初出:第284話
声(ドラマCD第2弾):田中敦子
声(ドラマCD第5弾/第7弾/第9弾):渡辺明乃
家族構成
母:領主一族の傍系
容姿
髪の色:黒
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瞳の色:紫
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真面目そうな細身の女性。
30代後半から40代前半に見える。
地位
階級:上級貴族
職種:文官見習い→文官見習い・
カルステッドの側近→カルステッドの身分降格による解任→貴族院の教師
年齢と属性関連
- ローゼマインとの学年差:+32
- 誕生季:秋
- 属性:(全属性ではない)
ヒルシュール視点の回
書籍版第四部I 特典SS 特別措置の申請(書籍版短編集Ⅰにも同題で収録)
作中での活躍
貴族院の教師。
エーレンフェストの寮監。
エーレンフェスト出身の貴族で、成績優秀だったため中央に務めることとなった。魔力の扱い、魔力圧縮、調合、騎獣作成の講義を担当する。
研究のためならば講義を放り出し、食事や身形を顧みず、必要とあらば弟子にも補助金や素材をたかることがあるマッドサイエンティスト。
在学中、領主候補生である
カルステッドの側近に採用されたが、
領主に男児である
ジルヴェスターが誕生したことでカルステッドが上級貴族に身分を落とし、側近集団も解散となったことで領主夫妻に嫌気が差してしまい、中央貴族を目指す決意をした。
領主夫人
ヴェローニカのやり方が気に入らず中央への移籍を希望したエーレンフェストの学生達の移動を、教師の立場からサポートしていた。
ヴェローニカから排斥される
フェルディナンドを庇い、弟子として指導していたが、フェルディナンドを弟子とすることでヴェローニカの嫌がらせがヒルシュールにも及ぶようになり、寮の自室で安心して過ごすことが出来なくなったため、研究室に寝止まりすることが増えるようになった。
寮監に与えられるはずのエーレンフェストからの援助も、ヴェローニカの手の者に取り上げられてヒルシュール本人には届かない状態であったため、領地ではなくフェルディナンドが個人的な援助を行っている
叔父である
ノルベルトからは、ヴェローニカがヒルシュールと顔を合わせると機嫌が悪くなるため、「領主会議の間は研究室で過ごして欲しい」と言われていた。
ジルヴェスターの領主就任後は文官のみ推薦しているが、それ以前に側仕えや騎士の移動を申請したことがあるのかは不明。
11年春、領主会議の下準備のため寮を訪れたノルベルトに寮の扉を開けるよう呼び出され、その際ローゼマインに対する特別措置を申請するよう依頼された。
特別措置には領主会議期間中に王族の承認が必要なため、教師陣に連絡をして緊急会議を招集し、「学生の将来を守るのが貴族院教師の役目」と一同に訴えかけ、全員一致での措置申請をもぎ取った。
その後領主会議で措置申請が認められ、労いのためアウブとの食事会に誘われたが、その手の会食にいい思い出がないためあっさり断った。
11年秋の終わりごろ、フェルディナンドからローゼマインが目覚めたこと、特別措置を使わず貴族院に入学すること等を手紙で知らされ、ローゼマインに付いて細々と書かれた手紙に笑みをこぼしつつ、愛弟子の愛弟子(つまり孫弟子)たるまだ見ぬローゼマインに会うのを楽しみに感じていた。
11年冬に
ローゼマインが入寮するまでは、ほとんどを研究室のある文官の専門棟で過ごし、連絡事項は
オルドナンツで済ませ、寮に居付かない寮監だった。
ローゼマイン関係で度々寮へ訪れるようになり、「寮で生活しようかしら」という寮監にとって当たり前の宣言をすることで周囲を驚かせた。が、研究第一主義は変わらず結局寮で生活することは無かった。
レッサーバスの真似をして、
乗り込み型の騎獣の作成に成功する。
弟子に対して細かく丁寧に教えるのではなく、一定のラインを超えると助言の範囲に留め「疑問には自分で答えを探し出す」ことを重視した教育姿勢を示す。
研究や調合を始めるとそちらを最優先する悪癖があり、催促のオルドナンツを無視したり、他人との待ち合わせ時間ぎりぎりまで調合を続けたり、最悪の場合力づくで連れ出されるまで意地汚く研究を続けたりする。
数日の余裕を持って予め面会予約を取れば、当日は側仕えが研究をさせず身なりもしっかり整えさせて、貴族院の女性教師らしい恰好をさせる事が出来る。
