ブロッケン

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ブロッケン - (2010/08/09 (月) 14:25:20) の編集履歴(バックアップ)



「見よ!我がドイツの科学力を!!」

     コピー:(WH2)発進!超無敵必殺ロボ!!
                  (WHP)鋼鉄軍人
     出身地:ドイツ
     誕生日:1891年 10月24日
     年代:1922年
     年齢:31歳
     身長:185cm
     体重:200kg
     血液型:カストロール
     職業:軍人かつ最高機密
     格闘技:軍人式格闘技
     趣味:空中飛行
     好きな物:弱肉強食、科学力、カストロール、世界一
     嫌いな物:レギュラーガソリン(間違えて注入して痛い目にあったから)、燃料切れ
     知能指数:計算外
     宝物:使命

「闘いこそが我が人生であり宿命…。この体朽ちるまで、俺は闘い続ける」

+ WH2 ブロッケン 公式ストーリー
 どんより曇った空の中、今日も上空を爆撃機が飛んでいる。
戦争の余波は、ドイツの片田舎の村にまでおよんでいた。
 村人たちは敵国の爆撃機の来襲に血相を変えて逃げ場所を探している。
上空の爆撃機のコクピットの中で敵兵がニヤリとしながら今にも爆弾を投下せんとしていたその時、
空の彼方から小さな影が現れた。
 村人たちがもうだめだ、と思って伏せた瞬間に奇跡が起こっていた。
ピカッと上空が光り輝いたかと思うと敵機は火球と化していたのだ。
 ボウ然とする村人の前に、奇跡の主は立っていた。
「ありがとうございます…あ、あなたは?」
 と村人が言った。
「私の名はブロッケン」
 と言うと彼は再び上空へと消えた。

旧ADKのアーケード用対戦格闘ゲームワールドヒーローズシリーズの登場キャラクター。
大戦中にナチス・ドイツが開発したサイボーグ戦士である。
モデルは『キン肉マン』に登場したブロッケンJr.(あるいはブロッケンマン)と
ジョジョの奇妙な冒険』第2部に登場したルドル・フォン・シュトロハイム少佐であるのは言うまでもない。
「伯爵」と名乗ったりはしない…が、そっちも元ナチス軍人のサイボーグで
漫画版が週刊少年ジャンプ連載だったりするので、全く無関係とも言い切れないかもしれない。
そのキャラクター性から開発者からの人気は高く、『ADKワールド』では彼を主人公にしたシューティングゲームまで作られている。

+ 裏話
開発当初のキャラモチーフは、なんとアドルフ・ヒトラーだったらしい。
まあ、古今東西英雄大戦としては十分に出られる「格」を持つキャラではあると思う。
だが『必殺技「毒ガスで相手を攻撃する」などシャレにならないものを搭載するつもりだったため、
ヤバイと思った上層部からストップがかかり、わりとマイルド(十分グレーだが)な今のデザインになった』という話である。
それでも結局つかみ投げで毒ガス攻撃はやっちゃったんだけどな!

手足は伸縮自在で長いリーチを誇り、更にはジャーマンスープレックスを仕掛けるときも
腕を伸ばして常識外れの落差をつけるという、サイボーグならではの芸当をやってのける。
また体内で爆弾を生成可能で、腕や足から発射することが出来る。さらにはジェットエンジンも搭載され、空を飛ぶことも可能。
まさにドイツの科学力は世界一である。

ワールドヒーローズ主催者のブラウン・シュガー博士にメンテを担当してもらっているが、
当のブラウン博士はそのついでに彼を実験素材にしているようで、
『ワーヒー2』のEDでは新しい身体と称してコミカルなボディを与えていたりする。
見た目は「B」と書かれた箱型ボディだが性能面は向上しているらしく、
『WHP』ではブロッケンも恥ずかしがりながらも外装を擬装して使い続けている。
(というよりも、見方によっては箱型ボディが自爆(後述)後失われた身体を復元する、いわば中枢回路の役割を果たしているようにも見える)
ブラウン博士の実験はこれだけではないようで、WH2JETによるとブロッケンはブラウン博士の実験にガクブルらしい。
またNEO-DIOと対戦する時の会話(字幕スーパー)、ブロッケンの究極奥義、ブロッケンの『ワーヒー2』のEDの関連を考えると、
どうやら『ワーヒー2』ではブロッケンがDIOを倒した模様である。

