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精霊(DQⅦ)

登録日:2015/10/30 Fri 14:12:43
更新日:2026/07/06 Mon 10:56:53
所要時間:約 8 分で読めます







勇気ある者達よ。今ここに大地・水、4つの力が集いました。

さぁ、共に帰りましょう。この闇の封印を解き放ち、私達の世界へ……!








『精霊』とは『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』に登場する四大元素を司る4人の精霊達の事。



■概要

神様と共に大魔王と戦ったとも、神様が大魔王に敗北する寸前に生み出したとも伝えられている大いなる存在。

四大精霊達曰く、自分達は神が天地創造をした際に人間と共に創造された存在。
神は精霊に自身が創り出した万物を構成する四大元素を司らせ、人間達より遥かに強き存在として創造された。
そして人間には精霊に与えなかった『無限の可能性』を授けたとされる。

DQ7世界では『水は命を生み、大地は命を育て、風は命を運び、炎は命を栄えさせ、そしてまた命は水に還る』という言葉があり、精霊達はこの言葉通りの存在と言える。


精霊達は基本的に自分達が守護する聖地にて眠りについており、人々は存在を伝承で知っているだけで、直接会った事はない伝説の存在。
神に選ばれた存在である『伝説の英雄メルビン』ですら存在を知らなかったほど。

……そのため太古からいたのか、神が滅びる直前に生み出された存在なのか曖昧である。
しかしメルビンが神によって封印されるシーンで神の周りを浮遊しているのが、おそらく精霊達のはずなので、その時点で誕生しているのは間違いない。
『Reimagined』のムービーだとこれがわかりやすくなっており、メルビンを地上に送り返す際に精霊と同色の4つの光もそれに追従している。
……もしかしたらメルビンが知らなかっただけかもしれない。

ただし風の精霊を信仰するリファ族の、地上に降りずに天空に存在する村に残った「始祖」の人間は
風の精霊本人と面識があり存在を知っており、どのような人物かも知っている。


精霊達はかつての戦いで力を失っている状態であり、自らの力の源である聖地にて復活の時を待っている。


人々はそんな精霊を慕って集い、聖地周辺に住んでいる人々は神と同等、あるいはそれ以上の信仰を持って精霊を崇めている……ただし、水の精霊を除いて。
水の精霊の御本尊があるエスタード島ではとっくに神様信仰になってしまっているのだ。




■本編の動向

名前自体は序盤から出てくるが、この時は精霊信仰があるというぐらいで、精霊が登場する事はない。
本格的に登場するのは物語が終盤に近づいた頃。

神が精霊達の眠る地を封印したため、元の世界に戻る為に主人公達は各地を回り、力を借りるために精霊達を復活させる事になる。

しかし精霊一人一人の力は神に及ばず、4人集まる事で神の封印を破る事が出来た。

神に真偽を問うため4人は『クリスタルパレス』に乗り込み、神の正体がオルゴ・デミーラである事を突き止めたものの、呆気なく敗北。



終わり。



序盤から神・大魔王・伝説の英雄と並ぶ大いなる存在として語られていたのに、あっさり吹き飛ばされてしまう……。

相手が悪かったと言えばそれまでなのだが、四精霊を復活させるためにあちこちを巡ってそこそこストーリーの尺を取っているため、もうちょっと何かして欲しかった所である。
まあ、この後やる事と言えば主人公たちと魔王の最終決戦のみなので、退場するしかなかったとも言える。
それでもダークパレスではちょっこし仕事はしたが……*1



本編ではちょこっと出ただけだったが、クリア後の『更なる異世界』に全員登場し、裏ボスとしてバトルする事が出来る。
どうやら吹き飛ばされた後、神の住居を守っていたようだ。


で、四大精霊はドラクエ7の最後の敵になるのだが……




というのも『更なる異世界』に行くためには『不思議な石版?』が必要になるが、その中の3つの石版は神さまを撃破する事で入手する事が出来る。

四大精霊は設定上でも実際のバトル上でも神さまに遠く及ばないため、神さまを最低3回撃破した主人公達にとっては敵ではなくなっているのだ……。
せめて順序が逆ならあるいは……