11年冬に起きた図書館の魔術具の争奪戦では、目の前の研究対象に夢中になったヒルシュールが四年生の授業を放棄して文官棟の研究室に篭ったことへの怒りも
レスティラウト達がエーレンフェストの学生に襲いかかった一因となっている。
11年冬、魔法陣の改良と魔術具の省力化のため奮闘していた
ライムントの木札に書かれた改良案に目を留め、内容を評価して自分の弟子としてスカウトした。
12年冬、ローゼマインに従って研究室を訪れた側近達から、アーレンスバッハの学生を弟子にしたことを咎められた際、フェルディナンドの件を例に出し、情勢に関係なく、自分の勘を信じて、弟子の才能を信じて教育する信念を披露した。
13年冬、
エグランティーヌを通じて、
アナスタージウスから「加護を得る方法を領地対抗戦である程度公開するように」との意を受け、アウブ・エーレンフェストへ面会依頼を出した。
現アウブ・エーレンフェスト夫妻との面会では、先代領主夫人ヴェローニカによる嫌がらせの謝罪とエーレンフェストからの援助の再提案をされたが、ローゼマインの方を見ながら「面倒事の隠蔽に協力や黙秘はしても後処理はしない」と再度断った。
ただしローゼマイン卒業後も援助金を拒否するかどうにかついては、その時になったら考えるとして含みを持たせた。
14年春の領主会議の奉納式では、当初招待されていたのが領主とその側近だけだったため、学生の奉納式にも参加出来なかったヒルシュールが「今回の奉納式からもまた教師は弾かれるのか」とローゼマインの前で不満を漏らした事がきっかけとなり、教師も招待者に追加されて喜んだ。
領主会議も後半に差し掛かった時期にシュタープの取得時期を戻す要望が出た事で、ローゼマインの関与を疑う。「自分の意見が王族を動かしていることを自覚するように、否応なく取り込まれる」と忠告した。
14年冬、ローゼマインの失踪時には調合が進まないためエーレンフェスト寮まで乗り込んだ。ローゼマインの側近達から、ローゼマインの不在について口裏を合わせる代わりに調合材料を受け取った。
領地対抗戦の折には、ローゼマインについて情報を得られずにいたフェルディナンドに対して「アンハルトゥングの協力」を対価に全属性でなければ調合がかなわない図書館の魔術具の調合をさせた。
この際、
ディートリンデはフェルディナンドがヒルシュール研究室に赴いて調合の手伝いをすることに難色を示したが、ディートリンデが過去にヒルシュールの願いを聞くことを条件に融通をきかせて貰ったことを引き合いに出され、もし約束を破るなら……とヒルシュールがその件について口外することをちらつかせた為、渋々許可を出した。
ちなみに、ディートリンデは成績が足らず卒業が危ぶまれたところをヒルシュールに救われている為、その事を言いふらされると困るという事情からヒルシュールの願いを聞いている。
15年春、エーレンフェストからの連絡を受けて、
ツェントより貴族院にいる寮監達はそれぞれの寮から出ないように通達される。
アーレンスバッハの寮に帰れなくなっていて文官棟で寝泊まりするようになったライムントが付近で見慣れない者達がうろついているのを発見しヒルシュールに報告。アウブ・エーレンフェストが言っていたのは本当だったのかもしれない、と急いで関係者各位へオルドナンツを飛ばした。
15年冬、五年生の調合の時間ではユレーヴェを調合するペアを魔力量などから決めて発表したが、ペアの決め方については領地や個人の関係などは一切考慮していない様子。
この時、授業中にツェント・エグランティーヌから王宮への緊急呼び出しがかかった
ハンネローレに対し、寮の前に側近を待機させておくようにと適切な助言をしている。
「わたくしが誰を弟子にするのか、どのように教育するのか、口出しする権利はエーレンフェストにありません」
経歴
前31年秋 誕生
前24年秋 洗礼式
前21年冬 貴族院に入学
前20年夏頃 カルステッドの側近に就任
前18年春以降 ジルヴェスター誕生に伴い、側近集団解散
前16年冬 貴族院を卒業
中央に移動して中央貴族(教員)となる
11年春 ローゼマインへの特別措置の適用を申請
11年冬 ライムントを弟子にする
13年冬 御加護に関する研究発表を行うよう、エーレンフェストに助言する
領主夫妻と面会し、関係をある程度改善させる
14年春 領主会議での奉納式に参加
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最終更新:2025年05月05日 04:43