「称えなさい…あの禍々しい朱い月を…!」
- 性別:女性
- 身長:167cm
- 体重:52kg
- スリーサイズ:88・55・85
- 種族:吸血鬼(真祖)
- クラス:堕ちた真祖(魔王)
- 主武装:空想具現化、吸血衝動
『
MELTY BLOOD』シリーズに登場するキャラクター。
その名の通り吸血衝動を抑え切れずに暴走、凶暴化したアルクェイドの姿だが、
本人ではなく何らかの原因(大抵タタリだが)で具現化された、所謂偽者。
声優は
アルクェイドと同じ
柚木涼香
女史。
リメイク『月姫 -A piece of blue glass moon-』及び『
TYPE LUMINA』では
長谷川育美
女史が担当している。
『MELTY BLOOD』の無印では
志貴の記憶と会いたくないという感情や、
街に広がる噂に相応しい「吸血鬼」を
タタリが投影したモノとして、
『
Re ACT』ではアルクェイドの吸血衝動を元に
白レンが具現化したモノとして、
『
Act Cadenza』では吸血衝動の一部が空想具現化により一人歩きし出した影として、
『
Actress Again』では『Re ACT』同様吸血衝動を元にオシリスによって具現化されたモノとして登場する、
天真爛漫なアルクェイドとは対照的に非常に凶暴かつ残忍な性格。
知性はアルクェイドと同程度にあるのだが、人のカタチをしたもの全てを殺害対象としている等、
七夜志貴同様殺しだけが目的であり、「殺すために殺す」だけの存在。
アルクェイド同様高い身体能力と空想具現化能力を持つが、
タタリが汲み出せる力の限界で、肉体のスペックの3割程度の力しか出せない
(つまり、吸血衝動の抑制に70%の力を回しているために通常は30%までの力しか出せないアルクェイドと同レベル)。
ACでの空想具現化で現れた暴走アルクェイドも本人曰く「自分が100人いても本物には及ばない」とか。
ただしアルクェイドのような正常な真祖のように、吸血衝動の抑制に力を使う必要も、星からの出力制限もなく、
ただの人間にも容赦なく力を行使できるためか、通常の戦闘力では特に見劣りはしない。
無印『メルブラ』では三咲町に空想具現化にして固有結界である「千年城」を創り出したりもしている。
正式名称は「暴走アルクェイド」だが、スタッフ内では「悪いアルクェイド」略して
「ワルクェイド」という名称で呼ばれており、
ファン内でもその呼び名が定着している。
ちなみに『Act Cadenza』以降の英語表記は「Red Arcueid」。それ以前はアルクェイドと同じ「Arcueid Brunestud」だった。
通称は主に「ワルク」「
イカ姐さん」
*1、そのある意味表情豊かな顔グラフィックから「顔芸姫」とも。
上記のように脳内も言動もぶっ飛びまくっているのだが、
一部のファンの間では萌えキャラ扱いされている。
曰く「普通のアルクよりエロかわいい」とか。どういうことなの…。
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だがしかし |
TYPE-MOON公式で行われた10周年記念 オールキャラクター人気投票では、 投票枠が用意されなかった。
七夜志貴(『月姫』枠と『メルブラ』枠)、 セイバーや ギルガメッシュ(本編枠と『Zero』枠)、
アーチャーや ランサー(本編枠と『EXTRA』枠)など1キャラで2枠使っているキャラも数多くおり、
セイバーとオルタ、 桜と黒桜、 凛とカレイドルビー、 琥珀とマジカルアンバー等、
人格の違うキャラは基本的に別枠扱いされているにも拘らずである。
仮にもプレイアブルキャラにこの扱いは、あまりに酷いのではなかろうか。
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本項目冒頭で記したようにリメイク版及び『TYPE LUMINA』にも登場。
こちらにおけるビジュアルは、髪型や紫のロングスカートなどが旧作のアルクェイドを彷彿とさせる。
本作では今までタタリで再現されていた吸血鬼衝動の具現化ではなく、リメイク版シエルルートで登場した本気でブチギレたアルクェイド、
つまり
本当に暴走したアルクェイドがキャラクターとして登場している。なので上記の様な偽物ではなく本物である。
言葉遣いも旧作の様に嗜虐的な要素は引き継ぎつつも、本人であるためか高貴かつ理性的な性格に変わり旧作の凶暴性は見受けられない。
一方で原作においては
志貴への恋慕が暴走した姿でもあるため所謂「ヤンデレ」な状態であるためか、
言動に色っぽい要素を醸し出しつつ恋敵のシエルや対象の志貴に対しては特にサディスティック容赦の無い態度を取る。
アークドライブも後述の通り使いにくかった旧作の「プルート・ディ・シュヴェスタァ」から、