■精霊の紹介

水の精霊

HP:2300、MP:∞、攻撃力:185、守備力:141、素早さ:120

CV:前田佳織里(Reimagined)

エスタード島の七色の入り江にて復活の時を待っている精霊達のリーダー格。
人格と見た目は女性型であり、性格も精霊らしく優しい。
PS版では人魚、もしくは水竜っぽい姿で、3DS版ではより人間に近づき杖を持った威厳溢れる姿に。Reimaginedでは姿がPS版準拠のものに戻されている。

彼女はエスタード島の七色の入り江の底に沈む水の精霊像の中に眠っている。
しかしエスタード島では精霊に関する伝承は途絶えてしまったのか、島民は神様信仰をしており誰も水の精霊を信仰していない……。
水の精霊を信仰しているのは主にマール・デ・ドラゴーンの人とコスタールの国民達。
コスタール北の大灯台にも水の精霊像があり、船の運行の守り神として観光名所になっている。
マール・デ・ドラゴーンの船長・シャークアイの一族に『水竜の剣』を授けたと伝えられている。

なお水の精霊が眠る七色の入り江とエスタード島は楽園として過去の世界では有名であり、過去の高名な学者や漁の腕が優れている人物を始め、当時無人島だったエスタード島を求めて旅立っている。

シャークアイの妻・アニエスのお腹の子供を安全な未来の世界へ飛ばしたとされており、作中明言されていないがその子供こそが主人公であると考えられる。
つまり主人公は水の精霊版メルビンなのだ。

そのため主人公は水の精霊の加護を持ち『水竜の剣』を装備する事が出来る。
それどころか水の精霊の加護は主人公に古代文字を読めるようにしたり、深海に行けるようにしたりと便利な力を誇る。
作中で水の精霊の加護を持つのは主人公とシャークアイ。

四大精霊の中で一番万能な水の精霊だがナンバリングのドラクエに水属性はなく*2水を使う技はバギ系扱いのため、風の精霊と被ってしまっている。
その他氷系も扱い、マヒャドで攻撃、凍てつく波動で妨害、安らぎの歌で回復とぱっと見はやはり万能なのだが、『更なる異世界』での戦闘では文句なしで四精霊最弱である。

何せ主な攻撃手段が津波である。
モンスターズでは上級体技の津波だが、ことDQ7では 属性がバギになっただけのかえんの息 なのでその威力は全体に30~40ダメージと名前負けどころではない。
同じバギ系のメイルストロム(グループに120~150ダメージ)やハリケーン(グループに50~70ダメージ)と比べてあまりにも貧弱。

3DS版では大人の事情で津波が削除された影響で、彼女が加護を与えた水竜の剣の津波はそのメイルストロムに差し替えになり、うみなりの杖の津波もコーラルレインになったのだが、彼女が差し替えられた技はそれらより格下のハリケーンである。
しかも 3DS版では敵側のハリケーンのダメージが津波と同じ30~40に下げられた ため全く強化されておらず、彼女より加護の方が強いと言う残念すぎる事態に*3。いや、加護の方に力を割いたから本体の力が弱まったのか……?
もっともハリケーンが味方側やオリジナルのままでも戦力外には変わりないのだが。

マヒャドは全上級魔法で最も威力が低く、そのダメージはこごえる吹雪の半分。
ボス敵にしては珍しく回復技も使うのだが、「安らぎの歌」の回復量は全体20~30回復ホイミやくそうより低い。
当たり前だが道中のこごえる吹雪とベホマを使う雑魚の方が手強い。せめて歌うにしてもさざなみの歌*4ならともかくこんなものでは焼け石に水とかいうレベルではない。

精霊戦は補助魔法など使わなくとも瞬殺できてしまうため目立たない要素だが、凍てつく波動の使用率が極めて高く補助魔法を使うとを高確率で使ってくる。
しかし1回行動の上、無駄に判断力が最高設定なので逆に適当な補助魔法を撃っていれば、ほとんどこれしか使ってこないためショボい津波すらしてこなくなる。
判断力の高いモンスターの方が好きなように誘導しやすい、というのはドラクエあるある。しれんその3とか。

