登録日:2010/09/14 Tue 21:14:38
更新日:2026/07/01 Wed 14:50:54
所要時間:約 4 分で読めます
目次
◆概要
内容は生体兵器のヒーロー物で、ぶっちゃけてしまえば
「荒木版仮面ライダー」。
話は短いが、作品の完成度は非常に高く、同作者の『
ジョジョの奇妙な冒険』とは別の意味で評価が高い。
鳥山明や和月伸宏が好きな
漫画の一つとして挙げている。
ちなみに、年代的に高屋良樹の
強殖装甲ガイバーとネタがダダかぶり。高屋は人気を持っていかれるのではと焦ったという。
後日荒木自身が語ったように、ジャンプシステム恒例の「
打ち切り」をまともに食らった作品なのだが、
打ち切り作品の特に終盤にありがちな、強引なストーリー展開や駆け足進行などは見られず、
短いスパンでストーリーを見事にまとめきった荒木の才幹の片鱗がうかがえる一作となった。
この作品があったからこそ、氏のライフワークともいうべきシリーズ『ジョジョ』が生み出されたと言っても過言ではあるまい。
1989年にはOVA化されている。
◆あらすじ
軍用の生物・化学研究を行う秘密機関ドレスが創りだした生物兵器バオーに寄生された少年、橋沢育朗。
兵器運搬列車で目覚めた彼は、同じ列車に監禁されていた少女スミレと共に逃走する。
ドレスの幹部でバオー関連の責任者である霞の目博士は、バオーの力が100%目覚める前に彼を抹殺しようとしていた。
◆登場人物
CV.堀秀行/
内山昂輝(ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル)
本作の主人公。交通事故で入院している間にドレスの実験体にされた17歳の少年。
バオーの力を出している時は意識を無くしているが、優しい性格は残っている。
間違えられがちだが、名前の表記は「郎」ではなく
「朗」。
CV.
日髙のり子
本作のヒロイン。ドレスに捕らえられていた
予知能力を持つ9歳の少女。
逃走の最中にバオー覚醒を促した結果育郎と邂逅。育朗を信頼している。
コンセントで敵の足を締めたり、監禁中に靴を飛ばして機械を壊したりする強気な性格。
ドレスが創りだした
リスや
ネズミっぽい新生物。メス。育朗達にすぐなついた。
膝のトゲを突き刺して好物の
黒光りするGをエサにする。
山に住んでいる江戸っ子気質なマタギ(猟師)のじいさん。
明らかに怪しい育朗とスミレを、育朗の紳士的態度を気に入ったという理由で信頼し、家に泊める。
散弾銃の使い手。
育朗たちと組織の追っ手との戦いに巻き込まれて怪我をしても育朗たちを責めず、逆に彼らを責める妻を諭すなど、
劇中に登場する人物の中でも一、二を争うほど人間ができている人物といっていい。
六助じいさんの妻で、今は二人で家に住んでいる。名前は明かされなかった。
六助じいさんとの間に三人の息子がいるが、今は全員独立して都会に移住しており、
彼らが全く連絡を寄越さないこともあって若者不信になっていて、育朗たちにも冷淡に接する。
しかし、六助じいさんに諭されたことで自分の行いを反省し、
攫われたスミレを助けるために出発する育朗に、着替えと
おむすび、へそくりと息子が残したバイクを渡した。
秘密研究機関ドレス
旧日本軍の化学細菌戦部隊を起源とする秘密組織。
ベトナム戦争時アメリカ軍に研究は引き継がれ、特殊兵器開発のため日夜極秘裏に研究を行なっている。