ギャグ調のアーケード版とは打って変わり、SFC版『ワーヒー2』のブロッケンEDは彼の悲哀を感じさせるものとなっており、非常にカッコいい。
主人公のハンゾウではなくブロッケンがDIOを倒したのが正史であるというのも頷けるほどである。
+ SFC版WH2 ブロッケンED
「負けた… この俺が… 負けたのか… いったい、お前は… 何者…なんだ?」
「俺は… 俺は 人間だ。」
「人間とは これほど強い生き物なのか… グッ… 世界最強の英雄よ… 最後に、お前の… 名を…」
「ブロッケン… しかし もう俺を人間と呼ぶ者は いないかもしれないがな…」


このように『ワーヒー2JET』まではクールでカッコいいキャラだったが、
何故か『WHP』のメッセージではやたらと叫ぶようになり、うるさくなった
実はWH2JETのムックでもやたら叫びながらうるさいコメントを残している。
イギリス生まれというだけでジャック・ザ・リッパーに国のプライドをかけて喧嘩を売ろうとしてた。

「俺は、我がドイツのためなら、茨の道でも歩みつづける!!」

WHPからブラウン博士に「ODC-004BROCKEN」という形式番号をつけられており、
上記のSTG『19YY』では「ODC-005」にバージョンアップしている。ちなみに「ODC」の部分についてはADKワールドによると
「ODCの部分?そういえば博士、これは何の意味ですか…えっ?…おいら・ドイツの・サイボーグの略ッ!?
ウソだ、ウソだと言ってください!」
だそうな。

「国を越え、時を越え、俺は「友情」というものを知りはじめている!!」

英雄たちとの戦いを重ねるうちに、捨て去ったはずの人間的な感情を取り戻していく。
そのせいか『WHP』ではジャンヌに恋愛感情を抱いてしまう。
美しいッ‥‥ハッ!! 何だァァ!? 今の感情はァァァァッ!?
何だ!? このトキメキはッ!? こ…これが『愛』なのかァァァッ!?」

彼女に会うと胸の小型原子炉が爆発しそうになるらしい。
正直、爆発したら洒落にならないぞ


原作での性能

手足が伸びる、所謂ダルシム系キャラである。
リーチは長いのだが動きが遅く、また技のモーションも大きい。
ワーヒーには空中ガードが無いため*1、牽制や対空などに優れるが、
モーションの遅さ故に見てから無敵技で返されるという弱点を持つ。

『初代』ではしゃがみ弱パンチ連打で相手を気絶させ、そこからまたしゃがみ弱パンチ連打で気絶→気絶に持っていくコンボが猛威を振るった。
必殺技は飛び道具の「グレネードランチャー」、連打技の「スパークサンダー」、対空技の「ハリケーンアーム」の三つ。
特にハリケーンアームは 「↓→↘+ボタン」という妙に使いづらいコマンドが特徴だった。
(ちなみにこのコマンドは後に『ヴァンパイア』のデミトリ・マキシモフの「ミッドナイトプレジャー」「ミッドナイトブリス」、
 『KOF』シリーズのK9999の「力が・・・勝手に・・・ぅわあああ!!」でも使われている)
また、特殊技の「ジェットアタック」で飛行が可能。

『ワーヒー2』では足から発射する「ジャーマンミサイル」が追加されたが、
前作で猛威を振るったしゃがみ弱パンチが弱体化するなど辛くなった部分のほうが多い。
『ワーヒー2JET』ではグレネードランチャーが「ロケットパンチ」に変更され、
新技として「ロングスパークサンダー」「アームパンチ」が追加された。

