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*SIMPLE2000シリーズ Vol.102 THE歩兵~戦場の犬たち~ 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむひゃくに ざ ほへい せんじょうのいぬたち】 |ジャンル|ミリタリー・アクション|CENTER:&amazon(B000FPU4WE)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|タムソフト|~| |発売日|2006年8月3日|~| |定価|2,000円(税抜)|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要だ!頭に叩き込めウジ虫ども! 『[[フルメタルジャケット>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88]]』などに代表されるミリタリー映画を絶妙にパロったD3渾身の一作。~ 全体的なシステムは一般的なTPSに乗っ取ったものになっている。 **これが戦場での戦い方だ!教えてもらえてうれしいか、このクソの山ども! -出撃前に持っていく武装を選択する。武装は攻撃用の武器((ハンドガン、マシンガン、スナイパーライフル、手榴弾、ロケットランチャー、近接攻撃用武器の6種類。))だけでなく、それぞれの弾薬や、回復用のメディカルキットやスタミナ回復用のレーションも含まれる。 --持って行ける重量には限界がある。限界内でいかに装備を吟味するかが鍵。 -戦場では最初にミッションが示され、このミッションを達成するのが目標になる。 --「敵の殲滅」という目標は意外に少ない。「目標物の破壊」や「目標地点への到達」といったミッションが中心になる。 -戦場では体力とスタミナに注意して行動する必要がある。 --スタミナは緊急回避をすることで減少し、無くなると走ったり緊急回避ができなくなる。時間経過かレーションで回復できる。 -ミッションクリア後は評価が与えられる。 --無駄弾を少なく、可能な限り傷つかずにクリアすることが重要である。 --評価に応じて昇進でき、昇進する度に能力を強化できる。好きなようにパラメーターを振り分けられる。 **評価点を報告いたします、サー! -一つ一つのミッションが短く、テンポ良く進められる。 --ミッションにもよるが、5分以上かかるミッションはほぼない。 ---どのミッションもやることは単純明快。マップもあるので迷うことはないはず。 -操作性はあまりよくないが、それが逆に独特の緊張感を生み出している。 --照準操作すら遅く、悠長に武器を構えている間に撃たれたり、リアルに戦場にいるかのような感覚がある。 -3段階の難易度調整が可能で、幅広い層に対応している。 -GAMEOVER後のリトライが非常に早い。ローディングが皆無で、あっという間に戦場復帰できる。 -そしてなんと言っても、本作を『THE 歩兵』たらしめる最大の存在、「上官」。 --低予算作品の例に漏れず、本作のグラフィックレベルは低いのだが、''明らかに上官だけポリゴン数が多い''。他のキャラクターは口が動かないのに、上官だけしっかり表情が変わる。 --ゲーム開始直後にはハートマン軍曹ばりの演説で新兵に活を入れ、そしてプレイヤーの分身たるキャラクターに、入力した名前に応じてステキなあだ名を付けてくれる。 ---このあだ名のパターンは非常に豊富で、このためだけに何度も名前を入れ直した人もいるとか。 ---ちなみに「ふたばりほ」「ふたばまこと」などのD3キャラの名前を入れると特殊なあだ名になる。 ---また、入力した名前そのものがゲーム内で使われることは''ない''。セーブデータにもあだ名が表示される。 --各ステージ開始前にも、かなり大ざっぱな指示を与えてくれる。この文章も凝っている。 ---詳しいクリア条件はポーズメニューから確認できるので、大ざっぱだからクリアが困難になるとかそういうことはない。 --システム上プレイヤーの階級は''元帥''(!)にまで上がるのだが、どこまで行っても''上官には逆らえない''。 **問題点を発見しました、サー! -意図的にやっている部分を含めても操作性が悪い。 --特に移動速度の遅さは結構致命的である。 --カメラワークもよくない。一応右スティックでカメラを動かせるのだが、その後勝手に動いたりする。 -死んでいる武器が多い。 --近接武器とマシンガンはほぼ役立たずである。 ---近接武器は「音が出ないため、気づかれないのが長所」らしいが、敵に近づけばどのみち気づかれるため、よほど敵のど真ん中に飛び込みでもしない限り使い道はない。 ---マシンガンはハンドガンより長い射程を活かせば役に立たない事もないが、弾の消費が激しく、厳しい重量制限の中では余裕があまりない。加えて無駄弾はクリア後の評価を大きく下げるので、基本封印推奨。