登録日:2010/10/12(火) 11:31:54
更新日:2024/12/07 Sat 20:16:36
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土曜ワイド劇場とは、
テレビ朝日系列で1977年から2017年3月まで、毎週
土曜日21時~22時54分に放送されていた2時間ドラマ枠である。
実は昔は1時間半だった(理由は後述)。
概要
元祖2時間ドラマであり、2時間ドラマといえばこれか日本テレビの
火曜サスペンス劇場と言うのが定番となっていた。2時間ドラマパロディにおいては両者の要素が混ぜられていることが多い。
もともと、
アメリカではテレビ向けの映画作品として「テレフィーチャー」と呼ばれる単発作品を放送する枠があり、それを日本向けにアレンジしたのが本作の始まりである。開始当初は1時間半だったのも本家のテレフィーチャーが1時間半の枠だったことの名残。この制作経緯から、スタッフには当時の日本映画の監督陣が多く携わっている。
ちなみに初回は『
男はつらいよ』でおなじみの渥美清主演の「田舎刑事」。また開始した1977年には他にも山口百恵を主演にして『野菊の墓』を放送する等、名作・海外文芸作品のドラマ化にも挑戦していた。
特徴
土曜ワイド劇場と火曜サスペンス劇場とでは作風に違いがあった。それぞれの分かりやすい特徴を挙げると
土曜ワイド劇場
- 22時前後におっぱいやレイプシーンを入れる
- ホラーやスリラーものの要素を取り込むことがある
火曜サスペンス劇場
- シリアスな作風が多い
- サービスシーンが少なく、女性主人公シリーズが多め
- 印象的なジングルやEDテーマ曲の採用、音声案内の採用など音楽の使い方に特徴あり
一言で言えば土曜ワイド劇場は下世話なエログロをウリにし、火曜サスペンスは女性層向けと言う時期が長かった。
特に初期は夏に「怪奇シリーズ」とも呼ばれるガチホラー作品を展開しており、後述する京都妖怪地図を筆頭に、円谷プロ制作の「大塚刑事の呪いシリーズ」(1979~1984年)や東映制作の「吸血鬼ドラキュラ神戸に現わる 悪魔は女を美しくする」(1978年)等が放送された。
また、オープニングでは90年代後半まで出演者のほか原作・脚本・監督といったスタッフの顔も登場していた。
これはテレビドラマは俳優だけではなく、様々なスタッフがいて成り立っていることを視聴者にアピールする意向もあった。
2000年代以降は規制やら前述した火サスの放送終了により火サス的作風の作品も増え、お茶の間に
エターナルフォースブリザードをかけるケースは減った。
2016年からはタイトルが土曜プライムに変更されOPが廃止、翌2017年4月の番組改編で終了した。
その後、同枠シリーズ作品の新作放送は、日曜午前の再放送枠『日曜ワイド』(2017年4月~2018年3月)→元
日曜洋画劇場枠の『日曜プライム』(2018年4月~2020年9月)や改編期の連続ドラマ休止期間などで不定期に放送されていたが、出演者やスタッフの高齢化もあり、2022年12月末で一部の作品を除き撤退を発表。
これによりテレ朝2時間ドラマの長い歴史に幕を下ろした。
なお、現在のテレ朝土曜枠は不定期に『ドラマプレミアム』というスペシャルドラマを編成することがある。放送される作品は文芸作品や過去の名作のリメイクが多く、ある意味原点回帰の作風に戻ったと言えよう。
過去の作品は平日・土曜に地上波で全国のテレビ朝日系列局、衛星放送ではBS朝日やテレ朝チャンネルで再放送されている。
オープニング
1977〜1979年まで使用。
暗い背景をバックにシャボン玉がひとつ飛んでおり、そこから緑字→赤字で「土曜ワイド劇場」のロゴが現れる。そしてロゴが表示されたまま暗めの青背景をバックにシャボン玉が飛ぶ映像に切り替わりそのまま青バックにフェードするものだった。
テーマ曲はジャン=ジャック・ペリー(エレクトリカルパレードの曲を作った人。氏の作品は
星の子ポロンなどでも使われている)の「Lullaby For A Baby Robot」。穏やかな曲調となっている。
