2021年6月7日実装。
プラント等の占拠範囲内に設置することで対象をハッキングし、占拠を行う特殊装置。通称ヤシの木。
設置した場所が占拠範囲内であればプラント、索敵施設問わず占拠を行う。
占拠効果を発揮しているユニットは白い粒子のようなエフェクトを噴き出すので、出ていない時は占拠範囲に置きなおそう。
設置されたPHユニットはミニ
マップに表示され(只の口を塗りつぶしたような形)、索敵範囲にあれば敵のものも映る。
アンダースローによる投擲で設置されるが、
チップなしでは足元に落とすかのような飛距離しかない。(ブラスト一機分あるかといった程度)
また、敵が同じプラントを踏んでいる場合、消費SPが激増する。(1機で1.5倍、2機で2倍)
設置物の例に漏れず、ダメージを受けることで破壊されてしまう。耐久力はSPフルで9000相当。設置物なので爆発属性は0.8倍、その他は1.2倍のダメージ補正がかかる。
占拠力を設置する装備なので、自身がその場にいなくてもプラントや索敵施設の占拠を行えるというのが特徴となる。
そのため、敵が少数ならPHユニットで占拠力を補強して強引にプラントを奪取したり、PHユニットだけを置くことでプラントを中立化させてそれを囮にし、その間に自分は凸を仕掛ける、といった単騎では難しい立ち回りを実現してくれる。
しかしその代償に本系統は火力も防御力も回避力もない。はっきりと言ってしまえば「
戦闘を直接有利にはしない」という無視出来ない大きな問題点を抱えている。
特に
遊撃兵装の特別装備は攻撃や防御、回避など戦闘を有利にするものばかり。
そのような中、この装備を持つということはその有利を自ら捨てるということ。
ただでさえ遊撃は主武器も副武器も癖が強く素直な戦闘では不利がつきやすいため、本系統を採用することで戦闘に使えるカードを減らすことは戦闘における立ち回りの幅はかなり狭くなる。
確かに敵味方の占拠能力バランスを崩すことができるのは強力ではあるが、戦闘力の低下を補うような立ち回りをする必要がある。
逆に、敵が使用してきた場合は、武器の仕様と対処法の理解が非常に重要になる。
現状、上位2モデルの占拠性能はちょっとやり過ぎレベルになっており、これを持った遊撃がプラント奇襲に来た場合、単騎の対応ではプラント防衛が難しく、そのまま占拠されてしまう可能性が高い。
本体を倒してもPHユニットが残っていた場合、ブラスト1機ではその占拠力に押され、高確率で占拠されてしまうため、味方全体でそのことを意識する必要がある。
最も確実なのは、同じくPHユニットを持った
遊撃兵装が対処に当たる事であるが、野良マッチではPHユニットを持った
遊撃兵装を即座に当該プラントへ向かわせる事はなかなか難しい。
そのため、
マップに
遊撃兵装の奇襲が見えた場合、PHユニットを持たない兵装で対処に当たる時は
- 真っ先にPHユニットの存在を疑い、見つけたら可能な限りの高火力で攻撃する。即座に破壊できずとも、自分でプラントを踏みながら大ダメージでSPゲージを削れば占拠される前にPHユニットを消滅させられる可能性が上がる
- ユニットそのものに加え、遊撃本体とも交戦する可能性が高いため、可能であれば複数人で向かう
- そもそも偵察を徹底し、遊撃の不用意な前進を許さない
といった、通常よりも高い奇襲・占拠への対応意識を持って臨みたい。
奇襲の一点では非常に強力な兵器ではあるが、チャットで救援を求めたりなど、可能な限り味方全体で警戒しつつ対処に当たれば、光学迷彩を捨てた
遊撃兵装がそうやすやすと立ち回ることは難しくなるはずだ。
とはいえ、先にもあるように、過剰な人数で防衛に向かうこと自体がそもそも悪手なのはこのゲームにおいて基本であり、それを半ば強制的に誘発してくる事がこの武器のヤバさの一因なのは間違いない。
現状、非常に歪な環境ではあるが、特にマグネや迷彩を使う理由がない(積極的に使っていない)場合は、率先して自分からPHユニットで防衛に出られるようなアセンを組んでおく事で、理不尽な敗北を減らすことができる……かもしれない。
余談だが、アーケード版からは耐久力、占拠力共に激増している。
最前線プラントに置いても瞬時に蒸発したりせず、占拠速度も目に見えて早くなるため、当時の感覚でヤシの木※だなんだと軽視すると痛い目にあうので注意すること。