守備力こそ四精霊で最も高いが道中の雑魚でもこれ以上の奴はゴロゴロいる。そもそも裏ダンジョン攻略時期ともなると守備力無視の特技が主力になっているだろう。
と言うか風の精霊諸共マダンテ1発で沈む。お前水属性だろ、炎ブレス耐性くらい持ってろよ

公式ガイドブックでも「攻撃が弱いので倒すのは最後で」と言われている。哀れ。


炎の精霊

HP:5000、MP:∞、攻撃力:220、守備力:120、素早さ:100(1戦目)
HP:2900、MP:∞、攻撃力:235、守備力:131、素早さ:135(2戦目)

エンゴウの民から炎の神と崇められている精霊。炎の山で眠っている。
好戦的な性格の精霊で、力の強い者を好んでいる。そのためクリア前から戦う事になる唯一の精霊。

他の精霊達が加護を与えたり、過去に何かしら授けたりしているが彼は特に何もしていない。
どちらかというと彼が眠っている事で加護を得た炎の山の火を、利用する人間達が「炎の神の加護」としてありがたがっている形。
炎の精霊本人も人間たちからの信仰については無関心な様子。
しかし本人は戦う事を好む性格で、一定の勝負をして自身を打ち負かすほどに強い人間は気に入って話を聞いてくれる。

とはいえこの山から取れる『聖なる種火』の効果は凄まじく、灯台に灯すと魔物を寄せ付けないほど。
これは上記のコスタール城や大灯台にも存在している。

なお四精霊の中で唯一『炎の精霊像』にあたるものが存在しないが、これは炎の山そのものが偶像として崇められているため。

ちなみに漫画版では他の精霊同様に炎の紋章を持った一族の生き残りのオリジナルキャラクターが登場し、主人公と戦ったり共闘したり、ゲームにおいて主人公が解決している事件の一部の解決を担当したりしている。

初戦ではHP5000と相当なタフネスを持ち、メラゾーマ等の炎系の攻撃で攻めてくる。
しかもマグマと火柱は味方版は外しまくる癖になぜか必中のため、メラゾーマや激しい炎より強力な技になっている。
特に火柱は強烈で、無耐性だと180前後も食らう。
……が、所詮1回行動かつ全体攻撃はショボいためそこまで強敵と言う訳ではない。

『更なる異世界』では4人で挑む関係でHPががくっと減少*5、それ以外の能力が上がったが正直些細な事である。
2回目も炎の技で攻めてくるが、初戦ならともかく2回目では全然脅威にはならないだろう。
というか仮にも炎を司る存在なのに、全体攻撃がマグマとはげしい炎のままなのはいかがなものか。
2回目に挑む頃には道中の雑魚がその3倍程の火力のれんごく火炎をぶっ放してくるというのに、しゃくねつどころかはげしい炎など繰り出されても力不足という次元にすら達していない。すぐ隣に属性違いのかえんの息主力の奴もいるが

もっと言うと、前提として3回は倒している神さまからして『いっぱつギャグ』『れんごく火炎』『ジゴスパーク』を乱打する本当に善神なのか疑わしくなる技ばかりの地獄のコンボで焼かれるため、この時点での主人公たちにとっては炎の精霊の炎などエンゴウ名物の温泉に入っているようなもの。
初戦で使ったおたけびも2回目では使わない。これさえあったら、四精霊戦ももう少し歯応えがあっただろうに。
さらに1回戦ではあったはずのギラ系イオ系の完全耐性が弱体性になっている。(軍隊呼び無耐性も弱になっているが)

3DS版ではマグマの威力が大幅に上がったため、すわ強化か!と思われたが敵版のマグマの威力は上がっていないため、水の精霊同様に実態はまったく強化されておらず相変わらず弱い。

地味にHP攻撃守備素早さ全て2番手(実は回避率や内部的な判断力、PS版の経験値も2番手)である


風の精霊

HP:1900、MP:∞、攻撃力:205、守備力:120、素早さ:260

CV:佐藤榛夏(Reimagined)

女性型の精霊で、水着のようなハレンチな格好をしている。
聖風の谷に住むリファ族に信仰されている。
大昔、リファ族は天空にある『始祖達の村』に住んでいたが、色々あって地上に降りる者達が現れた、それが聖風の谷に住んでいる人達の先祖である。
風の精霊は下の世界へ行く者に『風の精霊像』を、天空に残る者に『風のローブ』を託したらしい。
この二つの神器を一つにすることによって、風の精霊は目覚める。