とある特番で土曜ワイド劇場が特集された際、唯一このOPだけテレビ朝日に保存されておらず、半ば幻のOPとなっていたが、近年某動画サイトで発掘された。
OPの後すぐ
提供クレジットに入っていた。
1979〜1993年まで使用。
先代のどこかほのぼのとしたものから一転し、恐怖を煽る叩きつけるような音楽と、円がX字に虹色に切り替わったり不気味に動くサイケデリックなものだった。
BGMとアニメが相まって子供の頃
トラウマだった視聴者も多いと思われる。
作曲者は『
仁義なき戦い』のテーマ曲を手掛けた津島利章。
OPの後見どころを紹介して提供クレジットに入っていた。
1993〜1996年まで使用。
新宿ビル群→目→螺旋階段→三日月→ワイングラスが割れて赤く染まり、
海から夜景に切り替わりロゴが表示される。
ホラー要素がまったくないわけではないが、トラウマものだった前OPから一転してソフトなものになった。テーマ曲も優しい曲調に変わっている。手掛けたのは大野克夫。
2代目同様、OPの後見どころを紹介して提供クレジットに入っていた。
1996〜1997年まで使用。ここからロゴが新しくなった。
ソフトだった3代目からは一転、フクロウ・黒猫・鷲に睨まれながら金髪の女性が地面が崩れてゆくところから逃げ、追い詰められたところで
タイトルロゴが出てくるまさに原点回帰のホラー系のものになった。
当代以降OPの後すぐ提供クレジットに入っていた。
テーマ曲もホラー系のものだが、それにつながる提供部分は当時のEDテーマだった辛島美登里の「あなたの愛になりたい」のメロディが使われた。
1997〜2004年まで使用。
このOPもホラー系だが、前OPとは一転して着物の少女や日本人形などの和風モチーフとなっている。
金田一耕助風の男性が駆けてくるなど
横溝正史や
江戸川乱歩の世界観を表現したものとなっている。これもテーマ曲はホラー系。
2004〜2015年まで使用。
フォトレタッチ化された長期シリーズ作品の場面が次々と出てくるもの。このOPのみ16:9となっている。
テーマ曲は
オーケストラを用いた重厚なものが使われていた。
2015年以降はOPは使用されなくなった。
代表的な作品
◎はABC(朝日放送)テレビ制作作品
初期の代表的なシリーズであり、上述したエログロ路線を確立させた記念すべき作品。
少年向け作品が多めだがエログロ路線にも定評がある江戸川乱歩の小説を、鬼才・井上梅次監督の手により原形を全くとどめない明智小五郎主役のアダルト感満載の作品に仕上げた。
ヒロインが犯人という作品の元祖であり、終盤必ず自ら命を絶つ。
シリーズ最大の名物だったのが終盤のシーン。
犯人の目の前に途中で死んだはずの人物が登場
↓
変装を少しずつはがす
↓
その正体は
死んだはずの明智小五郎
…と、
本シリーズ内で親戚が登場した某怪盗もびっくりの変装術で犯人を驚かせた(明智の乗った自動車が直前で転落するなど、周りにも明智が死んだと思わせるシーンがあるため)。
明智役は天知茂→北大路欣也→西郷輝彦と交代し、足掛け17年にわたり制作された。
全エピソードがDVD化、天知作品はBD-BOX化されているが、再放送はあってもソフト化が原則行われない2時間ドラマでは異例のことで、本作の人気の高さがうかがえる。
市原悦子扮する石崎秋子が、家政婦の目線で勝ち組家庭の欺瞞を暴く現代版
水戸黄門。
秋子が|∀・)…←こうやって覗いているシーンは誰もが一度は見たことがあるはず。
原作は松本清張の短編小説「熱い空気」。
これは家政婦が自分の愉悦の為に他人の家庭を引っ掻き回し観察するという話で、1983年の第1作はこちらをベースにドラマ化。2012年に
米倉涼子主演でリメイクもされている。
第1作の好評を受け、以降は原作から設定のみ引き継いでシリーズ化。1997年には連ドラ版も作られた。
作品は放送当時の時事ネタを題材にすることが多く、終盤で秋子が(派遣先を引っ掻き回した報いとして)怪我をするのがお約束。
そして後世でタイトルをパロった家政婦ものドラマが制作されるのは別の話。
ちなみにシリーズ中一度も殺人が出てこない唯一の作品。
