任天堂の『
スーパーマリオ』シリーズに登場するキャラクター。そして恐らく世界で一番有名な雑魚キャラ。
『遊☆戯☆王』シリーズのモンスターは
こちら。
元々はキノコ王国の兵士で、侵略された際にほとんどの者が
クッパ軍団に寝返ったという設定がある。
……が、RPG作品だと市民として普通に生活していたり、マリオの仲間になるクリボーもいるので、例外は少なくない模様。
モチーフは椎茸なのだが、「クリ」ボーと名前に栗を取り入れているのは『マリオ』を生み出した宮本茂氏曰く、
「プログラマーがこのデザインを見て「栗だ」と直感的に言った」からだそうな。
初出は『スーパーマリオブラザーズ』。
最初のステージの最初に現れる、正に『スーパーマリオ』シリーズで初めてマリオと相見える記念すべき敵キャラクター。
動きは真っ直ぐ歩いてくるだけで、上から踏むと倒せる。
「ジャンプして、敵を踏む」という基本中の基本を練習させてくれる相手である。
しかしゲーム開始時のマリオは敵に触れると一発でやられてしまうため、まだゲームの操作に慣れないプレイヤーを最初に葬り去る存在でもあった。
2020年に配信されていた35人で一斉にプレイする『スーパーマリオブラザーズ35』でも、最初のクリボーに倒されるプレイヤーはしばしば見られた。
通常は
カニ歩きで
直進するだけだが、
『64』以降作品によっては正面を歩いて移動する他、マリオを見付けると走って追いかけてくる事もある。
『
ヨッシーアイランド』では踏んで潰れてもそのままヨッシーが乗っていようが動き回り、乗っていないと復活するというタフさを見せ付ける。
また、羽の生えた「パタクリボー」、ブロックに擬態したりマリオに纏わり付く「マメクリボー」
*1、
スピンジャンプじゃないと踏み潰せない程の丈夫さを誇る「クリボン」等、作品ごとに様々な派生種が登場し、
この他にも靴やハイヒールに乗って飛び跳ねたり、
ジェイソン・ボーヒーズのコスプレをした個体も登場する。
シリーズおなじみの雑魚敵なのだが、『スーパーマリオワールド』に登場してないのをはじめとして、SFC初期の頃はいくつか登場していない作品もあった。
また、マリオ以外が主人公になる派生作品では割と出番が少ない。
画像を見てもらえば分かるとおり、手にあたる部位がない。そのためか
ノコノコや
ヘイホーと比べてスポーツでの出番は少ない。
……なのだが一部作品では
本を持って解説したり、バットやグローブを持って野球に興じる姿が見られる。
その野球ではピッチャー経験者のクッパ軍団を差し置いて登場している
その知名度の高さから『
ゼルダの伝説 夢を見る島』など、他の任天堂作品にゲスト出演するケースも多い。
『
大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは『DX』以降の作品でザコ敵として登場する。
一方で同じ雑魚敵の植物にはまさかのファイターに出世されて水をあけられたが
原作通りに踏めば一撃で倒せ、上位版のでかクリボーも踏むことで大きなダメージを与えられる。
MUGENにおけるクリボー
以下のクリボーが確認されている。
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SC1614氏製作 手描きドット |
手描き ドットのクリボー。
名前は 海外名の「Goomba」になっている。
技は少なく AIも搭載されていない。
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tuki氏製作 手描きドット |
こちらも手描きドットのクリボー。
超必殺技ではクリボー大行進や相手をブッ飛ばす突進攻撃を繰り出す。
11Pのブラッククリボーは防御力補正があり、ゲージが自動で回復する。
12Pのゴールデンクリボーになると根性値が付き、ゲージが常にMAXになる。
AIもデフォルトで搭載されている。
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Monkeyx5氏製作 FC風手描きドット |
FC版『スーパーマリオブラザーズ』風の手描きドットによるもの。
こちらも海外製のため、名前は海外名の「Goomba」。
手が無いハンデを物ともせず、様々な武器やクッパ軍団の仲間を使いこなす。
パックンフラワー、メット、キラー砲台、ジャンプ台、
ハンマーブロスが使うハンマー、さらにはクッパを足場から落とす際に使われた斧なんてものも。
さらに頭突きや回転アタックといった体術、 パイポに変身して突進、土管を利用したワープとただの雑魚とは思えないほど多芸ぶりを発揮する。
武器を使う技は総じてリーチが長く、飛び道具や突進技もあるので攻め手も豊富。
カンフーマンの膝くらいまでしかない大きさなので、高い位置の攻撃が当たりにくいのも利点。
