登録日:2012/09/13 Thu 00:14:18
更新日:2025/02/14 Fri 22:31:29
所要時間:約 6 分で読めます
本項では、「
ジェガン」のバリエーション機について記述する。
以下の機体は各項目を参照。
■ジェダ
ジェガンのプロトタイプ的な機体。
ガンダムMk-Ⅱの技術が多く使われていて、装甲材の一部にはガンダリウムを採用。その結果、かなり高い性能を得ている。
試作機が6機製造されたが1機は試験中に大破、2機は解体、残りは全てロンド・ベルに配備された。
なお、後に
地球連邦政府の軍縮政策の余波を受けて量産計画は頓挫。本機を再設計してコストダウンしたジェガンが開発される事になった。
しかし、いざジェガンが配備されると現場から「装甲が貧弱」などといった文句が出始めたらしく、本機を「RGM-90」として早急に採用し、40機近い数が製造されて地上の主要な基地に配備されたという。
ちなみに本機は小説版『
逆襲のシャア』(アニメージュ文庫の方)が初出だが、その時は型式番号などは特に設定されていなかった。
後に雑誌「B-CLUB」に「RGM-88X」という機体が紹介され、一緒に掲載されていた設定から「RGM-88X=ジェダではないか」と考えられる様になった。近年の資料でも時折「RGM-88X ジェダ」表記で名前が載っている事がある。
『機動戦士ムーンガンダム』には形部一平氏によって再デザインされて登場。
創設間もないロンド・ベル隊に与えられ、ラー・ザイムのアムロ小隊に配備された。
ゲーム『バトルオペレーション2』では、2021年9月に実装。コストは450で
汎用機。設定と異なりジェガンの方が高性能かつ高コスト帯にいる。
火力面での補正値は低めで射程も短めだが、個々の武装性能が高く各々に強力な個性を持っている。ジェダ専用ビームライフルは発射間隔が短く火力も高い。バルカン・ポッドと腕部グレネードと腰部グレネードのどれもがよろけ値と火力が高いので、単純な火力だけならコスト帯トップクラス。格闘も下格闘が斬り抜けなのでリーチが長く、攻撃後即撤収の動きが簡単。
防御面での補正値は平凡だが、大型のシールドを持っているので思いのほか堅牢。ただし体格がデカいので、特に脚部の損傷具合には気を配りたい。
機動力はスキルの恩恵で上下移動に優れ、それ以外にも高速移動とブースト容量がかなり優秀。宇宙適正があるのでこの特性が活かしやすいが、地上であっても高い機動力を維持できるのは大きな強み。
シンプルかつ強い武装を持っているので初心者に扱いやすく、この450~500帯のマッチで困ったらジェダを使えばいいと太鼓判を押されるレベル。汎用機に求められる壁の役割も果たせ、戦況に柔軟な動きで合わせられるので使って困る事はないだろう。さらにアンチステルスというスキルを持つのでピクシーやデザートゲルググのようなステルスで奇襲する強襲機を発見しやすく、特殊な機体への対応力も低くない。
但し、他機体に見られる大きな強みに欠け、防御補正値の平凡さが脆弱性に繋がりかねない事もある。決して功利に走らず、堅実なプレイスタイルで相手を追い詰めよう。
リック・ディジェ改を失ったアムロの為にジェダ3番機を改造した機体。
胸部にスラスターと武装ラックの増加装甲と頭部に指揮官機用のブレードアンテナを増加している。
ニュータイプの搭乗を意図した改造は特にされておらず、あくまで僚機との連携を重視しつつ「攻撃を当てられに行きつつ回避する」というアムロの戦闘スタイルに合わせた改造であるらしい。
■ジェダキャノン《ジェダブル》
型式番号:RGC-90XC
全高:22.5m
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
出力:1,930kW
武装:バルカンポッドシステム
腰部ハンドグレネード ×6発
ハイパービームサーベル
ダブルビームライフル
ビームキャノン
6連装ショルダーミサイルポッド ×2
ショルダーシールド ×2
ジェダをベースとした対艦攻撃・中距離
支援機。
「ジェダをベースとした再設計」とされるが、実際はジェダのハードポイントに火器を装着した「フルアーマー化したジェダ」といった方が正しい。
ロンド・ベル隊所属のラー・ギルスMS部隊長ウバルド・モリーナ大尉に新たな乗機として与えられ、前の愛機
