オートリペアシステム系統

展開中、損耗した味方機を感知すると自動的に修復を行う自律修復ユニット
前方一定距離内の目標に対し、修復用液状ニュード合金を発射する
2020年4月24日フィールドテスト開始、2020年4月27日実装。
起動すると自機の肩に起き上がり、自動で近くの対象にリペア弾を撃ち始める自立型リペア装備。

簡単に言えば肩に乗ったリペアセントリー、あるいはリペア版EUSであり、特徴も近いものがある。起動さえしておけば範囲内の味方を自動で回復するという特徴も同じ。
リペアセントリーと異なる点は、自機の肩に乗っている為に設置の必要が無く展開していれば自己修復もしてくれること、移動しながらの回復が容易であること、それと敵に破壊される心配が無いこと。
狙う必要も設置する手間もないので腕パーツの性能にも大きく左右されず、手早く味方の修理を行えるのが本系統の利点。自機に装着されているため戦線の移動にも対応しやすい。
同じく起動するだけで効果を発揮するリペアフィールドと違い射程もそれなりにあり、動きながらでも味方を回復しやすいととにかく手軽さが売りの系統。

SP消費方法はリペアフィールドと同様、展開しているだけで徐々に減る(連続使用時間とはこのことである)。
その上でリペア弾を撃ち続けている間や自己修復中は追加でSPを消費する。
リペア弾を発射し続けた場合、カタログの「連続使用」と実稼働時間が一致せず、味方機のリペアに連続使用できる時間は記載時間より大幅に非常に短い。詳しくは図鑑外性能を参照のこと。
また、ON/OFFタイプの装備だが、起動時は背面から展開後、旋回して照準を合わせるので、実際に味方機の修復が始まるのは起動から1.2秒後と遅め。

手軽ではあるものの、狙った相手をリペアしにくいという弱点はきっちりリペアセントリーから引き継いでいる。
むしろ動き回るであろう自機が起点故に、リペアセントリー以上に狙った相手を回復するのは困難になっている。
「プレイヤー自身がリペア対象と時間をコントロールできない、しづらい」ため、基本的には「再起より断続的に味方を修復し続ける」装備と言える。

射角はそれなりにあるとはいえ、相手を射角内に収める必要がある為に旋回の増える乱戦状態では有効な回復は望めないのも弱点。
このあたりは、有効距離の優位性と設置・定点からのリペアで自分の動きが制限、阻害されることのないリペアセントリーのほうがむしろ扱いやすくすら感じるかもしれない。
また、リペアセントリーは自分が撃破されても大破するまでは稼働してくれるのだが、こちらは自分が撃破された時点で味方機の修理が停止してしまう。
有効な回復をするなら立ち回りはかなり気を付ける必要があるだろう。

ついでにいえば自己リペア性能も低い。リペア弾の発射中は自己回復できないので、周囲で交戦中の味方に回復を取られて、そのまま一緒にお陀仏というケースがそれなりにある。
そもそもリペア共通の仕様として被弾してから1秒間は耐久値が回復しない。せっかくリペア弾を発射しても味方が回復せず自分も回復しないという完全にSPが無駄な時間が生まれる危険性も孕み、そもそも戦闘中は起動しないほうがマシな状況すらある。

ゲームの性質/仕様上、リペア装備は味方を再起動させる性能が高いほど勝利に結びつく場面が多く、そうでない場合は低耐久の味方を回復して大破を防ぐ運用が求められる。
その両方が苦手なこの系統はどうしても採用の優先度が落ちてしまうのが実情である。
手軽に扱えて、味方と足を揃えてさえいればとりあえずは仕事をしてくれる系統ではあるが、自身がどのような立ち回りをしたいか/本当にオートリペアでないとダメなのか熟考した上での採用を検討したい。
オートリペアシステム系統  効果:修理/再始動
名称 型番 重量 連続使用 修理速度 自己修復 有効距離 感知角度 チャージ 性能強化
オートリペアシステム FXA-A 490
465.5
最大80秒 毎秒1400
毎秒1512
毎秒500
毎秒540
60m 90度 35秒
33.25秒
①重量 465.5
②チャージ 33.25秒
③修理速度 毎秒1512
&自己修復 毎秒540
オートリペアβ FXA-B 510
484.5
最大70秒 毎秒1400
毎秒1526
毎秒500
毎秒545
80m 90度 30秒
28.2秒
①重量 484.5
②チャージ 28.2秒
③修理速度 毎秒1526
&自己修復 毎秒545
オートリペアγ FXA-C 540
513
最大60秒 毎秒1840
毎秒2024
毎秒500
毎秒550
50m 120度 25秒
23.25秒
①重量 513
②チャージ 23.25秒
③修理速度 毎秒2024
&自己修復 毎秒550
オートリペアμ FXA-L 520
494
最大90秒 毎秒1300
毎秒1443
毎秒500
毎秒555
70m 90度 30秒
27.6秒
①重量 494
②チャージ 27.6秒
③修理速度 毎秒1443
&自己修復 毎秒555
+ 調整履歴
調整履歴

