各種兵器が放つ微量のニュードを感知し、友軍に位置情報を通知する特殊センサー
設置した感知装置から上下左右方向、平面円形状に索敵範囲が展開される
2019年3月11日実装。通称「NDセンサー」。
感知範囲は地面に対して
垂直な平面円状。壁状の索敵範囲を、設置時の自機の向きに対して真横に展開する。
一見すると使いやすそうだが、数々の問題点を孕んでいるボーダーブレイクきっての問題児にして罠装備。
使いやすそうだから、小型NDでも広域センサーより索敵半径が広いから、とうっかり
フレームロットで当たったこれを何も考えずに装備してしまうと結構な確率でいわゆる「無能な働き者」状態に陥ってしまう。
有効な運用には長所短所の十分な認識と
マップ相性の検証、状況の見定めが必要になる。
とにかく意識して前線側に置かないと意味がない装備。詳細は後述。
よく考えずに使おうとするとベース付近に置いてしまいがちであり、その位置で敵を捕捉しても味方の防衛が間に合わない上に、後手に回った防衛は手こずりやすく前線維持の人数を削ってしまう。
あまり良くない意味での通称が「ゴールテープ」。
凸屋の目的地付近をミニマップ上で横切る姿がそのまんまであり、「警戒の意味をなさず、敵
強襲兵装のベースイン(ゴールイン)をただ座して祝福している」という皮肉も籠められている。
最大の特徴はその広いが二次元的な索敵範囲と索敵継続時間。
設置するとNDセンサー独特の音と線状の光を発してMAPにも濃いラインが表示される。
こちらは索敵センサーとは異なり吸着せず、地面やそれに準ずる施設にのみ設置可能。
敵を感知した場合は通常のピコーンではなくビビー!とはっきりした警戒音が聞こえる。
耐久力は系統で統一されており、12000。
見た目が索敵センサー以上にハデなうえ、床設置限定のため非常に目立ちやすい。しかもうるさい。
天井が無いと榴弾による除去が簡単にできてしまうのが悩みどころ。
さらに、自機の向きで索敵方向が決まる都合上、効果的に索敵するためには設置する方向も考えなくてはならないため、隙間等に放り込むのは非常に困難。
置き場所にはより一層の注意を心掛けたい。
索敵判定がラインを通過したときだけ発生するため、センサーの前後の索敵や範囲内の敵を索敵し続けることが全くできない。
そのため設置場所によっては
例1:プラント内に索敵ラインを置くようにセンサーを設置したものの、敵が引っかからない位置で占拠したため奇襲された
例2:索敵のラインを抜けた敵とタイマンの状況。こちらの弾が届かない位置でじっと待たれ、索敵が切れたあと敵はエリア移動。
自分は気づかずその場に居座り無駄な時間を過ごした
例3:敵が索敵ラインを抜ける前にセンサーに気づき、じっくりと至近距離で壊され誰も気づかずにコア凸を食らう
…などといった、味方に土下座して謝る羽目になる重大インシデントが多発する。
前方を索敵できない性質上、このセンサーが奇襲を仕掛ける敵を感知した時には既に防衛が間に合わない、ということが多い。
(斜めに傾けて一方を敵陣に食い込ませる形では索敵範囲の偏りから、索敵持続時間が切れて見失ってしまう事が予想されるため推奨出来ない)
通常のセンサーは「奇襲に向かおうとする敵」を察知して事前に叩けるのに対し、このセンサーは「既に奇襲に向かっている途中の敵」しか察知できないため防衛が後手に回る。
つまり「物陰に潜んで立ち止まり、こちらの様子を伺っている敵強襲」と「既にスタートを切って猛ダッシュしている敵強襲」でどっちが防衛しやすいかという話である。
NDセンサーはその構造上、後者しか検知することができない。
支援兵装の視点では漏れなく確実に敵を感知できるので良いだろうと思いがちだが、実際に防衛に回るのは強襲兵装である。
このセンサーによって警戒ラインを張る場合、防衛を行う強襲兵装は常に相手の後ろを追うことを強いられるか、ベース前ギリギリの勝負をするはめになってしまう。
このため、強襲兵装乗りからの評判はすこぶる悪い。