※ヤシの木…『本日支給開始した「実用型PHユニット」は、ヤシの木マークでおなじみの「AM2」が開発しています。』というアケ時代の牛マンPのツイートから定着した通称。見た目もまんまである。
+
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占拠の仕様 |
- ブラスト1機が持つプラントを占拠する能力を「占拠力1」と表現する。
- スタンダードバトルにおいては、占拠力1でプラントの占拠ゲージを100%動かす(中立→自軍、敵軍→中立)のに10秒必要とする。
- 複数の味方機もしくはPHユニット系統によって占拠力が1を超えた場合、1を超過した分は半分にして計算される。
- 例1:プラント占拠範囲内に自軍3機がいる場合
1 + (1 × 3 - 1) ÷ 2 = 合計占拠力2 10秒 ÷ 合計占拠力2 = 占拠必要時間5秒
- 例2:プラント占拠範囲内に実用型PHユニットが設置された場合
1 + (1.4 - 1) ÷ 2 = 合計占拠力1.2 10秒 ÷ 合計占拠力1.2 = 占拠必要時間8.33…秒
- 同一プラント占拠範囲内に両軍がいる場合、それぞれの機体数で足し引きを行う。
- 例1:自軍2機、敵軍4機の場合
自軍2 - 敵軍4 = 敵軍2 1 + (1 × 2 -1) ÷ 2 =合計占拠力1.5 10秒 ÷ 合計占拠力1.5 = 占拠必要時間6.66…秒 敵に6.66…秒で占拠される
- 例2:自軍2機+実用型PHユニット×2、敵軍4機の場合
自軍2 + 1.4 × 2 - 敵軍4 = 自軍0.8 10秒 ÷ 占拠力0.8 = 占拠必要時間12.5秒 12.5秒で占拠できる…と見せかけて、敵軍4によってSP消費量が300%となるので連続使用時間が22秒 ÷ 3 = 7.33…秒でSP切れになる。 したがって、占拠率6割弱まで進むが最終的には敵に占拠される
- スカッドバトルにおいては、占拠力1でプラントの占拠ゲージを100%動かすのに必要な時間は6.66…秒であり、スタンダードバトルよりも少ない。
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PHユニット系統 効果:拠点制圧 |
名称 |
型番 |
重量 |
連続使用 |
制圧能力 |
チャージ |
性能強化 |
試作型PHユニット |
P409 |
250 237.5 |
最大40秒 最大43.2秒 |
Lv2 |
35秒 33.25秒 |
①重量 237.5 ②チャージ 33.25秒 ③連続使用 最大43.2秒 |
改良型PHユニット |
P409-C |
230 218.5 |
最大65秒 最大70.85秒 |
Lv1 |
40秒 37.6秒 |
①重量 218.5 ②チャージ 37.6秒 ③連続使用 最大70.85秒 |
実用型PHユニット |
P409-U |
290 275.5 |
最大20秒 最大22秒 |
Lv4 |
25秒 23.25秒 |
①重量 275.5 ②チャージ 23.25秒 ③連続使用 最大22秒 |
高機能型PHユニット |
P409-H |
280 266 |
最大32秒 最大35.52秒 |
Lv3 |
30秒 27.6秒 |
①重量 266 ②チャージ 27.6秒 ③連続使用 最大35.52秒 |
+
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調整履歴 |
調整履歴
試作型PHユニット
- 2021/07/13(Ver.3.10)
- 投擲直後から効果を発揮してしまっている不具合を修正
- 「PHユニット」系統と自機で同一のプラントを占拠した際、「プラント制圧ポイント」が二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 2021/10/26(Ver.3.11)
- 「PHユニット」系統と自機で同一の索敵施設を占拠した際、「制圧ポイント」が二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 「PHユニット」系統と自機で同時に「独占阻止」の条件を満たした際、ポイントが二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 2021/12/21(Ver.3.12)
