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「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 修正内容は「問題点の加筆」です。 ----*ドンキーコングJR. 【どんきーこんぐじゅにあ】 |ジャンル|アクション|&image(http://nesgbgg.up.n.seesaa.net/nesgbgg/image/don3.png?d=a5)| |対応機種|アーケード|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂、岩崎技研工業|~| |稼動開始日|1982年|~| //|プレイ人数|人|~| |判定|なし|~| |ポイント|今回はドンキーの息子が主役&br()''最初で最後の悪役マリオ''|~| |>|CENTER:&color(black){ドンキーコング(初代)シリーズ}&br()[[ドンキーコング]]([[GBリメイク>ドンキーコング (GB)]])/''&color(black){ドンキーコングJR.}''/[[ドンキーコング3]]|~| |>|>|CENTER:''[[ドンキーコングシリーズ・関連作品リンク>ドンキーコングシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 前年に登場した『[[ドンキーコング]]』の続編。今回はドンキーコングの息子「ジュニア」が主人公になり、マリオに幽閉された親ドンキーを救出するのが目的である。 今では任天堂最大のヒーローとして活躍するマリオが、なんと''悪役''を担当しているという信じられないキャスティングとなっている。~ なお、本作は「''マリオ''」という名前が付けられた初めての作品でもある(その後のファミコン版初代などでは最初から反映されている)。 **特徴 -ステージは全部で4種類あり、4面にてマリオと対決し親ドンキーを救出、以後ステージは1面に戻って4面ごとにループするという前作同様の形式。 --なお、前作と違いファミコン版もちゃんと4ステージが存在する。 -主な操作は前作同様、移動とジャンプの二つ。 --ツルに掴まった状態で上下移動ができるのだが、ツル一本状態はもちろん、左右二本のツルを両手で掴むことも可能。 --ツル一本だと下降スピードが、左右二本だと上昇スピードが早くなる。また、ツルが左右連続で設置されている場面では、掴んでいる状態から隣のツルにそのまま移動が可能となっている。 -ところどころに置かれているフルーツに触れるとボーナスを得られると同時に、フルーツが下に落下する。これを利用することで敵を倒すことができ、更にボーナス点が得られる。 ''ステージ紹介'' いずれのステージも画面上部に到達して親ドンキーの檻の近くの足場に乗ればクリアとなる。 -ステージ1 --ツタを利用してワニ((媒体によってはヘビとも表記され、後発のメディア展開では「ジュニアはヘビが苦手」とされていたりもする。))を避けていく。 -ステージ2 --前半は動くロープを使って進み、後半は鳥を避けつつツタを渡ってゆく。ジャンプ台が登場するステージ。 -ステージ3 --足場を流れる電流やマリオが流す電流を避けつつ一番上の足場まで登ってゆく。電流はフルーツで破壊可能。 -ステージ4 --鎖に付いている6個のカギを上のカギ穴にはめ込むことにより、親ドンキーを閉じ込めていた檻を解放してクリアとなる。 ---この際、落下したマリオが起き上がってドンキーを追いかけていった末に、ドンキーに蹴り飛ばされ逃げていくというデモが入る((FC版ではデモがない上に、倒れたマリオの頭上に天使のわっかが表示されるという、マリオが死んだと受け取れるような演出になっている。))。 -ミス条件 --マリオの攻撃や敵に触れる --ジャンプのタイミングを外したりツタから落っこちたりして身長より高いところから転落する --制限時間が0になってしまう。 **評価点 -新しいアクションを導入したこと --ジャンプ要素の踏襲だけにとどまらず、ゴリラが主役という設定ならではの新しいアクションをうまく盛り込み、前作とはまた一味違った面白さを生んだ。 -ゲーム性もより多彩になった。 --ツルの登り降りの際のスピードの変化で伝ってくる敵を避けるタイミングを図ったり、フルーツ落しで敵を攻撃したりと、より多彩なアクションが可能になった。 //**賛否両論点 //-ツタの移動スピード //--1本の場合、降りるのが速い代わりに昇るのが遅くなり、2本の場合は昇るのが速くなる反面、降りるのが遅くなる。 //--この要素でアクション性が高くなったかそうでなかったかで評価が分かれている様子。 //そういう意見はあんま見ないけどな。 ---- **総評 ツルをつかむことによる移動速度の変化などのゴリラらしさのあるアクションと、ステージごとに変化のある仕掛けでシンプルながらも飽きさせない作りになっている。