ジムⅢパワードFA《ブルドック》にあやかって《ジェダブル》と名付けられた。
■ジェガンA2型
型式番号:RGM-89A2
全高:22.3m
頭頂高:19.0m
本体重量:24.2t
全備重量:50.6t
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
出力:1,980kW
総推力:65,800kg
武装:バルカンポッドシステム
ビームサーベル
ハンドグレネード ×3発
ビームライフル
シールド(4連装ロケットランチャー2基内蔵)
初期型のジェガンを改良した機体。
同時期に運用されていたD型が汎用性を重視していたのに対し、本機は両脚と背中にスラスターを増やし、バルカンポッドにもセンサーを増設するなどの改装を行ってトータルスペックの底上げを図っている。
機体の各部やシールドが後のJ型やR型と同じ形になっていて、それらはこの機体から発展したものと考えられる。
ガンダムNTでは、ヘリウム3貯蔵施設宙域に出現した
Ⅱネオ・ジオングを迎撃のため出撃。今度は手心を加えられる訳もなく次々と撃墜され、挙句に有線攻撃端末で機体制御を奪われ
自爆や特攻をさせられていた。
■キャノンガン
型式番号:RIX-003
全高:20.2m
本体重量:34.3t
全備重量:66.5t
装甲材質:チタン合金セラミック複合材+ガンダリウム合金
出力:2,680kW
総推力:81,900kg
センサー有効半径:22,300m
武装:ビームジャック
ビームライフル
スプレービームランチャー兼用メガビームキャノン ×2門
『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』に登場したA2型ベースの中距離支援機。
ある技術検証計画のために連邦地上軍がアナハイム社に発注した試験機の内の1機で、兄弟機にGファースト、GFタンクが存在する。
キャノンガンはバック・ウェポン・システムの発展性検証用であったが、サイド7で行われる
一年戦争終結記念式典のデモンストレーション機に転用されて
ガンキャノンのような真っ赤に塗装された。
■キャノンガンDX
型式番号:RIX-003[GA]
全高:20.2m
本体重量:54.1t
全備重量:91.4t
装甲材質:チタン合金セラミック複合材+ガンダリウム合金
出力:4,130kW
総推力:141,900kg
センサー有効半径:32,200m
武装:ビームジャック
ビームライフル
スプレービームランチャー兼用メガビームキャノン ×2門
ビームマシンガン
ミサイルコンテナ ×2基
エクスキャノン ×2門
ハイパーラッシュキャノン ×2門
キャノンガンとバック・ウエポン・モードに変形したGFタンクが合体した強化形態。
「DX」とは「Dual-X(trans)cend(二重の超越)」という意味。
この姿は性能向上は元より、外部装置式サイコフレームの実証実験機でもある。
■ジェガン装甲強化型
型式番号:RGM-91S
ジェガンの一部装甲を強化した機体。これにはガンダリウム合金が使われている。
メインエンジンも改良され、バックパックも少し形が変わっている。
20機が製造されたと言われているが、正確な数は地球連邦政府の高官だけしか知らないんだとか。
雑誌「B-CLUB」にて、ジェダと共に設定画と解説が掲載された機体。
掲載名は「RGM-91S」と型番になっており、正式名称も不明。
■ジェガン可変型
詳細は不明だが、バック・ウェポン・システム(BWS)の実験用機体らしい。プロト
リ・ガズィといった所だろうか。
しかし、BWSを
パージする機構に何らかの問題があるらしく、「こんな危険なシステムを採用したコイツはただの特攻兵器だ!」とか言われている。
同じく雑誌「B-CLUB」にて、設定文章のみ掲載された機体。
■ジェガン改
型式番号:RGM-89B
全高:22.3m
頭頂高:19.5m
本体重量:22.9t
全備重量:49.2t
出力:2,350kW
推力:52,500kg
センサー有効半径:14,200m
装甲材質:ガンダリウム合金
武装:バルカン・ポッド・システム
シールド内蔵式2連ミサイルランチャー ×2
ビーム・サーベル
ビーム・ライフル
ニードルショットパック
ミサイルガン
背部ロケットランチャー(オプション)
