPが少なく、しばらくするとPP切れを起こして「
わるあがき」を行い、攻撃の反動で自滅してしまうポケモンが居る。
こうしたポケモンに対し、「トリック」でPPを回復する「ヒメリのみ」を渡し、さらに使用したきのみを再生させる特性「しゅうかく」をスキルスワップで渡す事で、永久的にPPを回復させPP切れを防ぐことができる。
しゅうかく&スキルスワップの両立は
タマタマ系・
ボクレー系が可能。
これが必要になる代表的なポケモンは
ダンバル。
自力で覚える技が「とっしん(PP20)」しかなく、しかも被捕獲度が伝説のポケモン並に低いため、捕まる前にわるあがきを始めて自滅してしまう事が多い。
特に第七世代の
仲間呼びで色違いを狙う場合は、この対策がほぼ必須といえる。
なお「とっしん」も反動技ではあるが、ノーマル技なのでゴーストタイプのポケモンを出しておけばダメージも反動も発生しない。
特性「マジックガード」を渡すことで、「とっしん」等の攻撃の反動を受ける技で自滅してしまうのを防止する。
「とっしん」系は
ゴーストタイプを出して無効化してもよいのだが、攻撃を外すと反動が生じる「とびげり」等はこの方法でないと防げない。
なお「しめりけ」を渡せば「
じばく」「だいばくはつ」を阻止できそうなのだが、第七世代現在「しめりけ」と「スキルスワップ」を両立できるポケモンは存在しないため不可能である。
これらを阻止したければ「じばく」を覚えたポケモンで「ふういん」を使うしかない。
第六世代の群れバトルや、第七世代の
乱入バトルでは、たまに味方を攻撃するポケモンが存在する。
代表的なのが
ヒドイデで、
サニーゴが仲間を呼んだ際にたまに出現し、こちらのポケモンではなくサニーゴの方を攻撃する。
隠れ特性のヒドイデを探す場合はサニーゴに沢山仲間を呼んでもらう必要があるため、ヒドイデにサニーゴを倒されてしまうのは由々しき問題である。
味方からの攻撃を無効化する特性「テレパシー」をサニーゴに渡す事で、ヒドイデの攻撃を無力化し、安全に連鎖を続ける事が可能となる。
- その他:必ずしもスキルスワップでなくても良い物
- 隠れ特性の判別:野生ポケモンが隠れ特性かどうかは、特性を変更する技を使ってみないと分からない事も多い。
「なやみのタネ」「なりきり」などでも特性の判別は可能だが、スキルスワップは厳選に役立つ特性「シンクロ」のポケモンが覚えることが多い事もあり、特性判別に使用しやすい。
- 「ねむる」阻止:特性「ふみん」を渡せば「ねむる」による回復を阻害する事ができる。
ただし多くの草ポケモンが覚える「なやみのタネ」でも良い。
追記・修正はヌケニンを「がんじょう」にして無敵化させた人にお願いします。
- 最近の構築だとメレラキがエグいんだけどあくまでガードシェアラッキーの補助としてスキルスワップでマジックガードにするからメインではない感じ -- 名無しさん (2018-02-28 08:27:22)
- スキン特性全盛期の6世代にゴーストタイプのスキスワがかなり刺さって楽しかったなぁ -- 名無しさん (2018-02-28 09:45:07)
- 友達の火炎玉すり替え(トリック?)ミミロップ(不器用)が厄介だったので、すり替えと同時にモルフォン(色眼鏡)でスワップして無効化してやったわ。まぁメリットとしては火傷を防いだくらいだが、彼のびっくり&悔しそうなリアクションを見れただけでも大満足だったw -- 名無しさん (2018-02-28 11:11:33)
- 一撃技持ちに上手くノーガードを交換して渡せればとんでもないことになりそう -- 名無しさん (2018-02-28 13:36:40)
- スキスワで作った頑丈ヌケニンの動画は見てて気持ちいいな、なお今の環境 -- 名無しさん (2018-02-28 15:48:36)
- 諏訪ップってついてるとなんか言葉の響きがエロイw -- 名無しさん (2018-02-28 16:15:00)
- 十分に時間経ったあとにポイズンヒールをグライオンから奪うとみがわり貫通する上にHP10割溶けるのがきもちいい -- 名無しさん (2018-03-02 00:18:07)
- リザYスタンパでクレセがひでり再発動するパターンもたまに見る -- 名無しさん (2018-03-03 04:37:51)
- wikiから持ってきたみたいだけどこの記述だとかわりものとてんきやはスキスワ無効みたいだな(実際は有効) -- 名無しさん (2018-04-10 11:04:38)