~ 前作と一味違った個性のあるゲーム性により前作に続いてヒットを記録し、後のファミコン版も売り上げに貢献するソフトの一つとしてプレイヤーに親しまれることとなった。 ---- **その後の展開 -ゲーム&ウオッチなど多機種にわたって収録され、他シリーズとともに長らく愛される存在となっている。 -ドンキーが人質でマリオが悪という異色のキャスティングで構成された本作だが、マリオは次の『[[ドンキーコング3]]』では登場せず、その後もあまり出演していない。 -本作の要素は後のゲームボーイ版『[[ドンキーコング>ドンキーコング (GB)]]』で取り入れられたが、そちらでは本作とは逆にジュニアが父親とともに敵としてマリオを妨害するという立場となっている。 -本作から10年後の『[[スーパーマリオカート]]』でマリオとドンキーJr.は再び競演したが、『[[マリオカート64]]』以降は2代目ドンキーコングに出番を奪われ、他のマリオシリーズにおいても2代目が目立っており、あまり登場しなくなった。 --なお、初代ドンキーコング(クランキー)の息子がジュニア、孫が2代目ドンキーという設定だが([[公式参照>http://www.nintendo.co.jp/nom/0002/01/family1.html]])、ジュニアと2代目が親子関係にあるのかどうかは明確にされていない。~ 一応『[[マリオテニス64]]』の攻略本では2代目ドンキーコングと親子だとされているが、同作ではそれぞれデビュー時の姿で登場するため外見上の年齢が逆転している((もっともマリオとベビィマリオが共演しているようなゲームなので外見年齢に意味は無いのだが・・・。))。 ---- **家庭用移植 -ファミリーコンピュータ、ファミリーコンピュータ ディスクシステム版 |発売元|任天堂|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/51jczSrZkAL.jpg,width=200)|~| |メディア|【FC】192KbitROMカートリッジ&br()【FCD】ディスクカード|~|~| |開発元|【FC】任天堂、エスアールディー|~|~| |発売日|【FC】1983年7月15日&br()【FCD】1988年7月19日|~|~| //|プレイ人数|人|~|~| |定価|【FC】3,800円(税抜)&br()【FCD】500円|~|~| |配信|バーチャルコンソール&br()【Wii】2006年12月2日/500Wiiポイント&br()【3DS】2012年4月18日/500円&br()【WiiU】2013年7月15日/500円|~|~| 前作のFC移植と同日発売。上記概要の通り、全ステージが再現されている。 -ゲーム&ウオッチ版 --1982年10月26日発売。それ以降もスクリーンの変更版として、再度発売されている。 --1999年4月8日発売の、ゲームボーイソフト『[[ゲームボーイギャラリー3>ゲームボーイギャラリーシリーズ]]』に収録されている。 --2009年8月19日にニンテンドーDSiにて配信された『ゲーム&ウオッチ ドンキーコングJR.』にてプレイできる、要200DSポイント。 ---- **ドンキーコングJR.の算数遊び 【どんきーこんぐじゅにあのさんすうあそび】 |ジャンル|算数アクション|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41%2BHufaLvUL.jpg)|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~|~| |発売・開発元|任天堂|~|~| |発売日|1983年12月12日|~|~| //|プレイ人数|1~2人|~|~| |定価|3,800円(税抜、後に4,500円に変更)|~|~| |配信|バーチャルコンソール&br()【Wii】2007年3月27日/500Wiiポイント|~|~| 『ドンキーコングJR.』を元にした教育ソフト。遊びながら算数を学べる形式になっている。 -「CALCULATE A, B」(計算) --『JR.』の1面がベース。二人用モードで、1PがJr.・2Pがピンク色のJr.を操作し、ドンキーコングが示したお題の数値を先に完成させる対戦型ゲーム。 --蔦に数字、島に演算記号が並んでおり、数字→記号→数字と交互に取って数字を完成させる。例えば現在のストックが「-3」なら、「×」→「5」の順で取ると即座に計算されてストックが「-15」になる。 -「+-×÷EXERCISE」(練習) --『JR.』の4面がベース。一人用モード。示された計算式を埋める穴埋め形式で、鎖につかまって各列の数字を動かし、正しい数式を完成させる。 ---- -ファミコンテレビC1同梱版(非売品) --『ドンキーコングJR. & JR.算数レッスン』のタイトルで、2本の簡易版を収録したカップリング作品。内容的には体験版に近い。 --『JR.』は1面と4面のみ収録、『算数レッスン』は「+-×÷EXERCISE」のみ収録。