そして性格だが……風だけに非常に軽いというかギャルとしか言いようがない。
主人公達が助力を求めた際にめんどくさいと断ったり、『良い男5年分』を要求したり。
……人数ではなく年数分というのが彼女の飽きっぽさを物語っている。
始祖達の村の族長も風の精霊は苦手という始末……あれ? 現代の族長は数百年以上眠っている風の精霊の性格をなんで知って……。
一応炎の精霊から頼まれたことを伝えると態度を改め、主人公たちの協力に応えるのだが、アイラからは「竜巻のような人」と形容されている。
この性格はサンディへと引き継がれてしまう事に。

戦闘面ではメタルキングすら凌駕する圧倒的な素早さから、『真空波』『バギクロス』といった風系の呪文・特技を使用する。地味に風系の攻撃を軽減する防具の種類は少ないため、ある意味厄介。
見た目によらず高威力な技を駆使するため、実はやれば出来るギャルであった。
しかし毎回開幕かまいたちをぶっ放してくることから分かるように*6
完全ローテーション行動なので行動が読みやすい上にHPの低さ故にたいてい直ぐ死んでしまう。
水の精霊共々マダンテで落とせるレベル。お前風属性だろ、炎ブレスくらいかき消せよ

なおレベル依存の技を使うせいかこいつだけLvが40しかない。(レベル依存の技を使う最終戦オルゴ・デミーラ第2形態だけが低いのと同様。)


大地の精霊

HP:3200、MP:∞、攻撃力:275、守備力:90、素早さ:61

砂漠に存在する全ての物に宿っているとされ、砂漠に生きる全てのものを守っているとされる精霊。
いかなる獣より強く、いかなる王様よりも賢く、肌は岩のように硬く、剣も槍も通さず、その手はナイラ川の流れを堰き止めるほど巨大で強靭。
砂漠に住む民ユバールの民が信仰している。

四大精霊の中でも一番広く尊く信仰されている精霊であり、精霊信仰の集大成と言える『大地の精霊像』は物凄くデカい。
作中では他の精霊と同じ大きさだが、設定上は本人も精霊像並みの大きさがあるらしく、その力も砂漠から魔物を一掃するほど強力。
作中では精霊像はスフィンクス型、本人は人型だが大地の精霊に決まった姿は無く、他に複数の姿を持っているらしい。

彼の加護である大地の精霊の加護も登場し、キーファ離脱イベントの鍵を握っている。
……しかし砂漠の民には加護を持っている人物は登場していない。
劇中大地の精霊の加護を持つのは、ライラ、ジャン、アイラ(多分)。
なおこの加護を持つ者同士が結婚することは「力が相殺されて子孫に受け継がれなくなってしまう」という理由で、ユバールの掟では禁じられている。

大地の精霊を目覚めさせるためには、精霊像の地下にある地底ピラミッドに納められた四つの宝石*7を集めて、砂漠の民のシャーマンが地面に大きな似顔絵を描いて儀式を行う必要がある。
……のだが、ゲーム中に描かれるこの似顔絵ビックリするくらい似てない上に下手クソと評判。
まぁ、この似顔絵は儀式のための魔法陣みたいなものに過ぎないのだろう。
四つの宝石もあくまで象徴であり、大地の精霊の顔に宝石がそのままくっついているわけではない。

設定に偽りはなく精霊達の中でも最強の実力を誇る。
何せ『地割れ』で一撃必殺を狙ってくるので主人公達のレベルに関わらず全滅させる可能性を持っているのだ。
更に、痛恨の一撃も使う上に、彼の痛恨はパンドラボックスと同様に守備力を貫通する一番タチの悪いタイプ。
全体攻撃の威力も水の精霊や炎の精霊などよりは格上であり、彼だけは中々の強敵。
ぶっちゃけ彼さえ倒してしまえば四精霊戦はもう消化試合になってしまうだろう。
明らかに他の精霊より特技の性能が高いせいか特技の使用率自体はほかの精霊より低く設定されている。
なおMP∞だがMP依存の技を持っていないので無意味。
また、4人の合計経験値自体はPS版も3DS版も同じなのだが、PS版では内部的にはこいつだけ経験値が多く設定されている。