制作は
大映テレビ。大映ドラマらしく、出生の秘密など血縁ネタもしばしば登場する。
「真実は必ず灰の中にある!」が心情の火災調査官が放火事件やそれに関連した殺人事件を解決していくシリーズ。
2時間ドラマの帝王こと
船越英一郎の初主演作品。
鍋島雅治・田中つかさによる漫画『火災調査官』が原作だが、主人公の名前と職業以外ほぼ別物になっている。
火災がテーマと言うことで迫力ある火事・爆破シーンが楽しめ、お得感が強い。セットや人形を使っての火災再現シーンも見所の1つ。
そのテーマゆえゲストが殉職することも多いが。
終盤では紅が「火元(=犯人)はお前だ!」と言い放つ(相手によってはぶん殴る)のがお約束。
船越英一郎の巻き舌も舞台が小田原と言うことで自然な感じ。
東ちづる扮する温泉旅館の若女将が殺人事件を解決するシリーズ。
若女将とその夫でマザコン気味の刑事・そして夫の母親である旅館の大女将の
三角関係を中心にストーリーが進む。旅館以外のフォーマットはすべて一緒といっても過言ではない。
登場する旅館は
日本各地に実在するもので、一種のタイアップ作品でもある。そのため、
旅館内で殺人を起こさないなど一定の配慮がなされている(軽いケガなどが起きることはある)。
制作は大映テレビ。大映ドラマらしく(ry
ご存知『
相棒』のルーツはここ。2000~2001年にかけて3作放送された。
水曜21時枠に移って長期シリーズとなってからはこの3作を「
Pre Season」として扱っている。
この時の右京さんの偏屈ぶりは異常。ツンツン。
三浦さんや米沢さんが別役で出演してたり、花の里が別のお店だったりと他にも細かな違いが見られる。
1999年まで放送されたドラマ。その後、このドラマの制作陣が相棒シリーズをスタートさせた。
2006年~2009年の、相棒が放送されていない季節に放送されたドラマ。全3回。
右京さん似の敏腕弁護士が幸子さん似の弁護士の依頼を受けて、弁護の手助けをする話。
内村刑事部長似の人がゲスト出演した回もある。
監督は和泉聖治、プロデューサーは松本基弘とこちらも相棒を手掛けた方々。
藤田まこと主演のシリーズ。
京都で起きた事件なのになぜか全国を飛び回る音川音次郎の活躍を描く。
毎回出張に行く際捜査一課長が音川に出張先に因んだお土産を頼むが、期待はずれかつ奇怪なものを持ち帰るのがお約束。
クロード・チアリの演奏によるギターの
エンディングテーマが印象的。
1980~1994年に放送された、『
ひぐらしのなく頃に』や『
鎌倉ものがたり』みたいな世界観の迷作ミステリー。
放送期間は長いがシリーズは7作のみで、2021年にDVDが発売された。
推理ものだと思わなければ楽しめる。
何しろ
若い男の血を吸って900年生き続ける女性みたいなのが犯人だから…
藤谷美紀主演のドラマ。今まで20作が放送されているが、このドラマタイトルになったのは16作目から。
現在唯一新作が制作されている山村美紗作品である。
7作目では涼風真世がゲスト出演し、この回の狩矢警部の部下である橋口警部補を池田政典が演じていた為、アニメ版「
るろうに剣心(1996年版)」の主要キャストが3人も揃っていた。
- 100の資格を持つ女 ~ふたりのバツイチ殺人捜査~
2008年から放送。
ドラマの主演である渡辺えりは裏番組の「情報7days ニュースキャスター」で開始初期からコメンテーターとして出演していたが、事件が発生した時はそちらは欠席していた。
古谷一行・木の実ナナ・火野正平の3人が主演のシリーズ。
1982年~2007年まで放送された長寿作品でもある。
土曜ワイド劇場=
おっぱいになった最大の要因。
他局作品では
金田一耕助を筆頭にシリアスな役柄が多い古谷一行によるおっぱい祭り。
類似作品が無いのになぜか途中から「元祖」がタイトルに加わった。
2007年に完結したが、終了の理由としては前述の規制のほか、「
60代の俳優が婚約中のカップルを演じる」という設定に無理が生じたこともある。最終回では無事にプロポーズを果たした。
赤い霊柩車?知らんな。
