ドゴス・ギア級大型戦艦

登録日:2012/01/18 (水) 11:58:03
更新日:2020/05/18 Mon 18:47:14
所要時間:約 6 分で読めます




ドゴス・ギア級大型戦艦とは、『機動戦士Ζガンダム』などに登場する宇宙戦艦である。



ドゴス・ギア


DOGOSSE GIAR

所属:ティターンズ
建造:ティターンズ
   地球連邦軍
全長:不明
全幅:不明

《武装》
長砲身単装大型メガ粒子砲×3
連装メガ粒子副砲×2
単装メガ粒子砲×4
対空レーザー砲×32
ミサイルランチャー
その他連装砲複数
搭載MS数:露天係留を含め4~50機程?


主な所属パイロット
ジェリド・メサ
マウアー・ファラオ
ヤザン・ゲーブル
ラムサス・ハサ
ダンケル・クーパー
サラ・ザビアロフ
レコア・ロンド
ロザミア・バダム
ゲーツ・キャパ



ティターンズがグリプス工廠で建造した超大型戦艦。
高い指揮統制能力と火力を持つがMS運用能力を一切持たないバーミンガム級戦艦にモビルスーツ(以下MS)運用能力を持たせるというコンセプトで再設計されており、その結果として高い指揮管制能力とMS運用能力を持ちながら凄まじい火力まで備えた、とんでもない化け物として誕生した。

その巨大さはバーミンガムとは段違いであり、アーガマアレキサンドリアを遥かに上回る巨体を持ち、ジュピトリス級やサウザンズジュピター級のような超大型輸送艦を除けばグリプス戦役中のみならず宇宙世紀を通して連邦軍の軍艦では最大。
大きさに関する詳しいデータは無いが、資料集などの比較画像で確認する限り250~300m級のアレキサンドリアの約2倍近く、後述のゼネラル・レビルとの比較から550m前後くらいと推察できる。

あのドロスよりさらにデカいのだから大した物である。


規格外の船体を持つだけに、その火力も絶大。
船体下部には主砲として、バーミンガムの大型単装砲から発展したと思しき全長の半分近くもある超長砲身の単装メガ粒子砲が3基、側面の副砲からして既存艦艇の主砲よりもかなり大きい。

規格外の大きさのメガ粒子砲による火力もさることながら、司令艦橋を含む3つのブリッジや20基ものMS用カタパルトデッキ+露天デッキを備えていたりとMS運用能力もズバ抜けて高く、地球連邦軍の艦艇としてはあらゆる面で史上最高クラスの性能である。

防御力も中々優れており、劇中では百式(MS)のメガ・バズーカ・ランチャーを受けてもカタパルトが一つ使用不能になる程度で済んだ。
もっとも、これは距離が離れすぎていたうえにシャアがシロッコのプレッシャーに圧されたからという理由もあるが。


これほどまでに強大な性能を秘めた艦はエゥーゴには無く、同時期のもので対抗出来るのはアクシズの旗艦・グワダンなど極一部。

そのグワダンと比べてみると、巡航能力とMS運用能力では劣っていたが、火力と機動力では勝っていた。
結果だけ言えば“MS母艦”としては劣るが“戦艦”または“艦隊旗艦”としてはドゴス・ギアの方が優れていると言えるだろう。


就役後は直ちにアレキサンドリアに代わるティターンズ艦隊の旗艦となり、
指揮官にシロッコやバスクなどのティターンズ幹部やジェリドやヤザンなどエースパイロットの母艦としてエゥーゴやアクシズを苦しめた。
基本的に機動戦だが個々の火力が高いために、あっけなくやられる(活躍シーンが少ない)ことが多いガンダム世界の敵艦隊としてはかなり頑張っていた方だと言えるだろう。


なお、よく勘違いされるがシロッコやバスクは艦長ではなく指揮官であり、艦長は別に存在している。
シロッコの元では問題なく働いていたが、指揮官がバスクに代わると馬が合わなかったのか、殴打される様子が描写されていた。
可哀そう。




主な活躍

第1話で建造中の様子がさりげなく確認出来るが、本格的な登場は21話から。
当初はシロッコに与えられ、アポロ作戦を成功をさせた他にも様々な作戦を展開してアーガマやラーディッシュを苦しめた。

ゼダンの門崩壊の前に指揮権はバスクに譲られるが、まもなくしてジャミトフを暗殺したシロッコがバスクも消す為に差し向けたレコアのパラス・アテネ(映画版ではヤザンのハンブラビ隊)によって奮戦虚しくブリッジを吹き飛ばされて撃沈した。

地球連邦軍最大の戦艦の、あまりにも呆気ない最期であった。




その後のドゴス・ギア

ティターンズが壊滅したことで、建造が計画されていた4隻の内1番艦ドゴス・ギアを除いて全て建造が中止されてしまった。

こうして、ドゴス・ギア級は幻の艦になるかと思われた矢先……





ゼネラル・レビル


GENERAL REVIL

所属:地球連邦軍
建造:地球連邦軍
全長:630m
全幅:200m以上
搭載MS数:4個大隊48機
運用人員:1500人強

主な搭乗員
マセキ・ダンバエフ大佐
アルベルト・ビスト
リディ・マーセナス



ジオン共和国の自治権返上予定の宇宙世紀100年を目前に控え、連邦艦隊の再編が進む中で連邦の象徴と呼べる存在を求める声が高まっていた。
そこで白羽の矢が立てられたのが、地球連邦軍史上最大の戦艦であったドゴス・ギア級であった。