漫画『
ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』に登場した、ジェガンの改良型。
ジェガンは整備性や信頼性には優れていたものの性能的には凡庸だったため、アラハスのファクトリーチームによって性能向上が図られた。
その強化には
百式の技術が使われていて、装甲はガンダリウム製に変更され、ジェネレーターも出力が上がっている。
コクピットも全天周モニター・リニアシートではなく、実験用の特注品であるジャイロ・フレーム・シートと呼ばれる独自の仕様に変更されているが、操作性は向上しているらしい。
武装は概ねジェガンと同様だが、ビームライフルは
Dガンダムと同系統の物に変更、銃身下部に接近戦用のニードルショットパックを増設出来る。
その他、独自装備として小型シールド付きのミサイルガンがあり、バックパックはロケットランチャー付きの物に換装可能。
厳密には百式の派生機にあたるという話もあるらしいが、本機は別に
金色ではない。
ただ、肩の形が
百式改に似ている。
■ジェガン重装型(ジェガン・キャノン)
型式番号:RGM-90(RGC-90)
ジェガンを再設計した砲撃戦仕様。フレームは同じ物を使用している。
基本的に陸戦用だが、宇宙でも使えない事はない。
肩と腰にビームキャノンと
ミサイルを装備して火力を上げている。それに合わせてジェネレーターも高出力型に換装された。
脚部やバックパックも強化されているが、機動性はあまり高くない。
試作機が造られていて、収集したデータを基に量産化を推し進めているという。
ゲーム『バトルオペレーション2』で実装された際に、『
ジェガンD型を主とした低コストで実現された装備変換による対応力の高さと比較するとコストには見合わないものだったと言わざるを得ない。』と、結局コストの問題で量産化が見送られたらしい説明文が記載された。
漫画『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』ではD型を重装型のパーツ換装した機体が登場していたりもする。
なお、この機体も型式番号は「RGM-90」だが、何故ジェダと同じものになっているのかは不明。また、本機はそのジェダもベースにしているとする資料もある。
ちなみに本機の初出である1/144ジェガンの説明書では「RGC-90 ジェガン・キャノン」という名称になっている。
■ESMジェガン
漫画『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』に登場した電子偵察仕様。
ミノフスキー粒子影響下での光学観測を重視しており、両肩に大型のステレオカメラ、バックパックにはパッと見てキャノン砲に見える円筒形のセンサーポッドを備え、頭部もスタイリッシュな物に変更された。
■グスタフ・カール
型式番号:FD-03(FD-13,FD-00)
頭頂高:22.0m
本体重量:29.0t
全備重量:60.0t
出力:3,425kW
総推力:79,500kg
センサー有効半径:21,300m
装甲材質:ガンダリウム合金
武装:頭部バルカン砲
ビームサーベル ×2基
ビームライフル
グレネードランチャー
90mmショートマシンガン
ハイパーバズーカ
シールド
ジェスタと別ラインで造られていたジェガンの再設計機。
基本性能がかなり高く、ガンダムタイプにも匹敵するという。武装はジェガンと同じ物を装備。
主に地上の治安部隊に配備され、
サブ・フライト・システム「ケッサリア」との連携運用で反連邦組織「
マフティー」と戦った。
U.C.0096年時にもシャイアン基地「カフカスの森」で稼働試験と称して先行配備されていて、基地守備隊の隊長機として運用されていた。
ちなみに「グスタフ・カール」は指揮官機で、一般機として「ドーラ・カール」が存在するという資料もある。この場合、両者は通信機器の性能差以外に違いはないらしい。
余談だが初出の『
閃光のハサウェイ』小説版とリデザインがされた『GジェネF』以降とでかなりデザインが違う。
森木靖泰氏による元デザインはかなりシャープなものだが、藤田一己氏によるリデザイン版はかなりマッシブになっている。特に肩や腰、太ももあたりの形状はほぼ別物。
まあどっちもジェガンやジムとはあんまり似てないんだが。
