索敵センサー系統

設置後、破壊されるまで戦場監視を行う索敵センサー
敵機を感知すると友軍のミニマップ上へ索敵情報が自動送信される
名前通り設置式の索敵センサーで、遊撃の偵察機と異なり、設置すれば破壊されるまで永久に稼働する。
設置するとセンサー独特の音と球状の光を発してMAPにも表示され自分の存在をアピールし始める。

アップデートにより支援にも様々な索敵装備が実装され、それぞれが独自の強みを持ってアピールしてきているが、「スペック通りの範囲を」「全方位」「時間制限無しで」「常時索敵し続け」「耐久力もある」という圧倒的な索敵の安定度が売りの支援のファーストチョイスで、自陣の警戒目的として完成された性能を持つ。
…というのは最早昔の話で、機体や装備の拡充により武器が攻撃的になった支援兵装や戦場の高速化が進んだ現在の環境と相性が悪く、後方索敵用途でも広域BRトラッカーを使ったほうが手っ取り早い。
上記のメリット自体にはなんら変わりはないが、索敵装備もバリエーションが増えた現在では、後述の欠点を理解しないと割と索敵漏れを起こしやすい系統となってしまった。
これを活用するには、球状の索敵範囲を理解した上で周囲の地形や高低差を計算に入れて破壊されにくいよう設置するという、深いMAPへの造詣を必要とする面倒くさい玄人志向の系統になっている。
ただし、本系統や使う戦場の地理を正しく理解し不足なく扱えるとしても、索敵漏れや発見・破壊されにくさを意識すると逆に設置箇所に融通が効きにくく、設置箇所の吟味とそこまで移動する手間がかかる点は留意すべきだろう。

どんなところにでも引っ付いて稼働するので、天井や壁はもちろん、施設やブラストにも張り付けることが可能。
但し感圧シャッター(ブラストで乗ると地面から板が出てくるギミック)の飛び出してきた部分に貼り付けるとシャッターが引っ込んだと同時に破壊されてしまうため、地中に隠すのは不可能。(リムペット系の装備全てで共通。)
他の索敵武器より索敵継続時間がより低く設定されているが、これは索敵範囲内のブラストに対しては継続時間が減少しないため。
実際は敵ブラストが索敵範囲を抜けてから継続時間が減少し始めるので、カタログスペック以上の索敵時間を発揮する。

感知範囲はセンサーから球状に発生し、範囲内に敵ブラストが侵入すると感知音とともに赤い◇(敵認識コンテナ)でハイライトされる。
この球状というのが非常に厄介で、つまり水平方向にカタログスペックの索敵範囲を発揮するのはセンサー本体と同高度のみということ。
ミニマップは見下ろし型の2次元描画なので分かりにくいが、敵に破壊されにくいようにと設置した場所が高過ぎたり、設置箇所と索敵範囲の外周の高低差が激しかったりすると、ミニマップ上では範囲内でも、端の方は実際には感知出来ない部分が発生する点に留意する必要がある。
そのうえ、カタログスペックで比較して後発の索敵装備と比べて索敵半径が小さめという欠点もあり、球状の索敵範囲も合わさるとカバーできる範囲自体が狭いうえに索敵範囲端の信頼性も低いという、割と致命的な弱点となってしまう。
一応、アップデートにより索敵半径が大幅に拡張された結果、視点を上へ向けたままジャンプして近くの壁へ投げるなどして結構な高所へ貼り付けても、後発モデルならよほど極端な地形でもない限りミニマップ表示と遜色ない索敵は可能。
とはいえ、地上ルートの真上をフローターで潜伏侵入する選択肢もある高層サイト、それぞれのベース~マップ中央までのエリアが多層構造なベルスクなど、行動範囲に高さがある戦場では不安が残る。
それに、ほとんどの索敵装備では心配する必要すらない垂直方向の索敵に関して、目視での範囲端の確認は叶わず敵が引っ掛かるか否かでしか設置の良し悪しを計れない点は、本系統を使う際に相当気を遣う部分なのは間違いない。

