平成期に入って製作された所謂「平成三部作」と呼ばれる作品群では、
超古代のアトランティス文明において、自らが創造したギャオスを用いて人類の幕引きをしようとした者の野望を阻止すべく、
甲羅状の「器」にマナを収束させて創り出された、一種の「生体兵器」とされている。
基本的に
地球の意志に基づいて行動しており、守るべき対象は人間だけではなく地球そのもの、
その生態系全てとされる(その中には当然人間も含まれているが)。
現代に目覚めた際に、草薙浅黄(
くさなぎ・
あさぎ)という少女と精神的に
シンクロしての覚醒を行ったため、
ガメラ自身は人が決して悪ではないという事を知っており、
嘗ての力を取り戻し浅黄の助力を必要としなくなった後でも「人間」という存在を切り離す事ができずにいる。
それ故に地球環境に害をなす生物を倒すためなら、しばしば人々を巻き添えにしてしまうが
(特に3作目は作品の方向性故その面が顕著。ギャオスは一匹でも生き残らせるとそこから爆発的に繁殖してしまうので、
多少の犠牲を払ってでも逃がすわけにはいかなかったという理由もある)、
その一方で逃げ遅れた子供を
ギャオスから助けたり、
自身を殺そうとした末に
イリスに取り込まれた綾奈を救い出したりと、人間を積極的に守ろうとする姿勢もまた見せている。
一応「兵器」なので、戦闘力向上&環境への適応のために短期間での進化が可能。
外見の場合は特に顕著になりやすいのか、シリーズが進むに連れて、
敵の極悪ぶりに対抗していますと言わんばかりにフォルムがシャープになり、
終いには
悪役に見えても差支えが無いほどフォルムが凶悪化してしまった。