更にガンダムUC以降はマッシブさが増強。13型と呼称されるモデルで、ジェガンと比べると縦横比がとんでもなく別物。ある意味ではモビルスーツの恐竜時代を象徴する一機となった。
劇場版の『閃光のハサウェイ』では一転して、小説版に似せたカラーリングや若干マッシブ感が削ぎ落された00型が登場。
ゲーム『バトルオペレーション2』では、2022年12月に13型で実装。コストは650で汎用機。
最大の特徴は
量産機ながら
ジ・Oや
サザビー、
ΖΖガンダムを超える超耐久。HP、防御補正の合計値はともに650コストの平均を大きく超える。
さらにアクティブガード、ダメージコントロール、マニューバアーマーといったスキルによりよろけにくく、さらにダメージ軽減ができる。
一方攻撃面は補正合計値が450コスト並とかなり低く、格闘補正多めなので射撃で火力をあまり出せない。
その代わりとして、ジェガン用バズーカ、サブのビームライフル、ゼクアインのクラブの強化型と即よろけ武装を3種類も持ち、
さらに蓄積よろけ取りに優秀な腕グレネードとバルカンを持つ。
良くも悪くも壁の役割に特化した性能で、超耐久で我慢強く粘り、味方によろけを提供しつつ前線を支える戦法が得意。
■ジェガン(フレスベルク隊所属機)
宇宙軍の特殊介入部隊「新生フレスベルク隊」仕様のジェガン。
通常のジェガンにエコーズ仕様機のセンサーを装備している他、腕部と肩部も微妙に異なる。
カラーリングはパープルとホワイトのツートン。
■ジェガン(バーナム所属機)
『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』に登場。
ブッホ・ジャンク社の私兵部隊「バーナム」で運用されている独自改修機。
ブッホ社がジャンクとして回収したジェガンを改修、登録を抹消して出処を判らなくした上で運用している。
パープルを基調としたカラーリングに頭部のバイザーにスリットが入ってツインアイのようになり、その左側を覆うセンサーアイが特徴。
武装もビームランスとサブマシンガンが一体となった新型ビームライフルを装備。
このビームランスは射出可能で、後のショットランサーに繋がるとものと思われる。
■陸戦用ジェガンA型 マン・ハンター仕様
型式番号:RGM-89Gmh
頭頂高:19.0m
本体重量:20.3t
全備重量:44.8t
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
出力:1,870kW
推力:61,400kg
武装:12.7mm対人用機銃
劇場版アニメ『
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場。
地球連邦軍内で旧式化が進んでいたジェガンA型を民間用に払い下げたタイプ。
ビーム兵器の運用ができないようにされているのと、脚部スラスターの基部に蓋がされており背部もコンテナラックになっていた。
劇中では
マンハンター部隊が使用しており、腰部前面に12.7mm対人用機銃を装備した有人用コクピットが増設。更に脚部のみ黒色基調で塗装されていた。これは民間人に対し、威圧的な印象を与える狙いがある。
地球の居住許可証を確認すべく臨検を行った際に登場し、逃亡する民間人を街中で追い回し機銃を乱射する横暴さを「軍隊の真似事」とハサウェイから吐き捨てられていた。
…ちなみに増設された機銃座だが、屋根もなく吹きさらしのうえにベルトなどの安全装備の類も確認できないトンデモ仕様である。懲罰席かなんかなんだろうか
■消火用ジェガン(仮称)
劇場版アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場。
ダバオでマフティーによるテロ行為が行われた翌日に、火災消火作業のため導入されているワンシーンが映されていた。
公式からの詳細な情報は無いが、本来軍事兵器であるはずのモビルスーツが消火作業に従事している姿は、メカデザイナー繋がりから
別作品の機体を彷彿とさせた視聴者が多かった。
■ジェガンJ型
型式番号:RGM-89J
頭頂高:19.0m
本体重量:22.8t
全備重量:49.7t
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