また、索敵装備全般に言える事だが、センサーから発せられる光の波動と音が非常に目立つうえに、敵の索敵で敵MAPにも表示されてしまうため、ただ地面に置いておくと簡単に除去されてしまう。
敵の凸ルートをしっかりカバーしつつ、出来る限り建物の隙間や物陰、敵の進行ルートから見て振り向かないと視認不可能な地形、爆発物に巻き込まれるのを防ぐならば天井や壁の上方など、ある程度の高さを確保して設置することを心掛けたい。

敵が索敵範囲内に検出されると警戒音が鳴るが、この音は設置者にしか聞こえない。
敵凸の場合は出来る限りチャットで味方に教えてあげよう。

カタログに明記されてないが耐久力は10000で統一されている。
爆発物に対してダメージ0.8倍という強い耐性を持っているので「設置物のみ地形を貫通して爆発ダメージが通る」という仕様はあるものの、爆風除去はされにくくなっている。
とはいえ、奇数プラントマップで中央のプラント近くの地面に置いたりすればすぐ消滅するので慎重に。
逆に爆発属性以外の属性からは1.2倍のダメージとなっている。
特に近接攻撃は高威力の武器が揃っているため、近接武器が届く高さにセンサーを貼ってしまうと簡単に除去されてしまう。上記のように攻撃が届かない場所へ貼ろう。
…ブリッツァー系統の光波?主武器使ったほうが早くない?

強襲兵装のZR-ゲヴァルトや遊撃兵装のLZ-ヴェスパイン、支援兵装のスプーキーRが1マガジンで処理できる副武器の例。
重火力兵装であれば榴弾、重装砲でも破壊できる。味方の索敵が飛んで敵センサーが見えたらその場所に撃ち込んでもよいだろう。

センサーができるのはあくまで「敵が抜けたことを知る」だけなので、そこから防衛に入るまでの時間を逆算して置く必要がある。
ベース前に置いても敵の発見は手遅れ、というのはしっかり覚えておこう。
「前線やや後ろ」「流れ弾(特に爆発物)で簡単に壊れない」位置、というのが理想となる。

補助装備であるため、再出撃以外で補給するには補助装備自動補給チップが必要であるが、センサーの同時設置可能数は初期所持数までである。
それを超えて設置を行うと古い物から自動的に破壊されてしまう。

恒例になっている余談だが、アーケード版と違ってPS4版だと味方のセンサーまできっちり索敵音を出しているので、似たような場所に設置されるとやかましい上に敵味方の判別が付け辛い。
あと初期センサーのスペックがモロに軽量センサーの数字に置き換わっているが遠投はできない、残念。
索敵センサー系統   効果:索敵
名称 型番 重量 索敵範囲 所持数 索敵継続 性能強化
索敵センサー S2-N 260
247
半径65m
半径70m
2 5秒
5.4秒
①重量 247
②索敵範囲 半径70m
③索敵継続 5.4秒
小型索敵センサー S2-S 280
266
半径60m
半径65m
3 5秒
5.4秒
①重量 266
②索敵範囲 半径65m
③索敵継続 5.4秒
広域索敵センサー S2-W 330
313.5
半径115m
半径125m
1 5秒
5.5秒
①重量 313.5
②索敵範囲 半径125m
③索敵継続 5.5秒
新型索敵センサー S2-H 290
275.5
半径80m
半径88m
2 5秒
5.5秒
①重量 275.5
②索敵範囲 半径88m
③索敵継続 5.5秒
+ 調整履歴
調整履歴