ちなみに、このシリーズは元をたどるとオーストラリアの探偵小説が原作だったりする。
土曜ワイド劇場の女性主人公シリーズとしては老舗。
連続ドラマ版から2時間ドラマの長寿シリーズに転向した。
名取裕子・宅麻伸扮する二宮夫妻が様々な事件に挑むのが基本的流れ。
同居する家族の様子も描かれ、実子・愛介は回を追うごとに成長して俳優も交代している。
その愛介はあろうことか二宮の門下生とデキ婚した。
「行列」でおなじみの弁護士・本村健太郎がレギュラー出演兼法律監修しており、死亡時の実況見分の際にはリアクション芸人まがいの体を張ったチャレンジを行うのが毎回のお約束。ついたあだ名は「
実験君」。
名取裕子は必ず無茶をして捕まる伝説のはじまり。何故か
テレビ朝日の名取裕子は性格が
涼宮ハルヒ化する。
あと、ヒロインが横浜の医者、旦那が神奈川県警の刑事と言うことで
彼氏彼女の事情の作者がインスパイヤしたんじゃないとか言う話も。
一応原作があるが、土曜ワイド劇場の中でもお約束展開が特に多く推理するよりも、女性に弱い主人公のアレさ加減を見て楽しめると言う実況スレ向けの作品。
神谷警部の有能さは土曜ワイド劇場屈指。
犯人は最初の女性客ばっかり。というかゲスト女優ばかり。
極まれに幼女がヒロインとなる。
なお、
くりぃむしちゅーが海砂利水魚時代に警官役でゲスト出演した事がある。
夜明さんまた騙されてる。
お父さん犬北大路欣也演じる弁護士が依頼人の無実を証明すべく奔走する裁判ドラマ。
原作は大岡昇平の同名小説で、2作目以降は設定を引き継いだオリジナルストーリーとなった。
終盤の大演説が魅力の1つ。
森村誠一の牛尾刑事シリーズが原作。
牛尾刑事役は
特状課の課長と同じ人とは思えない程シリアスな片岡鶴太郎。
鶴さんのハマリ役で、なかなかの人気。
1~4作目は『
太陽にほえろ!」の山さんこと露口茂が演じていたことはあまり知られていないかも。
何らかの目的で上京した人がひどい目に遭う…というエピソードが多い。
メインタイトルが延々伸び続けている。一度メインタイトルだけでラテ欄三行超えた。
BGMが秀逸。
年末は牟田刑事官や記者冴子と共演したこともある。ちなみに原作では同じ作者の『棟居刑事シリーズ』(これも土曜ワイド枠)とコラボした話があるが、そっちは
実写化されていない。
土ワイ終了後も単発で続いていたが、2022年年末に完結。
牛尾の妻、澄枝役の岡江久美子は本シリーズの36作目が遺作となり、37・38作目では現実同様死去した設定となった。
働かない水野真紀と、よく働く船越英一郎。つか、働け真紀。
土ワイを代表するシリーズの一つで、テレビドラマの
十津川警部といえば本作あるいはTBS版(渡瀬恒彦・伊東四朗)のどちらかを思い浮かべる人が多いだろう。甲斐正人作曲のテーマ曲も人気が高い。
土ワイ終了後も単発で続いたが2022年年末に完結した。
コンビは3度交代しており、十津川警部と亀井刑事は三橋達也・愛川欽也→高橋英樹・愛川欽也→高橋英樹・
高田純次の順。三橋・愛川時代は三橋の年齢との兼ね合いで十津川警部をあまり動き回らない設定にしたため愛川が主演扱いで、愛川が司会を務める「出没!アド街ック天国」(テレビ東京)が始まって以降は放送業界でタブーであるはずの地上波裏被りも平然と見られた。
登場人物は基本的に原作準拠だが、山村紅葉の出演に際し北条早苗という刑事が新たに設定され、原作小説にもそのままレギュラーとして逆輸入された。シリーズ最多出演者は森本レオ扮する西本刑事。
特撮ファンにはお馴染みの
一条さんも柿沼刑事役でレギュラー出演。だが最終回で…
一度、最後の崖のシーンで、犯人と対決した際に犯人がワインの中に毒を入れて自殺を図ったため犯人が救急車で運ばれていくシーンで終わったことがある。
偽十津川警部と偽亀井刑事を
サンドウィッチマンの2人が演じた回もある。これは十津川役の高橋英樹(と真麻親子)がサンドと同じ事務所(グレープカンパニー)に移籍したことがきっかけ。
この他、西村京太郎原作では沢口靖子主演の「鉄道捜査官」シリーズもあるが、これは十津川警部シリーズの設定を変えて制作した半オリジナル作品。