遠距離に非常に大きな範囲の衝撃波を飛ばす「エールデーゼ・ゾイツファー」に変更されている他、
ラストアークもリメイク版で驚異的な力を誇った「光体」に変身するなど、リメイク版において新しく追加された要素が多く再現されている。
『MELTY BLOOD』での性能
暴走系のお約束として攻撃面の強さが光り、
攻撃力および火力はもとよりパワー型であった
アルクェイドを上回る。
防御力はやや低めに設定されているが
致命的なレベルではない。
発生が早い(4
F)上に判定が強く
「神の空中B」の異名を取るJBや、
相殺判定が付き空中コンボの締めにも役立つJ2C(通称「キャベツ」)など、
空中戦を主体とする同シリーズでは重要な空対空の性能に優れている。
そしてワルクにとって最も重要とされる、大きな赤い輪を放つ
飛び道具「アルトシューレ」(
通称「
イカリング」)。
地上でも空中でも出せるが、空中版は
豪鬼の「
斬空波動拳」の如く斜め下に飛ぶ飛び道具で、
発生の早いA版と一瞬停止して本体がやや後ろに下がるB版とがあり、牽制力が高く非常に使い勝手が良い。
これの使い方でプレイヤーの力量が量られると言っても過言ではない。
EX版も受身不能で本体に
攻撃判定が出るのでコンボの締めに役立つ。
地上においては中距離以遠の牽制に便利なA版「アルトシューレ」、
発生が早く奇襲にも切り返しにも使える移動技「ヴァイス・カッツェ」、
空中ガード不能の対空技「アルトネーゲル」(通称「ゆとりウォール」)の他、
見切りにくい
中段技であるBE版B、とやはり優秀なものが揃っている。
リバーサルには動作中完全無敵のEX版「アルトネーゲル」の他、
移動中無敵で空中ガード不能の打撃投げ「カルスト・イェーガー」が強力。
特に後者は後ろに投げ飛ばされた相手が画面端でバウンドするので、
画面端を背負った状態で出せばそのまま拾って空中コンボに持っていき、体力をごっそり奪っていける。
下方向に強い技が無い事や、薄めの装甲を鑑みても実力はトップクラス。
『Act Cadenza Ver.A』では二強の一角(一説によると最強)とされ、
『Ver.B2』でも六強と呼ばれる上位陣の中に収まっている。
しかし、アークドライブである「プルート・ディ・シュヴェスタァ」の性能はと言うと、
空想具現化で生み出した月を落とすというスケールのでかい技なのだが、
攻撃判定が出るまでに
4秒近いタイムラグが存在する上に、発生から終了まで
高笑いしたまま盛大に隙だらけになる。
『Act Cadenza』でこの仕様は修正され、発動後に動けるようにはなったが、
一番の問題は
一発でも攻撃を食らうと技が消えるということ。
発動直後も隙が大きいままで、高い威力と仕様がかみ合わないぶっちゃけ
ロマン技。
まぁ、暴走アルクは全面的に優秀な技が多い上に、
メルブラの攻撃系のゲージ周りはEXエッジに持っていくことが多いので、別談問題は無いのだが…。
『Actress Again』ではよく考えた
立ち回りが必要とされているが、
注意さえすれば本来の強さが発揮できる。特にフルムーンスタイルの固めは非常に強力。
またハーフムーンスタイルでは、まさかの
運送技が追加されていたりする。
MUGENにおける暴走アルクェイド
⑨氏製作のものと、とま氏製作のものが有名だろうか。
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⑨氏製作 |
『Ver.B』の暴走アルクェイドをほぼそのまま再現している他、
オリジナル技「プルート・レーゲン」が独自に追加されている。
これは一回のコンボ中に同じ技を使えないという制限を解除する技。
氏も説明書で「バランスブレイカー」と明記しているだけあり、
同梱のAIではレベルに関わらず使用してくることは無い。
気になる方は実際にプレイして確かめてみよう。
現在は『MBAA』仕様に移行したため公開停止になっており、2011年12月1日以降の動画での使用は禁止されている
(12月1日より前に開かれた大会での継続使用は許可されている)。
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⑨氏製作 AA仕様 |
同じく⑨氏により『Actress Again』の再現を目差して作られたワルク。
各種スタイルもきっちり再現されており、しかも固有システム・基本行動・必殺技のそれぞれがスタイルを選択できるようになっている。
ゲーム中の性能の項目でも触れているように運送技が新しく搭載されているため、また新たな枠での動画出演が期待される。
2012年3月13日の更新でMUGEN1.0専用となった。