索敵センサー
  • 2021/12/21(Ver.3.12)
    • 索敵範囲
      半径50m → 半径55m
      半径54m半径59m
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • 索敵範囲
      半径55m → 半径65m
      半径59m半径70m
小型索敵センサー
  • 2021/12/21(Ver.3.12)
    • 索敵範囲
      半径45m → 半径50m
      半径49m半径54m
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • 索敵範囲
      半径50m → 半径60m
      半径54m半径65m
広域索敵センサー
  • 2021/12/21(Ver.3.12)
    • 索敵範囲
      半径100m → 半径105m
      半径109m半径114m
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • 索敵範囲
      半径105m → 半径115m
      半径114m半径125m
新型索敵センサー
  • 2021/12/21(Ver.3.12)
    • 索敵範囲
      半径65m → 半径70m
      半径72m半径77m
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • 索敵範囲
      半径70m → 半径80m
      半径77m半径88m
索敵センサー 小型索敵センサー 広域索敵センサー 新型索敵センサー
S2-N S2-S S2-W S2-H
©SEGA
図鑑外性能・ブラストランナーの移動する地面から高低差を持たせて設置した際の索敵半径目安
(赤字は最大強化時の性能を表示)
名称/設置地点と地面との垂直距離 0m 10m 20m 30m
索敵センサー 半径65m
半径70m
半径64.23m
半径69.28m
半径61.84m
半径67.08m
半径57.66m
半径63.24m
小型索敵センサー 半径60m
半径65m
半径59.16m
半径64.23m
半径56.56m
半径61.84m
半径51.96m
半径57.66m
広域索敵センサー 半径115m
半径125m
半径114.56m
半径124.59m
半径113.24m
半径123.38m
半径111.01m
半径121.34m
新型索敵センサー 半径80m
半径88m
半径79.37m
半径87.42m
半径77.45m
半径85.69m
半径74.16m
半径82.72m

索敵センサー

戦場監視用の索敵センサー。
設置後、破壊されるまで周辺を監視し、敵を検知すると友軍に対して情報が自動転送される。
アーケード版では「小型はあまりにも索敵範囲が狭いので広域が手に入るまでは初期型でOK」と言えたのだが、初期のPS4版ではこのモデルの索敵範囲がAC版の小型とほぼ変わらないレベルまで狭くなってしまっている。
一応「最軽量」という長所があるにはあるのだが、支援兵装の命である索敵装備についてわずかな重量のために性能を犠牲にするのは賢明とは言えないだろう。
アップデートが進み索敵範囲が大幅に拡張された現在、AC版初期型を上回るスペックとなっており凸警戒の信頼性は上がっているが、系統の弱点を頭に入れて設置場所をよく吟味しておきたい。
そもそも新型索敵センサーが実質上位互換なので、装備利用サービスもある現在こいつに出番があるかどうかは別の話である。

小型索敵センサー

軽量化された簡易型索敵センサー。
所持数は増加したが搭載センサーの簡略化により監視エリアは狭まっており、設置時には注意が必要。
初期型の索敵半径を5m削った代わりに所持数を1個増やしたモデル。
3つ置くのは面倒だが、初期型よりはこちらの方が良いのではないだろうか。
実装当初は完凸させてもAC版の同名モデルより索敵半径が1m狭いという有様で、系統内で最も高低差に弱く、ジャンプで高所に貼った際に索敵範囲を素早く抜けられやすい弱点があった。
こちらもアップデートにより索敵範囲が広がっており、最終的にはAC版初期センサーと同じ索敵範囲で3個持てるという、系統そのものの弱点は置いといて独自の特徴を持つに至った。
MAPによっては2つでも凸ルートを塞げるので、残りの1個を予備として確保し、片方を破壊されたら即座に貼り直して索敵網を維持するなんて立ち回りも可能である。

広域索敵センサー

広域警戒監視用の次世代索敵センサー。
コストが高く配備数は限られているものの、監視範囲を大幅に拡大させている。
索敵範囲を大幅に強化したモデル。代わりに所持数は1個に減少している。
採掘島やD51のような横幅が狭いマップであれば自分一人で全ての凸ルートをカバーすることができる。またその半径の広さは、ジャンプして高所に貼った際に地上の索敵半径が小さくなりにくいという長所にもなる。
ただし凸ルートをこれ一つでカバーしようとすると設置位置が限られてくるため、発見・破壊されやすい。
逆に設置位置をわざとずらし味方支援の索敵範囲を分担した場合、全センサー中最も設置の自由度が高く破壊もされづらい為基本はこの方法での運用となる。
また所持数が1つなので他の複数型センサーと違いリスポン後の再設置に時間が掛からず、すぐに戦線に復帰できるのも◎