日本国内では国鉄の線路を自由に使用できる特権を有するなど権力も大きい。
また独自の兵力も保有しており、活動を目撃した一般市民への抹殺も辞さない。
CV.永井一郎
寄生虫バオーを創りだしたドレスの博士。普段は住職を装っている。
「人工進化」というシステムを実用化し、バオー以外にも数々の新生物を創ったマッドサイエンティスト。
博士であるためか説明が多い本作の解説役ポジション。
ただしドレス内でのポジションはあくまで一研究所のトップでしかなく、上司に
問い詰められるなど中間管理職的な立ち位置でもある。
なお「霞の目」とは
宮城県の地名。
CV.井上瑤
第1話で登場したドレスの女工作員。
移送中だったスミレに逃げられるばかりか、彼女によって育朗が覚醒する切っ掛けを作り、粛清を受け顔を潰された遺体として発見される。
一見普通の美女に見えるが檻の中から飛び掛ってきた
犬2頭を
手刀と蹴りですかさず倒すなど戦闘力はそれなり。
OVAでは
「ソフィーヌ」という名前を与えられるなど設定が大きく異なり、博士の腹心として扱われており出番も大幅に増加した。
CV.沢木郁也
ドレスの殺し屋で、
ナイフを使い育朗を殺そうとする。
だがバオーの力に目覚めた育朗に反撃され、「バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン」で溶かされ死亡。
OVAではドルド中佐の部下として設定が変更。
「あらゆる追跡術をマスターした部下」という設定が追加された。
バオーの早期抹殺のために送り込まれたドレス配下の殺しのプロ達。計7人。
集団戦と銃火器に加え、バオーの弱点と考えられていた
火炎放射器でバオーに立ち向かおうとしたが、呆気なく一蹴され全滅した。
顔を包帯でグルグル巻きにしたドレスの刺客。
マーチンを
鞭の音で操り、自身も鞭で攻撃する鞭使い。
マーチンを訓練中に顔面をメチャクチャにされたが、なお愛でている。
「訓練なくしては生き延びることはできない」という持論を掲げており、訓練されていないバオーを見下していたが、
無関係の母子を戦いに巻き込み、殺したことでバオーと育朗の怒りを買ってしまい、
最後は「バオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノン」を食らい死亡する。
マーチン共々OVAでは存在をカットされた。
CV.
池田秀一
「サイボーグ・ドルド中佐」とも呼ばれるドレスの特殊工作部門の
サイボーグ。
戦場で2500人を殺したと豪語するプライドの高い高慢な性格。
右腕は高性能
義手になっており、
洗脳装置や仕込み銃、小型爆弾の機構も備わっており、アタッチメントによって
狙撃銃にもなる。
義手の装置を使った催眠術やアロマバット作戦を繰り出し、スミレを誘拐したがスミレを誘拐しても大して評価されず、単独行動で育朗を狙撃して抹殺しようとするも失敗。
育朗の行方が分からなくなってしまい、最終的に責任を取らされウォーケンに始末された。
OVAでは序盤から登場。漫画のようなプライドの高さや高慢さが薄れ、「冷徹な殺しのプロ」の側面が増した。
ドレスの工作員。
コンビで
爆弾を投げて攻撃するも、バオー・ブレイク・ダークサンダー・フェノメノンを食らいあっけなく死亡。
CV.
