{DS用移植版『信長の野望DS』も本記事で解説する。
【のぶながのやぼう れっぷうでん】
ジャンル | 歴史シミュレーションゲーム | ![]() ![]() ![]() |
対応機種 |
Windows 95~XP Mac OS プレイステーション ドリームキャスト プレイステーション・ポータブル |
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発売・開発元 | コーエー | |
発売日 |
【Win】1999年3月8日 【PS】1999年9月9日 【Mac】1999年9月24日 【DC】1999年12月16日 【PSP】2006年3月23日(withPK) |
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定価 |
【Win/Mac】11,800円 【PS/DC】9,800円 【PSP】4,800円(各税別) |
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廉価版 |
【PS】PlayStation the Best 2001年7月26日/3,800円 【Win】コーエー定番シリーズ 2003年1月24日/1,980円 【PSP】KOEI The Best 2007年4月5日/2,800円 【PSP】コーエー定番シリーズ 2012年8月2日/1,800円(各税別) |
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判定 | 良作 | |
信長の野望シリーズ |
『信長の野望』シリーズの第8作目。全国にある64の本城を全て支配するか、32以上の本城を支配し征夷大将軍になった状態で他の全大名家と同盟を結ぶかでクリアとなる。
以下にあるように『烈風伝』の系統は、元となったPC版、簡易化したPS/DC版、PSwithPK版を改良したDS版(『信長の野望DS』)、それをさらに改良した3DS版(『信長の野望2』(*1))と多岐にわたり、再販の度に元が変わるため非常にややこしい。
一番簡単に見分けるポイントは全国地図で、「九州が9ヶ国に分かれていればPC系列、5ヶ国に分かれているのがコンシューマー系列」である。
また、Win用(7~10対応)のwithPK版がSteamで配信されている。
本作で実装された大名家のパラメータ。自勢力が支配している本城の数、大名が持つ官位、他家と婚姻関係を結んでいるかなどで算出され、この数値が大きければ大きいほど、各種コマンドが成功しやすくなり有利になる。また月初めに自勢力にフェイズが回ってくる順番が早くなる。
合戦部分がやや低評価ながら全国マップ1枚での内政や威信システムなど、後に引き継がれた要素を多数備えたシリーズ中興の祖というべき作品。低難易度という点はある意味初心者におすすめともとらえられる。
2019年2月28日に後述する『信長の野望2』をベースにしたスマートフォン用アプリがiOS/Android版で配信開始。タイトルが『信長の野望 烈風伝』に戻った。
【のぶながのやぼう でぃーえす】
対応機種 | ニンテンドーDS | ![]() |
メディア | 512MbitDSカード | |
発売・開発元 | コーエー | |
発売日 | 2006年4月27日 | |
定価 | 4,800円(税別) | |
廉価版 |
KOEI The Best 2008年11月13日/2,800円(税別) |
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判定 | 良作 |
『烈風伝』のニンテンドーDS移植版。
基本はPSのwithPK版とほぼ同一だがグラフィックは一新。
大半の武将の顔グラフィックが『嵐世紀』~『革新』『太閤立志伝V』『三國志X』出典のものに改められている。
ハード特性に合わせタッチペンでの操作が可能。上画面に情報用、下画面に入力用のメイン画面を表示。
全国地図は全体的に縮小され狭くなっている。
処理落ち等の問題はあるもののシリーズの中でも人気のある『烈風伝』をお手軽に携帯機でプレイできるようになった。
他のシリーズの携帯機への移植に比べると追加要素やアレンジに乏しいが、『烈風伝』の完成度が高いために下手に変更してしまうと蛇足になってしまうためにPKをベースにそのまま移植するという点は間違ってはいなかったといえる。
2015年8月6日に『信長の野望DS』をベースにした『信長の野望2』が3DSで発売された。武将の顔グラフィックが『創造』のものに変更され、シナリオと武将の追加が行われている。}
*1 DSで発売された『信長の野望DS2』は別物。こちらは『武将風雲録』のリメイクである。
*2 本城のマップは各城固定。
*3 「大砲」は射程範囲こそ広いが、鉄砲適性に応じて攻撃位置がズレることがあり、さらには攻撃が命中した部隊は確実に混乱するというもの。そのため、鉄砲適性Sの武将が持つとほぼ確実に狙った所にあたるので本丸を守る総大将だろうがお構いなしに毎ターン確実に混乱させ士気を落とすことが可能。さらには壊れやすさも鉄砲適性に依存するため滅多なことでは壊れない。
*4 全て30で適性は全て最低のEとなる。それでも能力査定が厳しくなった本作では足軽頭以下の能力にしかならない武将がちらほらいる。
*5 大名が居ない城では「剣術指南」により、同じ城の武将に「剣豪」を授けて出奔、授けられた武将は別の武将に「剣術指南」をして出奔と繰り返されてしまう。
*6 金山Lv3、馬産地あり、近くに川が流れているという恵まれた躑躅ヶ崎館を有しているため、また既存支城の岩殿山城も優秀。
*7 攻略本『信長の野望 烈風伝 マニアックス』p338
*8 謙信用の補正有り。
*9 一部の武将に実装された強力な仕様、「三段」なら射撃回数が2回から3回に増え、「騎鉄」なら、騎馬突撃前に射撃を行う。
*10 組撃ち鉄砲で有名な雑賀衆の頭領が三段を覚えていないというのには違和感はあるが…
*11 PKでない無印でも
*12 なぜか両名とも、驚いているような叫んでいるようなインパクトある表情で描かれている。また、隈部親永は『三國志11』における「糞藝爪覧」の顔の元ネタにされ、悪い意味でも有名になってしまった。
*13 「諸王の戦い」シナリオやチュートリアル等。