登録日:2011/02/10 Thu 15:20:23
更新日:2025/10/28 Tue 20:13:40NEW!
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『
ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』(
DRAGON QUEST VII: Fragments of the Forgotten Past)とは、
ドラゴンクエストシリーズの7作目。
ハード:プレイステーション
発売日:2000年8月26日
開発元:ハートビート、アルテピアッツァ
販売元:エニックス(現スクウェアエニックス)
今度のはスゴイらしいよ!
Ⅶだから!7番目だから!!
何が!?
3Dなんだって!
やっべーよ!3Dだよ!!
何かこの辺ムズムズしない?
するする!この辺な!!
で、何?
世界に一つしかない島から始まって…
バカ!それ以上言うなよ!!
そんでそんで?
でね言うなっつーの!痛ってー!何すんだよ!!
なになに?あっ!
先生来たぞ~!
静かにしてください!
で、何?
DRAGONQUEST
ドラゴンクエストⅦⅦエデンの戦士たち
8月26日発売
人は、誰かになれる。
【概要】
ドラクエシリーズとしては初めて
PlayStationで発売された作品。同時に最後のエニックス時代に発売されたナンバリングタイトルとなった。
プレステ最高の417万本という化け物じみた売り上げを記録し、リメイク版も117万本に達した。
一方で、
ファミリーコンピュータでのDQ1~DQ4、
スーパーファミコンでのDQ5~DQ6のように同機種で新作を連続させたならわしも途絶え、次作DQ8は
PlayStation2での発売となる。
と同時に、DQ7を境にシリーズは4年間以上の新作スパンが続くようになり、和製RPGの大作化・開発長期化の傾向が一層強まった意味でも時代の節目を現すタイトルになった。
町や洞窟などのフィールドマップが3Dになったり、ストーリーの要所で3DCGムービーを導入したりと、今までのシリーズにない新しい要素に挑戦した意欲作。
ソフトがカセットではなくディスク媒体になり、セーブにメモリーカードを用いるようになったため、
冒険の書が消えてしまう事象が滅多に発生しなくなった。
また、複数のメモリーカードを利用して他のセーブデータと交流できる『移民の町』などのシステムも導入されている。
ディスク媒体の
ゲームには付き物のロード時間にも気を使っており、ゲーム中にロードで待たされることはほとんどない。
パーティメンバーといつでも会話できる『仲間会話システム』が実装されたのも本作から。
後発の作品と比較しても特に会話パターンが作り込まれており、本作のテキスト量は極めて膨大になっている。
新しい試みがいろいろある一方、
DQ6とほぼ同様の転職システムを用いているなど、シリーズ経験者にはお馴染みの要素も。
DQ4以来のオリジナル版が北米展開された作品だが、当時はまだ
大人の事情が解決する前だったので、英題はリメイク版と異なり
DRAGON WARRIOR VIIだった。
- ストーリー部分はほぼそのまま、原作で不評だった要素が全体的にテコ入れされている。
- 謎解き要素の簡略化
- ふしぎな石版探しの救済アイテム『石版レーダー』の追加
- ふしぎな石版を台座にはめ込む際のパズル要素の削除 など
- キャラクターやモンスターが全て3Dモデルに変更。
- モンスター出現が一部のエリアを除きランダムエンカウントからシンボルエンカウントに変更。
- PS版で不評だったプリレンダムービーシーンは、キャラの3D化に伴ってリアルタイムレンダリングムービーとして作り直された。
- さらに、キャラクターの職業に応じて服装が変わるという嬉しい要素も。武器と盾も見た目に反映される。
- 転職システムの仕様が少し変わり、上級職で覚えた呪文・特技はその職業についている間だけ使用できるようになった。
- PS版では一度覚えた呪文・特技は転職後も使えたため、『多くの職業を極めていくと、どのキャラも似たり寄ったりの技構成になる』という没個性化を招いていた。
- 3DS版の仕様変更により、『このキャラにはこの技を使わせたいから、この職業につく』という差別化・役割分担ができるようになった。
- 3DSのすれちがい通信を使った交流機能『すれちがい石版』を追加。DLCで手に入る特別な石版もある。
リメイク版は基本的にオリジナルより遊びやすい作品に仕上がっている。