また、某ロダにて匿名の方によるAI(WinMUGEN版用とMUGEN1.0版用)が公開されている。
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とま氏製作 |
『Re ACT FT』をベースにシールドカウンターなどを追加している。
初期の動画でよく見られ、『Re ACT』そのままの 勝利画面が印象的。
旧版準拠ゆえ高火力で、妙にシールドの上手いAIも搭載しているが、
少々コンボ精度が甘かったり、前述の「プルート・ディ・シュヴェスタァ」を ぶっぱなしたりする。
AIレベルによってはゲージ自動回復や常時MAXなどの効果もつく。
来焔眞氏が製作および更新を引き継いでいたが、iswebライトのサービス終了に伴いサイトが削除された。
ただし公開ページが残っているので、アドレス指定でダウンロード自体は可能。
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柏木すみたろう氏製作 ワルクェイド |
氏のサイトが閉鎖されたため、現在は正規入手不可。
初代『MELTY BLOOD』をベースとして様々なアレンジを加えられたもの。
無印版ベースのためか他2人のワルクと比べ非常に動きがもっさりしている。
ロマンキャンセル、 サイクバーストなど GUILTY GEARのシステムが取り込まれており、 禊を模したオリジナル技も持っている。
無印性能故か、コンボ 補正や 逆根性値も殆ど無いようで、1コンボの火力が凄まじい事になっている。
AIも搭載されており、ムラが激しいが勢いに乗った時の爆発力は絶大。
ただ動作の遅さの問題で、コンボゲー出身のキャラには立ち回り面で完封され、為す術なくやられる事も。
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シオン好きの名無し氏製作 React仕様 |
「現状まともに手に入るワルクがいないんで作ってみようと思った」ということで製作されたワルクェイド。
デフォルトAIは未搭載だが、shao氏によるAIが公開されている。AIレベル、ガードレベル、原作に近づける性能改変スイッチなどが設定できる。
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りゅん氏製作 warc_R |
2014年7月に公開されたアレンジワルクェイド。
公開停止により一時期入手不可であったが、現在はhamer氏によって代理公開されている。
原作要素をほぼ投げ捨てたコンボキャラへと生まれ変わっている。あと 生足。
りゅん氏曰く「どことなく UNIっぽい感じかもしれませんが、多分気のせいです」。
通常のゲージに加え「魔眼ゲージ」という独自のゲージを持っており、これをストックしていくと攻撃力にボーナス補正が掛かる他、
消費してのスーパーキャンセルや、ゲージへ変換する「魔眼チャージ」などの特殊行動に使用することが可能。
なお、基本的にシングル戦を想定しているため、タッグ戦時やplayerヘルパーを出すような相手に対して不具合が出る可能性があるとのこと。
AIは未搭載だが、戯けた暇人氏による外部AIが公開されている。
飛び込みや差し込みから連続コンボを叩き込んでいく性能通りの戦法を得意とし、
画面端で魔眼ゲージが溜まった状況ならば、ノーゲージで4割を超える爆発力を見せてくれる。
想定ランクは並上位程度とのこと。
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他にも、
ラファエルや
アルマロスを製作したみかえる氏(石氏)による改変キャラ「Cruelty Blood Arcueid」が存在し、
現在はZIRU氏のサイトで代理公開されている。
「あはははははははは!さあ今度はアナタの番よ志貴!
わたしと同じように、バラバラになってから蘇ってみせてよね……!」
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
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削除済み
非表示
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出演ストーリー
*1
これは上記の
イカリングと呼ばれる技が強みである事と、
勝利セリフの中に「どうなってるのよ、軽く撫でただけで
裂きイカになるなんて、貴方何様だっていうの!」
という、理不尽かつ不可解であると共にインパクトの強いものがあった事から、何かと
イカのイメージが付いて回っていたため。
最終更新:2023年06月21日 16:38