+ 「自貼り」について
一部の支援乗りの間で、広大な索敵範囲とブラストに貼り付く特性を生かして「自身に広域センサーを貼り付けて前線を索敵しつつ敵を倒す」という立ち回りが開発され、アーケード版から一定の認知度がある戦法の一つとなっている。
しかし、自機が動けば当然索敵範囲も動いてしまうので、敵凸の探知に最適な索敵網を維持するということは基本的に困難になる。
このため、チームにとっては「後方索敵要員としての支援の枚数は十分だと思って自分は強襲等を選んだのに、その支援が自貼りだった(前線索敵をするので、索敵という面では実質遊撃だった)ので敵凸が抜けているのに気づけなかった」という事故を招きうる。
自貼りは自チームの索敵網が既に十分であることが前提の戦法であり、かつ、行うにしてもセンサーが破壊されないように自機めがけて飛んでくる強力な爆発物を避けつつクレイト等で襲い掛かってくる敵を返り討ちにする技量が求められる。
上級者が重装甲機に単射高威力系の散弾銃と修復速度に優れたリペアを積み、防衛を複数返り討ちにしながらしぶとく回復してベースに吶喊するというのは確かに脅威であるし枚数有利も生めるが、マップや戦況に応じて選択する戦法の一つであって常用する戦法ではないし、いきなり真似してチームに貢献できるものでもないので、まずは支援の基本的な立ち回り(敵凸を確実に索敵しつつ、味方を再始動して前線維持とゲージ有利を作る。)を習得することが肝要である。

広域センサー/SCV

2020年7月6日~13日に開催された「大攻防戦ラリーイベント」で累計EP18000を達成することで入手可能であった、広域索敵センサーの武器スキン
オリジナルの広域索敵センサーの羽(?)の部分が黒に、根本の部分が青に変更されている。また、格納コンテナが青に塗装される。
http://ps4.borderbreak.com/news/cc8vzcGoq6Ia

ゲーム内説明文では、何度もセンサーを破壊されたボーダーが辟易して塗装を施したが効果の程は不明、というようなことが書かれているが、実戦ではミニマップ・音・波紋によりセンサー位置を特定することが多いので、確かにカモフラージュとしての意味は薄いだろう。
ロビン/SCV同様、格納コンテナのカラー変更がメインだと思った方が良いかもしれない。(機体を青系で塗装している場合は、統一感が増すと思われる。)

オリジナルの広域索敵センサーを所持していないと使用不可で、性能や強化段階はオリジナルのものが直接適用される。

新型索敵センサー

性能向上のため、内部構造を大幅に見直した改良型の索敵センサー。
製造コストも抑えられており、配備数を維持しながら監視範囲を拡大したハイパフォーマンスモデル。
AC版では初期センサーから索敵性能を少し落とす代わりに大幅軽量化(+遠投対応)したものだったのに対し、本作では外観はそのままに索敵性能を高めるという逆方向の強化が成された。
名前もちゃっかり「軽量」から「新型」へ差し替えられている。
実際の性能も「完凸状態の比較で初期型から重量を28.5増と引き換えに索敵半径を18m伸ばした」と説明すればほぼ終わりである。
広域センサーと比べて40(38)軽いのは重くなりがちな支援兵装にとっては非常に嬉しい。
他の支援が大破して索敵が甘くなっても、単騎で自陣を最低限カバー出来るようにしたい心配性なボーダーや、広域センサーひとつでは凸ルートを全て見張るのが難しいマップで使ってみると良いだろう。

新型センサー/SCV

新型索敵センサーの武器スキン

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最終更新:2024年02月04日 22:35