ただし、本作の売りであった仲間会話システムは一部の台詞が削除されていたり戦闘中に会話できなくなっていたりと、PS版と比べてテキストのボリュームが大きく減らされており、その点は不評。
スマートフォン向けにも発売されており、3DS固有である「すれちがい通信」関係のシステムとモンスター出現がランダムエンカウントに戻った事を除き、概ね3DS版をベタ移植した内容になっている。
2025年には「ドラゴンクエストVII Reimagined」として再リメイクされることが発表された。ナンバリングのリメイク作において副題が新たにつけられるのは初となる。
3DS版をベースとしつつシナリオの再編が行われているとされており、2026年2月5日に発売予定となっている。
【あらすじ】
果てしない海に四方を囲まれた小さな島、エスタード島。
魔物もいないこの島で、グランエスタード王国による統治の元、人々は平和に暮らしていた。
「この世界にはエスタード島以外の島や大陸は存在しない」というこの島の通説に疑念を抱いた主人公とキーファ王子は、冒険心と好奇心に導かれるまま、島で“禁断の地”とされる謎の遺跡を探索する。
やがて主人公たちが遺跡の謎を解き明かすとき、世界はその真の姿を現すこととなる。
【主な登場人物】
声優は全てReimagined版。
CV:大鈴功起
本作の主人公。漁村フィッシュベルに住む、漁師の息子。16歳。
歴代シリーズでは極めて珍しい素朴な少年タイプの外見。
将来は父の跡を継ぎ立派な漁師になるのが夢らしいが、今はひたすらアンチョビサンドを運ぶ日々。
腕に不思議なアザがあり、ときどき光って何かが起きたりする。
CV:
宮野真守
グランエスタード国の王子。18歳。
主人公と仲が良く、二人でつるんで島中で遊び回っている。
年齢の割に行動がやんちゃで、国民の頭痛のタネになっているが、明るい人柄からなんだかんだ愛されている様子。
ステータスは典型的な脳筋戦士タイプで、戦闘ではかなり頼りになる。
種泥棒。
CV:
悠木碧
フィッシュベルの網元の一人娘。主人公の幼馴染。16歳。
いわゆる
ツンデレ(本作発売当時、ツンデレという言葉はまだ存在しなかったが)。
「遊んでくれてありがとう。つまらなかったわ。」は至極の名言。
ステータスは魔法使いタイプで、様々な呪文を覚える。
仲間会話システムを楽しんでもらうために用意されたキャラクターなので、積極的に話しかけてみよう。
実写CMの彼女は死ぬほど可愛い。
CV:田村睦心
狼少年(嘘つき的な意味ではなくて)。
言動が
孫悟空(ドラゴンボール)に似てるとか言ってはいけない。
というか実際に比べてみると意外と似てない。
野生児なのですばやさに長けるが、装備品が貧弱なのがたまにキズ。
CV:
千葉繁
かつて魔王が存在した時代に、神と共に戦ったという伝説の英雄。長い間ホットストーンの中に封印されていた。
だがその実体はただのスケベジジイ。ござる口調。
冒険の途中で仲間になる。ステータスは全体的に高いが足が遅め。
CV:
今井麻美
放浪の一族『ユバール』出身の踊り子で女剣士。
誰かに雰囲気が似ているらしい。
良くも悪くも
普通の人。ステータスも普通。
主人公の父。フィッシュベルでも腕利きの漁師。
アンチョビサンドが好物。
主人公の母。料理上手な肝っ玉母ちゃん。
ボルカノの弟。主人公の叔父にあたる。
島一番の怠け者。怪しげなものを拾っては島の人々に売りつけている。
本人に価値が分かっていないだけで、彼が見つけてくるものはわりと重要アイテムだったり…。
グランエスタード国の国王。キーファの父。
誠実な人柄で国民から親しまれているが、遊んでばかりの息子には頭を悩ませている。
グランエスタード国の姫。キーファの妹。
体が弱く、城内に引きこもりがち。兄を慕っている。
転職を司るダーマ神殿の大神官。
「ダーマの神官といえばオッサン」というシリーズ経験者の常識を覆した黒髪美少女。
たぶんマリベルと並んで本作屈指の人気キャラ。
かつて魔王との戦いで敗れたとされる神。
今はどこかに封印されているらしいが……。
神に仕えている四人の精霊。
それぞれ炎・大地・風・水を司る。
物語終盤に登場するが、活躍がイマイチぱっとしない。
風の精霊だけなぜかギャル口調で妙にキャラが濃い。
かつて、神と戦ったという魔王。
ドラクエの魔王史上、世界征服という本願に最も近付いた存在と言われている。
【登場する町・村・地域】
【システム】
謎解き
シリーズ初の3Dマップを活用した謎解き要素が多数実装されている。