……ちなみに眠りが低確率、一回休み技が高確率で効いてしまうという致命的な弱点がある。
また、肌は岩のように硬く、剣も槍も通さないとのことだが、なぜか並んでるビキニ女より守備が低い。彼女の属性的にも柔よく剛を制すということだろうか、はたまたビキニも皮膚も岩より硬いということか……
ちなみに彼の守備力は中盤の雑魚モンスターであるスマイルロック*8と同じ。確かに岩(のモンスター)と同じ硬さではあるが。

ついでにいかなる王様よりも賢いとのことだが、彼の判断力は0である。この世界の王様たちはそれ以下だとでも言うのだろうか……むしろDQ7世界の王様たちはDQシリーズでも屈指の有能揃いなのだが。
ただし、このせいで彼はこちらの隊列を無視して攻撃を行う(判断力が高いモンスターは隊列の前から優先して狙う)ため、打たれ弱い後衛が痛恨を食らいやすくなっており、判断力の低さが逆に危険度を増している。

ちなみにロトシリーズでお馴染みに精霊ルビスの正式名称は『大地の精霊ルビス』である。*9
まぁこの大地の精霊とは無関係であろう。
……しかし、言うなればロトの勇者とは大地の精霊の加護を持つ者なわけで、暴論を言えばジャン達はロトの勇者達と同等の素質を持っていると言ってもいいかもしれない。
漫画版でキーファが特訓と称してロト世界に飛ばされる引き伸ばし展開があったのも案外その辺が絡んでいるのかも?


闇の精霊

小説版のみに登場する四大精霊と共に神に創造された闇を司る精霊。
闇といっても悪い意味ではなく、夜の静寂や安眠など人々の精神を司る存在であった。
しかしそれ故に人の精神状態に大きく影響されてしまう精霊であり、精霊の力を超えるほどに人の負の感情が肥大化したため変異を起こしてしまう。
それこそが人々を憎み、その絶望を糧とする大魔王――オルゴ・デミーラの誕生の瞬間であった。

こんな事になったのは神が闇の精霊を創造した時、人々が優しい心を生涯持ち続けるだろうと考えていたから。
人に無限の可能性を与えたのは神ではあるが、マイナス面に可能性を伸ばすとは想定していなかったようだ。

残念ながら小説版の独自設定であり、本編ではそうした設定は触れられていない。


精霊にゆかりのある武具

四精霊が創り、彼らの加護を受けていると伝わる伝説の武器・防具。
イベント入手となる水竜の剣以外は、いずれもダークパレスの最奥部で各種アミュレットを使用すると行けるダンジョンにて入手できるほか、主人公以外にもメルビンとアイラも装備できるものがあるが、全ての武具をフル装備できるのは主人公のみとなっている。
スマホ版までは入手必須ではないが、Reimaginedはダークパレスの構造の変化に伴い全ての武器・防具を入手しないと先へ進めないようになった。

水竜の剣

水の精霊の加護を受けた、マール・デ・ドラゴーンの一族に代々伝わる宝剣。
元々シャークアイが所有していたものを魔王軍との戦いの前夜にコスタール王へ譲渡され、コスタールでの事件が解決した際に主人公が譲り受けることとなる。
当然ながら水の精霊の加護を持った人物でないと扱うことはできず、装備できるのも主人公のみ。
その攻撃力は125と入手時点では破格の性能を誇る。かっこよさも52と高い。
Disc1(オルゴ・デミーラ1戦目まで)で入手できる店売り最強の武器がドラゴンキラーの83、水竜の剣の次点がきせきのつるぎの100であることを踏まえるとこの攻撃力は文句なしに強力であり、そのまま最後まで一線級で活躍できるレベル。
道具として使うとつなみ(PS版)/メイルストロム(3DS版以降)の効果を発揮する。特に転職のシステムが変わりメイルストロムを他の職業へ持ち越せなくなったリメイク版では中々便利。
Reimaginedではみりょく(魅力*10)52は維持している一方で攻撃力は120に微減したが、それでも入手時点では非常に強い。

