スピンオフ作品『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』では原作以上に皆(特に
キョンと
みくる)を振り回しているがその様子から
原作者である谷川流氏に「ハルヒよりもハルヒっぽい」とまで言われている。
一方で、キョン不在時に
長門やみくるが暴走しているときは止め役やツッコミ役に回っており、「根は常識人」という設定も上手く活かされている。
また、ある話においてはキョンはおろか、原作では口答えしない長門、みくる、
古泉にまでマジギレされて心を折られた。
キョンに対してはやはりそれなりの想いがあるらしく、キョンがとある理由から古泉に「
好きだ」と言った際は倒れてしまった。
その際に「特大」の閉鎖空間ができた模様、しかも
長門曰く「かろうじて涼宮ハルヒの理性が勝ったが世界の終わりも十分ありえた」との事。
因みに後々キョンが
バニーになった時にはこれ以上の「過去最大」の閉鎖空間ができたらしい。
またこの作品では閉鎖空間ができる頻度がかなり多く酷い時は一日で三回(蝋燭の火を不可思議な力で消すのに挑戦して500回失敗、
その行動が無駄な事に気づいた、プリンが買えなかった)と機関(主に古泉)を疲労させている。
また神人も個性豊かであり、ヒーロー物の悪役のように喋りだす奴やスピンオフ短編「古泉一樹の過去」では神人の撃破にやってきた超能力者を狙う神人というのも登場している。
無意識に現実改変を行う頻度も高く、月に超科学力を持った兎が出現したり、
谷口が鬼や狼男になってしまったり、格闘ゲームが音声入力可能になったりしている。
また、キョンが冗談で「母さん」と呼んだ時、酷く動揺した上に「だったらお前は父さんだ!」と叫んでいるなど、原作よりもデレの割合が強い。
そしてある回では古泉の陰謀でキョンと1日デートする羽目になり、お互いに精神的に深いダメージを受ける事になった。
…その次の回では、キョンと一緒にいたところを
「カップルですか?」と言われて「「違います」」と2人して即答する。
もう夫婦の領域じゃないのかとか言わない。
同作アニメ版のOPテーマ「いままでのあらすじ」ではキョンに対してテンプレなツンデレとなったハルヒを見る事が出来る。