出力:2,430kW
推力:55,870kg ×1
14,290kg ×4
総推力:113,030kg
アポジモーター数:20基
武装:バルカンポッドシステム
ビームサーベル
ハンドグレネード ×3発
ビームライフル
シールド(4連装ロケットランチャー2基内蔵)
ジェガンのマイナーチェンジ機。通称「ノーマルタイプ」。
ヘビーガンの量産化にあたり、その数が揃うまでの繋ぎとして古くなってきたジェガンを近代化改修した物。
ジェネレーターの高出力化やスラスターの追加などにより、トータルスペックをジェスタやグスタフ・カール以上に引き上げている。
特に推力・機動力の向上は著しく、スペック上の推力重量比は2.27で
シナンジュと並ぶレベル。
武装もビームライフルとシールドが新型に変更された。
『
機動戦士ガンダムF91』の作中であるU.C.0123年時の連邦軍の主力機の一つとして運用されている。
しかし基礎設計から30年以上経過していては改修にも限界があり、徹底的な対策研究を行って開発された
クロスボーン・バンガード(C.V.)の小型MSには一方的に蹂躙されるだけという描写であった。
それだけならまだしも、フロンティアⅣ駐留軍が実戦を経験していなかった者ばかりであった為にいたずらに戦場を広げて民間人への被害を拡大させる一方であった。
ただしそのたった三年前を舞台とする『
機動戦士ガンダムF90』では
オールズモビル相手に互角以上に立ちまわっていた(一番弱いRFザクさえかつての
ギラ・ドーガを上回る性能があった)り、
F91の外伝でもある『
機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』では特殊部隊の腕利きがC.V.精鋭のダークタイガー隊の小型MSと互角レベルに戦えていた。
『F91』本編の大敗は、コロニー駐留部隊のパイロットやフロンティアⅣ奪還部隊の面々が精鋭では無かったり、本来は不得手である自陣防衛戦の役割をさせられていた点も大きい模様。
むしろ技術力・練度・作戦などあらゆる面で周到に準備を進めたクロスボーン・バンガードが強過ぎたというべきだろう。
また、ヘビーガンやGキャノンが最初の奇襲の時点でほとんど全滅していたのに対し、本機は後のシーンでもそれなりの数が生き残ってクロスボーン・バンガード相手に抗戦しているのが描写されている。
■ジェガンM型
型式番号:RGM-89M
頭頂高:19.0m
本体重量:23.4t
全備重量:51.6t
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
出力:2,430kW
推力:69,840kg ×1
15,290kg ×2
12,270kg ×2
総推力:124,960kg
アポジモーター数:22基
武装:バルカンポッドシステム
ビームサーベル ×2基
5連装ロケットパック ×2基
ビームライフル
シールド(4連装ロケットランチャー2基内蔵)
マイナーチェンジ機の一つ。通称「Bタイプ」。
コロニー内戦闘を目的にJ型から改装されたモデルで、接近戦における火力を強化すべく腰に5連装ロケットパックを装備。それに伴い、ビームサーベルは左腕に2本マウントされている。
バルカンポッドのアンテナもロッド型からブレード型に変更され、胸のダクトも大型化し、他のタイプとはかなり違う印象になっている。
C.V.の小型MS等と戦ったが、やはり奮戦空しく撃墜される。
お手々グルグルさせてたのはコイツ。
■ジェガンR型
型式番号:RGM-89R
頭頂高:19.0m
本体重量:23.1t
全備重量:51.9t
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
出力:2,730kW
推力:57,160kg ×1
12,320kg ×8
総推力:155,720kg
アポジモーター数:22基
武装:バルカンポッドシステム
ビームサーベル ×2基
連装グレネードランチャー
ビームライフル
シールド(4連装ロケットランチャー2基内蔵)
マイナーチェンジ機の一つで、別名「Aタイプ」。既存のジェガン系機体の最上位機である。
カタログスペック上の総推力はユニコーンガンダム(ユニコーンモード)やシナンジュを上回る。