オチェアーノの剣

同じく水の精霊の加護を受けているとされる剣。水竜の剣とは鍔の意匠に共通点がみられる。
入手方法は水のアミュレット使用で行ける「激流の洞窟」の滝の裏の小部屋の宝箱から。他の防具とは違い隠されているように宝箱が置かれていることから少々分かりづらい。
攻撃力140、かっこよさ60で攻撃時にデイン系の追加ダメージが入り、道具使用でバイキルトの効果。前作のラミアスの剣と効果が瓜二つである。主人公以外にもメルビンとアイラも装備可能。そのためこの2人のどちらかにこの剣を回して主人公は水竜の剣、というのが鉄板の使い方。
その攻撃力もグリンガムのムチ(攻撃力145)に次ぐ強さであり、道具使用のバイキルトも使い勝手は中々。
Reimaginedでは攻撃力と魅力はキープしているが、道具使用のバイキルトが装備者自身にしか使えないようになっているため、やや弱体化している。

トルナードの盾

風の精霊の加護を受けているとされる盾。
入手方法は風のアミュレット使用で行ける「烈風の神殿」の宝箱から。
守備力は60、かっこよさ30、吹雪ブレスとヒャド系のダメージを30減らす耐性を持つ。主人公、メルビン、アイラが装備可能。
守備力は中々のものだが、耐性がかなりショボく*11、ヒャド系耐性こそないが守備力・耐性が優秀でPS版なら移民の町でいくらでも買えるメタルキングの盾の方が全体的に優れている。
とはいえメタルキングの盾が買えるようになるまでかなりの手間が必要で、3DS版は個数限定品になっているので、確実に手に入るこの盾の利用価値は高い。
道具使用効果でマホターン(使い捨てのマホカンタ)がかかるが、まず使うことはないだろう。
Reimaginedでは耐性がブレス系のダメージを30%減と割合軽減になったほか、道具使用効果がきょうふう(1度だけ敵のブレスを跳ね返す)に変更。使い勝手はより増している。
一方で魅力は加算されなくなってしまった。

フエーゴの兜

炎の精霊の加護を受けているとされる兜。
入手方法は炎のアミュレット使用で行ける「業火の洞窟」の宝箱から。ただしこの洞窟は場違いもいいところなれんごくまちょうがうろつく危険地帯でもある。幸いにも宝箱は入ってすぐのところにあるので、回収したらさっさとリレミトで退場しよう。
守備力は53、かっこよさ33、ラリホー、ザキ、メダパニ、マホトーンに強い耐性を持つ。主人公とアイラが装備可能。
アイラには守備力は劣るものの同等の耐性を誇る黄金のティアラがあるので、主人公に回すのが最善か。
Reimaginedでは守備力は56、魅力は51と上昇値は強化されたが、ザキ系耐性が失われている。

ガイアーラの鎧

大地の精霊の加護を受けているとされる鎧。
入手方法は大地のアミュレット使用で行ける「死地の洞窟」の宝箱から。
守備力は125、かっこよさ55。
守備力だけならメタルキング鎧(115)すら上回るDQ7最強の鎧。これは多くのアイテムが追加されたリメイク版でも破られていない。
メラ系・ギラ系・イオ系・炎ブレスのダメージを30軽減する耐性に加え、歩くとHPが回復する効果も備わっている。主人公とメルビンが装備可能で、何故か大地の精霊にゆかりのあるアイラが装備できない。
トルナードの盾とセットで装備すれば互いの耐性の穴をカバーできるが、厳しいことに吹雪ブレスの耐性も備わり軽減値も40とガイアーラの鎧よりも高く、更に店売りのドラゴンローブというライバルが存在する。一応守備力はこちらの方が30高いが、その時点だとそこまで大きな影響を与えるような差ではない。
Reimaginedでは守備力が120に減り、歩行中のHP回復もなくなっているが、耐性が属性ダメージを25%減と割合軽減になり、カバーできる範囲も広くなった。
ドラゴンローブの耐性もガイアーラの鎧よりも低くなっているので、守備力は勝るが耐性の割合がやや劣るメタルキングよろいと並んで文句なしに最強の鎧となっている。
一方でこちらもトルナードの盾同様魅力が加算されなくなった。


