オラオラ

「オラオラ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

オラオラ - (2014/01/02 (木) 02:27:44) の編集履歴(バックアップ)


1.

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」

空条承太郎のスタンド、「星の白金(スタープラチナ)」の必殺技(?)。
目にも止まらぬスピードで連続パンチをくりだす非常に単純かつ豪快な技。

第六部の主人公で承太郎の一人娘の徐倫の「ストーン・フリー」も同様の掛け声である。
派生としてDIOの「ザ・ワールド」や第五部のジョルノの「ゴールド・エクスペリエンス」による「無駄無駄」、
「クレイジー・ダイヤモンド」(第四部の東方仗助のスタンド)による「ドラララ」(偶に勘違いされるが「ドラドラ」ではない)、
ブチャラティのスタンド「スティッキィ・フィンガーズ」による「アリアリ」*1などがある。
また原型と呼べそうなものとして、第一部のジョナサンの「山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)」にも
波紋を込めたパンチの連打を浴びせるパターンがある。

原作コミックスでもラバーソールをはじめ、金属で出来ていようが硬さを誇る相手だろうがものともせず、数多くの強敵を粉砕した。
特に第三部では 「オラオラが直撃すれば勝利」 という物語上のルールが存在しているように取れ(第四部でシアーハートアタックによって破られたが)、
まさに承太郎が苦戦した相手=オラオラのクリーンヒットが望みにくかった相手とも言える、当たれば必ず倒す、まさに必殺技。

ちなみにオラオラの最長記録は「恋人(ラバーズ)」戦の52オラッ。約3ページ半。
さらに最高ラッシュ記録が「ゴールドエクスペリエンス」の 約7ページ半 の無駄無駄ラッシュ。100無駄以上。
荒木先生、いくらなんでもやりすぎです。よっぽどページ数が余っ…ん?誰か来たようだ。
+ 勘違いしないように一応真面目に説明しておくと
第五部のテーマである「ギャングの抗争」に何の関係もない一般人をも巻き込んで、
作中最大の無差別大量殺戮を繰り広げた敵に対してのジョルノの激しい怒りを表現したシーンなので、
決して紙幅稼ぎのために適当にやったのではない。
実際 1ページごとに異常に拳の軌道や当たった跡が書き込まれており 、見たらきっと
「楽したいとかページ稼ぎとかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ、もっと恐ろしい荒木先生の片鱗を味わったぜ…
な気分になるだろう。
+ そのシーン
荒木先生マジパネェっす
一つの技にこんなにページ数裂いた人はこの人が最初で最後なのではないだろうか…。
え?何?「ネオ・バイブル」? 「ムダヅモ無き改革」?

ちなみに単行本になった際2ページ描き下ろしで追加されている(ジャンプ連載時は2ページだった)。
別名「オラオララッシュ」「突きの連打」。

ゲーム中には本体モード版とスタンドモード版の二種類がある。
前者はスタンドが単身飛び出し数秒のラッシュをくらわせるものだが、承太郎の硬直が短いため固めやコンボの繋ぎとしても使用できる。
特に「強オラオラ」はラッシュ中の連携に組み込むと結構いい感じに。
まず「相手が本体モード時、体力をガリガリ削れる」。
原作でも削りKOが無いとはいえ1R通せば結構なダメージ、さらにMUGEN内では殆どに削りKOが適用される。
そしてもうひとつ「ガードキャンセルをたまに潰せる」。
オラオラの最後の方を狙ってGCをかけられるとダメだが、出始め~中ほどぐらいならばバシバシ潰せる。
(相手キャラにもよるが)ヒット・ガードに関わらずにそのままラッシュが続けられるのも強み。
さらに永久補正がかかっても構わずに連続ヒットする強引な連打力も侮れないところ。
「マッハオラ」とあわせて使っていくのがベネ(良い)のはず。
スタンド自体に食らい判定があるため過信は禁物だが、ガードさせれば反撃は受けないかも。ただし飛び道具やアドバンシングガードには注意。
またオラオラ中は本体の承太郎はガードできない*2ので、ハイジャンプなどでオラオラをスカされるのは避けたい。
承太郎の「オラオラ」は攻撃時間が短いため多分できないが、DIO版の「ムダムダ」は発生してから技終了までが長いため本体と挟んで擬似タンデムができる。
スタンドモード版はボタン連打で一定時間継続させることが可能で、
さらに「マッハオラッ」に派生できるため、連続技に重宝する。
特に「未来への遺産」ではマッハの派生から起き攻めやら浮かして追撃やら強制ダウン&壁際ご招待やらと大活躍。
なお、空中でも発動可。