こちらもM型と同様、J型をベースにコロニー内戦闘を目的に改装されたモデルで、背中と脚にスラスターを増設して機動力を上げている。
武装も左腕にグレネードランチャーを内蔵し、右腰にもビームサーベルをマウント。バルカンポッドも銃口が2門に増えた。
配備数の多くない
ヘビーガンと
Gキャノンの数を補うべく開発され、主に指揮官用として運用された。
…が、コイツもJ型やM型同様、当時の連邦軍主運用機に対する対策研究の賜物であるC.V.の小型MSの前には撃墜されていた。
特にデナン・ゲーにサッカーボールのように頭を蹴っ飛ばされるシーンは従来のMSと小型MSの性能差を表すシーンとして印象深い。
それでもわずかに一矢報いた機体も確認できる。
背中しか見えないためR型か不明だが、ザムス・ナーダ級駆逐艦を撃破した場面も確認される。
■STガン
型式番号:RGM-89ST2
全高:20.8m
頭頂高:19.2m
本体重量:33.5t
全備重量:48.0t
出力:2,440kw
推力:52,500kg
アポジモーター数:22基
武装:3連装グレネードランチャー
90mmマシンガン
ジェガンJ型の改装機でフォーミュラー計画の副産物。
実はAEから無償譲渡されたジェガンJ型をサナリィがカスタム改修して拵えた物。
各部にレドームや各種センサーを追加して高い情報収集能力を発揮する。
F90に追随する為にスラスター出力やジェネレーター出力が上げられているが、ジェネレーター出力のほとんどはレドームやセンサー群の稼動リソースに回されている。
偵察任務も行えるが、センサーへの影響を考慮してビーム兵器は搭載されず、また武装も両腰部に配された牽制自衛用の三連装グレネードしか持てないので火力が低く、戦闘には全く向かない。
ちなみに「STガン」とは「Sensor Turret-JEGAN」または「STRATEGIK-TREANER-JEGAN」の略称らしい。
後に『F90FF』にて、この仕様は「STガン2型」ということになった。
■ファイアボール
R型をベースとした新型バックパックの
テスト機。
機体そのものはほぼR型と同一だが新型のバックパックはR型のそれより大型化していて、左腕部のグレネードランチャーが両腕に装備されている。
U.C.112年2月に北米で行われた飛行テスト中にバックパックが暴走、大破した。
パイロットはアイリス・オーランドの父ウィリアム・C・オーランド大尉で、この事故で殉職している。
なお、オーランド大尉がファイアボールに搭乗するのは漫画版で、小説版と『F90FF』ではMSA-0120の1号機に搭乗して事故に遭っている。
■ロズウェル・ジェガン
型式番号:RGM-89NT
頭頂高:19.0m
武装:バルカンポッドシステム
ビームサーベル
3連装グレネードランチャー
フィン・ファンネル ×4基
スマホゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』に登場。
量産型νガンダムの採用に向けたフィン・ファンネルのデータ収集用に改造された実験機。
A型をベースにバックパックを大型化してフィン・ファンネルを装備、肩部にもスラスターを増設している。
νガンダムの遺した実戦データには及ばなかったが、Iフィールド
バリアの展開にも成功し、従来のサイコミュ兵装を上回る結果を得られたという。
■ジェガンH型
型式番号:RGM-89H
同じく『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』オリジナルMS。
別名「ダッフル・ジェガン」。
普通のジェガンじゃ満足出来ないというエース級パイロットの要望に応えてD型をベースに開発された特殊部隊用のタイプ。
強化されたバックパックはMA並みの大推力を持ち、継戦能力を重視した強化型ビームライフル、腕部固定式のビームサーベル、脚部のマルチミサイルポッドを以てヒットアンドアウェイ戦法を得意とした。
リゼルの登場によって少数生産に留まったが、最終的にR型に繋がったとされる。
■スパーブ・ジェガン
型式番号:不明
同じく『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』オリジナルMS。
シャアの反乱時に対艦攻撃を想定して提案された急造機で、実戦で得られたデータを基に生み出されている。