特に物語導入部の『謎の神殿』が有名で、普通にプレイすれば30分以上も謎解きだけの時間を過ごすことになる。
この謎解きを終えなければ魔物とも出会えないため、本作は「
スライムと出会うまでが最も長いドラクエ」と言われることも。
この筋書きは当時かなり驚きをもって迎えられ、いつまで経っても冒険が始まらないことにやきもきしたプレイヤーも多かった。
なおリメイク版では謎解きがだいぶ簡略化されている。
この変更は歓迎する声もあった一方、PS版の経験者からは攻略が寂しくなったとの声も。
ふしぎな石版
本作のストーリーは、冒険の先々で『ふしぎな石版』の欠片を見つけることで進行する仕組みになっている。
エスタード島の『謎の神殿』最奥にある台座に、ふしぎな石版をパズルの様にはめこむことで新しい世界へ行けるようになり、行った先で新たな石版を見つけて…というのが基本的な流れ。
石版が手に入る順番はある程度決まっているので、世界を巡る順番はほぼ一本道。
このシステムの問題点として、大量にあるふしぎな石版を一つでも取り忘れるとストーリー進行が詰まってしまう。
救済措置として、未発見の石版がある場所のヒントを教えてくれる占い師がいるものの、やはり「探すのが面倒」という意見も多く、この要素は全体的に不評だった。
リメイク版では石版レーダーという便利アイテムが追加され、かなり見つけやすくなっている。
転職
シリーズおなじみのダーマ神殿がストーリー中盤で登場し、各々が好きな
職業に就く事ができる。
基本システムは前作の
DQⅥを踏襲しており、戦闘回数をこなして各職業の熟練度を上げていくと、新しい技を覚えられる。
ただし、弱すぎる魔物と戦っても熟練度は得られないため、パーティーのレベルを上げすぎると何と戦っても熟練度が上がらず苦労することも。
やりこみ
ゲーマーはひたすら
クレージュ周辺でスライムを狩る事になる。
3DS版では後述の
すれちがい石版にお世話になった人も多いだろう。
『戦士』『魔法使い』などの基本職から、『
魔法戦士』『賢者』などの上級職、さらに
モンスター職と呼ばれる特殊な職業まで含めれば、職業の総数はなんと全部で54種類。
モンスター職を極めると、そのキャラのフィールド上での見た目がそのモンスターになるというお遊び要素も。
なお、「Reimagined」ではモンスター職の廃止が告知されている。
3Dマップ
町や
ダンジョンなどのフィールドマップが3Dになり、視界を回転させて建物の裏なども調べられるようになった。
正面からは見えない死角に宝箱や隠し階段がおかれている事も多い。
カメラを動かさないと見つけにくい階段や扉の先にふしぎな石版が隠されている場合もあり、そういった部屋に気づけないプレイヤーがストーリー進行に詰まるケースもあった。
3DS版ではそのような部屋の存在にプレイヤーが気づけるような工夫が施されている箇所もある。
仲間会話
今作初のシステム。
村人などのNPCが隣にいない時に「はなす」コマンドを実行することで、パーティーの仲間と会話できる。
新しい町に着いた時や、村人に話しかけた後、イベントシーンの直後など、あらゆるタイミングで話しかけることで、仲間達の様々な反応を楽しめる。
パーティーに一時的に加入する仲間NPCとも会話可能。ちなみに本作は、期間限定でパーティー入りする仲間NPCの数が非常に多い。
後にリメイク版のⅣ~Ⅵにも同様の会話システムが実装された。
従来のドラクエでしばしば指摘されていた「イベントシーンでよく喋っていた仲間キャラが、パーティーに加入した途端に無口になってしまう」という問題に対する明確な改善点であり、「ここは◯◯の村です」というような村人のささいな台詞にもいちいち反応する仲間キャラの様子を楽しめる。
筆者の私見だが、このシステムを楽しんだか否かで本作の評価は大きく分かれると思われる。
本作は陰鬱とした雰囲気や暗いストーリー展開、切ないイベント等が多いので、仲間との会話が精神的な支えになることも多いだろう。
なお、PS版独自の要素として戦闘中でも会話できる機能が挙げられる。
戦闘の状況に応じて様々な会話を楽しめる他、ストーリー上で戦うボスに対しては専用の台詞も用意されているという異様な作り込みよう。
ちなみに戦闘中に話し続けていると、敵もしびれを切らして攻撃してくる。
3DSリメイク版では残念ながら戦闘中に仲間に話しかけられなくなってしまった。
シムという老人の依頼で、主人公たちが冒険の先々で出会う『引越しを希望する人々』をとある町に案内し、集まった移民によって町を発展させていくシステム。