オートリペアシステム
  • 2020/11/17(Ver.3.05)
    • 連続使用時間
      最大40秒 → 最大80秒
  • 2021/06/08(Ver.3.09)
    • 修理速度
      毎秒1200 → 毎秒1300
      毎秒1296毎秒1404
  • 2022/05/17(Ver.3.14)
    • 1射ごとのSP消費量
      1.1% → 1%
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • 修理速度
      毎秒1300 → 毎秒1400
      毎秒1404毎秒1512
オートリペアβ
  • 2020/11/17(Ver.3.05)
    • 連続使用時間
      最大35秒 → 最大70秒
  • 2021/06/08(Ver.3.09)
    • 修理速度
      毎秒1200 → 毎秒1300
      毎秒1308毎秒1417
  • 2022/05/17(Ver.3.14)
    • 1射ごとのSP消費量
      1.2% → 1.1%
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • 修理速度
      毎秒1300 → 毎秒1400
      毎秒1417毎秒1526
オートリペアγ
  • 2020/11/17(Ver.3.05)
    • 連続使用時間
      最大30秒 → 最大60秒
    • 1射ごとのSP消費量
      3% → 2.3%
  • 2021/06/08(Ver.3.09)
    • 修理速度
      毎秒1680 → 毎秒1760
      毎秒1848毎秒1936
  • 2022/05/17(Ver.3.14)
    • 1射ごとのSP消費量
      2.3% → 2.1%
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • 修理速度
      毎秒1760 → 毎秒1840
      毎秒1936毎秒2024
オートリペアμ
  • 2022/12/20(Ver.3.18)
    • 修理速度
      毎秒1200 → 毎秒1300
      毎秒1332毎秒1443
オートリペアシステム オートリペアβ オートリペアγ オートリペアμ
FXA-A FXA-B FXA-C FXA-L
©SEGA
図鑑外性能(赤字は最大強化時の性能を表示)
名称 修理量 連射速度 SP消費量 非SP切れ時 最大連続使用 修理容量 チャージ効率 供給効率
稼働 射出 自己修復 チャージ SP回復量 射出 自己修復 射出 自己修復 射出 自己修復 射出 自己修復
オートリペアシステム 280
302.4
300/min 毎秒1.25% 1射1.0% 毎秒0.625% 30秒
28.5秒
毎秒3.33%
毎秒3.51%
16.80秒
(79発)
53.34秒 22120
23890
26656
28788
632.0
718.5
761.6
865.8
746.7
848.8
888.9
1010.5
オートリペアβ 280
305.2
300/min 毎秒1.43% 1射1.1% 毎秒0.714% 25秒
23.5秒
毎秒4.00%
毎秒4.26%
15.33秒
(71発)
46.68秒 19880
21669
23322
25421
662.7
768.4
777.4
901.5
808.2
937.2
933.3
1082.3
オートリペアγ 460
506
240/min 毎秒1.67% 1射2.1% 毎秒0.833% 20秒
18.6秒
毎秒5.00%
毎秒5.38%
10.86秒
(39発)
40.01秒 17940
19734
19989
21988
717.6
848.8
799.6
945.7
913.9
1081.0
1000.0
1182.8
オートリペアμ 260
288.6
300/min 毎秒1.11% 1射0.5% 毎秒0.556% 25秒
23秒
毎秒4.00%
毎秒4.35%
28.40秒
(137発)
60.01秒 35620
39538
29989
33288
1187.3
1432.5
999.6
1206.1
1440.0
1737.4
1200.0
1447.8

オートリペアシステム

展開中、損耗した味方機を感知すると自動的に修復を行う自律修復ユニット。
前方90度の一定距離内の目標に対し、修復用液状ニュード合金を発射する。
系統最軽量の初期型。他系統と比べても軽いので、アセンを選ばず搭載可能。
カタログ上の総合的なスペックは後続に劣るものの、回復容量やチャージ効率は必要十分で不足を感じさせない仕上がり。

超AIMのリペア弾を撃ちながら戦闘が出来る!と考えるとものすごく強力そうな気がするが、実際のところ「感知角度90度」が妙に足を引っ張るので、戦闘と回復を両立出来るほどではない。
逆に言えば、感知角度が狭い分、狙った味方を集中して回復しやすく、射線を切って自己回復に切り替えるのが容易とも言える。

持ち替え不要で即起動できるユニットやショットであると割り切って使えば、それなり以上の活躍を見せてくれるだろう。
ただし、オートリペアβを入手した場合あえて初期型である必要をどこに見出すか...すさまじく難しい。