*ドンキーコングJR. 【どんきーこんぐじゅにあ】 |ジャンル|アクション|CENTER:&image(https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/174000424.jpg,width=160)&br()&image(https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSdUCoreO2ouaZIy5ThjYU7NAlBmh57bpiNQQ&usqp=CAU,width=160)| |対応機種|アーケード&br()ファミリーコンピュータ&br()ファミリーコンピュータ ディスクシステム|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂&br()岩崎技研工業|~| |稼動開始日【AC】|1982年|~| |発売日|【FC】1983年7月15日&br()【FCD】1988年7月19日|~| |プレイ人数|1人|~| |配信|バーチャルコンソール&br()【Wii】2006年12月2日/500Wiiポイント&br()【3DS】2012年4月18日/524円&br()【WiiU】2013年7月15日/524円&br()アーケードアーカイブス&br()【Switch】2018年12月21日/823円|~| |備考|FCD版は書き換え専用|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|今回はドンキーの息子が主役&br()''最初で最後の悪役マリオ''|~| |>|>|CENTER:''[[ドンキーコングシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 前年に登場した『[[ドンキーコング]]』の続編。今回はドンキーコングの息子「ジュニア」が主人公になり、マリオに幽閉された親ドンキーを救出するのが目的である。 今では任天堂最大のヒーローとして活躍するマリオが、なんと''悪役''を担当。現在では信じられないキャスティングとなっている。~ なお、本作は「''マリオ''」という名前が付けられた初めての作品でもある(その後のファミコン版初代などでは最初から反映されている)。 **特徴 -ステージは全部で4種類あり、4面にてマリオと対決し親ドンキーを救出、以後ステージは1面に戻って4面ごとにループするという前作同様の形式。 --なお、前作と違いファミコン版もちゃんと4ステージが存在する。 -主な操作は前作同様、移動とジャンプの二つ。 --ツルに掴まった状態で上下移動ができる。ツル一本状態はもちろん、左右二本のツルを両手で掴むことも可能。 ---ツル一本だと下降スピードが、左右二本だと上昇スピードが早くなる。また、ツルが左右連続で設置されている場面では、掴んでいる状態から隣のツルにそのまま移動が可能となっている。 -ところどころに置かれているフルーツに触れるとボーナスを得られると同時に、フルーツが下に落下する。これを利用することで敵を倒すことができ、更にボーナス点が得られる。 ''ステージ紹介''~ いずれのステージも画面上部に到達して親ドンキーの檻の近くの足場に乗ればクリアとなる。 -1面 --ツタを利用してワニ((設定では擬生物化されたトラップであるが、媒体によってはヘビとも表記され、後発のメディア展開では「ジュニアはヘビが苦手」とされていたりもする。))を避けていく。 -2面 --前半は動くロープを使って進み、後半は鳥を避けつつツタを渡ってゆく。ジャンプ台が登場するステージ。 -3面 --足場を流れる電流やマリオが流す電流を避けつつ一番上の足場まで登ってゆく。電流はフルーツで破壊可能。 -4面 --鎖に付いている6個の鍵を上の鍵穴に差し込み、親ドンキーを閉じ込めていた檻を解放してクリアとなる。 ---この際、落下したマリオが起き上がってドンキーを追いかけていった末に、ドンキーに蹴り飛ばされ逃げていくというデモが入る((FC版ではデモがない上に、倒れたマリオの頭上に天使の輪が表示されるという、マリオが死んだと受け取れるような演出になっている。))。 -ミス条件 --マリオの攻撃や敵に触れる。 --ジャンプのタイミングを外したりツタから落っこちたりして身長より高いところから転落する。 --制限時間が0になってしまう。 ---- **評価点 -新しいアクションを導入した。 --ジャンプ要素の踏襲だけにとどまらず、ゴリラが主役という設定ならではの新しいアクションをうまく盛り込み、前作とはまた一味違った面白さを生んだ。 -ゲーム性もより多彩に。 --ツルの登り降りの際のスピードの変化で伝ってくる敵を避けるタイミングを図ったり、フルーツ落しで敵を攻撃したりと、より多彩なアクションが可能になった。 **問題点 -落下死の判定が分かりにくい --上述の通り身長よりも高い位置から落下することが条件となっているが、ジャンプした際にやや高いところから落ちただけでミスとなる箇所がある。ステージ1が顕著。 ---- **総評 ツルをつかむことによる移動速度の変化などのゴリラらしさのあるアクションと、ステージごとに変化のある仕掛けでシンプルながらも飽きさせない作りになっている。~ 前作と一味違った個性のあるゲーム性により前作に続いてヒットを記録し、後のファミコン版も売り上げに貢献するソフトの一つとしてプレイヤーに親しまれることとなった。 ---- **その後の展開 -ゲーム&ウオッチなど多機種にわたって収録され、他シリーズとともに長らく愛される存在となっている。 -ドンキーが人質でマリオが悪という異色のキャスティングで構成された本作だが、マリオは次の『[[ドンキーコング3]]』では登場せず、その後もあまり出演していない。 -本作の要素は後のゲームボーイ版『[[ドンキーコング>ドンキーコング (GB)]]』で取り入れられたが、そちらでは本作とは逆にジュニアが父親とともに敵としてマリオを妨害するという立場となっている。 -本作から10年後の『[[スーパーマリオカート]]』でマリオとドンキーJr.は再び競演したが、『[[マリオカート64]]』以降は2代目ドンキーコングに出番を奪われ、他のマリオシリーズにおいても2代目が目立っており、あまり登場しなくなった。 --なお、初代ドンキーコング(クランキー)の息子がジュニア、孫が『[[スーパードンキーコング]]』に登場する2代目ドンキーという設定とされているものの、ジュニアと2代目が親子関係にあるのかどうかは明確にされていない。~ 一応『[[マリオテニス64]]』の攻略本では2代目ドンキーコングと親子だとされているが、同作ではそれぞれデビュー時の姿で登場するため外見上の年齢が逆転している((もっともマリオとベビィマリオが共演しているようなゲームなので外見年齢に意味は無いのだが……。))。 --さらに、2023年公開の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では「ドンキーコングがクランキーコングの''息子''」として登場。~ こちらのドンキーコングは従来の2代目がベースなのだが、よく見ると目や鼻の形などが従来の2代目と異なり、むしろジュニアに寄せられたデザインとなっている。 ---加えて、上記の「息子がジュニア・孫が2代目」と解説していた[[ニンテンドーオンラインマガジンの公式サイト>https://web.archive.org/web/20230115113946/https://www.nintendo.co.jp/nom/0002/01/family1.html]]が、映画の日本公開直前の2023年4月26日をもって''閉鎖・ページ削除''されてしまった。~ これにより上記の設定のソースそのものが消滅してしまい、今後は「かつてのドンキーコングJr.と2代目ドンキーコングが同一人物」という設定に統合される可能性も考えられるようになってしまった。 ---とは言え、映画版は他にも原作ゲームとは異なる設定・描写が多く、現状においてはひとまずパラレルワールドと見たほうがいいだろう。任天堂の公式見解が待たれるところである。 ---- **FC以外の移植等 -ゲーム&ウオッチ版 --1982年10月26日発売。それ以降もスクリーンの変更版として、再度発売されている。 ---『ドンキーコングJR.』を題材にした作品は他にも同タイトルのカラースクリーン版や『ドンキーコング2』(マルチスクリーン)があるが、それぞれ内容は全く異なる。 --1999年4月8日発売の、ゲームボーイソフト『[[ゲームボーイギャラリー3>ゲームボーイギャラリーシリーズ]]』に収録されている。 --2009年8月19日にニンテンドーDSiにて配信された『ゲーム&ウオッチ ドンキーコングJR.』にてプレイできる、要200DSポイント。 -『[[ドンキーコングJR.の算数遊び]]』 --『ドンキーコングJR.』を元にした教育ソフト。遊びながら算数を学べる形式になっている。詳細は個別項目を参照。 -ファミコンテレビC1同梱版(非売品) --『ドンキーコングJR. & JR.算数レッスン』のタイトルで、2本の簡易版を収録したカップリング作品。内容的には体験版に近い。 --『JR.』は1面と4面のみ収録、『算数レッスン』は「+-×÷EXERCISE」のみ収録。 ---- **余談 -アーケード版のOPデモでは''2人のマリオ''が檻に入ったドンキーコングを搬送しているが、このうちの片方が後のルイージなのかは不明。 --公式に「ルイージの初登場作品」とされているのは本作の翌年に登場した『[[マリオブラザーズ]]』((厳密にはよく知られている方の下水道を舞台にしたアーケード版ではなく、ビン詰め工場を舞台にしたゲーム&ウオッチ版の方))である。

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