AIは未搭載。
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Monkeyx5氏製作 『マリオ&ルイージRPG3』ドット |
- Monkeyx5氏製作 『マリオ&ルイージRPG3』ドット
上記のFC風手描きドット版をリメイクしたもので、 MUGEN1.0以降専用。
こちらは手描きではなく『マリオ&ルイージRPG3』のドットを使用しており、技構成も一新されている。
ファイル名がリメイク前と同じ「Goomba」なので上書きしないように注意。
リメイク前の主力であった武器は使わず、技は体術やストライカー呼び出しが中心。
リメイク前から据え置きの頭突きの他、パタクリボーやクツクリボーに変身して突進、
派生種のたぬボーの力でマリオまたはルイージに変身して攻撃などユニークな技も存在。
ストライカーとして登場するのは、『マリオ&ルイージRPG3』で初登場した派生キャラ3種類(クリシンボー、キカンボー、ジェイルン)。
性能面では武器を使わないためリーチが短く、投げ以外無敵の前転および後転を使いつつ攻撃を差し込んでいくスタイルとなる。
また、意図しないとあまりお目にかかれないが、ジャンプで踏まれると潰れてダメージを受ける。クリボーらしい。
AIは対人向けのものがデフォルトで搭載されている。
対人戦では多彩な技で攻めてくる程良い強さだが、
AI戦ではガードをほとんどしないため一方的に打ちのめされやすく、並下位程度の強さ。
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工場長2621氏製作 クリボウ |
名前繋がりで漫画『 コブラ』の名悪役「 クリスタル ボウイ」の要素が加わったクリボー。
ただしクリスタルボーイの要素が強く、クリボー要素は外見位しか残っていない。
ボイスはテレビアニメ版における 小林清志氏のものを使用。クリボーなのにやたらダンディな声で喋る。
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クリスタルボーイについて簡単に |
海賊ギルドの幹部を務める サイボーグ。
ボーイの綴りは「 Boy」ではなく「Bowie」(猟刀を意味する言葉であり、デヴィッド・ボウイ氏が名前の由来とされる)。
そのため、ゲーム『コブラ・ザ・アーケード』等では「クリスタルボ
ウ
イ」と表記される事も。
特殊偏光ガラス(ライブ・クリスタル)の肉体が特徴で、弾丸を跳ね返す強度を持つ他、サイコガンを始めとする光線兵器を無効化してしまう。
コブラとは生身の体だった頃から因縁があり、コブラ最大の宿敵とも称される。
至って冷酷非情でシリアスなキャラ(サイボーグになっても 酒好きという一面はあるが)なのだが、
ネット上ではふたば☆ちゃんねる発祥の 「知るかバカ!そんなことよりオ〇〇ーだ!」
に始まる○○ニー狂としてキャラ崩壊した二次ネタが広く知られてしまっており、「クリボー」の愛称でユーザーに親しまれている
(このネタの定着に関しては同名のアダルトグッズが存在していた事も大きい)。
原作では「 倒されたと思ったら復活した」 を繰り返した人物であるため、
MUGENストーリー動画でクリスタルボーイを登場させたい場合、
新ボディ等といった理由付けでクリボウを代役として使ってみるのもいいかもしれない。ボイスもまんまコバキヨだし。
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クリスタルボウイの主武器である金色の鉤爪を使った技が中心。
連射が効き隙も少ない光線、連打で相手をハメられるマジックハンドなど、技数は少ないが性能はかなり高い。
3種類あるゲージ技の中でも特筆すべきは「コブラ!?」。
4人(?)のコブラを次々と呼び出す技なのだが、呼び出される面子が、
コブラポケモンの アーボックに『 ドラクエ2』のキング コブラ、
コブラチーム繋がりで 承太郎一行、『 遊戯王GX』のプロフェッサー・ コブラ。
……どう見てもコブラ違いです。本当にありがとうございました。
AIは簡易的なものがデフォルトで搭載されており、マジックハンドと突進を中心に攻めてくる。
簡易故か動きにムラはあるが、上手く動けば強クラスの相手と互角に戦える。
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この他、
ニコニコRPGMUGEN杯にはFC版『スーパーマリオブラザーズ』のドット絵を使用したキャラが出場している。
作者の情報が動画内で説明されていないため詳細は不明だが、displaynameが「kuribo」なので国産の可能性が高い。
出場大会
*1
なおこのマメクリボー、『スーパーマリオRPG』における
マロの「なにかんがえてるの」で