その為、ロンド・ベルが短期決戦用としてストックしていたパーツを使うことを前提としており、新規のパーツや兵装は少ない。
胸部にジェダのパーツを追加装甲として取り付け、バックパックには百式改のスラスターユニットを組み合わせて機動力と推進力をアップさせた。
メインウェポンには本機用に調整したハイパー・メガ・ランチャーが採用され、同時にジェネレーターをジェガン改と同規格品へと換装している。
ビーム・サーベルはボックス・ユニット化して左腕に移設され、空いた右腰のラックにはビーム・ライフルをサブウェポンとしてマウント可能としたことで取り回しも良くなったとされる。
ノーマルのジェガンと比較して火力と機動力、装甲が強化されているが、前述したように本機は急造機である為、あくまでもスタークジェガンが完成するまでの繋ぎとされた。
■シージェガン
PCゲーム『SDガンダムウォーズ』に登場したオリジナルMS。
アースサイド軍の所属で、名前の通り水中用。
下位機種にアクアジム、上位機種にアクアジャベリンがいる。
主な武器は偏向ビームライフル、ビームサーベル、対艦ミサイルなど。
■ジェガン武装強化型
プラモデル『SDガンダム G-GENERATION』シリーズで登場。
『BB戦士』で発売されたジェガンのリデコキットで、スタークジェガンの両腕とバズーカを装備している。
両腕以外はノーマルジェガンそのままなので、スタークジェガンとは別の機体として設定されている。
■G・G(ゴージャス・ガンダム)
『
機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』に登場。
ミキシングビルドMSなのでジェガン
というわけではないが、素体はほぼジェガン及び
ジム・カスタム。
仰々しい見た目の割にほとんどが飾りで実用性は少ないが、金色の耐ビームコーティングやジェネレーターはまともなので、U.C.0169年では貴重なビーム兵器を普通に使えたりと何気に侮れない機体。
本機の存在により、パーツ単位とはいえ制式採用から80年以上経ってもジェガンが使われている事になる。
■ビルドファイターズのジェガン
ガンプラが実際に動いてシミュレーション上で戦わせる世界観のジェガン。
HGUCのジェガン
アイラ・ユルキアイネンが使用したプレーンなHGUCのジェガン。
クオリティは高いだろうが特別なカスタマイズはされていない。
腰部ラックが左右逆になっている。
ゴーストジェガンM
型式番号:RGM-89GM
全高:19.0m (ビルダーの独自設定)
本体重量:23.3t (ビルダーの独自設定)
主動力:プラフスキー粒子
装甲材質:プラスチック
ビルダー:マリオ・レナート
ファイター:フリオ・レナート
アルゼンチン代表の
レナート兄弟の次兄フリオが第8回ガンプラバトル世界大会で使用したガンプラ。
ベースはHGUCジェガンD型で、名前の「M」は「Meticulous(極めて注意深い)」を意味している。
こちらは主に「受け」を担当し、頭部センサーユニットに搭載されたパッシブセンサーによる受動的な戦術を得意とする。
また山野や攻城戦がメインとなる野戦向けにセッティングがされていて、機体カラーもグリーンで塗装されている。
胸部に取り付けられた増加装甲は中央へ強度を集約していくクロス型が採用された。
武器はジェガンと同じ物の他、バックパックにヒートナイフを装備。
攻撃のみならずトラップを仕掛ける為の工作にも使用される。
肩のハードポイントも健在なので、ミサイルポッド等も追加可能。
さらに支援機として前大会で使用したジム・スナイパーK9のK9ドッグパックも装着できるようになっている。
ジム・スナイパーK9が
EXAMシステムを搭載していたように、ゴーストジェガンMにはナイトロシステムが搭載されており、システム稼働中は各駆動部から青い炎が発生する。
ただし、原作の機能をそのまま再現するとレギュレーション違反になってしまうので異なるアプローチで再現したとのこと。
ゴーストジェガンF
型式番号:RGM-89GF
全高:19.0m (ビルダーの独自設定)
本体重量:24.2t (ビルダーの独自設定)
主動力:プラフスキー粒子
装甲材質:プラスチック
ビルダー:マリオ・レナート
ファイター:マリオ・レナート
アルゼンチン代表の
