ゲゲゲの鬼太郎 妖怪創造主現る!
【げげげのきたろう ようかいそうぞうしゅあらわる!】
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ジャンル
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RPG
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対応機種
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ゲームボーイ
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発売元
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バンダイ
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開発元
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アクトジャパン
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発売日
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1996年12月13日
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価格
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4,500円
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プレイ人数
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1人
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備考
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キャラデザは4期ベース
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判定
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なし
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ポイント
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ポケモンにそっくり というかゲゲゲの鬼太郎版ポケモン
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ゲゲゲの鬼太郎シリーズ
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概要
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人気アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』4期アニメ放映時期に発売されたRPG。鬼太郎シリーズでは唯一ゲームボーイで発売された。
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基本的には大まかに分かれた4つのシナリオを順番に攻略していくストーリー形式。
一般的なRPGと同じくフィールド画面での探索パートと、バトル画面では1対1形式による妖怪との対戦パートに分かれている。
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アニメの他に、漫画『ゲゲゲの鬼太郎 国盗り物語』のキャラや設定も一部引用されている。
特徴
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対戦パートでは通常「こうげき」の他、「とくしゅ」から最大4つの専用技を「ヨウリョク」を消費して使用できる。対戦画面において味方側の妖怪は背中越し形式で表示されており、対戦画面の臨場感が増している。
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基本的に妖怪は敵として登場するが、一部妖怪は条件次第で仲間になってくれて、一緒に戦ってくれる。
戦闘中、仲間妖怪がいる場合は「ようかい」で控えにいる仲間妖怪と交代して戦わせる事もできる。「どうぐ」で回復アイテムも使用可能。
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仲間妖怪は鬼太郎を含め最大5人まで編成可能。溢れた妖怪は「鬼太郎の家」に待機しており、仲間妖怪の入れ替えの他、体力とヨウリョクの全回復も行える。
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仲間になった妖怪は「図鑑」に登録され、出会った妖怪・仲間にした妖怪を別にカウントされ、各妖怪の解説を読むことが出来る。
そのため、ただストーリーをクリアするだけでなく、道中の妖怪達を仲間にして収集するコレクション要素も兼ね備えている。ノーヒントでは発見が困難な妖怪も数種類いるため収集意欲を引き出してくれる。
ここまでの解説を読んで、本作と同年に発売され社会現象となり、ゲームボーイ人気の復活に多大な貢献を果たした某RPGを思い浮かべてしまった方もいるかもしれない。
…非常に遺憾ではあるが、その予感は概ね正しい。
問題点
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あまりにもポケモンとの類似点が多い
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フィールド画面、バトル画面、グラフィック、妖怪を仲間にして戦わせる、図鑑機能、最大4つの特殊技、鬼太郎の家の用途が実質ポケモンセンター、ダメ押しにメニュー画面のUI・レイアウト等々…。
『
ゲゲゲの鬼太郎版ポケモン
』と言われても何一つ反論できない程度には既視感の強い作風となっている。
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当然だが、ポケモン開発元のゲームフリーク等が本作に開発、もしくは監修として関わった形跡は存在していない。
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ポケモンの発売後、二匹目のドジョウを狙ったであろうフォロワー作品が次々と生み出されて
は爆死していったが、バトル画面が違う、ゲームシステムが異なる、チームバトル、モンスターではない等、本家ポケモンには無い何らかの差別点が設けられている作品が殆どであった。が、本作は知らない人が見れば一から十までポケモンとの類似点だらけである。
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かと言って何もかもポケモンと一緒かと言われればそうでもなく、編成メンバーは5人までしか入らず、努力値・個体値といった仲間に個性を持たせる要素も通信機能も存在しない。相性の分類も極めて大雑把となっている。
進化システムが存在していないのは版権作品故に仕方がないとしても、あからさまな模倣でありながらここまで欠けた要素が多いのでは
“劣化ポケモン”
と言われてしまうのも当然の結果であろう。
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ポケモン要素を度外視しても『女神転生』の仲魔システムとの類似点もあり、結果的に人気RPGの寄せ集めのような印象が否めない。その結果、見た目と知名度からポケモンの印象が強まる結果となってしまった。
せめて戦闘画面が、専用グラフィックを用いた背中越し形式ではなく『サンリオタイムネット』や『ロボポン』のように対戦相手が隣同士に並ぶ形式ならば、ここまでポケモン呼ばわりされる事もなかったのかもしれないが…。
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ただし本作が発売された1996年12月は、本家ポケモンの方もまだアニメが放映されていないブーム黎明期の時期である。
実際の開発にかかった期間も考慮すると更に半年ほど前、GB版の初代ポケモンが発売されてから数ヶ月しかたっていない頃に企画がスタートしたはずなので、そのような時期に真っ先にポケモンフォロワー作品を作ろうとしたスタッフの先見の明は評価できる…かもしれない。
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ゲームバランス
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鬼太郎がやられたら他の仲間妖怪が残っていても敗北となってしまうため、鬼太郎の強化・存命が重要となり、鬼太郎のみ育成した方が攻略しやすい。