『WHP』ではロングスパークサンダーがスパークサンダーの中・強という形で統合され、
アームパンチは通常技の近立ち強パンチに格下げされた。
飛行中に「ジャーマンボム」という爆弾を投下することが出来るようになった。

そして、『WHP』でブロッケンは二つの笑える技を習得した。
一つは「攻撃判定付挑発」。
モーション自体は『ワーヒー2JET』で初登場した首を伸ばすというものだが、
『WHP』では何とこの伸ばした首に攻撃判定ガードポイントが存在し、屈辱的対空技として使えるようになった(笑)。
ただし、キャンセルが出来ないので外せば相手からボコられることになる。とくに良子戦ではやってはいけない
もう一つは究極奥義「ジャーマンエクスプロージョン」。
コマンドが「BC・BC・ABC」とボタンだけで構成されており、成立すると渋い声でポチっとなという台詞と共に自爆
爆風で相手を吹き飛ばし、その後に『ワーヒー2』のEDで登場したあの身体と共に再生するのである。
ただでさえライフは一切消費せず乱発も可能なのでいわゆる自爆技とは一線を画すのだが、
この技の真髄はヒーローゲージMAX時にあり、何と至近距離だと爆風が ガード不能 になってしまうのだ。
しかもモーション中は完全無敵なので、対空・カウンター・画面端に追い込んでの起き攻めと、あまりにも役に立ちすぎる性能である。
お笑い技は得てして使いにくいという傾向がある中で、この待遇。如何にスタッフから愛されているかが、うかがえよう。
攻略本でも「ポチっとな100連発でいこう!」とか書かれている。なんなんだアンタ

そんなこんなでWHPでは強キャラの地位にいる
突進技のメッサーシュミットアタックで固めそこから派生するジャーマンボムで起き攻め
さらに通常攻撃で中距離ロケットパンチ又はジャーマンミサイルで遠距離
上記のように壁際でポチッとな。と地上ではかなり隙が無いがその分対空が非常に頼りなくやり込みを要するキャラである

参考動画





*1『WHP』では空中ガードが存在するが、地に足をつけている攻撃は空中ガード不能。
逆を言えば、ハンゾウの「光龍波」等飛び上がるタイプの対空技は出がかりの地に足をつけている時でなければ空中ガードされてしまう。


MUGENでのブロッケン

過去にはFUJY氏製作のブロッケンが存在していた。『WHP』ベース。
元ネタ繋がりでブロッケンJr.の必殺技「ベルリンの赤い雨」や、バイクで砂漠を踏破中の若ジョセフストライカーとして呼び出す技が追加されている。
特に前者は 背景にハーケンクロイツが出現する かなりヤバい技である。
魔改造ネタキャラかと思いきや、ガードキャンセル必殺技や空中受け身なども実装されている。
現在は公開されていないので入手は困難。

2009年に入って、エリック呂布ジョニー・マキシマムの製作者である死門氏によって『WHP』仕様のブロッケンが公開された。
ヒット音等が原作のものではないためβ版とのことである。その他の原作と異なる点として、
  • ガードポイント攻撃やガードはじき攻撃といった原作のシステムは未実装。
  • しゃがみ強パンチが2HIT技ではなく、「近立ち強パンチ→しゃがみ強パンチ→しゃがみ強パンチ」の基本5HITコンボができない。
  • 高角度ジャーマン(→P投げ・高威力)とジャーマン(←P投げ・並み威力)のダメージが一緒。
  • ハリケーンアームでのHEROゲージ使用を任意で選択可能。
  • ジャーマンボムが未実装。
などなど。完成の日を首とか腕とか伸ばしながら待とう。
なお、現段階でもおまけの人氏によってAIが製作されている。

ちなみに、ビシャモン望月双角などアレンジネタに定評のある
3㌶氏製作のダルシムは特殊技でブロッケンモードに変化し、ロケットパンチしたり自爆したりとカオスになる。
今週のビックリドッキリヨガー

「フッ…。またひとつ勲章が増えるな……。」

出場大会


出演ストーリー