ECMグレネード系統

投擲後、周囲に妨害電波を発し、敵ブラストの視界を一定時間阻害するグレネード
投擲後の起爆時間や妨害効果がモデルにより異なる
ECMはElectronic Counter Measuresの略。電子妨害(ジャミング)兵器である。
AN手榴弾と同様、投擲後時間をおいて爆発し効果範囲内の敵ブラストのみの視界を一定時間攪乱する。

命中するとヒット表示が出て、影響を受けている機体を包む様に霧状のエフェクトが掛かる。
ジャミング効果中は敵機側は以下の状態になる。
  • 視界が砂嵐状になり、視界内の敵(敵機から見た敵。つまりは自機を含む味方)の名前が確認できなくなる。
  • 近距離ロックが不可能になる。
  • リペアユニットの自己修復以外の修理を強制中断させる。
  • 光学迷彩使用中の狙撃兵装もジャミングエフェクトにより目視が容易になる。(ロックは不可のまま)
  • 照準の色変化でしか敵味方の区別がつけられなくなる。

ジャミング効果は大破しない限り効果時間いっぱいまで継続する。行動不能中やエリア移動により再出撃中の演出でも画面こそ通常に戻るが、"JAMMING"の警告が表示され効果が持続している事がわかる。

隠しパラメータとして、各ECMにはそれぞれジャミングレベル(=画面乱れの強度)と色が設定されている。

  • ジャミングレベル1(弱):画面の乱れは発生するもののブラストランナーのシルエットや地形などの形がぼんやりと確認できるため、ロックオンなしの戦闘であればなんとか可能、という程度。
  • ジャミングレベル2(標準):地形はかなりわかりづらくなり、ブラストランナーのシルエットも追いづらくなる。この状況での戦闘は難しく、照準が赤くなってようやく敵だとわかるレベル。
  • ジャミングレベル3(強):画面の乱れ度合いが90%程度に達し、もはやなにがなんだかまったくわからない、目隠しに近い状況下に置かれることになる。当然戦闘など不可能。

ジャミングの色と背景(ステージ)の色が近いと、地形のコントラストが消えて周囲がほとんど見えなくなってしまう。
逆に、両者が補色(緑とオレンジなど互いに目立ちあう色)の場合、あまり行動妨害にならないことがある。
マップはジャミングされないので、慣れた相手であればマップや僅かに判別できる視界、ヒットマークなどを頼りに後退、応戦されることもざら。

異なるタイプのECMを立て続けに被弾し効果が重複した場合は、効果時間を短縮してしまうことはないが、ジャミングの強度と色は後から被弾したほうが優先される。
例として、新型ECMを被弾し1秒後に試験型ECMを被弾した際、ジャミング効果は以下のようになる。
0秒=新型ECM=1秒=試験型ECM=3.5秒=新型ECM=7秒

ジャミング中の相手を味方機が撃破した場合、ECMを使用したボーダーに『敵機撃破を補助(貢献+2pt)』が発生する。
これは『敵機撃破を支援(戦闘+3pt)』と重複する。

ダメージを増やすAN手榴弾に対し、敵の行動を阻害し被弾を抑え攻撃機会を増やすのが ECM の役割となる。
ECMグレネード系統   効果:視界妨害
名称 型番 重量 効果持続 所持数 爆発半径 起爆時間 リロード 性能強化
ECMグレネード ECM 140
133
5秒 3 25m
26m
2.5秒 1秒
0.92秒
①重量 133
②リロード 0.92秒
③爆発半径 26m
試験型ECMグレネード ECM-T 150
142.5
2秒 3 30m
31.2m
0.5秒 1秒
0.92秒
①重量 142.5
②リロード 0.92秒
③爆発半径 31.2m
新型ECMグレネード ECM-N 120
114
7秒 2 22m
23.1m
2.5秒 1秒
0.91秒
①重量 114
②リロード 0.91秒
③爆発半径 23.1m
改良型ECMグレネード ECM-C 160
152
4秒 3 23m
24.4m
1秒 1秒
0.9秒
①重量 152
②リロード 0.9秒
③爆発半径 24.4m
ECMグレネード 試験型ECMグレネード 新型ECMグレネード 改良型ECMグレネード
ECM ECM-T ECM-N ECM-C
©SEGA

ECMグレネード

初期型のECMグレネード。
時限信管により投擲後2.5秒で起爆。周囲に妨害電波を発し、敵ブラストの視界を一定時間阻害する。
初期型ということで例のごとくバランス型。ジャミング中の画面色は青色。ジャミングレベルは2(標準)。
アーケード版ではこちらが初期装備である。