2019年には十津川警部とコラボした特別編が放送された。
哲学的SF・ミステリー・ロボット伝奇(アニメ化)・
甲賀忍法帖の二次続編(アニメ化)等幅広く手掛ける山田正紀の原作で、タクシーヅラ…もとい
タクシードライバー並みに突っ込みどころが多すぎる人気シリーズ。
長期シリーズ化したためやむを得ないとはいえ、主人公がムチムチしたおば…ゲフンゲフン
でも毎回クリムゾンされそうになる謎。
蟹江死後は「おとり捜査官」とタイトルを改題して継続された。
北見は犯人に捕まるもの、発信器は壊れるもの。
もはやおとり捜査というよりワザと捕まっている気さえする。
ぶっちゃけ発信器より北見を見つけるのは
蟹江敬三の方がアテになる。
あと原作を反映してか、犯人がほぼマジキチ。
「
おにいちゃんどいてそいつ殺せない」とか口走る
邪悪な妹や、
「死んだ後も外反拇趾に苦しめ!」などと叫ぶホモストーカーなどむやみに個性豊か。
小林稔侍が主演のザ・ガードマン。やたらと警察の捜査に首をツッコミたがる。部下の殉職率が高い。
片平なぎさ主演のドラマ。ナンチャンこと南原清隆も刑事役でレギュラー出演していた。
舞台となる警視庁新宿西警察署は終着駅シリーズにも登場しているが、全く別の世界である。
寺島進主演のドラマ。テキ屋から町医者に転業した彦次郎が難事件に挑む。京都府警の刑事である
ゴジラ河こと後白河役である宇梶剛士との喧嘩が見どころ。
彦次郎が毎回逮捕されるのもお約束である。
中の人ネタが発生する事があり、
ビートたけしの相方であるビートきよしも米屋の福村役でレギュラー出演しているが、主人公の彦次郎からは役名ではなくビートきよしと呼ばれたり、きよし演じる福村がたけしのギャグであるコマネチをした回もある。
戸田恵子も彦次郎の義姉である享子役で出演しており、戸田演じる享子が彦次郎に急患と言った後、彦次郎が「
それ行け…アン、パン、マ~ン!」言った事もあった。
(ただし、
アンパンマンの部分は犬の鳴き声で「ワン、ワン、ワ~ン!」と聞こえないようになっている)
伊東四朗演じる所轄刑事と羽田美智子演じるエリート警視の父娘捜査ドラマ。
パイロット作「おかしな二人」では小林聡美が娘役だったが、小林が連続ドラマなどで多忙となり、相手役を変更して制作されたドラマである。
2003年からスタートし、14作目までは土曜ワイド劇場、15作目以降は単発スペシャルで放送されており、
スピンオフドラマ「おかしな弁護士」も放送され、2024年1月にファイナルを迎え、無事に完結。
警視庁捜査一課9係(現:特捜9)と
科捜研の女と同じ世界観である。
2016年から2022年まで
木曜ミステリーで毎年4月期に放送されていたシリーズ作品もここがルーツ。
この手の刑事ドラマではわき役だったり主役と敵対する関係になりがちな「捜査一課長」だが、この作品では内藤剛志演じるヒラの刑事から這い上がったノンキャリアの叩き上げ一課長が、部下たちと共に事件を解決していく。決め台詞の「
必ず、ホシを挙げる!」がお馴染み。
この枠で放送されていた頃から木曜へ移行して暫く経つまではシリアスな作風だったが、その後シリーズが進むにつれて、冒頭での一課長への臨場要請の電話でご遺体の状況を伝える内容だったり、登場人物のキャラの面白さにスポットが当たったり、ゲストに関する小ネタをぶっこんだり…と徐々にコントのようなコメディ作品と化していった。
ここで放送されていた頃は刑事部長室で淡々と公務をこなしていた本田博太郎演じる笹川刑事部長も徐々にコメディアンと化していき、毎度のごとくぶっ飛んだ登場の仕方をする。
前述の2時間ドラマ撤退後も例外的に新作が製作されている作品のひとつ。
余談
同じネタの繰り返しとか、あまり評価されることは少ない2時間ドラマだが、
癖が強すぎて普通のドラマで使いにくい役者や大御所を気軽にテレビで見ることができる機会でもある。
また、話自体はシンプルなので役者の演技や演出などをじっくり見ることができるメリットもある。
また、「どれくらいお約束に忠実だったか」などを見て楽しむこともできる。
パロディの元ネタとしても使い勝手はよく、例えば痕の冒頭3分の1程度は土曜ワイド劇場を意識しているようにも思える。