屋良有作
インディアンの滅びた一族
「スクークム族」の最後の生き残りで、
「地上最強の超能力者」の異名を持つ今作の
ラスボス。
ビジュアルは凶悪な顔つきに毛皮でできたような上着を持つ、筋骨隆々かつ半裸の巨漢。
見た目がちょっと危険なレベルでバイオレンスジャックそのまんまである。
ビジュアルに似合わない頭につけたヘッドホンが特徴的だが、これは
「超能力制御ヘッドホン」であり己の強すぎる超能力を抑制・制御している。
強大無比な超能力だけでなくブレイク・ダークサンダーの直撃にも耐える屈強な肉体、バオーの技を効果的に封じる知恵、
頭蓋骨ごと
脳をリスキニハーデン・セイバーに深く抉られても戦闘と活動が可能な生命力をも併せ持ち、成長したバオーすらも窮地に陥れた。
ウォーケンが有する超能力。
手を翳すなどして周囲にある物質を構成する分子を自由自在に振動させることができる。
ざっくり言えば生きた電子レンジだが、ウォーケンの場合人体だけでなく鉄の壁やコンクリートさえも効果の対象内。
この能力に晒された物質は生物・機械・鉱物問わず煮えたシチューや溶岩の如く瞬時に沸騰した後ドロドロに融解し、最後は
塵芥と化して崩壊する。
正面から飛んでくる相手の
飛び道具を手を翳すだけで一瞬で塵芥に変え無力化する鉄壁の守りを敷くことも可能と、その超能力は攻防一体。
超能力制御ヘッドホンを付けた状態であれば細かく出力調整ができ、ドルド中佐の身体を融解させることなくガタガタ振動させて瞬く間に塵に変えたり、
温くなったカップ内の
コーヒーだけを能力で加熱・沸騰させる芸当も見せていた。
OVAで追加された超能力。
遠方の光景を映像として投射するスミレに似た能力で、コーヒーに標的である育朗とスミレの居場所を容易く映し出した。
スクークム族に伝わる真の戦士と認めた相手に対して送る血模様の化粧。
闘う相手への「礼儀」と「敬意」、「
死」の意味を込められている。
ウォーケンはバオーへの敬意から胸の皮膚と肉を爪で抉り、この紋様を大きく描いた。
超能力の力場を指先に集中させて大きな球状にしてから撃ち出し、命中した物体を沸騰の末に塵に変える。
50m離れた先にも着弾時の超振動が伝わるほどの衝撃力がある。
威力もリスキニハーデン・セイバーの刃が僅かに触れただけで沸騰して塵芥と化し、鉄の壁や
コンクリートの柱すら一瞬ドロドロに溶け大穴が開くほど。
暴走後は連射する様に使用している。
手や足から超能力の力場を地面や壁に伝導させ遠距離の敵を攻撃する技。
地面を伝う過程で射線上の地面を沸騰・融解させながら破壊する。
例え直撃せずギリギリの距離で交わしても、僅かでも掠めた物体は塵と化すためギリギリでの回避は死を意味する。
壁を溶かして溶けた壁の中に相手の体を取り込ませ動きを封じる器用な応用もこなせる。
劇中でバオーとの死闘の中でスミレの救助をバオーが優先した結果トドメを刺されることはなく、
結果セイバーの斬撃でヘッドホンが破損したため制御が外れ出力が異常増大。
致命傷による意識の錯乱と合わせて、周囲の瓦礫を宙に浮かせ、地面の岩盤を崩壊させ、
近づく物質全てを見境なく沸騰・塵に変える生きた災害に成り果てた。
「バオーを殺す」という執念だけで動き戦うも、最後は地下鍾乳洞の戦いでバオーの体内電気を利用したレーザー砲の照射で頭や首を切断され絶命した。
新生物
霞の目博士の人工進化実験で生み出された生物兵器の総称。
後述のバオーも新生物に分類される。
戦闘用に改良したマンドリルでバオーと同じ新生物。OVAでは未登場。
2m以上は軽くある背丈に強靭な四肢を持つ禍々しい化け物猿。