自軍側プラント周辺やベース前に置いても敵を発見できなかったり、見つけたときには手遅れの場合があるリスクのある武器、ということはしっかり覚えておこう。NDグランドクロスなどもってのほかである
「前線すぐ後ろ」「流れ弾(特に爆発物)で簡単に壊れない」「見つかりにくい」位置に置かなければ、他のセンサーの下位互換にさえならず置いてある2ptとなる。他のセンサーと比べて感知した敵を見失いやすいので、自分が積極的に察知を知らせられない、若しくは防衛にまわれない、となるとおいてある意味がない。
つまり、このセンサーの本領を発揮(=長時間の継続索敵)させるためには先述の条件に加え「敵が引っ掛かった時点でエリア移動or防衛チャットを打っても間に合うだけの余裕があり」「万が一見失っても敵の逃げ込んだ位置をある程度推測可能で」「なおかつ他人のセンサーと被らない」位置に置かなければならない。この時点で詰んでる気がしないでもない
これも運用の難しさに拍車をかけている。
また、相手側が偵察機を上げればこちらがNDセンサーを使っていることが丸わかりになってしまうため、前線側NDセンサーを通り抜けた後、しばらくプラント占拠に参加する振りをして索敵持続時間が過ぎるのを待ってから奇襲に行くなど、簡単に対策されてしまう。
ちなみにガン・ターレットや索敵施設、ワフトローダー(
未実装)の上に設置すれば、土台となる施設が動くことで超広範囲の円形範囲を索敵することができる。
ただしガン・ターレットは誰かが乗っていないと動かせず、索敵施設は★3の広域ND索敵センサーを使用しないと索敵施設と大差ない範囲しか索敵できないので意味が無い。
アーケード版から索敵継続時間が大幅に増加しているが、根本的な欠点である「索敵範囲が薄く向きが合っていなければ近接武装でも気が付かれずに破壊できる。」という致命的な欠陥は依然として健在である。
また、「敵が通過する」ことで索敵する性質上、プラントが押し込まれたり奇襲されたりしてセンサーの懐に潜り込まれると完全に無力。
センサーを張り直そうにも戦線が押されると警戒線の位置がベース寄りに押されてしまうため、防衛が後手に回るという欠点がもろに露呈する。
他のセンサーや偵察機なら偵察により、自陣側プラント奪還の戦闘補助とベース警戒の迅速化を同時にこなし、立て直しに大きな役目を発揮するが、NDセンサーはそれができない。
ここまでで色々とオブラートに包んだ表現で記載されているが……
- アーケード時代を含めて五年以上もの間、数千人以上の支援兵装ユーザーが運用し、検証し、
- 「駄目だこりゃ」と結論され
- 長年に渡ってそれが崩されていない
ということはよく認識されるべきであろう。
ごく一部の支援乗りが、センサーよりこちらの方が手に馴染むと結果を出している場合もあるが、自分が本当にきちんと運用できているかどうかは勝率を数えてみて客観的に判断する必要がある。
罠支援として最高クラスの
ボーダーが自分はマップ次第で使えるけど広まってほしくないという理由から使っていないなんてことも。
少なくとも大多数のユーザーにとって、NDセンサーの使い方を練習するよりは索敵センサーの使い方を練習する方が有益であろう。
ただし、ナヴァル岩石砂漠などの超広大で高低差の激しいマップにはマッチするとされていた。警戒ラインの長さが活かせるマップが今後出現するかもしれない。
なお、ネタうぃきに
運用講座が存在するのでNDセンサーを本格的に利用するのであれば一度目を通しておくとよい。
NDセンサーは決して「適当においておけば漏れなく敵を感知できるお手軽センサー」などではないことがよく分かるはずだ。
どうしても使いたいのであればTwitterで「NDセンサー」と検索してみるのをおススメする。
ND[[索敵センサー系統]] 効果:索敵 |
名称 |
型番 |
重量 |
索敵範囲 |
所持数 |
索敵継続 |
性能強化 |
ND索敵センサー |
S4N-N |
330 313.5 |
半径160m 半径173m |
2 |
14秒 15.1秒 |
①重量 313.5 ②索敵範囲 半径173m ③索敵継続 15.1秒 |
小型ND索敵センサー |
S4N-S |