- 耐久値
15000 → 12000
- チャージ
30秒 → 35秒 28.5秒 → 33.25秒 (25秒) → (30秒) (23.75秒) → (28.5秒)
- 2022/08/22(Ver.3.16)
改良型PHユニット
- 2021/07/13(Ver.3.10)
- 投擲直後から効果を発揮してしまっている不具合を修正
- 「PHユニット」系統と自機で同一のプラントを占拠した際、「プラント制圧ポイント」が二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 2021/10/26(Ver.3.11)
- 「PHユニット」系統と自機で同一の索敵施設を占拠した際、「制圧ポイント」が二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 「PHユニット」系統と自機で同時に「独占阻止」の条件を満たした際、ポイントが二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 2021/12/21(Ver.3.12)
- 耐久値
15000 → 12000
- チャージ
35秒 → 40秒 32.9秒 → 37.6秒 (30秒) → (35秒) (28.2秒) → (32.9秒)
- 2022/08/22(Ver.3.16)
実用型PHユニット
- 2021/07/13(Ver.3.10)
- 投擲直後から効果を発揮してしまっている不具合を修正
- 「PHユニット」系統と自機で同一のプラントを占拠した際、「プラント制圧ポイント」が二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 2021/10/26(Ver.3.11)
- 「PHユニット」系統と自機で同一の索敵施設を占拠した際、「制圧ポイント」が二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 「PHユニット」系統と自機で同時に「独占阻止」の条件を満たした際、ポイントが二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 2021/12/21(Ver.3.12)
- 耐久値
15000 → 12000
- チャージ
20秒 → 25秒 18.6秒 → 23.25秒 (xx秒) → (20秒) (xx秒) → (18.6秒)
- 2022/05/17(Ver.3.14)
- 連続使用
最大25秒 → 最大22秒 最大27.5秒 → 最大24.2秒
- 2022/08/22(Ver.3.16)
- 耐久値
12000 → 9000
- 制圧能力
ブラスト1.5機相当 → ブラスト1.4機相当
- 連続使用
最大22秒 → 最大20秒 最大24.2秒 → 最大22秒
高機能型PHユニット
- 2021/07/13(Ver.3.10)
- 投擲直後から効果を発揮してしまっている不具合を修正
- 「PHユニット」系統と自機で同一のプラントを占拠した際、「プラント制圧ポイント」が二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 2021/10/26(Ver.3.11)
- 「PHユニット」系統と自機で同一の索敵施設を占拠した際、「制圧ポイント」が二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 「PHユニット」系統と自機で同時に「独占阻止」の条件を満たした際、ポイントが二重に獲得できてしまう不具合を修正
- 2021/12/21(Ver.3.12)
- 耐久値
15000 → 12000
- チャージ
25秒 → 30秒 23秒 → 27.6秒 (20秒) → (25秒) (18.4秒) → (23秒)
- 2022/05/17(Ver.3.14)
- 連続使用
最大35秒 → 最大32秒 最大38.85秒 → 最大35.52秒
- 2022/08/22(Ver.3.16)