移民の人数や職業(商人、農民など)に応じて、町はさまざまな形に変貌していく。
移民は主に町の宿屋や道具屋などの定位置に低確率で出現。
また、メモリーカード内の他のセーブデータと通信し、移民を交換することもできる。
ちょっと頭をひねると無限に住民を複製したりもできる
リメイク版では移民の町の管理者が少女ティアに、移民が「元々モンスターだった人間」という設定に変更された。
モンスターパーク
戦闘後になついた魔物を連れてきて、動物園のように生活させることができる施設。
集めた魔物とはパーク内で会話できる。仲間として連れることはできない。
雑魚モンスターは全種類連れてくる事ができ、制覇すると「チビィのかたみ」というアイテムが貰える。
3DS版にて追加された要素。
モンスターパークにて、なつかせた魔物を3体以上選択し、石版を発掘させることができる。
発掘された石版をはめ込むことで、選択した魔物が出現するダンジョンに向かえる。
すれちがい通信に対応しているため、プラチナキングなど高
経験値が出るダンジョンをゲットできれば、ストーリー序盤から恐ろしい速度で
レベル上げが出来るため、バランス崩壊に注意。
また、モンスターの心が比較的簡単に手に入ったり、出現モンスターの強さと無関係に職業の熟練度が上がるという特徴もある。
スマホ版ではすれ違い通信要素がオミットされた関係で、「モンスター石版」に改名している。
【評価】
当時波に乗っていたプレステでの発売や、CMにSMAPを起用した事などにより、DQ1~DQ7までのナンバリング作品の中では最も売れた作品となった。(のちに
DQ9に記録を更新される)
しかし、後述の理由により作品全体の評価としては
賛否両論となっている。
- ストーリーが長い/暗い話が多い
- 物語のボリュームが凄まじく、初見で何の情報も無しにプレイすると
ストーリークリアだけで100時間以上かかる
なんて事も。というか最初の戦闘前の遺跡からしてがっつり謎解きがある関係で、「スライムと戦う前に謎解きが嫌でやめた」という話すらあったりする。
- 全体的にストーリーが暗く、魔物の恐ろしさ以上に人間の精神的な弱さや醜さ、愚かしさを描いた話が目立つ。
短編の中には悲しい結末を迎えるものもあり、単純なハッピーエンドばかりとはいかない。
- 「主人公を中心に据えた長大なストーリー」というよりは、「それぞれの町で独立したストーリーが展開される短編集」という趣が強く、この点でも好みが分かれる。
- 中には、ストーリーの大半が会話イベントで進行する町もある。(ダイアラック、グリンフレークなど)
ボス戦やダンジョン攻略を楽しみたいプレイヤーには不評だった。
- ただし、それぞれの町のストーリーはよく作り込まれており、その完成度を評価する声もある。
- フォロッド編のストーリーは人気が高く、ドラクエシリーズ屈指の感動エピソードとしてしばしば語られる。
- 胸くそ悪い展開で有名なレブレサック編も『村社会』や『歴史改竄』などのテーマで色々考えさせられる面がある。
- 良く言えば、任天堂ハードより平均年齢が高めと言われたPlayStationというハード事情を背景に、コンピュータゲームが幅広い世代に浸透した潮流を読んで大人向けの志向を強めたと言える。
悪く言えば、幼げな少年少女が中心にいるイラストや、パッケージ裏面の解説からは予想だにしないほど重苦しい内容に偏り、「こんな中味だと思わなかった」という、予想し得る拒絶反応に無頓着だった。
こうした、第一印象と実際の雰囲気の乖離はシリーズのDQ4頃から強まっていた傾向で、現在でも公式サイト等の公開情報が(むしろ確信犯的に)乖離した「伝統」は続いている。
とはいえ当時は事前情報の経路も少なく、規模・連続性の違いから「度を過ぎた」「フラストレーションの籠もるプレイ時間の方が長すぎる」と抱いた層が憤激するのもやむを得ないだろう。
- システム面で難が多い
- ふしぎな石版を取り忘れてストーリー進行が詰まるのは本作のあるある。
RPG慣れしているプレイヤーでもこれでつまずくことはある。人によっては石版探しが嫌でクリアを諦めた、という声も上がるほど。
- 戦闘バランスが大味。MP消費ゼロで使える特技に強力なものが多く、呪文と特技のバランスがとれていない。
- 初期出荷版では特定の場面でフリーズバグが多発する。後期出荷版では改善された。あと再現が割と不明なハマりバグも存在していたりする。ちなみにロード時間が短いと書いたが、実は本作のフリーズはこのロード時間を短くする技術のせいだったりする。
