マイク(コピー能力)

登録日:2022/06/27 Mon 16:43:03
更新日:2022/07/18 Mon 23:43:02
所要時間:約 10 分で読めます




「カービィさん、ごしゅみは?」
「… カラオケ」
かれがうたったあとには、
ぺんぺんぐさも はえなくなったとさ。


歌は 本来、人びとの心を
ゆたかにし、いやしのこうかも
ある はずだが、それは 歌い手
しだい である。3曲も 歌えば、
歌い手は まんぞくするもよう。


マイクとは、『星のカービィシリーズ』に登場するコピー能力の一つ。

概要

星のカービィ 夢の泉の物語』より登場している歴史の深いコピー能力。その後の登場頻度も比較的高いことから知名度も高い。
その名の通りカービィがマイクを手にする。そして凄まじい声を浴びせて攻撃する
なお今でこそカービィ=音痴という認識が定着しているが登場からしばらくは厳密には音痴かどうかは不明だった。しかし『星のカービィ64』の発売に伴い公開された「N.O.M」19号に記載されたカービィのプロフィールにて「歌好きだが、音痴」と明言された。そして本人に音痴の自覚は一切無い

特徴

その効果は画面全体に及び、雑魚の殲滅からボスへのダメージソースと幅広く活躍する。所謂使い切りコピーであり、その絶大な効果の代わりに3回までしか使用出来ない。3回目を使うと強制的に能力が解除されすっぴんに戻る。
そして段階に応じて威力も上がる。
同じく定番化した使い切り能力に一発しか使えない「クラッシュ」があるがあちらとは一撃あたりの威力や仕掛けへの対応力、作品によっては攻撃範囲で差別化されている。それでもマイクを3発分浴びせた方が強いが。
また、発動する度にカービィの姿が変化したり彼の声が聞けたりするのもお約束。

登場作品


  • メガホン
一段階目。メガホン+野球帽の野球の応援スタイル。

  • デスクマイク
二段階目。デスクマイク+ヘッドホンのラジオスタイル(?)。

  • スタンドマイク
三段階目。スタンドマイク+カラフルなモヒカンのロックシンガースタイル。
これのみ可愛らしい声ではなくチェストォォォ!!という野太い声になることが多い。

  • ラストコンサート
『Wii』以降追加。
三段階目を使う時にレバガチャ等で溜めるとより威力が高まる。
なお、こちらにチェストォォォ!!が移植された都合上ラストコンサートが出て以降のスタンドマイクの声は大本眞基子氏による力強いロックな叫びとなっている。

各作品の特徴

星のカービィ 夢の泉の物語

とってもだいすきな うただけど
3かいしか うたえないんだ!
でも なぜ うたっている だけなのに
てきが やっつけらるのかな?

原文ママ。盛大に脱字している。やっけられるではない。

本作ではどの段階も威力は同じで、姿もマイクの種類以外は変化しない。
この時点ではマイク能力を得られる雑魚敵が存在しないので中ボスのMr.チクタクを倒すか大ボスのペイントローラー戦でコピーするしかない。

本作のマイクを語るにあたり外せないのがマイクバグの存在だろう。
マイク能力は残り1回で使えば当然能力が消えるがスターロッドの取得やワープスターへの搭乗、スイッチの作動で能力解除の処理を阻害してしまえる。これにより残り回数が0であるにも関わらず能力が残ってしまうのだ。そしてこの状態で能力を発動すると普通に使え、残り回数がオーバーフローしP5回、つまり255回になる*1*2。だが残り255~4回目に使用する画像なんてあるはずも無いので発動すると画面が滅茶苦茶になる。でもフリーズとかはしないのでご安心を。
このバグはペイントローラー戦においてフィールドの真ん中でジャンプしてから三段階目でトドメを刺すかワープスターやスイッチに密着して三段階目を使うかすると起こせる*3
ボスとたいけつする!」のペイントローラー戦でも可能。ただクラッコには要注意。また、特定の能力の使用を強制されるメタナイト及びナイトメアでは使用不可。

