登録日:2011/11/25(金) 22:41:36
更新日:2020/05/04 Mon 14:51:07
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一般に鮭とはサケ科サケ属のシロザケを指す、日本人にとってなくてはならない魚である。
古くから食べられている魚であり、東日本各地の貝塚から鮭の骨が発見されており、現代でも日本人の飯の友としてお馴染みである。
アイヌ人達はカムイチュプ(神の魚)と呼び、生活の糧の多くを賄っていた。

赤い身をしているが、マグロと違い白身魚に分類される。紅いのは食べている餌のせい。
また、鮭と鱒は「どの魚を『鮭(英語で言うサーモン)』と名付けるか」の基準が日本と外国で食い違っていたために非常にややこしい関係になっており、
鮭だと思って買ったものが実は鱒だったと言う事もしばしばある。サーモントラウトと銘打たれていたらそれは鱒。
が、トラウトも別に美味いからまあいい。


定置網漁で捕獲される他、現代は養殖の技術が進み、日本人ならば気軽に食べられる食材であろう。

かつては寄生虫の問題から生食してはいけないとされていたが、下記の通り一旦冷凍したものなど刺身としても出回ったため、
回転寿司屋などでも最も手軽に食べられるネタの一つにまで昇格した。先人達に感謝したい。
美味しんぼの山岡はもうちょい待てばあんなことには・・・


ちなみに河川での鮭鱒類の狩猟は北海道の一部の河川を除き全面的に禁止されている。

他にも新潟県のとある市では三面川から毎年、市の方針で鮭の稚魚が小学生達の手で放たれている。
またイヨボヤ会館なる鮭の歴史館もあるので鮭好きならば旅行ついでに寄ってみるのも一興。宿泊施設は必然的に温泉街になるが。


■主な食べ方

焼き鮭
日本の朝の定番。ほっかほかの炊きたてご飯に、熱い味噌汁。そして、焼きたての鮭。少々醤油をかけて、大根おろしを添え…。
起き抜けの空腹のお腹に広がっていく、白いご飯と焼き鮭のハーモニー。
その日1日の幸せは約束された、と言っても過言ではないだろう。皮も美味なので忘れずに。
たまには照り焼きにしてもいいかも。


◆ちゃんちゃん焼き
北海道の名物料理。鉄板で焼いたキャベツなどの野菜と鮭をほぐし、酒で溶いた味噌を混ぜよう。
味噌と鮭のコラボは、日本人ならば皆様納得。
野菜もたっぷりで栄養満点。
唯一の欠点は、ご飯のオカズにするか、一杯やるかで悩むところか。


そぼろ
骨を抜いて身をほぐし、好みで擦りゴマを加えれば簡単に完成。
ご飯に混ぜれば鮭ご飯。おにぎりの具にしたら鮭おにぎり。
マヨネーズを入れて醤油を垂らせば、和洋折衷。ご飯が∞に食べられる。
似たようなものとして瓶詰の鮭フレークがある。

◆刺身、寿司
天然の生鮭には寄生虫がいる可能性が高く、火を通すか冷凍する必要があったため長年生食は避けられてきたが、
養殖技術や冷凍・解凍技術の発展で1980年代後半になって可能になった。
ここはやはり味気ないものより、キングサーモンやアトランティックサーモンなど上等なものを選びたい。
生でもいいが軽く火で炙れば、トロリとして香ばしく酢飯と合って…。

俺、生まれ変わったら炙りトロサーモンになるよ…。


◆ホイル蒸し
もしくはホイル焼き。大きめに切ったアルミホイルに油をひき、野菜やきのこを配置、その上に鮭を置いてバターやチーズを乗せて包む。
オーブントースターやグリルで作るのが一般的だが、フライパンでも作る事が出来る。
味噌を塗れば切り身一枚でもちゃんちゃん焼きが完成。

◆新巻鮭
鮭を塩漬けにしたもの。北日本・東日本ではお歳暮の品としてもおなじみ。
なお、富山以西の西日本では同ポジションを寒ブリが納めている。

◆はらこ飯
仙台名物。
醤油、みりん、鮭の煮汁で炊き込んだご飯の上に鮭といくら(はらこ)を乗せた逸品。

◆スモークサーモン
燻製にした鮭を塩漬けにしたものと、塩漬けにした鮭を燻製にしたものの二種類ある。
日本で一般的なスモークサーモンは後者。
そのまま食べるほかに、サラダやサンドイッチの具として使うこともある。

◆鮭とば
鮭の身を皮付きのまま縦に細く切り、塩水で洗った後に寒風にさらして干したもので、北海道・東北が主な産地。
わかりやすく言えば、鮭のジャーキーである。

◆さかびたし
某市で造られる所謂干物に分類される。ただし普通の干物とは違い、出来上がるまでに一年間も干すと言うマゾ仕様。
しかし手間隙掛けて造られるので味は中々。お酒の肴に一つ。
因みにロンハーのベスト3で紹介された事もある。

◆氷頭なます
鮭の鼻先にある軟骨部分を使用したなます。正月料理としておせちなどに用いられることが多い。

◆鮭汁
豚汁の豚肉をぶつ切りの鮭に置き換えれば想像しやすいだろうか。具材もほぼ同じ。
鮭の塩味を生かした塩味をつける場合は三平汁、酒粕を入れる場合は石狩鍋とも呼ばれる。


卵であるイクラ*1も見逃せない。
皮を捨てる奴がいるが、捨ててはいけない。風呂に入れて暖まればポカポカ…すまん嘘。
カリカリに焼けばおいしいし、湯を注いで湯漬け(お茶ならお茶漬け)でも乙な味になる(特に塩鮭の塩のキツいのはこれで皮の塩が抜けてマイルドに)ので
是非食べていただきたい。まぁ、どうしても無理なら・・・


鮭児のルイベは本当においしいよ?

まぁ、白身魚なので
煮てよし焼いてよし、でもタタキはやめて… ワサビが沁みる(寄生虫的な意味で)


以下、鮭好き/鮭モチーフの方々


追記、修正は、鮭さん達に感謝しながらお願いします。

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