上記の調教師による戦闘訓練を施された結果高度な知能と残忍な性格を身につけ、
身体スペックも単純な跳躍力でいえばバオーを上回り、巨大な瓦礫を軽々投げるパワーも持つ。
そして体に様々な凶器を隠し持ち、体毛に仕込んだ大きな鉄棘を巧みに使ったり、口から無味無臭の毒ガスやワイヤーを出したりもする。
調教師の指示によって当初は有利に立ったが、怒りでシンクロしたバオーと育朗の前には歯が立たず、
腹を抉られ毒ガス発生器を奪われた末に脳天を叩き切られ無惨な最後を遂げた。
ウルトラジャンプに付属したジョジョ100巻記念冊子では木城先生がマーチンと調教師とウォーケンに溶かされた研究員を描いた。
ドルド中佐がバオー抹殺の為に持ち出した生物兵器。
見た目は普通の
コウモリだが、口からバオーの触覚を麻痺させる匂いを出す。
バオー研究の過程で「対抗兵器」も並行して準備されていたのだと思われる。
食虫植物ネペンテスの分泌液を強化した強アルカリ性の液体。
タンパク質で出来た物体のみを溶かす上に、強い肉体再生力を持つバオーですら5分で溶かして殺害可能な強さの溶解力を持つ。
バオー抹殺の為に投入された。
体内の酵素のおかげでペネンテスの中でも生きられる
クモを素体にした生み出された新生物。
一般的な成人男性よりもデカい巨大クモ。
上記の強化ペネンテス液の中でも溶けることなく自由に活動できる上に、
鋭利な牙が無数に生えた肉食獣や人間のような口があり、口から伸ばす細長く鋭い管で獲物の体液を啜る。
バオー抹殺を盤石にするために送り込まれた。
◆寄生虫バオー
人工進化実験の果てに創り出された新生物で、寄生虫の一種。
寄生生物の中には生存と繁殖のために宿主の生存を助ける働きをするものがいるが、その性質を極端に強力にした虫である。
その力を自由に利用できれば軍事的にも医学的にも世界の優位に立つことが出来るが、
制御外で目覚めさせてしまえば核爆発に匹敵する災害だという。
作中では育朗とオス犬に寄生した。
見た目には体長40ミリほどの環形動物を連想させるチューブ状の芋虫。体長と同じくらいの長さがある一本の鞭毛を持っている。
OVAでは凶悪な牙がびっしりと生えた、人間に似た凶悪な口を頭部に備えているように描写された。
寄生されると日数の経過とともにバオーの影響が宿主に現れる。特に体液が変質し、その影響で皮膚が部分的にただれるなどの症状が発生する。
体内に入り込んだバオーは
脳内の動脈に寄生し、宿主のアドレナリンに反応して下記の異常な細胞変化を引き起こさせる性質を持つ。
火に弱いという特徴もあるらしいが、そちらは劇中ではあまり描写されなかった。
加えて他の生き物の悪意や殺意を嫌い、その匂いがあると判断するとその匂いを絶つため宿主を操り即座に排除を開始する。
本質的にバオー自体はちっぽけな虫であって高度な知能と呼べるものはなく、
「嫌な匂いを止める」「宿主が危機っぽいので体液を出す」程度の反応しかしない。それ以上の反応行動は宿主の影響と思われる。
なお、育朗に寄生しているバオーは幼虫である。
寄生虫バオーは宿主の体内で百数十日ほどで成虫にまで成長するが、成虫になると宿主の身体に卵を産みつける。
その卵から生まれた新たな幼虫が宿主の身体を突き破って飛び出し周辺の生き物に寄生し、やがては世界中に伝染するパンデミックを引き起こす習性を持つ。
つまり、実験に使うなら宿主をがっちりと部屋の中に封じておく必要がある。
また肺呼吸が停止すると宿主とバオーは仮死状態に陥り老化も含めた生体活動を停止。
博士によれば数百年もの時間を生き続けることも可能と推測している。