『3Dクラシックス版』では説明文の脱字及びバグは修正されている。

星のカービィ スーパーデラックス

マイク能力を得られる雑魚敵にウォーキーが登場。以降マイク能力が登場する作品には必ず登場している。だがMr.チクタクは不在。
今作から被り物や髪型が変化するように。
一段階目はSE、二段階目はハル研の事務系の人の声、三段階目のチェストォォォ!!桜井政博氏の声となっている。
一段階目の能力アイコンでカービィが被っている帽子には阪神タイガースの旧ロゴが描かれている。
ボスに対して使う場合連打してしまうと無敵時間で無駄になるので注意。
あと発動するとやたら画面がフラッシュするため目によろしくない。
ちなみに「はるかぜとともに」でデデデ大王を倒した時、通常は一段階目の声で吹っ飛ぶのだが、稀に三段階目のチェストォォォ!!に置き換わることがある。

アニメ版

これについては後述。

星のカービィ 夢の泉デラックス

わあぁぁぁぁぁぉいえいえええいどりゃあぁぁぼえぇぇぇぇうおりゃぁぁぁ
※3回しかつかえません

発動時の姿が『SDX』準拠になり、例のバグも当然修正済。ボイスが三段階目含め大本眞基子氏のものになっている。以降も基本の声は大本氏のものになる。

カービィのエアライド

他作品とは性質が大幅に異なっており、コピーした瞬間発動し、射程内の全ライバルを攻撃する。一回しか使えない。

星のカービィ ウルトラスーパーデラックス

ワオワオおえおー アイヤイヤー!
ホゲホゲほんげー イェイェイェー!
3回うたえば あたりはしずかに……

三段階目の声が熊崎信也氏のものになっている。以降もチェストォォォ!!は熊崎氏のものに。
一段階目の帽子のマークは星マークになり、フラッシュは大人しくなった。
そしてボスの無敵時間が調整されたので連打してもよくなった。
また、追加モードでMr.チクタクが復活。でもそれ以降彼に出番は無い。
デデデのチェストォォォ!!は「はるかぜとともに」ではなく「大王の逆襲」にて稀に変わるようになった。

星のカービィWii

なんと弱体化。
一段階目と二段階目の攻撃範囲が前方の一部のみになってしまい、以降もこの仕様に。
前述の通り三段階目が溜められるようになった。
本作のみ溜めない方のスタンドマイクは『毛糸のカービィ』のボイスと同じものをエコーをかけて使用している模様で、本編作品では珍しくアニメのように「ぽよよーい!」と叫ぶ。
また、本作以降能力を保持している間は常にヘッドホンを着用するようになった。

星のカービィ トリプルデラックス

『Wii』と基本的には変わらず。
どの段階でも、画面奥や手前にいる敵には何故か届かない。
スタンドマイクのボイスは、アニメとゲーム本編におけるカービィ像を区別するためか、「でぇぇりゃあああい!」って感じの声に変わっている。

星のカービィ ロボボプラネット

説明文では「歌は本来、人びとの心をゆたかにし、いやしのこうかもあるはずだが、それは歌い手しだいである。」となかなかの言われよう。
ロボボアーマーでウォーキーをスキャンするとマイクモードになり、大型のスピーカーから音波をバラ撒いて攻撃する。こちらは使い切りではない。通常攻撃を連打すると?
そしてこの能力を得られるamiiboプリン。何気に一発系能力を確定で手に入れられる唯一のamiiboである。歌声の性質は真逆だが、形がなんであれ歌で敵を眠らせることは確か。

星のカービィ スターアライズ

イェイ イェイ ウォウ ウぉお~!
ひびけ 3倍 大ねっしょう!
パワーを ためれば 音りょう アップだ
フレンズと うたって ばくれつ ハモるよ
大ぜい あつまりゃ 大がっしょうだ!