あなたも2時間ドラマに興味があるなら、
テレビ朝日にチャンネルをあわせてみてはいかがだろうか。
追記・修正は崖の上でパトカーのサイレンを聞きながら
船越英一郎に
問い詰められつつお願いします。
- 火曜サスペンスのほうも初期は「しんじゃえ~」とかいって人を焼き殺すサイコパスのガキが出てきたり「霊猫島」という意味不明のオカルト内容があったりとえぐかったがね。 -- 名無しさん (2014-06-07 22:46:33)
- 古谷一行の混浴露天風呂でおっぱい見て興奮してたあの頃 -- 名無しさん (2014-06-08 15:49:23)
- 最初期みたいに年1回ペースでガチのホラーやってもいいと思うの・・・ -- 名無しさん (2014-06-12 18:23:53)
- 昔、オープニングがやたら怖かった記憶がある。 -- 名無しさん (2014-06-29 05:36:27)
- ↑ あれかー確かに怖かったな -- 名無しさん (2014-06-29 09:31:15)
- お歯黒の口が“ニヤッ”てヤツ。 -- 名無しさん (2014-06-29 11:11:55)
- 曲名は知らんが、土曜ワイドで三毛猫ホームズやった時のOPテーマが怖かった。「夕暮れにはあなたがみえなくなるみえなくなるみえなくなる・・・」て奴。 -- 名無しさん (2014-09-09 14:11:13)
- ありがとうございます殺人が追加されそうだ(笑) -- 名無しさん (2014-09-22 11:44:27)
- サキ先生が出てくると必ず死体役にされる本村弁護士wwwwwww。 -- 名無しさん (2014-09-22 11:47:04)
- ↑「先生またですか~~」「君が実験台にならないと証拠の傷や凶器が見つからないでしょ!ハイ!やるの」 -- 名無しさん (2014-09-22 11:50:03)
- ↑×7、8、9 わかる。9時になった振り子時計、重力に逆らった水?のバックに人形持った赤い着物の少女、割れる氷かガラス、少女がいる場所は屋敷の廊下で男の子か人形の顔と思しき不気味な障子が5枚、外側の窓とその障子の間である廊下を走る、9個の立方体がひとつになる、目を開く少女、無数の昔の書き方の縦文字、無数の文字が書かれた障子、その障子がある場所をこちらから見て左に向かって走る少女、上に『手足を縛った』下に『他殺死體』と巨大白文字、割れ目の覗く少女、3人の女、巡査惨殺、密林の中から女の死體 離れ離れに發見さる、墨のような流血、縛った手首、首を切断された日本人形、燃える蝋燭に足袋を入った足首、廊下から迫る女?の影、歯を見せ不気味に笑う女の口、右からそれを見るかのような少女、暗闇の中、下から羽、逆光をバックに走る少女、ここで土曜ワイド劇場、上下左右それぞれバラバラに回転するチョコのような四角 -- 名無しさん (2015-11-23 03:07:09)
- 日曜ワイド劇場でひさびさの新作ですね。再放送ばかりだったのでうれしいです。 -- 名無しさん (2017-06-11 10:01:50)
- 温泉㊙大作戦の森口瑤子さんすこ -- 名無しさん (2018-07-28 07:21:58)
- 捜査一課長がここから羽ばたいていったのは嬉しいところ -- 名無しさん (2020-08-10 17:10:54)
- 法医学教室の冒頭で行われる検視解剖のシーン。シリーズを重ね、男性ばかりになる。初期は女性、もちろん『見えた』 -- 名無しさん (2022-03-05 15:36:20)
- 2代目OPが一番長かったのか。というか、目に悪くないのか? -- 名無しさん (2022-09-05 18:25:36)
- OP、やたらホラー系が多いな。 -- 名無しさん (2022-09-26 17:10:05)
- ↑17しかもどっちも製作があの円谷プロって言う…今DVD化されてるらしいから、気軽に見ることできるっぽいね。 -- 名無しさん (2023-02-26 20:03:55)
最終更新:2024年12月07日 20:16