つまり育朗が生きている限り人類は滅亡する可能が高いが、この問題は解決されないまま物語は幕を閉じた。
だが最大の問題は作った霞の目博士ですらその強すぎるパワーを完全に持て余しており、
未だ研究段階としてバオーがどのように成長・強化されていくのか明確に予測できていないことである。
育郎初めての武装現象完全発現の時ですら、予想していなかった人間の知能の利用をやってみせたのだ。あのまま成長していたら…
OVAではこの繁殖の性質はカットされ、宿主の肉体を超強化する寄生虫としての側面が強調された。
バオー武装現象
バオーは宿主に攻撃を加えられた時に最大の破壊力を発揮。
特殊な分泌液を体内に巡らせて宿主の全身の筋肉・骨格・腱を強化。
全身の皮膚を特殊な生体プロテクターに作り変え、外部からの危険から身を守る無敵の肉体を持つ超生物へと変身させる。
それがこの姿である。
叫び声も変化し、「ウオオオーム」「バルバルバル」といった独特な叫び声を上げるようになる。
バオー犬にもその徴候があったが、武装現象が起きた育朗は(脳に近いからか)特に頭部の外見が激しく変化した。
まず髪の色が変化し、額の皮膚が裂けて触覚が露出。
さらに表情筋が猛烈な硬質化によって固まり、顔の皮膚がカチコチになってヒビ割れ、ピシピシと音を立てて破片をこぼす。
ある種のカッコよさもあるが、まさに怪物めいたそのビジュアルは実に怖い。
- 大型バイクを軽々持ち上げ、人間の首を片手で引き千切り、コンクリートの壁すら容易くぶち抜く怪力
- 車両電線の電流を受けてもほとんどダメージがない強固な肉体
- 手足が切断されても傷口同士をくっつけるだけで即座に治癒し、頭を吹っ飛ばされても脳を完全に破壊しない限り例え無数のレーザーで全身を撃ち抜かれても死なない程の再生力
を手に入れ、後述するような特殊能力も発揮。おまけに寄生されている日数が伸びれば伸びるほどパワーが比例して増していく。
そしてバオーの分泌液は応用することで生物を生かしたままその体内に潜り込む荒技や、僅かな血の一滴を飲ませることで瀕死に陥った他人の蘇生・治癒までこなす。
医学的にも優位に立てると博士が豪語したのはこの性質だろう。
変身後は額にある一本の触覚で視覚嗅覚聴覚も含めた全ての感覚をまかなう。
よってバオー化している間は通常の目鼻耳に頼ることはなく、生物の発するあらゆる意志や感情を「ある種の匂い」として感じ取ることができる。
この匂いの探知の応用により、死角から襲う敵の狙撃すら見切って回避できてしまう。
この武装現象が起きている時、宿主の意識は寄生虫バオーによって麻酔させられ、
寄生虫バオーの支配下に置かれる。
…が、育朗はある程度のコントロールが出来た。しかも話が進むごとに育朗の比率が高まり、最終的にはバオーと意識が共存しているかのような素振りまで見せた。
人間の大きな脳を全麻酔し支配下に置く事はできなかったようだ。
作中の武装現象
掌の汗腺から特殊な強酸性の体液を分泌する技。
バオーの体外に出た体液は超強酸に変化し、バオーの掌が触れたものを容易くドロドロに溶かす。生物も厚さ48mmの硬質ガラスも機械もお構いなし。
さらに溶けて柔らかくなった対象をバオーの握力で握るため、人間が食らえば骨すら紙粘土の如く柔らかく溶かされ原型も残らない悲惨な光景が広がる。
「そいつに触れることは死を意味する!」を体現する能力である。
応用として人間の手と銃を纏めて溶かして歪に融合させて無力化する小技も使える。
実はこの酸でバオーの手も溶けているのだが、酸の発生の際にバオーの手の方にはある種の「体液のカス」が残り、
これが積み重なってバオーの皮膚を瞬く間に形成し続けるので掌は実質無傷に保たれている。