Reimaginedでは

本編での役割はほぼそのままであり、特に変更はない。
水の精霊はボイス付きのイベントがあるが、他の精霊は一言のみ漏らすだけなどで声が確認しづらい。

そして裏ボスとしての彼らは、ゲーム自体の難易度が上昇していることもありどうなっているのかと思われたが…。

とんでもなく強くなった。

むしろオリジナル版が弱すぎたのもあるのだが、Ⅷ以降の特技呪文の追加、ステータスの見直しやダメージ計算式の変更もあり、オリジナルの弱さからなめてかかると痛い目にあう。
兎にも角にも数の暴力で攻めてくるのだが、以下詳細。
なお全員HPを減らすとバーストするため、全体攻撃で削る戦法は基本NG。
全員共通でバースト中は複数回行動となり、バースト中に開放される行動もある。

さらに、移民の町の削除に伴い、この先にある神さまの家では勧誘の代わりに神さま+4精霊の五人と同時に戦うイベントが発生するようになった。

開幕直後は神さまは何もしないが、3ターン目ほどでバースト状態となり、その後は倒した精霊のバースト状態を付与される
逆に言うと神さまがバーストするまでに精霊を倒すと強化状態は付与されない。また全員が最優先で神さまにザオリクを使用するようになっている。

水の精霊(Ri)

凍てつく波動魔
原作同様にとにかくこちらのバフに対して狂ったように波動で解除してくる。
このため、彼女を倒すまでは強化は1ターンで終わってしまうのだが、他3体も遥かに強くなっているためウザさが段違い。
さらにはやすらぎの歌で回復してくるのだが、ホイミ以下だった原作と違い敵仕様で全体1000も回復させられる*12。戦闘を長引かせるには十分な回復量。
攻撃面でもしょぼすぎた津波やハリケーンがマヒャデドスに変更されバカにならない威力に。
この他、マジックバリアで耐性を上昇させ、さざなみの歌でこちらを眠らせてくるといういやらしさ満載。

バーストでは連続行動となり、凍てつく波動→やすらぎの歌→マヒャドを1ターンで繰り出してくる。更に、自身への被ダメージを軽減する。

逆にいうとオリジナル同様バフを使えば波動を最優先で使うため、動きを止めやすくもある。
HPは風の精霊に次いで二番目に低いが、それでも7000ほど。
典型的なサポート役で波動や回復に状態異常とあらゆる行動が鬱陶しいため真っ先に倒したいところ。

最終戦では付与されるバーストが「被ダメージ減少」と地味なため、正攻法で戦う場合は最後に回されがち。
それでも波動を高確率で使い、やすらぎの歌で回復するためウザさは変わらないが。

炎の精霊(Ri)

場違いにも程があった「はげしいほのお」はこの闘いにはついていけないためか置いてきた。「マグマ」も同様。
そのため全体攻撃は「灼熱」しか使用しないようになったが、本作では炎属性の耐性は多い。
しかし問題は攻撃力自体がバカ高くなっている。具体的には750もあり、この時点のフル装備主人公で350くらいはくらう。
原作では2戦目に忘れていた妨害技の「おたけび」も今回はしっかり使ってくるため、ウザいことこの上ない。
「メラゾーマ」「メラガイアー」も使用し、時々暴走するが、はっきり言って通常攻撃の方がよっぽど痛い。
この攻撃力でありながら、他3体の脅威から撃破は遅れがち=攻撃性能と向き合う羽目になる。

バーストでは「煉獄火炎」を使用してくるようになる。さらに、攻撃力も上昇し通常攻撃が常に痛恨クラスの威力に

神さまも加えた最終戦では何故か攻撃力が500まで低下する。また流石にバランス調整のためか、「おたけび」は使用しなくなっている。
しかしこいつを倒すと神さまの攻撃力が常にバースト状態のこいつと同等レベルにまで上昇する。

風の精霊(Ri)

「しんくうは」や「バギクロス」、「かまいたち」に加えて「バギムーチョ」を使用するように。
また反射技も、使い物にならなかった原作の「おいかぜ」から「マホカンタ」に代わっており、魔法攻撃は禁物となる。
HPが最も低いのも変わらないが、それでも6000ほどあるため速攻撃破は困難。またみかわし率も高め。
先述通り水の精霊の方を最優先で倒すべきだが、その次に撃破優先度が高いのは彼女と言えるだろう。