入手のしやすさも手伝って軽量化もしやすく、ECMの☆2や3がなくともこれであれば十分に高い効果が得られる。阻害効果もそれなりにあるため、たかが☆1だと思わずガンガン使っていこう。
特にコア凸時、敵ベース防衛に決まると阿鼻叫喚の地獄絵図を作れるのでおススメだ。

起爆時間が2.5秒であるため遠投が効果的で、前線に向かって先んじて投げておくとよい。武器切り替えの早い腕と組み合わせればダイナソアの空転時間も稼げる。

ただ、起爆迄の時間が逆に弱点となって、相手に逃げられる可能性も非常に高い。
近距離や突然の遭遇では切り替えで大きな隙を晒すことにもなる。
敵の動きをしっかり予想して投げなければいけないのが使い辛い所。

試験型ECMグレネード

即応性を主眼に改良したECMグレネード。
突発戦闘での緊急回避的な使用方法を想定し、時限信管が0.5秒に設定されている。
即効性を高めた瞬発モデル。ジャミング中の画面色は黄色。ジャミングレベルは1(弱)。

投げた直後に爆発する上に爆発半径が30mもあるので、適当に投げてもまず当たるのがお手軽で便性。

一方効果時間はたったの2秒しかない。
さらにジャミングレベルの低さもあって、慣れてる相手は普通に攻撃を当ててくるので過信は禁物。
他のECMとは異なり視界障害効果を目的とするというよりも、視界障害による副産物である「近距離ロックを切る」「敵支援のリペア活動の妨げる」「高出力迷彩で消えた遊撃のあぶり出し」といった方向での使用が主になる。
また、投げられたらほぼ避けようがなく、追っ手を撒く為の瞬間的な目潰しとしては最も適しているので、ニッチな需要だが軽量凸重火のお供として使われる事も。

この試験型ECMで撃破を狙うのは少々大変かもしれない。

新型ECMグレネード

視界阻害効果を延伸したECMグレネード。
時限信管により投擲後2.5秒で起爆、周囲に強力な妨害電波を発し、敵ブラストの視界を長時間阻害する。
視界障害効果を高めたモデル。ジャミング中の画面色は緑色。ジャミングレベルは3(強)。

とにかくECMとしての画面への障害効果に重きを置いた、初期型の強化版。
効果時間7秒とジャミングレベル3という、当たれば完全に無防備な状況を生み出せる強力な補助武器だが、爆発半径の減少と所持数が2に減ったことで、とにかくホイホイ投げていても無駄に終わってしまった、なんてことも。折角の効果なのでよくみてここぞの時に投げつけよう。
所持数が2になったことで、系統最軽量となる。

初期型同様に遠投が効果的で、2.5秒あれば武器切り替えの遅い腕でもウィーゼルや副武器へのスイッチも容易で、使い勝手は良いといえる。
効果時間が非常に長い為、リペアユニット装備の支援や、大まかな狙いで投げ込める様な爆発物を持たず、迷彩も看破されてしまう遊撃は、
食らった時点でほぼ味方への援護が不可能になり、事実上戦闘から脱落したも同然の状態になる。
プラントの取り合い等の激しい集団戦では、ジャミング中に撃破出来そうな敵に当てる事に敢えて拘らず、それら後衛が控えている所に放り込んで無力化し、味方と一気に押し込んで前衛を潰してしまうというテも有効。

改良型ECMグレネード

実戦向けに調整されたECMグレネード。
効果範囲と持続時間のバランスに優れ、中距離戦での運用に向いている。投擲から1秒で起爆。
初期型と試験型のデータを基にしたようなハイバランスモデル。ジャミング中の画面色は紫色。ジャミングレベルは2(標準)。

初期型から効果時間を1秒減らした代わりに起爆時間を1.5秒短縮させており、試験型ほどではないが近距離の敵にも当てやすく、それでいて試験型よりも効果時間が2秒長くジャミングレベルも2と目潰し効果も十分。
近距離戦闘の際は足元への置き起爆が出来、ある程度の遠投も可能と汎用性が非常に高い。とりあえず目視の相手めがけて投げつけるだけでも一定の効果が期待できる。

ただしハイバランスになった代償として、系統中最重量になってしまった。☆3であるため軽量化しづらいのもネックか。
爆発半径も系統3位とそこまで広いとは言えない。きっちりと狙って投げよう。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年02月05日 08:28