ただしその酸性度はバオーのコンディションに左右されるため、毒などでバオーが弱っている場合は満足に効果を発揮しないのが欠点。
手首の皮膚を鋭く硬質化・変形させて、飛んでくる
機関銃の弾丸すら弾く強度と硬度の刃に変えて敵を切り裂く。
要は爪のようなものだが、その切れ味は銃火器諸共人体をバターのように切断するほど鋭利。
任意で根本からへし折ることで刃を分離させ、手裏剣のような投擲武器として使う応用技
「セイバー・オフ」も可能。
後のカーズ様の原形。
- バオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノン
髪の毛を硬質化させ、矢のように無数に飛ばして敵に突き刺すバオー版
髪の毛針。
またバオーの抜け毛は抜けた段階で成分が変化し、生物の体温で「自然発火」する不安定な物質でもあり、刺さった敵を炎上させる。
温度はかなり高温で、最新鋭のレーザー砲を一撃で破壊可能なほどの高温の炎を生み出せる。
作中終盤では大量の針の弾幕を発射して自身の周囲を取り囲むレーザー砲を一気に破壊せしめた。
余談ながら誤植が多い。後の波紋ヘアアタックの原形。
全身の筋肉細胞の微弱な電気を、細胞を電気的に直列配列することで集めて増幅、強力な電撃を腕や全身から放つ大技。
デンキウナギと同じ生体発電メカニズムだがバオーの筋肉細胞のパワーはケタ違いで、放電時には
6万ボルトという高圧電流になっていた。
生物を容易く殺傷しコンクリートの分厚い壁すら破壊する威力に加え、ある程度の指向性を与えられるのか前方の直線上のみを攻撃し敵を攻撃できている。
バオーが強靭な筋肉を持つからこそ成せる技。応用としてバオーの生み出す電力で機械すら動かせてしまう。
太臓もて王サーガでは
太臓がジャンプアルティメットスターズのプレイ中に叫んだ。
◆商品展開
どちらかと言えば知る人ぞ知るマイナー漫画だが、バンダイより展開されている
S.I.C.風アクションフィギュア、MANGA REALIZATIONの第1弾としてバオーが発売された。
メディコムのアクションフィギュア、布製服飾付きの「RAH」(リアルアクションヒーローズ)や小スケールで可動性に優れた「超像可動」よりそれぞれ発売された。
『
ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』にて第七弾PVにDLC最終弾の
『脅威の来訪者』として、育朗の参戦が発表された。
勿論バオーとして武装されており、観客と視聴者の魂を震わせた。
当時の荒木タッチが表現されており、製作社CC2の本気がうかがえる。
担当声優は
内山昂輝に変更され、技の名前や彼の心の声を本作のナレーションでもある大川透が叫んでいる。
◆余談
上述の通り、本作を描いた時の荒木先生はまだ無名の新人漫画家であったが、本作に強い衝撃を受けたと語る(当時の時点で)ベテランの作家もおり、
コミックス1巻には『コブラ』の寺沢武一先生、2巻には『サイコダイバー』シリーズ等で知られる小説家の夢枕獏先生が巻末コメントをそれぞれ寄せている。
夢枕先生は自身のコメントを(最終巻ということもあって)「続編は描かれなければならない」という文言で締めくくっており、
綺麗にまとまりつつも余韻が残る終わり方から、荒木先生は色々な人から度々「続きは描かないのか」と訊ねられるそうだが、
先生自身は「自分の中では終わった話」と語っており、続編を描くつもりはないようだ。
その項目に追記・修正することは
死を意味する!
これが!バオーだッ!!
バルバルバルバルバルバルバル!
