レーザー誘導により弾頭を誘導する機能を持った新型ロケットランチャー
精密照準中は発射弾が照準の中心点に向かって誘導されるため、遮蔽物を利用した運用が可能
2020年4月24日フィールドテスト開始、2020年4月27日実装。誘導式ロケット砲。
弾頭を直接誘導することによって地形変化への対応力が増し、直線的な攻撃のみであったロケット攻撃にひとつの選択肢を与える系統である。
もちろん誘導なしでも撃てる。
構えている時にロックボタンで専用のサイト画面(サーバルBタイプっぽいやつ)になり、その状態で発射後、マウス或いは右スティックによる視点移動操作(自機の移動によって照準を動かすことも含める)で弾をある程度操作出来る手動誘導弾。
自分の操作で曲げられるため障害物を迂回しての攻撃や回避方向への先読み誘導といった小回りの利く攻撃が可能となる。
ただし誘導操作は撃ちだした弾をすべて一括で行うことになるため、マルチシーカーのように何発も同時に出してしまったら、誘導した瞬間にそれぞれが曲がる。電車のように繋がって一列に、とはいかない点には注意。
またアーケード版と仕様が変化しており、『スコープを覗いて射撃した場合は従来通り』『スコープを覗かず射撃した場合はサワードのように加速なし、重力に引かれて落下する』という形になっている。
そのため、スコープのON/OFFで使い勝手が大きく変化することになる。使いこなすには練習が必要だろう。
さてその一方でやはりというか、火力自体はやや控えめであり、誘導を活かさなければ劣化サワードになってしまうだろう。
それ故に開いた場所や近距離での撃ち合いよりは地形を挟むような中距離での戦闘に適性がある。誘導中も移動は可能とはいえ誘導と移動の両立は難しく、回避行動がりになりやすいのも近距離には不向き。
スコープを覗かずに撃てばまっすぐ飛ぶので、誘導する・しないの選択も大切である。
地形と敵の動きを把握し誘導という特性を活かして初めてその真価が発揮出来るテクニカルな系統となっている。
...のだがこの武器、アーケード版の支給当初はラグがとても酷すぎて「着弾2秒後の世界を見て撃たないとかすりもしない」というあんまりなものであった。
被弾判定はそもそも食らう側基準なのでラグがあるのは当たり前...と言いたいところだが、こいつはその上に低初速+発射後加速、さらに手動誘導で任意に曲がるためその分ラグが増えてそりゃあもう酷いことになった。
幸いこの点については後に改善されており、PS4版にも改善後の状態で実装されている。
...とはいえ、フィールドテストでのマルチシーカーを触った感触としては、やはり微妙に着弾してからヒット判定がでるのにワンテンポずれている様子。シーカーロケットはそうでもなかったが、このあたりがプレイフィールにどう影響するか。
慣れればどうとでもなる程度なので気に入ったなら使い込んでみるといいだろう。こっちに慣れすぎると他の武器の感覚が分からなくなる可能性が出るので注意。
ちなみに、
マップ次第だが誘導をがんばればベース入口からコア攻撃もできる。さすがにマルチシーカーで全弾撃ちだして全弾誘導させてコアに当てるのは至難の業ではあるが。
シーカーロケット系統 属性:爆発100% |
名称 |
型番 |
射撃方式 |
重量 |
威力 |
装弾数 |
爆発半径 |
連射速度 |
誘導性能 |
リロード |
性能強化 |
シーカーロケット |
M42T1 |
単射 |
490 465.5 |
7600 7904 |
1×6 |
15m 15.6m |
- |
D |
2.2秒 |
①重量 465.5 ②爆発半径 15.6m ③威力 7904 |
トライシーカー |
M42T3 |
3点射 |
540 513 |
5200 5408 |
3×6 |
12m 12.5m |
360/min |
D- |
3.5秒 |
①重量 513 ②爆発半径 12.5m ③威力 5408 |
パワードシーカー |
M42T4 |
単射 |
550 522.5 |
12000 12600 |
1×4 |
19m 20m |
- |
D+ |
4秒 |
①重量 522.5 ②爆発半径 20m ③威力 12600 |
マルチシーカー |
M42T5 |
単射 |
530 503.5 |
4700 4982 |
5×4 |
15m 15.9m |
210/min |
D |
4秒 |
①重量 503.5 ②爆発半径 15.9m ③威力 4982 |
+
|
調整履歴 |
調整履歴
シーカーロケット
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 爆発半径
半径14m → 半径15m 半径14.6m → 半径15.6m
トライシーカー
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 爆発半径
半径11m → 半径12m 半径11.4m → 半径12.5m
パワードシーカー
- 2022/05/17(Ver.3.14)
- 威力
11500 → 12000 12075 → 12600
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 爆発半径
半径18m → 半径19m 半径18.9m → 半径20m
マルチシーカー
- 2021/12/21(Ver.3.12)
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 爆発半径
半径14m → 半径15m 半径14.8m → 半径15.9m