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このため、
新しい仲間を一から育てるよりは鬼太郎をひたすらレベリングした方が楽
。
この点は当時のポケモンも似たような傾向にあったが、タイプ相性によって阻まれる事が多いポケモンに対して、こちらは相性関係が大雑把となっている為、より一点特化戦術が成り立ちやすい。
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買い物の概念が存在しておらず、回復アイテムは基本的にフィールドで拾うか敵妖怪のドロップで入手するしかない。また一定数以下の場合に限り、鬼太郎の家や民宿(二章以降)で特定の回復アイテムが入手可能となってはいる。
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体力は数値で確認できず、アイテムの回復量も大まかな説明でしか確認できない。効率よく回復させるには感覚で使う必要がある。
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ラスボス「妖怪創造主」の扱い
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タイトルにもなった妖怪創造主とは直接戦わず、脳に時限爆弾的な道具を仕掛けて倒すFC版『メタルギア』のような展開となっている。
実質的なラスボスは妖怪創造主の体内に居る「めいしょうふめい」(
原文ママ
)。
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「めいしょうふめい」はラストダンジョンの道中にも別個体が複数存在しており、そちらは最終ダンジョン相応の強さを有しているのだが、よりにもよって最後に戦うのが策を弄さずとも普通に倒せる雑魚同然の弱い個体となっている。案の定、ラストバトルの肩透かしっぷりに拍子抜けするプレイヤーが見られた。
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尤も妖怪創造主は後述する『ゲゲゲの鬼太郎 国盗り物語』からのキャラであり、この攻略法も原作そのままなので、ある意味
原作再現
と評価できなくもないのだが…。
と、ポケモンフォロワーとして見ると色々問題は多いが、決して劣化パクリゲーの一言では片付けられない評価点も存在している。
評価点
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鬼太郎シリーズのレギュラーキャラの扱い
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シリーズ作品における鬼太郎以外のレギュラーキャラを仲間妖怪として使用できる。ねこ娘は勿論、砂かけ婆や一反木綿、子泣き爺やぬりかべに加え、ねずみ男もプレイアブルで使用できる。
性能も厄介な特殊技を使う砂かけ婆、防御は高いが火力が非力な典型的タンク役のぬりかべといった具合に、各キャラ毎の個性がしっかり表現されている。
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ただし目玉の親父はNPCとしての出番しかない。もっとも、近年見られるゲゲ郎(目玉の親父)の姿はアニメ6期や劇場版『ゲゲゲの謎』で初登場したものであり、時代的に致し方ない部分もある。
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鬼太郎一行を始めとする専用グラフィックのクオリティ
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一部レギュラーキャラは4期当時のキャラデザインによる専用グラフィックがバストアップ形式で表示されている。
フィールド画面のドット絵も、各章ボスキャラの天邪鬼や磯女もデカキャラを表現しており、視覚的にボスだと分かりやすい。
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シナリオ
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アニメでも取り上げられた社会問題への風刺が取り入れられており、鬼太郎らしいシナリオとなっている。
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+
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例を挙げると… ※ネタバレ注意
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一章では町おこしのために、高速道路の建設を邪魔する妖怪を退治するのだが、その結果、建設工事によって自然環境の破壊が進むという皮肉な結末を招いてしまう。
その妖怪が暴れた理由も、建設中の山を切り崩した事で封印された器が解かれたのが原因なため、大元を辿ると人間が元凶である事が判明する。
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二章以降も人間の業について語られる事があり、人間が一概に被害者であるとは言い切れない展開が多い。
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鬼太郎達も原作に忠実な性格。キャラ崩壊も殆ど見られない。
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強いて言えば、ねずみ男が(妖怪を連れて)好戦的に挑んでくる位のものだが、彼自身の性格を考えると改悪と言う程ではない。
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登場する妖怪もよりどりみどり。
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河童や人魚といったメジャー妖怪から、油すまし・見上げ入道・ヒザマ等といったマイナー寄りの妖怪達も収録されており「またこいつか」という不満はそこまで感じられないようになっている。
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「リニュー」や「やどかりマンモス」、前述の「妖怪創造主」は当時コミックボンボンで連載されていた『ゲゲゲの鬼太郎 国盗り物語』に登場する妖怪である。この作品が当初アニメ4期の原作となる予定だったという事実を知ると、感慨深いものがあるかもしれない。
ポケモンには及ばないものの50種類以上の妖怪が登場し、うち仲間に出来る妖怪は40種類近くいる。GBの一人プレイ専用ゲームとしては順当な種類ではある。
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流石にモンスターボール的なアイテムで妖怪を捕まえるシステムは採用されておらず、イベント進行や特定地でのエンカウント、対戦に勝利する等の条件を満たす事で仲間になるシステムとなっている。
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その他、細かい評価点
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自転車に相当する乗り物は登場しないが、オプションによりオートで走る手段が存在している。移動の遅さによるストレスは存在しない。
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完全クリア後は裏ダンジョンが解放され、一部データを引き継いでの周回プレイも可能となる。
総評
単体で見れば取り立てて目立つような酷いバグも無く、きちんとゲーム作品として真っ当に遊べる一作。
鬼太郎以外の妖怪を仲間として使用でき、且つシナリオは鬼太郎らしさを崩さないシリーズの世界観に合致したものとなっており、キャラ改悪も問題視しなければならない程に酷いものではない。鬼太郎のキャラゲーとしても十分以上の出来映えと評していいだろう。
特に、鬼太郎シリーズのレギュラーキャラがプレイアブルとして使える点において、現在においても貴重な作品である事は間違いない。
一方ゲームシステムはあまりにもポケモンそのままであり、そのポケモンと比較すると作り込みの甘さや欠けている部分が目立つ。
残念ながら、この類似性によって本作への評価が大きく荒れてしまっている事は否定できない。
余談
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後に発売された『名探偵コナン 地下遊園地殺人事件』に本作と共通のSEが存在している。開発元が同一であり、本作のデータが流用されたものと思われる。
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こちらもフィールド画面やキャラアイコン等がポケモンに似ているが、図鑑や対戦パートが存在しない、かつジャンルが異なるため本作ほどポケモン呼ばわりはされていない。
最終更新:2025年12月05日 17:37