- 廉価版(PS ONE BOOKS版、アルティメットヒッツ版)及び後期出荷版でももちろん改善されているのだが、そのため希望小売価格が半額なのに初期版とは比べ物にならない中古価格がつくようになってしまった。
- 一部のムービーの完成度の低さ
- 本作はシリーズ初となる3DCGムービーが導入されたが、その一部があまりにも酷い出来で、もはや伝説と化している。
- 初代PSというハード性能を考慮しても低品質。同時期のFFシリーズは美麗なムービーを売りにしていたため、尚更やり玉に上げられやすかった。
- ムービーシーンにおけるキャラクターのモデリングが極端に酷い一方、火山の噴火やティラノス復活など『人間が映らないムービー』は良くできている。
当時の開発スタッフに鳥山キャラを3Dに落としこむノウハウがなかったのであろう。
しかし、個性的な作風から根強いファンも獲得しており、特に近年では充実した仲間会話やストーリーの質の良さが再評価される傾向にある。
上述通り、主要な問題点の根幹は「ゲームバランス」と「期待のベクトルに反する地雷性」、そして「バグ」なので、バグが概ね解消されて、作風を知った上で覚悟して臨み、効率的な攻略を可能にする情報を基にプレイすれば、評価が変わるのは当然の成り行きと言える。レトロゲームになり、「再評価」と言うよりも「色々分かった上でプレイする」ベースに変わったのである。
予め情報収集せず(往時と近い情報環境で)何も知らない若年層が今PS版をプレイすれば、技術年代的な差も当然立ちはだかり不安要素は大きいものの、かつてPS版に触れた人達が歳を重ねてからプレイした場合、未知の驚きは乏しくとも、重く暗いストーリーを味わい深く感じられるだろう。
プレイ環境と時間があるならば、ぜひもう一度プレイしてみる事をおすすめする。
それぞれの町の物語をかみしめながら、積極的に仲間に話しかけつつ冒険を進めると、本作の魅力が見えてくる…かもしれない。
【メディアミックス】
コミック
「ロトの紋章」で有名な藤原カムイ氏により全14巻で制作された。しかしキーファと別れたところで物語は終了している。
しかも後半はほぼオリジナル展開かつ、「ロトの紋章」と無理やり絡めた話になっており、非常に評判が悪かった。
「DQ7の完成されたストーリーに手を加えることが難しく、自ら打ち切りを決めた」とカムイ氏が後に語っているが、同時に読者に対しても「オリジナル要素を入れたらうるさく騒がれる」と批判している。
追求・修正は石版を集めてからお願いします。
- ほんといかにも PS 時代の鬼子というか、容量増えたし立体使えるしやりたいこと全部入れたれみたいなゲーム。ミヤホンがマリオ64とゼルダを作り、ヒゲがFF7を作り、鈴木裕がシェンムーを作りって感じで黎明期のクリエイターがみんな行けるところまで突っ走った時期なんだよね -- 名無しさん (2024-05-23 13:51:50)
- 1番キツかったのは魔法のじゅうたんのバグ。丸まったまま開かず。心が折れてクリアまで1年半かけた -- 名無しさん (2024-07-30 16:01:52)
- ビジュアルに華はあまりないけどなんでもできる主人公とアイラ、短所を補完しあえるガボとメルビンのおかげでゲーム的には楽しかった -- 名無しさん (2024-08-27 10:18:10)
- 心集めに苦労した人はマジで多そうだ 今PS版やって主力4人に全職マスター目指してるけど苦行すぎる、心が落ちなくて -- 名無しさん (2025-08-15 09:36:10)
- PC&現行機移植ないしPS版そのままアーカイブしてくれんかな、リメイク版は戦闘会話カットがちょっと… -- 名無しさん (2025-09-08 14:40:45)
- マジか でもやっぱり彼は… -- 名無しさん (2025-09-12 22:37:33)
- まさかのフルボイス再リメイクだと・・・!? -- 名無しさん (2025-09-12 22:38:06)
- モンスター職廃止、これはハッキリ言って当然すぎるし英断。アレは失敗システム過ぎた -- 名無しさん (2025-09-13 02:24:02)
- リメイクされることでより良い作品になるのは歓迎すべきことだけど「リメイク前から名作だった」みたいな歴史改変はされてほしくないなぁ -- 名無しさん (2025-09-14 20:51:29)
- 中古ショップでPS版が100円で売ってたから遊んでみたけど、最初の遺跡でもう投げた。どうしてこんな内容で製品にしようと思ったのかが理解出来ない。フルリメイク版は遊びやすくなってるらしいけど・・・。 -- 名無しさん (2025-09-15 22:16:55)