考えを覗くと
どう見てもアウトな発言をかましてくる。
リメイクが発表された際には当然の如く一部のユーザーからこの発言は残るのかと心配されていた。
13:45から(※『マリオRPG』は全年齢対象です)
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「クリクリ~」
高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』に登場するモンスターカード。『
マリオ』
シリーズのザコ敵では無い。
アニメでの担当声優は
石橋美佳
女史。
愛嬌のある造形と作中での活躍から、
シリーズを代表するマスコットカードとなっている。
派生種として、長い腕に凶悪な目つきと牙が特徴の《クリッター》と《屋根裏の物の怪》という
色違いが存在。どちらも自爆はしない。
さらにアニメオリジナルの設定でクリボー含め5匹の兄弟が存在する
(「クリバー」「クリブー」「クリベー」。1匹名指しされていないが、恐らく名前は「クリビー」)。
実は初登場は「屋根裏の物の怪」の方が先だったりする。
攻撃力300・守備力200と最低クラスのステータスだが、隠された効果があり、
「機雷化」によって触れたモンスターを
道連れに自爆する。
更に
遊戯は攻撃力500以下のモンスターを対象に発動できる《
増殖》によってクリボーを増やし、相手の動きを封じるコンボを披露した。
後述のOCGではどちらもクリボー専用の魔法カードとなっており、相手の動きを封じる能力は、
コンボによるシナジーではなくではなくクリボー本体の効果として再現されている。
ただし効果の発動条件が異なるため完全な
原作再現はできない。
作中ではこのカードは低ステータスを理由に過小評価されており、
海馬瀬人曰く「デッキに入れてる奴など未だかつて見た事がない」。
この様な
数字至上主義の風潮は、皮肉にも『OCG』黎明期にも反映されている。
また派生作品でも「強力な効果を持ちながらもステータスだけで過小評価される」という事例は数多くあり、
『遊戯王GX』で低ステータスカードが不法投棄される古井戸にあの《
サクリファイス》が捨てられていたのは語り草。
まぁ早い話が
「昼行燈な主人公の良さをヒロインだけが理解している」「弱小カードの価値を主人公だけが理解している」と言う創作作品らしいネタであり、
弱小カードと馬鹿にしていた対戦相手がそのカードによって敗れる事でカタルシスを生むのである。
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ニコニコ動画では |
「あっ、違う!クリボーが勝手に!」
アニメ版である『デュエルモンスターズ』オリジナルの「乃亜編」において遊戯がデッキを組む際、
乃亜編独自のルールである「デッキマスター」を決める際、《 ブラック・マジシャン》を選ぼうとしたら、
クリボーが独りでに動き出し、出現。デッキマスターになってしまう。
この際、相手から「クリボーを選んだのか」と言われ、返答したのがこのセリフ。
相手曰く「一度出現したデッキマスターは変えられない。」とのことだが、遊戯はクリボーの自信を買いそのままデッキマスターに決める。
MADでは頻繁に使われており、クリボーを別のキャラに置き換えるのが基本となっている。
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効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻300/守200
1.相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
初登場は「Vol.7」。
手札から効果を発動する事を指す「手札誘発」の開祖である。
しかし、単に攻撃を防ぐなら発動した後、発動ターンのバトルフェイズそのものを終了させる《速攻のかかし》等に劣る。
そのため、《クリボーを呼ぶ笛》《機雷化》等の専用サポートと併用していく事となる。
人気カードのため、《ハネクリボー》や《リンクリボー》といった
派生モンスターも多い。
また上述の「乃亜編」や『GX』で主人公の相棒として描かれるなどアニメにおける相棒・マスコット枠という側面もあり、
後続作品でも主人公の使用カテゴリや主人公自身をイメージしたクリボーがアニメ、OCGなどで登場している。
MUGENにおけるクリボー
chuchoryu氏の製作したコンプゲー用のキャラが存在。
MUGEN1.0以降専用。
キャラ単体も某所で公開されている。
放物線状にジャンプする体当たりは中々強力。
堅実にコンボを決めていく
AIもデフォルトで搭載されている。
josebueno氏によるガワ替えキャラとして
DCヴィラン「スターロ」も公開されている。
出場大会