|
シーカーロケット |
トライシーカー |
パワードシーカー |
マルチシーカー |
M42T1 |
M42T3 |
M42T4 |
M42T5 |
 |
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©SEGA |
図鑑外性能(赤字は最大強化時の性能を表示)
名称 |
連続射撃時間 |
マガジン火力 |
総火力 |
シーカーロケット |
- |
7600 7904 |
45600 47424 |
トライシーカー |
0.33秒 |
15600 16224 |
93600 97344 |
パワードシーカー |
- |
12000 12600 |
48000 50400 |
マルチシーカー |
1.14秒 |
23500 24910 |
94000 99640 |
シーカーロケット
レーザー誘導により、弾頭を誘導する機能を持った新型ロケットランチャー。
精密照準中は発射弾が照準の中心点に向かって誘導されるため、遮蔽物を利用した運用が可能。
性能としてはサワードロケットとどっこいどっこい。
...と書いてしまうと恐らく使われないだろうなと感じるものもあるが、結局この威力を1発撃つごとにリロードが入るため持ち変え前提であり、持ち変える前提での誘導がどれほど優位に働くかは難しい。
サワードロケットと比べ、6マガジンあるかわりに単発威力が低く、爆風はこちらのほうが3mほど広い。リロードも0.2秒差である。
強化すればプラズマカノンに次いで、サワードロケットとスクラムバスターCと同様、軽量2位タイ。
誘導しないのであれば、まさしくマイナーチェンジ版サワードロケット。使用感もほとんど一緒だ。
強いて利点を挙げるとすれば、味方をFFすることなくその向こうに居る敵への攻撃が可能である、というくらいだろうか。プラント占領中などでの対応能力のひとつ、ともいえるだろうか。
MAPによってはベース外コアシュートも一応狙えるといえば狙える。
...ようするにそういう武器である。
初速は約40m/secだが、加速はそこそこよく100m到達が約1.4秒、200m到達は約2秒。
トライシーカー
面制圧力を高めるため、3点バースト射撃を採用した誘導ロケットランチャー。
誘導中に個々の弾頭が微妙に異なる軌道をとるため、回避がさらに困難となった。
3点射式ロケット砲。
発射間隔がそれなりに短いので、誘導もだいたいまとまってくれる。
単発威力は抑えられたがまとまって当たれば15000に届き、総火力もなかなかに良好。
誘導性能が初期より劣り、曲がってはくれるがそんなに急角度には曲がらない。
よって、奇策として撃つよりも命中度を高めるために誘導するほうがいいだろう。
昨今大人気のユニオンにおける副武器の選択肢としてバラージを使うプレイヤーもいるかと思うが、バラージと性能が結構近く、その上に誘導が利くトライシーカーもおススメといえるだろう。
初速が初期より遅く約30m/secだが、加速力が高いらしく100mで初期と並び、200mだと初期より早く着弾する。
パワードシーカー
単発あたりの威力を大幅に向上させた誘導ロケットランチャー。
誘導能力に加えて爆風範囲も広く、狙った的に確実にダメージを与えることが可能。
1マガジン1発の単発高威力型。
重火力副武器の単発威力1万オーバーの中では威力が控えめだが、かわりに爆発範囲が広い。誘導性能は系統でトップ。
1発ずつしか撃てないので、おのずと誘導もその1発に集中することができ、誘導によるヒットが狙いやすいともいえる。
習熟したプレイヤーは柱をS字に迂回するなど変態的な弾道を駆使するので、相手にするときは気を付けよう。
初速はなんと約20m/sec。ただ、加速性能はまともにあるので100mに約1.5秒、200mに約2.1秒で到達する。
マルチシーカー
弾速と誘導性能をバランスよく向上させた誘導ロケットランチャー。
単発の威力は低めに抑えられているが、装弾数が多く総合火力は高い。
マガジン火力に優れたロケットランチャー。
爆発属性100%でのバラマキといえばスクラムバスターが抜きんでていたが、1マガジンで吐き出せるダメージ数値としては総火力20000を超えるマルチーシーカーのほうが威圧面での脅威となりうる。
一発一発を誘導するには難ありまくりなので、まとめてどうにかするほうがいいだろう。
一点集中型のスクラムバスターに対して、誘導による任意のばらまき型のマルチシーカーという使い分けになろうか。
というわけで、比較対象として性能が近いのはSCB-ヘルファイアになる。
カタログスペック上では、マルチのほうが重量10少なく、1マガジン内に1発多く、リロードが1秒短く、単発威力も210ほど高いのでそこはかとなく上位互換みたいに顔をしている気もする。
連射速度と爆風はヘルファイアに軍配があがるものの、誘導による命中補助を含めればそれもチャラにできそうな雰囲気もある。
(今後、いずれは登場するであろうグランドバスター当たりが出てくればまた違う評価になるかもしれない。)
単発威力が系統最低なので、小分けにして撃つとそれだけダメージ間隔が伸びてしまう。狙うならできるだけ全部一気に吐き出したいが、逆にミリ残りを倒すには単発ヒットを狙う方がオーバーキルすぎないのでちょうどいいのかもしれない。
初速が系統中最も速く約60m/sec、しかも加速に劣るなんてこともなく100m到達が約1.2秒、200m到達に約1.8秒。
スコープなしでも比較的扱いやすいため、同系統の他モデルとは別物と考えよう。
最終更新:2024年02月11日 18:09