ゼネラル・レビルはそんな声を受け、実に2年の歳月をかけて建造されたドゴス・ギア級の2番艦である。
カタパルトの拡大や増設でドゴス・ギアより更に一回り大きくなり、艦体色はいかにも悪役チックな黒となった。

艦名に一年戦争の英雄であるヨハン・イブラヒム・レビル将軍の名前を用いたことからも建造した思惑が見て取れるだろう。


こうして完成したゼネラル・レビルはマセキ・ダンバエフ大佐を艦長に据えて地球軌道艦隊の旗艦として就役し、やがて“ラプラスの箱”を巡る戦いに巻き込まれていくこととなるのだった。


なお、ゼネラル・レビルには長砲身大型メガ粒子砲がオミットされている代わりにラー・カイラム級機動戦艦クラップ級巡洋艦と同規格の連装メガ粒子砲が8基搭載され、MSドック兼カタパルトが2基増設されている。
また、船体各所には格納式のミサイルランチャーがあり、劇中ではシナンジュ相手にビーム撹乱膜を展開していた。




主な活躍

機動戦士ガンダムUC』に登場。
参謀本部を通じてビスト財団に掌握され、アルベルトをオブザーバー、リディとバンシィを乗せてネェル・アーガマを追う。

OVA版ではEP.5ラスト登場。
宇宙に上がってきたガランシェールとユニコーンMS部隊で襲撃するが、シナンジュローゼン・ズールに翻弄され、取り逃がしてしまった。

ちなみに、この時戦ったMS部隊の名前に「マット小隊」、「アラン小隊」というのはゲーム作品であるPS2「機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles」の主人公マット・ヒーリィとWii「機動戦士ガンダム MS戦線0079」の主人公アラン・アイルワードから取られたもの。*1
ちょっとしたファンサービスである。

これに関して両作を手掛けた徳島雅彦氏は
「先日話題にしたUC6話の小ネタですが、公式設定としてゲームキャラが登場したわけではなく、本人たちかもしれないし、もしかしたらレビルに縁のあるエースを小隊名にしてたのかもしれない…等、人によって楽しいと思う方向で空想するための元ネタにしてもらえたら嬉しいです。」
とコメントしている。


EP.6ではネェル・アーガマの追撃任務に基づきリディ&バンシィと合流。
EP.7ではコロニーレーザーの直撃を免れたメガラニカに対し再度MS隊を差し向けるが、覚醒したユニコーンの発した波動のような物を受けて全機機能停止に追い込まれ、追撃は失敗に終わった。


続編にあたる『機動戦士ガンダムNT』にも登場。
袖付き残党部隊殲滅任務を命じられ、特別混成艦隊を率いてサイド6のヘリウム3備蓄基地宙域でグルトップへの攻撃を行う。
普通に考えればオーバーキルもいいところの戦力差だが、襲撃を察知し迎撃に現れたⅡネオ・ジオングの火力を前にMS隊を立て続けに撃墜されてしまう。
ヘリウム3のタンクの誘爆を利用してなんとかグルトップ撃沈には成功するものの、箍が外れたゾルタンはサイコ・シャードによるヘリウム3の臨界爆発を引き起こし、
その爆発に巻き込まれゼネラル・レビルは僚艦諸共跡形も無く消し飛ばされてしまった。

宇宙艦隊再編の要となるはずだった怪物艦も、1番艦同様あまりにも呆気ない最期を迎えたのであった。



ゲームでのドゴス・ギア


スーパーロボット大戦』にはティターンズの旗艦として登場することが多い。
ただしその殆どは設定や本編の描写に合わない低性能っぷりを見せる。

乗っているのは主にバスクかシロッコなのだが、『α外伝』ではジャミトフが乗ってくる。しかも何故か空を飛んでいる。
ちなみに『α外伝』だけでなく『64』でも飛行している。宇宙戦艦とは何だったのか。

『スパロボZ』に登場するものはシロッコが乗っているせいで戦艦とは思えない超性能になっている要注意。
しかも倒すと…


Gジェネ』シリーズでもΖガンダム系で戦艦ではトップクラスの性能を持つ。
火力・移動力共に申し分ないのだが、地形適応などではラー・カイラムやレウルーラなどの後世の艦に劣る面がある。

3チーム9機搭載出来るが1チーム3機なのでオプションパーツで補強出来ないのも地味に痛い。
ただし戦艦ユニットとしては珍しくMAP兵器がある。範囲も広く、威力8000と削りに最適なので輝く局面は多い。






正面!シロッコの追記・修正部隊が!ぐわぁぁぁぁぁぁ!!

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