レナート兄弟の長兄マリオが第8回ガンプラバトル世界大会で使用したガンプラ。
こちらもHGUCジェガンD型ベースのカスタムガンプラで、名前の「F」は「Fearless(恐れ知らず)」という意味。
こちらは隠密行動を主体としたセッティングが為されていて、黒を基調としたカラーリング。
「受け」を担当したMに対してFはアクティブセンサーを持ち、能動的な「攻め」の戦術を得意としている。
やはりこちらにもナイトロが積まれていて、K9ドッグパックの装着も可能。
そのコンセプトからMよりも敵との直接戦闘が多くなると想定された為、胸部と両肩部に増加装甲が取り付けられた。
この為、肩のハードポイントは使えなくなっている。
武器はMと同じくジェガン用やヒートナイフが採用されており、これは「最新式よりも使い勝手の良い武器の方が常に有効である」というレナート兄弟の主義によるものらしい。
余談だが、本来は塗料に新素材を使いたかったようだが、あんまり黒すぎて夜中に踏んで壊してしまったので諦めたらしい。
ゴーストジェガンMAXIMUM
メイジン・カワグチとのバトルに負けて壊れたゴーストジェガンM/Fをミキシングビルドして再生したガンプラ。
兄弟の意地に賭けて最後の戦いを挑む。
■ビルドダイバーズのジェガン
こちらもプラモデルとしての登場だが、上と違ってガンプラ自体が動くのではなく「ガンプラのデータを反映したオンラインゲーム上の存在」である。
今回は主人公の仲間として本編にも登場している。
ユッキーことヒダカ・ユキオの
ジムⅢビームマスターに代わる新たなガンプラ。
全身に強力なビーム砲を満載した浪漫仕様。
ブレイクデカールジェガン
ブレイクデカールによって違法に改造されたHGUCのジェガン。
D型ベースの黒い隊長機とA型ベースで紫色の随伴機2機が登場。
ブレイクデカールの力でパワーアップしていたが、関節は強化されていなかった。
最終的にバグの影響で現れたデビルガンダムによって全滅させられてしまった。前作のリベンジか
隊長機は色以外はエコーズジェガンそのままで右腕にコンロイジェガンのボックスタイプビームサーベルを装備。
カラーリングは恐らく『アクロス・ザ・スカイ』に登場したピコ専用機の
オマージュだろう。
随伴機は2機共A型そのまま。
武器としてデナン・ゾンのショットランサーを持っている。
こちらは『Twilight AXIS』のバーナムジェガンのオマージュ。
隊長機の方は改心したのか、第二次有志連合に参加しているのが確認出来る。
これらはガンプラでも再現可能で、隊長機は
プレミアムバンダイより発売のHGUCピコ専用ジェガンD型を余剰パーツでエコーズ仕様に組めばいいが、ボックスタイプビームサーベルはコンロイ機から流用する必要があるのでそこだけ塗装がいる。
随伴機は、HGUCのバーナムジェガンを余剰パーツを使って組んだA型ジェガンに旧キットの1/100デナン・ゾンに付属するショットランサーを持たせれば完成。
追記・修正は、30年以上経って小型MSや
後継機が出たとしてもジェガンに乗りたい人がお願いします。
- MSVのRGM-88Xとハイストのジェダは性能設定が違うので、同一視できないのでは?記載例はデータガンダムだけです。重装型のRGMは誤植が原因 -- 名無しさん (2014-06-30 03:26:39)
- グスタフ・カールはただのデブって印象しかしない -- 名無しさん (2019-02-22 10:23:59)
- 今後はグスカは重装/軽装ってことで共存する設定になるのかな -- 名無しさん (2019-02-23 20:14:00)
- 実は何気にほかの連邦系どころか宇宙世紀系にも「FD」なる形式番号は存在しないためさりげなく形式番号にも系列にも謎が多いグスタフ・カール -- 名無しさん (2021-05-01 21:29:38)
- F91の冒頭でデナン・ゲーに頭を蹴り飛ばされてるのはJ型(ノーマルタイプ)じゃなくてR型(Aタイプ)だよ。肩のスラスターユニットを見てみるとわかりやすい。 -- 名無しさん (2022-02-22 22:33:29)
- M型の項目にある墜落時に手首クルクルしてたのはR型だよ。 -- 名無しさん (2024-05-13 13:59:32)
最終更新:2025年02月14日 22:31