【さんりおたいむねっと かこへん/みらいへん】
ジャンル | ロールプレイングゲーム | ![]() |
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対応機種 | ゲームボーイカラー(全GB共通) | ||
発売元 | イマジニア | ||
開発元 | トーセ | ||
発売日 | 1998年11月27日 | ||
定価 | 各3,500円(税別) | ||
判定 | ゲームバランスが不安定 | ||
ポイント |
満遍なく破綻したゲームバランス 広すぎるマップ 良くも悪くも個性的なモンスター達 ストーリーやBGMは良好 |
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サンリオキャラクターシリーズ |
発売当時人気絶頂の『ポケットモンスター』を大いに意識した、いわゆるポケモンフォロワーの1作。
ポケモンと同様に、モンスターをアイテムで捕まえて手持ちとし、育成と対戦を行うRPGである。
以下の記述にはポケモンとの比較が多々あるが、ご容赦願いたい。
主人公はオリジナルだが、タイトルに「サンリオ」とある通り、脇役などにサンリオキャラクターが多数登場している。
ポケモン同様、「過去編」「未来編」の2バージョンで発売され、児童誌などで宣伝も打たれていたが、その内容はお世辞にもあまり良いとは言えないものであった。
ある日、主人公の元へ一通のメールが届く。
その送り主である老人は「消滅の危機にあるタイムネットの世界を救って欲しい」と頼む。
どうやら、タイムネットの世界を司る「時の柱」が何ものかによって壊され、
世界が過去と未来の2つに引き割かれてしまったらしい。
そして主人公はタイムネットの世界へ旅立ち、散らばっていった時のかけら(モンスター)を集め、
時の柱を直しつつ犯人を突き止めるための冒険にでるのであった。
全体的にゲームバランスが悪い。
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全体的な面で「劣化ポケモン」という評価は否めないが、評価の高いBGMや個性的な趣がある雰囲気など光るものが全く無いわけではない。
サンリオキャラクターのグラフィックも可愛らしく再現されており、また、ラスボス戦からエンディングにかけて一気に盛り上がるシナリオなどからコアなファンもそれなりにはいる。
本家ポケモンの様なクオリティには届いていないものの、駄作と切って捨てられるべきというほど出来が酷いというわけでもなく、それなりに魅力もある。
また、元スタッフの証言を見る限り問題点のいくつかは所謂大人の事情に振り回された結果によるものでもあり、その点では不憫ではある。
とは言え致命的なバグや不親切過ぎる説明等擁護しきれない部分が多々あるのも事実。ゲームバランスに関しても技面のちゃらんぽらんさが重い。
総合的に言うと ポケモンの二番煎じのマゾゲー といったところに落ち着くだろう。
+ | コマンドネタバレ注意 |