上記の説明文通り、フレンズがいるとフレンズ能力デスボイコーラスが発動。
人数に応じて威力が上がり、属性を持つ者がいれば属性効果も乗る。
ワザの性質上、たとえだろうがクールな騎士だろうがデスボイスで叫ぶことに…。

アニメ版におけるマイク

31話と61話に登場。
変身シーンは飛んで来たヘッドホンを身に付け踊り、その後飛んで来たマイクを手にするというもの。

31話ではデデデが安くて強い魔獣を要求したがカスタマーサービスは代金未払いを理由に拒否。その代わりに拡声魔獣•ウォーキーを使いカラオケパーティーを開きカービィが歌うのに夢中になっている隙にステージに偽装したデリバリーシステムでカスタマーサービスの元へカービィを転送するという作戦を提案。デデデも乗り、カラオケパーティーを開催。
フームは罠を疑い制止するがカービィは優勝賞品のスイカ一年分に釣られ大会に参加。そして人民共から強奪したウォーキーからマイクをコピー。メタナイト卿ですらよく知らない能力だった。
カービィはエンディングテーマを歌い始めるがそのあまりに酷い歌声に一同は悶絶
カスタマーサービスはこのことに気付かず転送を開始。転送後もカービィはまだ歌い続け、カスタマーサービスと共に控えていた魔獣達*4は次々に大爆発。これにはカスタマーサービスもたまらずカービィを送り返した。デデデ城に戻っても尚歌い続けた結果デデデ城は完全に崩壊した
この回の映像が64話で流用された際はフームに「カービィの歌は二度とごめんよ!」とはっきり言い切られている。

61話についてはこちらを参照。
こちらも魔獣は爆発しデデデ城は崩壊した

圧倒的破壊力もさることながら無差別攻撃ということもありある意味アニカビ最強の能力と言えるかもしれない*5
また、45話では「カービィの歌を聞いたらお化けも逃げ出すかもな…」とブンがこの能力について言及している。

関連キャラクター

  • ウォーキー
歩くマイク。マイク能力といえばコイツ。
時折音符を飛ばして攻撃する。声で攻撃するということから雑魚敵でありながらボイス(SEだが)がある。
星のカービィ ディスカバリー』ではマイク能力が登場しないためウォーキーも登場しないがじっきょうワドルディが持っているマイクがウォーキーを模したものになっている。

前述の通りアニメでは魔獣として登場。しかしただの生きているマイクというもので戦闘能力が無いどころか悪事をはたらくことも無かった数少ない本当に無害な魔獣。歌い終えたカービィに瓦礫から引っ張り出された後はカービィの姿を見て逃げ出した。そりゃ至近距離でずっとあの歌を聴かされ続けてたからね。

  • Mr.チクタク
目覚まし時計のおっさん。めざましくんではない。
中ボスだが動きが割と遅く、単調なので対処はしやすいか。元祖マイク持ちだが出番は少ない。

  • ペイントローラー
実体化させる絵の一つに歩くマイクがあり、それを飲み込むとマイクをコピー出来る。
これがウォーキーであるかという解釈は人による。『夢の泉デラックス』ではデザインが変更されウォーキーには見えなくなった。ちなみに『大乱闘スマッシュブラザーズX』のウォーキーのフィギュアでは登場作品に『夢の泉の物語』が挙げられている。

その他

コピー能力の概念が無かった『初代』でもこの能力の原型となったアイテムにマイクがある。シャッツォも倒せる。一段階目や『夢の泉』などで使われるマイクのSEもこれが発祥。デデデの叫びもこれを流用している。
その後も『エアライド』や『コロコロカービィ』、『カービィファイターズシリーズ』といった外伝作ではアイテムとしてのマイクが登場することがある。

カービィ バトルデラックス!』ではカッターのきせかえの一つに三段階目のモヒカンを模したものがある。


「カービィさん、ごしゅみは?」
「… ついき・しゅうせい」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2022年07月18日 23:43

*1 0回の時に使用する分も含めると256回。

*2 なぜ「P5」なのか、というと、「A=100、B=110…」と当てはめていくと、「P=250」であり、そこに下一桁の数字が付随するしている。このため、99回以下になれば数字にアルファベットが使われることはなくなる。『ファイナルファンタジー4』のバグ技でも見られる、ファミコンならではの仕組みだ。

*3 同じく一発系能力のクラッシュでは演出のタイムラグが発生するため、これらの方法でも残り回数がオーバーフローすることはない。

*4 この中のモブ魔獣にこいつに似てるやつがいる。

*5 アニメにおけるクラッシュは絶大な破壊力を持つが味方は巻き込まないという特徴を持つ。