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試作型PHユニット |
改良型PHユニット |
実用型PHユニット |
高機能型PHユニット |
P409 |
P409-C |
P409-U |
P409-H |
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©SEGA |
図鑑外性能
名称 |
耐久力 |
占拠力 |
占拠必要時間(スタンダードバトル) |
使用時間消費量 |
非SP切れ時 |
PHユニットのみ |
自機+PHユニット |
追加消費 |
被弾 |
チャージ |
使用時間回復量 |
試作型PHユニット |
9000 |
0.9 |
11.11秒 |
6.90秒 |
毎秒0.5秒/1体 |
4.44秒/1000ダメージ 4.80秒/1000ダメージ |
30秒 28.5秒 |
毎秒1.33秒 毎秒1.52秒 |
改良型PHユニット |
9000 |
0.7 |
14.29秒 |
7.41秒 |
毎秒0.5秒/1体 |
7.22秒/1000ダメージ 7.87秒/1000ダメージ |
35秒 32.9秒 |
毎秒1.86秒 毎秒2.15秒 |
実用型PHユニット |
9000 |
1.4 |
8.33秒 |
5.88秒 |
毎秒0.5秒/1体 |
2.22秒/1000ダメージ 2.44秒/1000ダメージ |
20秒 18.6秒 |
毎秒1.00秒 毎秒1.18秒 |
高機能型PHユニット |
9000 |
1.2 |
9.09秒 |
6.25秒 |
毎秒0.5秒/1体 |
3.56秒/1000ダメージ 3.95秒/1000ダメージ |
25秒 23秒 |
毎秒1.28秒 毎秒1.54秒 |
試作型PHユニット
プラント等の占拠範囲内に設置することで対象をハッキングし、占拠を行う特殊装置。
粒子が放出されている間は、対象の施設に対して制圧効果を発揮する。
お馴染み初期バランス型。制圧能力Lv2で占拠力は0.9。
占拠力が1を超えないため、PHユニットを置いたプラントを相手が誰か一人でも踏めば染め返されてしまう。
自分も同時に踏めば1対1でも占拠を進められるが、迷彩のない遊撃でプラント踏みながらの戦闘力が求められる。
改良型PHユニット
占拠範囲に設置時、対象施設への占拠能力を発揮するPHユニットの改良モデル。
軽量化とエネルギー効率が改良されて連続稼働時間が延長された反面、制圧能力は低下している。
長時間稼働を主軸に置いたモデル。
試作型と同じく占拠力が1を超えないため、これ単体での強引な奇襲には向かない。
系統内でもっとも長時間稼働するため、活用するのであれば、偵察がおろそかになりがちなプラントが奇襲で塗り替えられるまでの時間稼ぎや、逆に敵を特定のプラントに防衛で張り付かせるなどの一工夫をしたい。
硬さを活かし、爆発物の飛び交う最前線で味方と一緒に敵と殴り合いながら前線を押し上げるような立ち回りにも悪くはないだろう。
実用型PHユニット
占拠範囲に設置時、対象施設への占拠能力を発揮するPHユニットの強化モデル。
連続稼働時間は低下しているが、大幅に向上した制圧能力は敵にとって大きな脅威となる。
最も占拠力の高いモデル。
リチャージも速いが、稼働時間も短くなった。
稼働時間の短さ=SPの減りやすさであり、流れ弾や爆発物で破壊されないように設置位置やタイミングの見極め、適時置き直しなどのテクニックを応用しよう。
相手のPHユニット遊撃が奇襲を仕掛けてきた時にプラントにこれを置いて自分も踏めば、倒されない限り確定で奇襲を防衛できる。
系統共通してとかく奇襲・強襲に有用な武器であり、占拠速度が早いほどその効果は高まるため、特に人気の高いモデルとなっている。
高機能型PHユニット
占拠範囲に設置時、対象施設への占拠能力を発揮するPHユニットのハイバランスモデル。
一定の制圧能力を維持しつつ長時間の連続稼働が可能となっており、高い妨害性能が期待できる。
実用型より占拠力は落ちたが稼働時間の延びたハイバランスなモデル。
占拠力が1を超えているため、防衛が1機来たとしても奇襲に成功する可能性がある。
稼働時間の長さから実用型よりも耐久が減りづらく、前線での戦闘中に放り込んでも比較的耐えられるので、汎用性は高い。
最終更新:2023年05月28日 08:18