上位技としてさらにラッシュの長い「プッツンオラッ」もある。
本体モード版は 当たれば タンデムもどきができるが、発生がかなり遅く潰されやすい。
スタンドモード時のこれは暗転後の発生が非常に早いので割り込みに便利。
まぁ、ぶっちゃけ割り込みは高性能チートブレイカーの方が使える。
ダメージはこっちの方が高いので狙えるならこちらを当てていきたい。
また必殺技版と同じく空中発動可。こちらは発生2F(暗転前1F+暗転後1F)と更に早い。ただし地上版と違い当ててもダウンを取れないので注意。
承太郎がかつてMUGENで「膝太郎」と呼ばれた由来となったのも、かつて本体モード版のこの技を出し、攻撃中にダッシュ弱(膝蹴り)を連発していたからである。
また風見氏AIも割り込みなどによく使ってくる。AIレベルを最大にすると・・・

スタンドモード版がDIOのスタンドモード版「無駄無駄」を始めとする特別な技*3とぶつかると専用のカットインが出現、
俗に「オラ無駄合戦」「ラッシュの速さ比べ」と呼ばれるボタン連打戦になり、負けたほうは大きく吹き飛び、状況次第では追撃可。
スタッフの心意気を感じる演出である。
+ MUGENでのオラ無駄合戦
意外にも咲夜ブランドーが本家ジョジョキャラに先駆けこれを実装。
うp主曰く「もし見れたらラッキーくらいに考えておいてください」とのこと。

そして、本家本元たる承太郎も同氏のパッチを当てることでこれを実装。

また、にまめ氏制作の花京院恐怖を乗り越えた花京院ポルナレフジョセフアヴドゥルにも実装されている。*3
ただし、現時点では氏のキャラ同士でしか発生しない模様。
+ 他ゲームでのオラ無駄合戦
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』でも、「ラッシュモード」の名で3部ゲームのものと同様のシステムを搭載している。
3部以外のキャラでも発動できるが、逆に3部ゲームで発動できた花京院、ジョセフ、アヴドゥルは今作では発動出来ない。
基本的にはラッシュの(掛け声が)あるスタンド同士の殴り合いなのだが、何故かラッシュの出来るスタンドを持たないミスタジョナサンにも搭載されている。
この2人で発動すると、ミスタは猛スピードでの拳銃連射、(しかもきっちりリロードもしている)ジョナサンに至っては 素手でのラッシュ で連打戦になる。
これでパワーやスピード評価がAのスタンドともやりあう2人は 人間をやめてる としか思えない。
なおDIOロードローラーとちがって格ゲーでのパロディは少ない。
柏木楓や川澄舞ロボカイ、あとオラオラ繋がりな『カプエス2』のジョー東
最近ではラルフもNEOMAXでやりだしている(彼の場合こっちという話もある)が、そのぐらいであろうか。
ちなみに舞の方は「マッハオラッ」もインスパイヤ済み。
格ゲー以外では『Devil May Cry 4』のネロや、格ゲーとは微妙に違うが『アストラスーパースターズ』のレタス、
格ゲーでもMUGENにいない奴では『ザ・ランブルフィッシュ2』のラッドなどもある。
MUGENオリジナルキャラも含めると竜子ロボロックも含まれるが、やはりロードローラーに比べると少ない。
また格ゲー以外においては「人型のものを呼び出し拳の連打で攻撃する」という、オラオラのパロディと見られる技や行為は商業同人問わず散見され、
ニコニコの動画でそのシーンが出るとオラオラ弾幕が付いたりする。

また、承太郎自体が対空必殺技を持たないなど主人公としては特異な性能だが、
この必殺技も同じタイプの技は少なく、「波動コマンドなんかで出る連打系必殺技」というと、
主人公クラスのキャラに限定すると遠野志貴の「閃鞘・八点衝」(初代MB)くらいしかない。

2.

「俺の剛拳いつまで受けきれるかな?」

ラオウの必殺技「北斗羅裂拳」のこと。連続パンチからのアッパー。
言うまでもなく呼び方の由来は1の方。
稼動当初は一部の筐体で「北斗羅掌拳」と表記されていたが、北斗羅裂拳が正しい。

発生はさほど早くないが、それでも遠立ちBからつながり、飛び道具を打ち消す判定がついており、
削りダメージもそこそこ多く、さらに当てればゲージがものすごい勢いでたまる

クリーンヒットすればそのまま「無想陰殺」やブーストから即死コンボに移行でき、
ガードされても不利だが反確ガードキャンセルか、ジャギの「北斗羅漢撃」、ユダハート様の専用ガーキャン技のみで、
これもガーキャン系以外はやはり「無想陰殺」やブーストでフォロー可能。
ついでにガードランクの低いサウザーマミヤが相手の場合は、
「オーラガードやガードキャンセルしてゲージを犠牲にする」か、
「通常ガードしてガードクラッシュの危険性を高める」かの二択を迫れる。

