オオニューラ

登録日:2022/02/06 Sun 01:26:03
更新日:2024/11/11 Mon 16:13:50
所要時間:約 4 分で読めます





他種を圧倒する 身体能力と 猛毒 有し 寒冷なる 高地においては 敵なし。

群れ成さず 単独を良しとする 性質。



オオニューラとは、『Pokémon LEGENDS アルセウス』で初登場したポケモンの一種。

■データ


全国図鑑No.903
分類:クライミングポケモン
英語名: Sneasler

タイプ:かくとう/どく

種族値
HP:80
攻撃:130
防御:60
特攻:40
特防:80
素早さ:120
合計:510

特性:プレッシャー(相手が使用したわざのPPを1多く減らす。手持ちの先頭にいると、レベルの高い野生ポケモンが出現しやすくなる。)
  /かるわざ(バトル中に持っている道具がなくなると、素早さのステータスが2倍になる。再び道具を持ったり、交代すると元の素早さに戻る。)
隠れ特性:どくしゅ(直接わざを使ったとき、30%の確率で相手を「どく」状態にする。)

ヒスイニューラに朝か昼に「するどいツメ」を使用するとオオニューラに進化


■概要


Pokémon LEGENDS アルセウス』にて初登場したニューラのリージョンフォームであるヒスイニューラの進化系。
ヒスイニューラの時点で外見に加えてタイプもどく・かくとうと原種とは完全に異なっていたが、更にその進化した姿がマニューラとは異なる新たな進化を遂げた。
名前の表す通り、ヒスイニューラがそのまま頭身が上がって大きくなったような姿をしている。長い手足を持ち、腕に生えた長い爪は毒々しい赤黒い色をしている。
ヒスイニューラの時点で爪先に神経毒を有しているが、進化したことでさらに強力になった模様。
また、クライミングポケモンとある通り、発達した大きな鉤爪によって険しい崖を軽々と登ることが可能。この猛毒と圧倒的な身体能力により、寒冷な高地においては敵なしと称されるほどの実力を持つという。
一方目つきは意外にもマニューラと比べると鋭くなく、普段はリラックスしたような表情をしており、しかも寝る際にはごろ寝をするというギャップを持っていたりする。
また、単独で行動することを好んでおり、群れを成して見事な連携を見せるというマニューラとは対照的な性質をしている。

原種ニューラの図鑑説明によると、起源はヒスイニューラと同じと記載されている。
しかし、原種ニューラはヒスイ地方には生息しておらず、時空の歪みの中でしか入手できないうえに、現在のシンオウ地方では反対に原種ニューラしか見かけなくなってしまっている。
また、生息している地域の土地と水が影響しているという仮説があるようだが、現在のシンオウ地方の環境ではヒスイニューラの方が姿を消してしまった理由は不明となっている。

なおニューラ一族で唯一♂と♀で容姿が変わらない。


■ゲームでのオオニューラ


  • 本編での活躍
本編では天冠の山麓にいけるようになると始まるシナリオで登場。
天冠の山麓のキングのマルマインが暴走しているため、その調査に向かうことになるのだが、途中ノボリが管理しているオオニューラの力が必要とのことで、それを貸すために同行してくれる。
そして、目的地に着くと記憶喪失となっているノボリは自分がいた世界の住人に近い主人公を見ているうちにもしかしたら思い出せるかもしれないため、戦いを申し込んでくる。勝利した後、カミナギの笛でオオニューラを呼び出してくれる。
そして、オオニューラも主人公を認めて「もうどくプレート」を授け、以降はライドポケモンとして主人公に力を貸してくれる。

発達した鉤爪で険しい崖をスイスイと登っていくことが出来るようになり、従来のロッククライムの役割を持つ。
発動中は崖を自由に移動できるようになり、そのまま登るのもいいし、また崖に生えた素材を取ることもできる。
その際、主人公はオオニューラが背負った大きなかごの中に入るという形でポケモンライドを行っている。その姿は某鬼殺隊の兄妹のようだといわれているとか。
高所へと移動することは後に手に入るウォーグルでも行えるが、ウォーグルは一回の上昇高度に限りがある上に、細かい調整には向かないので、高い崖を登る際にはやはりオオニューラで行うとよいだろう。

  • 入手方法
ヒスイニューラに朝若しくは昼にするどいツメを使用すると進化して入手できる。夜間に進化する原種とは時間帯が逆転している。
するどいツメはコトブキムラにいるサモンに話しかけてフレンドポイントによる交換で入手できる。ポイントは1400と高いが、こまめにフィールドに落ちている落とし物を回収して送っていけば、貯めることはそこまで難しくない。
他の入手方法としてはニューラが低確率でドロップすることがあり、更に時空の歪みの中で稀に落ちているときがある。

ちなみに、マニューラは原種ニューラにするどいツメを夜に使用することで入手できる。
原種ニューラの入手方法は黒曜の原野の時空の歪みの中で出現する個体をゲットするしかないので、オオニューラと比べると手間がかかる。
稀にマニューラが歪みの中で出現することもある。


■対戦でのオオニューラ


マニューラと比較するとHPと攻撃が上がった代わりに残りが微減しているが、高速紙耐久アタッカーと言う立ち位置は変わらず。
スピード寄りのマニューラに対して、パワー寄りのオオニューラと言ったところ。