バーストではみかわし率がさらに上昇して山彦状態となり、「バギクロス」「バギムーチョ」が連続発動となる。
風属性は相変わらず軽減方法が少ないので地味に厄介。山彦状態なのにどちらも使わないこともたまにあるが。
弱点は土属性だが、弱点をつける特技も武器も少ないのでそういう意味でも厄介。
低確率ながらマホトーンが有効で、判断力も低めに設定されているので無駄打ちもする。余裕があればまふうじの杖を使うといい。

最終戦ではバースト効果が地味に鬱陶しいみかわし率上昇に加えて山彦状態付与。
このため炎の精霊と並んで神さまがバーストする前に最優先に倒したいところ。

大地の精霊(Ri)

炎の精霊同様に攻撃力が600とバカ高くなっている上に、原作同様痛恨まで放ってくる。700ほど喰らわされるので当たるとほぼ即死。
「岩石落とし」も非常にダメージの痛い全体攻撃。
それ以上に時々「仁王立ち」を行ってくるため、早期に撃破したい水と風の精霊を撃破する邪魔になる。
さらには設置地属性魔法「ジバリーナ」を使用するようになった。他の精霊の攻撃でギリギリで生き残った後に、追い討ちで死亡することがあるので注意。ギガジャティスなら解除できる。
なお本作には「ジバルンバ」はないので使ってこない。

バーストでは守備力と悪い状態への耐性が大幅に上昇し、毎ターン「仁王立ち」を使用し、「地割れ」を解禁。
「ばくれつけん」などに頼っている場合、バースト中は全ミスになるほどカチカチになってしまう。固定ダメージの「アルテマソード」や呪文に頼ったり、全体攻撃を4回分当てるなどして少しでも多くのHPを削りたい。
原作同様運が悪いと地割れで全員即死となるが、本作では道具は共有かつ命の石は終盤入手しやすい。とはいえ多めに用意しておこう。

最終戦では炎の精霊と違って攻撃力は据え置きなため、単純なパワーは逆転している。
また神さまに付与されるバースト効果は「守備力上昇+状態異常耐性上昇」だが、大地の精霊ほどは硬くはならないように設定されている。


見事彼らに打ち勝つことができれば水竜の剣が『真・水竜の剣』へとパワーアップするイベントが発生する。
その性能は攻撃力190、魅力75、会心率10%と数値だけでも破格だが、更に被ダメージ20%減に加え、状態異常への耐性も備わっているという、攻守共に非常に優れた作中最強の剣へと変貌する。
更に道具使用のメイルストロムも威力がパワーアップした特殊仕様となっており、まさに至れり尽くせり。
発売時期が近く、同じくパワーアップイベントがあったHD-2D版DQ2のロトの竜剣とはまた違うベクトルで強い武器と言えよう。



追記・修正は4人の精霊を復活させながらお願いします。

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最終更新:2026年07月06日 10:56

*1 ダークパレスでどれかアミュレットを使えば、そのアミュレットの力で先に進めるため。

*2 モンスターズにはザバ系という水属性呪文があるが登場はイルルカから

*3 コーラルレインも全体に100前後ダメージとそれなりに強い呪文

*4 MP消費の無いラリホー。水のアミュレットの使用効果がコレなので、精霊本人が使えてもおかしくないのだが……。

*5 似たような事例はDQ8の竜神王の試練(永遠の巨竜前の連戦)がある

*6 実は本当のローテーション一発目は『追い風』だったりするが、ブレスを使われていないと行動を飛ばす

*7 それぞれ大地の精霊の目・耳・鼻・口に見立てられる

*8 ばくだんいわの色違い。

*9 媒体によって炎の精霊だったりもするが

*10 かっこよさから改名。かっこよさと異なり一部特技の効果に影響するようになった。

*11 というより耐性と道具使用効果は前作のスフィーダの盾の流用である

*12 ちなみに同様の仕様はバリクナジャのベホイミ(400ほど回復)などでも適応されている