なお、カウンターヒットすると相手が壁まで吹っ飛ぶ
判定異常に強く(ユダのチートバニすら潰す)、攻撃範囲も結構大きいが、足元は少々弱めで、判定が出る直前に喰らい判定が一瞬前に出る弱点もある。
シンの千手斬も互角の判定を持ち、羅裂拳とぶつけると、2回ほど相殺してからどちらかが弾き飛ばされる。
しかし、シンはしゃがまれるとハート様にすら当たらないが、ラオウは誰にしゃがまれても全段当たる。

羅裂拳を上手く使われると、下手な飛び込みは返り討ちに遭ってしまうし、ブーストがあるラオウ相手に下手に飛び道具を撃つと、
ブースト羅裂拳で特攻→飛び道具消された上にカウンターヒット=壁喰らい→ラオウがブーストでキャンセルしてジョイヤー→KO。
北斗の拳』の仕様上、一度壁まで飛ばせばかなりの高火力コンボができるし、
そもそもラオウは理論上は何か当たれば即死or永久な為、
ラオウ側にブーストゲージや無想陰殺用のオーラゲージがあるときは相手にとって脅威となる。

必殺技「北斗呑龍呼法」のストックを消費することで強化され、
合計HIT数が4HITから7HITに増え、締めのアッパーに星取り効果がつく。通称「マッハオラ」。
またガードされたときの隙もやや小さくなっている。
しかし、HIT数が増えても突進速度は変わらないため、オーラガードされて間合いが離れ、
最後のアッパーを空振りさせられて反撃されてしまうリスクが現れてしまう。
こちらはHIT数の多さからバスケルートの1つである、通称「オラズミ」に使用される。

またKOEIの「北斗無双」でも伝承奥義として使用可能。
脳天からのチョップでひるませた後、残像が見えるほどの拳のラッシュをたたきこみ、蹴り飛ばしてフィニッシュ。
ラオウ版北斗百裂拳といったところだろうか。
そのあと何故か腕を組みながらしばらく遠くを見つめる。拳王様、戦闘中にたそがれるのはどうかと思います…。

ちなみに『北斗の拳』の次にアークが作った格闘ゲーム『戦国BASARA X』の豊臣秀吉も似たような技である「破邪衡天」を持つ。
こちらは「初段入力でブロー→追加の連打で連撃が派生→別ボタンの追加入力で叩きつけ」という流れの技であり、
連打した分ヒット数が増える点ではこちらのほうが元ネタに近い 。
こちらは発生が遅い上に初段の間合いが短いために地上コンボではあまり使い道がないものの、
追加の連打が猿の惑星のためのヒット数稼ぎに好都合であるため、
相手を壁吹っ飛び状態にしてからの追撃に使われるのがメイン。


3.

挑発をする際に口から出やすい言葉。
ジョー東リョウ・サカザキなどが確認されている。
しかしジョーは何を間違えたかKOFでうっかり尻も出してしまうという変態的行為に目覚め、
KOF運営陣の制止を無視してところかまわず公衆の面前で尻を出し続けたため、
その後のKOF'98で他の餓狼勢の裏キャラが 『RB2』 仕様になっていたにもかかわらず
一人だけ 『餓狼SP』 仕様という社会的制裁を受けた
もちろん作中ぶっちぎりの最弱キャラである。

しかし出停を食らうよりは遥かに温情的な措置であり、
何のいわれもなく存在を抹殺された背景の漢などとの処分の差を疑問視する声もあるが、
とにかくこれに懲りたのかジョーは'99から挑発で尻を出さなくなった。(他の場所で出していたが)
'98UMの裏ジョーも尻は出さず'99以降の挑発を行うが、
最弱キャラの制裁措置が解除されることはなかった。…え、ビリーチャン聞こえんなぁ~

また挑発以外にも乱舞中にオラオラ言うK'(02)リョウ・サカザキ(KOF)など亜流もいる。
ジョーもカプエス2出場時には「爆裂拳」でオラオラ言うようになり、技の見た目までもオラオラになっている。 

*1
なんだか一人だけ掛け声が異彩を放っているが、これは決め台詞「アリーヴェデルチ」の最初の2文字を繰り返しているため。
他にもナランチャ・ギルガの「ボラボラ(ボラーレヴィーア)」等があり、
ブチャラティチームの他の三人もラッシュを披露する機会さえあれば色々変わった掛け声を出していたと思われる。
*2
同ゲーム中、ガードはスタンドが行う事になっているため。
本体モード中もガードを行うとスタンドが本体を守ってくれる。
これは原作漫画の設定に「スタンドはスタンドでしか触れる事ができない」というものがある事からと思われる。
スタンドと関係ない通常攻撃(弱とか)もガードできない事は気にしてはいけない。
*3
この鍔迫イベントに対応している攻撃は割と多く、種類も通常攻撃からガードキャンセル攻撃までと幅広い。
原作3部ゲーム中においては承太郎一行(含恐怖を乗り越えた花京院)+DIOが対応技を持っている。