タイプはドクロッグと同じかくとう/どく。
タイプとしては弱点3耐性6と受けの面では非常に優秀なのだが、いかんせん耐久が無いので十二分に活かせるかと言うと微妙。
毎度の事ながらどく複合は耐性が良くても耐久がないのがお約束
マニューラ同様4倍弱点持ちだが、2倍でも割と飛ぶのであまり関係ないか。

特性もマニューラと同じ「プレッシャー」の他、「どくしゅ」と「かるわざ」が追加された。
特に「かるわざ」は素早さ種族値120に2倍補正が乗る為、並のポケモンではまず誰も追いつかなくなる。
紙耐久故にきあいのタスキを持たせればかるわざの発動条件を満たしやすく、オオニューラとかなり相性がいい。
また、ねこだましも覚えるためノーマルジュエルと相性も良く、こちらも持ち物としてメジャー。ゴーストタイプとゴーストテラスタルには要注意。
他の運用法としてはなげつけるで電気玉(マヒ)やでかいきんのたま(最大威力)を消費してかるわざを発動させるといったものもある。ねこだましを無効化されるゴーストタイプとの対面を想定した形。

また構築全体に工夫が必要なものの、シード系の道具を持たせてゴリランダーイエッサンミライドンなどのフィールドを展開する特性を持つポケモンと組み合わせれば登場時即座に道具を消費して能力上昇とかるわざ発動を容易に狙える。
特にゴリランダー(グラスフィールド)とは「じしん」半減効果も併せて相性補完に非常に優れている。
禁伝環境ではミライドンとエレキシードの組み合わせが最メジャーとなっている。

最大の特徴としてどくタイプ物理技の「フェイタルクロー」という専用技を習得できる。レジェンズでは威力は「どくづき」より威力は控えめだが、どく・ねむけ・まひのいずれかの状態異常にすることがあるという効果を持つ。
SV以降では威力が「どくづき」並にまで引き上げられ、ねむけ状態もねむり状態に変更されている。そして追加効果の発動確率も5割と非常に高くなっている。
それぞれの状態異常の発動確率は単純計算で16%ちょっとであり、特に相手をねむり状態にしたときのアドバンテージは絶大でこれ一発で不利状況から勝ちを拾えることもしばしば。ラムのみやおんみつマント等対策手段は多いがそれでも相手へのプレッシャーは相当に大きい。

他のタイプ一致での「どくづき」と高威力かくとう技の「インファイト」も採用候補に挙がる。
レジェアルでは習得できた「ドレインパンチ」は残念ながらSVでは没収されてしまい耐久を補えて回復も出来るビルドレインは不可能になってしまった。
また、「ダストシュート」も習得可能になった為威力重視の選択肢も十分にありえる。
一致技の火力だけで見ればマニューラの1.5倍くらいはある。ただでさえ第9世代はマニューラに厳しいのにこれである

サブウェポンの範囲もだいぶ優秀。
「シャドークロー」「アイアンテール」「つばめがえし」「シザークロス」。
更にメインシリーズ登場時に「ほのおのパンチ」「がんせきふうじ」「いわなだれ」「つじぎり」「アクロバット」「くさわけ」「ねこだまし」「フェイント」が追加。
「アイアンテール」は没収された。

また、能力を上げられる「めいそう」「つるぎのまい」「ビルドアップ」を習得できる。
オオニューラは素早さが高く、早業で連続行動がしやすいので、早業で能力を強化してからの攻撃をたたき込むという強力なコンボがしやすいという点も長所といえるだろう。
なんと「めいそう」はメインシリーズでも引き続き覚えられる。ついでに「つめとぎ」「わるだくみ」「こうそくいどう」まで増えた。
補助技も「ちょうはつ」「すりかえ」「どくびし」と数は少ないながら小粒揃い。

総じてわかりやすい高速アタッカーに仕上がっていると言えるだろう。本当にマニューラに立つ瀬がない
また能動的に道具を消費できるかつかるわざのお陰で素早さに少し努力値振るだけで最速パオジアン、イーユイ、ブーストエナジー込のテツノツツミやオーガポンを抜けるので耐久にも努力値を振れるのも強み。こんなポケモンが活躍しかないわけでもなくポケモンSVのランクマッチでは当然のように使用率上位にいる。


■余談


  • オオニューラの特技は険しい崖など高い場所に登ることだが、現実の猫も高い所に登ったり下りたりするのが得意。
    ただし、現実のは爪ではなくしなやかな筋肉と優れた三半規管で高所へと登る。


  • 上述の通りマルマインの暴走を止めるのにその力が必要という触れ込みでライドポケモンとして力を貸してくれるオオニューラだが、実のところオオニューラの力を借りずともマルマインの座する迎月の戦場には辿り着けたりする
    とはいえそのためには大掛かりな迂回ルートを通ることを強要される上、道中にはオヤブンも複数生息しており踏破難易度が高いため、オオニューラにライドして崖を上る方が楽にたどり着けることは間違いない。


追記・修正はするどいツメを持って朝か昼にお願いします。

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最終更新:2024年11月11日 16:13