どこぞの[[メイド>SIMPLE2000シリーズ Vol.105 THE メイド服と機関銃]]といい、D3は機関銃が嫌いなのだろうか? ---死に武器というわけではないが、ロケットランチャーは(弾薬含めて)重い・装填数少ない・弾薬補充しづらいの三重苦で使いづらい。戦車に有効だが、手榴弾でも戦車の撃破は可能なので、結局軽い手榴弾の方がよく使われる。 --逆に最強武器候補はスナイパーライフル。 ---「気づかれないうちに殺れ」が基本となる本作では射程が長く、一発が強いスナイパーライフルが非常に有利。その様は『''THE 狙撃兵''』と呼ぶにふさわしい。…本作のタイトルってなんだっけ? ---一応弾の入手機会が少なく、無駄撃ちしにくいという欠点はある。 -死んでいるパラメーターが多い。 --LIFE(体力)以外の要素は今ひとつ効果を実感しにくい。初心者はLIFEを重点的に上げること推奨。 -あまりリアルな描写は多くない。 --史実では76.2mm砲弾を11発、対戦車砲を14発、対戦車銃を227発、地雷を3個食らっても帰還したと言われるティガー戦車が''歩兵の手榴弾一発で粉砕される''。どこぞの[[戦車>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/413.html]]といい、D3は戦車が嫌い(ry --ヘッドショットなどの概念はない。敵兵の体のどの部分を撃ってもダメージは同じ。 --友軍は一応いるが、''ほぼいるだけ''。敵の弾の前に飛び出し、あっという間にやられていく。どこぞの[[防衛軍>地球防衛軍シリーズ]]といいD3は友軍(ry **この総評を読むころには貴様らはウジ虫から一人前の兵士になっているだろう! 概ねTPSとして必要な要素は揃っており、SIMPLEシリーズの中でも比較的丁寧に作られた一作である。~ フルプライスのTPSや、SIMPLEシリーズの傑作『[[地球防衛軍>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1241.html]]』には流石に見劣りするが、決して駄作ではない。遊べる一本である。~ 後にシリーズ化されており、DS版やPSP版も発売されている。
*SIMPLE2000シリーズ Vol.102 THE歩兵~戦場の犬たち~ 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむひゃくに ざ ほへい せんじょうのいぬたち】 |ジャンル|ミリタリー・アクション|CENTER:&amazon(B000FPU4WE)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|タムソフト|~| |発売日|2006年8月3日|~| |定価|2,000円(税抜)|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要だ!頭に叩き込めウジ虫ども! 『[[フルメタルジャケット>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88]]』などに代表されるミリタリー映画を絶妙にパロったD3渾身の一作。~ 全体的なシステムは一般的なTPSに乗っ取ったものになっている。 **これが戦場での戦い方だ!教えてもらえてうれしいか、このクソの山ども! -出撃前に持っていく武装を選択する。武装は攻撃用の武器((ハンドガン、マシンガン、スナイパーライフル、手榴弾、ロケットランチャー、近接攻撃用武器の6種類。))だけでなく、それぞれの弾薬や、回復用のメディカルキットやスタミナ回復用のレーションも含まれる。 --持って行ける重量には限界がある。限界内でいかに装備を吟味するかが鍵。 -戦場では最初にミッションが示され、このミッションを達成するのが目標になる。 --「敵の殲滅」という目標は意外に少ない。「目標物の破壊」や「目標地点への到達」といったミッションが中心になる。 -戦場では体力とスタミナに注意して行動する必要がある。 --スタミナは移動したり緊急回避をすることで減少し、無くなると走ったり緊急回避ができなくなる。時間経過かレーションで回復できる。 -ミッションクリア後は評価が与えられる。 --無駄弾を少なく、可能な限り傷つかずにクリアすることが重要である。 --評価に応じて昇進でき、昇進する度に能力を強化できる。好きなようにパラメーターを振り分けられる。 **評価点を報告いたします、サー! -一つ一つのミッションが短く、テンポ良く進められる。 --ミッションにもよるが、5分以上かかるミッションはほぼない。 ---どのミッションもやることは単純明快。マップもあるので迷うことはないはず。 -操作性はあまりよくないが、それが逆に独特の緊張感を生み出している。 --元々の移動速度が遅く、少し走ればすぐ疲れる。銃器のリロードも長く、手榴弾を投げる速度も遅い。 --照準操作すら遅く、悠長に武器を構えている間に撃たれたり、リアルに戦場にいるかのような感覚がある。 -3段階の難易度調整が可能で、幅広い層に対応している。 -GAMEOVER後のリトライが非常に早い。ローディングが皆無で、あっという間に戦場復帰できる。 --さらに戦死しても経験値が入るため、ちなみに戦死すると後述の上官に「最低のウジ虫野郎!許可なく死ぬことが許されると思うか!その撒き散らした汚物をかき集めてさっさと作戦を再開しろ!」と怒られる。 -そしてなんと言っても、本作を『THE 歩兵』たらしめる最大の存在、「上官」。 --低予算作品の例に漏れず、本作のグラフィックレベルは低いのだが、''明らかに上官だけポリゴン数が多い''。他のキャラクターは口が動かないのに、上官だけしっかり表情が変わる。 --ゲーム開始直後にはハートマン軍曹ばりの演説で新兵に活を入れ、そしてプレイヤーの分身たるキャラクターに、入力した名前に応じてステキなあだ名を付けてくれる。 ---このあだ名のパターンは非常に豊富で、このためだけに何度も名前を入れ直した人もいるとか。 ---ちなみに「ふたばりほ」「ふたばまこと」などのD3キャラの名前を入れると特殊なあだ名になる。 ---また、入力した名前そのものがゲーム内で使われることは''ない''。セーブデータにもあだ名が表示されるため、実質無意味である。 --各ステージ開始前にも、かなり大ざっぱな指示を与えてくれる。この文章も凝っている。 ---例:「おい、キサマ!さっさと友軍キャンプまで撤収せんか!救援などないぞ!自力で戻ってこい!」「クソ虫どもが目障りな検問所など作りおった!しかも二つもだ!さっさと片付けて来い!」「腰ぬけのクソ虫がビルに巣を作りやがった。味方部隊が迷惑しているから早く退治しろ!」 ---詳しいクリア条件はミッション開始前の選択画面とポーズメニューから確認できるので、大ざっぱだからクリアが困難になるとかそういうことはない。 --システム上プレイヤーの階級は''元帥''(!)にまで上がるのだが、どこまで行っても''上官には逆らえない''。 **問題点を発見しました、サー! -意図的にやっている部分を含めても操作性が悪い。 --特に移動速度の遅さは結構致命的である。 --カメラワークもよくない。一応右スティックでカメラを動かせるのだが、その後勝手に動いたりする。 -死んでいる武器が多い。 --近接武器とマシンガンはほぼ役立たずである。 ---近接武器は「音が出ないため、気づかれないのが長所」らしいが、敵に近づけばどのみち気づかれるため、よほど敵のど真ん中に飛び込みでもしない限り使い道はない。 ---マシンガンはハンドガンより長い射程を活かせば役に立たない事もないが、弾の消費が激しく、厳しい重量制限の中では余裕があまりない。加えて無駄弾はクリア後の評価を大きく下げるので、基本封印推奨。どこぞの[[メイド>SIMPLE2000シリーズ Vol.105 THE メイド服と機関銃]]といい、D3は機関銃が嫌いなのだろうか? ---死に武器というわけではないが、ロケットランチャーは(弾薬含めて)重い・装填数少ない・弾薬補充しづらいの三重苦で使いづらい。戦車に有効だが、手榴弾でも戦車の撃破は可能なので、結局軽い手榴弾の方がよく使われる。 --逆に最強武器候補はスナイパーライフル。 ---「気づかれないうちに殺れ」が基本となる本作では射程が長く、一発が強いスナイパーライフルが非常に有利。その様は『''THE 狙撃兵''』と呼ぶにふさわしい。…本作のタイトルってなんだっけ? ---一応弾の入手機会が少なく、無駄撃ちしにくいという欠点はある。 -死んでいるパラメーターが多い。 --LIFE(体力)以外の要素は今ひとつ効果を実感しにくい。初心者はLIFEを重点的に上げること推奨。 -あまりリアルな描写は多くない。 --史実では76.2mm砲弾を11発、対戦車砲を14発、対戦車銃を227発、地雷を3個食らっても帰還したと言われるティガー戦車が''歩兵の手榴弾一発で粉砕される''。どこぞの[[戦車>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/413.html]]といい、D3は戦車が嫌い(ry --ヘッドショットなどの概念はない。敵兵の体のどの部分を撃ってもダメージは同じ。 --友軍は一応いるが、''ほぼいるだけ''。敵の弾の前に飛び出し、あっという間にやられていく。どこぞの[[防衛軍>地球防衛軍シリーズ]]といいD3は友軍(ry **この総評を読むころには貴様らはウジ虫から一人前の兵士になっているだろう! 概ねTPSとして必要な要素は揃っており、SIMPLEシリーズの中でも比較的丁寧に作られた一作である。~ フルプライスのTPSや、SIMPLEシリーズの傑作『[[地球防衛軍>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1241.html]]』には流石に見劣りするが、決して駄作ではない。遊べる一本である。~ 後にシリーズ化されており、DS版やPSP版も発売されている。

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