【のぶながのやぼう かくしん】
ジャンル | SLG | ![]() |
対応機種 |
Windows 98~XP、Vista プレイステーション2 |
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発売・開発元 | コーエー | |
発売日 |
【Win】2005年6月22日 【PS2】2006年2月2日 |
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定価 | 【PS2】8,800円 | |
レーティング | CERO:全年齢対象 | |
廉価版 |
PlayStation 2 the Best 2008年11月13日/3,800円 2010年7月1日/1,980円 |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
全ての要素を完全リアルタイム化 全国一枚マップをフル3Dで復活 シリーズ屈指の骨太難易度 ツッコみ所も多いが中毒性も高い |
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信長の野望シリーズ |
シリーズ第12作目。
従来はシリーズの傾向として「奇数作で全体のシステムをがらりと変更、偶数作はその発展系」である事が多かったが、本作では前作の『天下創世』の要素は引き継がず、完全にシステムを刷新している。
また、副題もそれまでのシリーズでは見られなかった単語一文字で表されており、そういった点においても異端な作品である。
3D全国マップ
フルリアルタイム化
技術革新
CPUの物資チート廃止とAIの強化
シンプルにまとめられたルール
シビアかつ骨太なバランス
地方プレイ
シナリオ
チャレンジシナリオ
大味な部分やツッコミどころはあるものの、それまでの作品の良点をうまく拾いつつ、フルリアルタイム制や技術革新という独自の要素が加わった一作。
適度にまとめられたシステムも相まって、ゲームとしての面白さはシリーズでも最高峰。近年の『信長の野望』シリーズの中では一番の人気(*8)を誇っている。
また本作では後述のようにPKで追加される要素が比較的少なく、本体のみである程度完成されており、PK必須ではない点も評価に値するだろう。
【のぶながのやぼう かくしん ぱわーあっぷきっと】
『革新』(以下「無印」)のパワーアップキット。
各種パラメーターの編集機能、バランス調整、シナリオ・チャレンジシナリオの追加、諸勢力、南蛮技術の導入などの追加要素が存在する。
特産品の概念の追加
南蛮技術の追加
諸勢力の追加
譜代家臣の追加
バランス調整
無印の大味な部分に若干の修正が入り、遊びやすくなった。ただ、弓が強くなりすぎたり鉄砲櫓の城塞化などの粗も残っている。
また、おまけモードの追加がないなど、シリーズのパワーアップキットの基準としてはかなり控えめ。どちらかと言えば既存の要素の強化に徹した造りとなっている。
*1 各学舎の建設には技術研究が必要であり、適性「A」の武将が3名いなければそもそも研究すらできない。ただし大名家によっては最初から学舎建設の技術を所持している場合もある。
*2 本作では農繁期(春、秋)には募兵が出来ない仕様となっている。
*3 嫌悪武将が所属する大名家を「勧告」で降伏させる事で臣下にすることは可能。しかし、嫌悪武将の設定が消えるわけではないので裏切りやすい。
*4 ゲーム中に恨みフラグが立ってしまった武将の場合は別勢力に仕えることで解除される。
*5 CS版では『蒼天録』などに収録。
*6 ただし既に初代信長の野望では兵力1=1000人とはっきり表示され、1領地だけで兵力4000=400万人の兵を駐留、養うこともできたので今更感があるが…。
*7 次点は同じくチート武将である武田信玄の110だが、それ以外の名将でも高くて100前後である。
*8 実際にそういう時期も過去にはあった。
*9 古くは『戦国群雄伝』や『武将風雲録』などで信長等の有名武将を処断した際に辞世の句を喋るといった要素があった。
*10 結んだ場合は国人衆との協定が無効になる。地方が違う忍者衆ならば問題なく結べる。
*11 充分な兵力を護衛を付ければ回避できるが、結構な量の兵糧を消費してしまうので…。