300 285 |
半径140m 半径153m |
3 |
14秒 15.3秒 |
①重量 285 ②索敵範囲 半径153m ③索敵継続 15.3秒 |
広域ND索敵センサー |
S4N-W |
350 332.5 |
半径260m 半径286m |
1 |
18秒 19.8秒 |
①重量 332.5 ②索敵範囲 半径286m ③索敵継続 19.8秒 |
+
|
調整履歴 |
調整履歴
ND索敵センサー
小型ND索敵センサー
- 2020/04/09(Ver.3.00)
- 索敵範囲
半径120m → 半径140m 半径131m → 半径153m
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 索敵継続
12秒 → 14秒 13.1秒 → 15.3秒
広域ND索敵センサー
- 2020/04/09(Ver.3.00)
- 索敵継続
14秒 → 16秒 15.4秒 → 17.6秒
- 武器の耐久値を上昇
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 索敵継続
16秒 → 18秒 17.6秒 → 19.8秒
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ND索敵センサー |
小型ND索敵センサー |
広域ND索敵センサー |
S4N-N |
S4N-S |
S4N-W |
 |
 |
 |
©SEGA |
ND索敵センサー
各種兵器が放つ微量のニュードを感知し、友軍に位置情報を通知する特殊センサー。
設置した感知装置から上下左右方向、平面円形状に索敵範囲が展開される。
所持数と索敵範囲が中間のバランス型。
小型モデルだとマップ端まで届かないという場合に採用するとよいだろう。
MAPによっては前線リスポン位置と凸ルートを同時に塞いだり、一粒で2度美味しい置き方もできる。
事前にいい設置場所を探しておきたい。
小型ND索敵センサー
平面上の索敵範囲を持つ特殊センサーの小型タイプ。
搭載センサーの簡略化により索敵範囲は縮小したが、携行数が増加している。
索敵範囲を狭めた代わりに所持数を増やしたモデル。
この系統は全般に索敵範囲が広いので、「狭めた」と言っても広域索敵センサーの索敵半径を上回る。
通常の索敵装備は球状又は円柱状に索敵エリアを形成するため、索敵範囲が広すぎて無駄になるということは同じ場所に置かなければ滅多にないのだが、ND索敵センサーは基本的に横一直線に索敵ラインを敷くため、マップからはみ出た部分は無駄になってしまう。
基本的にはなるべく多く設置して索敵ラインに何度も引っ掛けることで索敵を維持することになるので、よほど広いマップでない限りはこのモデルでよいのではないだろうか。
広域ND索敵センサー
平面上の索敵範囲を持つ特殊センサーの広域タイプ。
感知装置の大型化と重量増加に伴い、携行数は1基に減少している。
範囲特化広域型の系統第3段。
一言で言うと飛ばない偵察要請装置。
カタログ上の感知範囲はロビン偵察機を余裕で超えており、広域センサーを横に2つ並べた以上の超高範囲をカバーできる。
どんなMAPでどんな位置に置いても敵の凸ルートを完全カバーできそうなくらい長い。
広域型のお約束でたったの1個しかないので警戒ラインを敷く以上の使い方が出来ない。
索敵継続時間は支援兵装トップの18秒あるが、それでも弱点の克服と言えるほどではないのが懸念事項。
正直ここまで広い横幅を必要とするようなルート分岐のあるMAPというのがないので
複数置き出来る初期型で索敵継続の補助をした方が防衛には有利だと思われる。
おまけにこれ、系統最終の特別仕様なのか発光エフェクトがデカい上に音までデカいので滅茶苦茶目立つ。
トドメとばかりにエフェクトが倍のペースで光るため他モデルの倍のペースで音を鳴らして目立ちたがる困ったちゃんでもある。
索敵施設や一部の空中回転するプラントの上に載せて超高範囲索敵施設と化すこともできる。
最終更新:2024年02月08日 09:22