- ↑最初の遺跡で投げるのと石版集めで投げるのはドラクエⅦあるある過ぎるぐらいには大変な部分だから仕方ない。というか3DS時点でそこの謎解きはすでにてこ入れ入ったぐらいにはきついのはそう。雰囲気こそは出てるんだが・・・ -- 名無しさん (2025-09-16 17:36:31)
- 最近のスクエニは悪役救済とか実は敵にもこんな事情がみたいなの大好きだからキーファ=デミーラ説ネタ拾うかもな、逆にここでなんも音沙汰無しならほぼその説は否定みたいなもんだろうけど -- 名無しさん (2025-09-17 08:32:06)
- ↑4 その発言こそ歴史改変だろ……実際オリジナルから名作と言ってる人は多いぞ? -- 名無しさん (2025-09-17 09:37:16)
- ↑2キーファ=デミーラ説は堀井さんが明確に否定したね -- 名無しさん (2025-09-17 10:56:09)
- コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2025-09-17 15:13:37)
- 賛否両論→評価自体は高いの必死さよ…とか思ってたら意外とタグ登録されてて草。落合博満以外はみんなそういう系の作品だけど -- 名無しさん (2025-09-18 01:05:49)
- ↑4合わなかった人は黙って離れてるだろうからね。典型的なノイジーマイノリティですよ。 -- 名無しさん (2025-09-18 01:06:42)
- ぶっちゃけ評価に関しても本作の関係で8がめちゃくちゃ警戒されてたぐらいには影響及ぼしてるからね。名作どころか賛否両論ゲーに思いっきり足突っ込んでるレベル。面白いっちゃ面白いけど掛け値なしで褒められるような名作の部類じゃない -- 名無しさん (2025-09-18 02:54:40)
- フルリメイクするにしても、シナリオ面は大きくは変わらないのかな?とりあえず、キーファの離脱時のフォローとかフォズとか人気のサブキャラに出番をもっと増やして欲しいもんだが。 -- 名無しさん (2025-09-25 19:46:26)
- さらば、クレージュ、リートルード、プロビナ… -- 名無しさん (2025-09-27 20:31:55)
- クレージュは理解できるけど他2つはなぜ消したのか疑問…特にリートルード無しだとグリンフレークの後編部分もカットになるし…他の方法で後編に繋がるようにするのかねぇ -- 名無しさん (2025-09-27 23:59:07)
- 寧ろレブレサックをカットして欲しかった。あとハーメリアも津波や豪雨の影響でカットされるかと思ったら続投だった。 -- 名無しさん (2025-09-29 05:00:43)
- 「ストーリーを進めるにあたって別に石版揃えて行かなくても良い」ぐらいの立ち位置になる、て訳ではなく完全にカットされるのかな?しかし3つも消すとなると地形の変化も気になる所 -- 名無しさん (2025-09-29 08:25:57)
- 祝福の杖もスライム相手にいろいろ稼いだ土地も消えるのか…… -- 名無しさん (2025-09-29 08:35:43)
- どうせイベントカットするならマリベル離脱もカットして欲しい。それか早めに復帰するようにするか -- 名無しさん (2025-09-29 08:40:24)
- 今までDQの為に考えた小エピソードを一作に押し込んだらこうなった感じ。一つ一つのエピソードは(心が痛くなったりはすれど)悪くないが、その分とっちらかってしまったイメージ。 -- 名無しさん (2025-09-29 10:07:13)
- 令和になっても種泥棒扱いされるのかな -- 名無しさん (2025-09-29 10:34:38)
- コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2025-09-30 15:35:57
- 流石に地図が変わるし街は残って石版イベントがカットって話だとは思うけどなリートルードたち。あとグリンフレークの後編必須イベントじゃないからむしろカットされても仕方ない -- (名無しさん) 2025-10-14 15:19:45
- シナリオ再編と聞くとルーメンがちょっと気になる。主にチビィ 関連が -- (名無しさん) 2025-10-23 09:24:40
最終更新:2025年10月28日 20:13