- テラフォーマーズが好きな人なら100%ハマる! -- 名無しさん (2013-09-03 03:16:59)
- ↑ハマった -- 名無しさん (2013-09-04 05:26:02)
- 魔少年ビーティーの知性の戦い→バオー来訪者の肉体の戦い→寄生虫に<与えられる力>ではなく、石仮面や波紋呼吸法による<内なる力>を引き出しての戦い ・・・一作ごとにコンセプトにたくましさが増しているな -- 名無しさん (2013-09-25 22:42:30)
- 商品展開にOVAを加えてくれ。ジョジョOVAとは違うスタッフだったかな?製作時期も当然違うし。確か代表作のアニメ化人気上昇で短編集すらアニメされた鳥山・青山先生やるーみっくみたいに代表作としてジョジョが世に出る前なのであの人気作の作家のアニメ化って触れ込みじゃないんだよねこれ。 -- 名無しさん (2013-11-27 00:00:23)
- よく見たらアニメ化した…とだけちょこっと書いてあったwスマン 確かドルドが結構活躍するんだっけ(結局死ぬけど)ポルナレフがDIO戦で奇襲で足を引っ張るのを反撃のチャンスに改変してたけどこっちは小物悪役がクウガのゴオマみたいに暗躍するシーンが増えたのか… -- 名無しさん (2013-11-27 00:04:40)
- 序盤の列車で育朗とスミレを捕り損ねて始末された女性が終盤くらいまで生きてたり、ドルドが育朗に倒されたり改変されてたけど俺は好きだな。後声優が地味に豪華でツェペリのオッサンこと塩屋さんが医者役やってた -- 名無しさん (2013-11-27 08:09:05)
- バルバルバルバルという擬音が気に入っている!あとスミレの予知だと死んだわけじゃないんでほっとした。 -- 名無しさん (2013-11-27 09:36:02)
- アニメでは喋れないバオーに代わって技名を高らかに叫んでくれる優しい霞の目博士が大好きです -- 名無しさん (2013-11-27 09:59:23)
- 荒木先生って洋画や洋楽好きなわりに英語力怪しいんだよな・・・wパルム=PALM=パームだし、ハーデン=HARDEN=ハードゥンが正しい。っていうかメルテッディン=MELTEDING?リスキニ=RISKINY???何活用なんだそれええええッ!? -- 名無しさん (2013-11-27 10:46:46)
- ↑お前そんなんじゃ荒木作品はおろか、他の漫画も楽しめないぞ。もっと楽に読めよ -- 名無しさん (2013-11-27 13:20:02)
- ↑↑お前ドヤ顔で語ってるけどPALMの発音ははパとムの間に小さくルが入ってるから、パルムでも問題ないし、HARDENはハーディエンにも聞こえる発音だからハーデンで問題ない。発音はカタカナで表す時には、そう聞こえるようなものであればいいんだよ。あとメルテッディンは知らんが、リスキニーはRESKINYで、肌を交換するって意味の造語だろう。 -- 名無しさん (2013-12-23 13:11:41)
- ジョジョASBだと技名はナレーション、一部の台詞はCV内山昂輝な仕様だった -- 名無しさん (2013-12-23 13:23:27)
- 荒木版仮面ライダーとはよくいったもんだな 確かにストーリー、設定は真さんそっくりだからね -- 名無しさん (2014-04-25 23:18:02)
- ↑私も成る程、と思った。逆にコレ長期連載作品だったら、これ程完成度高くなかったんじゃなかろうか。 -- 茶沢山 (2014-05-06 09:23:27)
- ヒロインの予知では会えるらしいけれど少し消化不良な終わり方だったな。 -- 名無しさん (2014-05-06 09:39:18)
- 続編描いて欲しいような、欲しくないような… -- 茶沢山 (2014-05-06 09:51:11)
- ぶっちゃけキングのファイアスターターだよな、この漫画 -- 名無しさん (2014-05-23 11:47:43)
- 横山光輝の「マーズ」には、シューティングビースス・スティンガーの原理含めた元ネタっぽい攻撃がある -- 名無しさん (2014-07-21 20:31:47)
- 今、またアニメ化してくんないかな。原作通りにやってくれるなら、実写映画化にもちょうどいい長さだと思うのだが。 -- 名無しさん (2014-07-21 21:34:11)