オートリペアβ

有効距離を延伸させた自律修復ユニット。
液状ニュード合金の射出圧力を上昇させることで、遠距離からの修復が可能になった。
カタログ上は、初期型から重量20程度増、連続使用時間10秒減と引き換えに、感知角度を据え置きにした上でそれ以外が上位互換。
図鑑外性能の射出SP消費量が増加しているせいで、連続射出時間(発射数)と修理容量が減っていることに注意。

系統内で最も遠くからリペアが可能となっている。
連射間隔・感知角度が初期型同様であるため使い勝手はほぼ一緒といえるものの、有効距離延長の恩恵は大きく、初期型よりも離れた安全圏からのリペア活動ができるので自分の生存にもつながりやすいといえよう。
とはいえ、有効距離が延びるとその分リペア対象も増えることになるため、場合によっては飛び回る味方をとっかえひっかえ中途半端に回復するだけにもなりがちである。

オートリペアγ

液状ニュード合金の比率を見直し、修復力を高めた自律修復ユニット。
有効距離は低下しているものの感知範囲が120度と広く、取り回しが向上している。
修復速度優先、最速チャージタイプ。リペアユニットγとコンセプトは同様である。ただしリペアコントロールが大変面倒であるため、ユニットγと同等ではない。
βからさらに連続使用10秒減、有効距離50mと系統内最低ではあるものの、感知角度は120度と広くなり、自分の向きに対する制限が多少緩くなった。
修復速度も格段に上がり、リペア能力としては破格といえる。SP満タンの状態から最大37発は撃てるので、総回復力としてもかなりのものがある。
ただリペア弾連射間隔は他モデルより落ちたので、秒間当たりの回復力で見るとそこまでの開きはない。

最大の問題は、起動しっぱなしだとあっという間にSPが尽きる点(アップデートにより緩和された)と、感知角度が広いために味方ではなく例えば頭上のガンターレットに修理が集中するなどコントロールに難儀する点。
有効距離の短さから言って自分が被弾する可能性が大きく、爆発物が飛びかう場の付近では味方への修理・再起とともに自己修復にSPをとられる場面も。

オートリペアμ

給電機構の改良により、長期稼働が可能となった自律修復ユニットの最新モデル。
瞬間的な修復力は大きくないが、長期的な運用場面においては系統内でも随一の修復力を誇る。
2022/06/27に追加された★4武器の一つ。
修理容量特化型。強くて弱い、という不思議な印象を受けるリペア装備。

カタログスペックをβと比較すると、連続使用+20秒、修理速度-100(3凸-85)、射程-10m、その他はほぼ変わらないように見える。
しかし実は、射出SP消費量が0.5%と半分以下となっており、射出稼働時間・修理容量・供給効率がβ比185%と全く違う使い心地となる。
起動しっ放しでもなかなかSPが尽きず、OFFにするとあっという間に修理容量が回復する。
下位はSPがあっという間に尽きるリペアセントリーもどきで扱い難かったが、ようやく本物を肩に乗せた気分となるだろう。

問題点は、修理速度までリペアセントリー並みに落ちてしまったこと。
なんと修理速度は系統最低、再始動には12発(3凸11発)必要となり、味方機に向かって狭めの感知角度90度を2.4秒間(3凸2.2秒間)維持し続ける必要がある。
オートリペア系統の再始動が苦手な特徴がさらに悪化し、戦闘しながらでは全く起こせない事態もよく発生する。
時間が掛かる分、複数機の再始動も系統内で最も苦手。
リペアはどんどんばらまけるので自分のポイントは伸びていくが、修理自体は半端なせいで他の味方が戦線を維持できず勝利につながらない、なんてことにもなり得る。
というか実際に貢献ポイント獲得の都合上、再始動を行わないほうが総獲得ポイントが多いので再始動を考えず適当にばら撒いているほうが実際にポイントが伸びてしまうという罠仕様になっている。

この武器を担ぐのならば、前線で味方機と肩を並べるのではなく、後方にて射角を味方機に合わせ続けた方がその稼働時間を活かすことができる。
つまり、リペアセントリーを持って前に出るのではなく、リペアセントリーを置く場所から攻撃と回復をするような立ち回りとなる。
また使用タイミングもリペアセントリーと同様に、行動不能になった味方を見てからでは間に合わないことが多いので、その容量を活かして戦況を見ながら予め起動しておくと良いだろう。(★3以下とは全く異なる運用方法となる)
ただ、その距離ではリペアコントロールできないことが足を引っ張り、遠距離から正確なAIMで援護射撃する必要があり、支援狩りで近付いてくる麻などの対策も必要で……やっぱり他のリペアの方が良くないっすか?

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最終更新:2024年02月11日 18:11