- 映画化ならやっぱりナレーションと技名叫ぶのは大川さんだな -- 名無しさん (2014-07-21 22:22:10)
- もっと評価されるべき鬼作。 -- 名無しさん (2014-09-18 07:47:55)
- よく考えたら育郎が目覚めたところでバオーはそのままなんだから結局目覚めてからすぐイジェクトして死んでしまうんじゃなかろうか -- 名無しさん (2014-09-20 22:29:13)
- ジョジョ第二部のアニメでジョセフが読んでたね(原作だとスーパーマンを読んでた) -- 名無しさん (2015-04-29 01:07:55)
- 短いけどだからまとまってて良い -- 名無しさん (2015-07-06 00:54:04)
- ストーリーにかかわらなくてもいいからアイズオブヘブンにでてほしい -- 名無しさん (2015-10-12 12:44:25)
- 必ずしも「長く続く=面白い」ではないと教えてくれた漫画。むしろこれ位の長さだったからこそキチンと纏まって完成度の高い作品になったんだろう -- 名無しさん (2015-10-12 13:15:06)
- 実は打ち切り -- 名無しさん (2016-10-19 13:35:27)
- 上にも書いてる人いるけどストーリーが完全にファイアスターターのまま -- 名無しさん (2016-11-14 23:08:29)
- ↑10 荒木先生は承太郎が学生服着ているのはバビル二世が元ネタ、と言っている人なので影響受けていても不思議はない。 -- 名無しさん (2017-05-08 06:51:54)
- 他の漫画と比べるとコマ割というか、リズムが違うと感じる不思議な作品だった -- 名無しさん (2019-02-13 20:56:14)
- 連載デビュー作とあるけど荒木先生の初連載作って魔少年ビーティじゃないの -- 名無しさん (2020-09-11 15:05:57)
- ↑3 ウォーケンの見た目は永井豪の『バイオレンスジャック』そのまんまだって指摘があるし、荒木先生が昔の漫画のパロディやオマージュを盛り込むのって結構多いんだよね -- 名無しさん (2020-09-12 11:53:41)
- 実は初見の時に短期集中連載だと勘違いしてた。それくらい良くまとまってる名作。 -- 名無しさん (2021-12-31 11:00:11)
- かなり後になった見たけど凄い面白かった。台詞の力強さ、格好良さは全く色褪せない。 -- 名無しさん (2022-12-11 23:28:45)
- 育郎の中のバオーは、「共存」を選んだと信じたいな。育郎に優しい心がある限り… -- 名無しさん (2022-12-11 23:49:52)
- 打ち切りではあるんだけど、当時いろんな漫画家(少なくとも花とゆめでは)が巻末コメントで「バオーがすげー面白い」って書いてたのをよく覚えてる。 -- 名無しさん (2023-02-11 22:29:22)
- タイトル回収のとこで震えた記憶 -- 名無しさん (2023-03-15 22:47:41)
- そういえば綾と白沢って打ち切られてなければ再登場していたのかな?特に白沢は無駄にセリフ多かった割にはあっさり逃げたし -- 名無しさん (2023-12-06 19:54:32)
- ↑3ミュージシャンズミュージシャンじゃないけど同業者や関係者の評価が高い作家って感じだったよね -- 名無しさん (2024-02-01 20:38:47)
- ドラゴンボールのひとつ先輩だったのか。それに加えて黄金期じゃあ相手が悪すぎたけど、しっかり爪痕残せたのは流石。打ち切り組だけでも、男坂、海人ゴンズイ、ガクエン情報部H.I.P.、ばくだん、と濃ゆいのばっかだったし………www -- 名無しさん (2024-05-26 22:48:24)
- アニメジョジョシリーズも6部までで一区切り着いた事だし。このままSBRやってもいいんだけど箸休め的にバオーの再アニメやってくれないかな。 -- 名無しさん (2025-02-12 18:38:59)
- 連載デビュー作とあるけど初連載は魔少年ビーティーでは? -- 名無しさん (2025-11-04 22:25:04)
- 育朗の影響もあるんだろうけど、生きる事を止められた悲しみの匂いに涙する感性はバオーの物なんだよな… -- 名無しさん (2026-07-01 02:55:23)
最終更新:2026年07月01日 14:50