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ディンルー

登録日:2022/12/09 Fri 13:24:29
更新日:2026/10/04 Sun 21:21:08
所要時間:約 4 分で読めます





ソ……ゲ……

ソソゲー!!



古の儀式で使われた器に注がれた恐怖が

土石をまといポケモンとなった。

とても重たい頭をゆっくり振り下ろし、

深さ50メートルの長大な地割れを引き起こす。



ディンルーとは、『ポケットモンスター』シリーズで登場するポケモンの一種である。


■データ

全国図鑑№:1003
分類:さいやくポケモン
英語名: Ting-Lu
高さ:2.7m
重さ:699.7㎏
タマゴグループ:タマゴ未発見
性別比率:不明

タイプ:あく/ じめん

特性:わざわいのうつわ(災厄を呼ぶ器の力で自分以外の特攻が弱くなる。)

種族値
HP:155
攻撃:110
防御:125
特攻:55
特防:80
素早さ:45

合計:570

努力値:防御+3


■概要

『スカーレット・バイオレット』にて初登場した伝説のポケモンである。

かつてパルデアにいた異国の宝が大好きな王様が、東の国(おそらく中国と思われる)から来た商人から購入した四つの災いの宝のうちの「ウツワ」に当たる。
古の儀式で使われた器に注がれた恐怖が周りの土石を纏うことで誕生したという。

姿は巨大な青銅の器が角となり、土石で出来た赤い目をしたヘラジカや牛のような姿をしている。中国名が「鼎鹿」であることから器+シカがモチーフと思われる。
また器自体にも角を模した装飾と目を模した模様があることから、アカデミーの歴史教師のレホールは信仰の対象である神自身が器の形をしているのではないかと推測している。

王の手に渡る前から様々な人間の手に渡ってその都度人間の欲望や呪いを宿していたようであり、王の欲望に当てられることで他の三匹と共に遂に災いとなって暴れ始め、一夜にして王の城を崩壊させた。
その後は高名なポケモン使いとの激闘の末に封印されたという。
その巨大な器が乗った頭をゆっくりと振り下ろすだけで、深さ50メートルにも及ぶ長大な地割れを引き起こしてしまうほどの力を秘めている。

色違いは体が薄い緑色になる。
他の伝説系同様ブロックルーチンがかかっており長らく入手不可能だったが、2025年9月のイベントレイドで解禁された。


■ゲームでのディンルー

前述の通り現在は封印されており、封印を解くにはパルデア地方北西部に散らばる8つの緑色の杭を引き抜くことで開放させることが出来る。
祠の場所はレホールとの絆イベントをこなすとマップに記載してくれ、その四つの祠のうちの「塵土の祠」にいる。
ちなみに一度訪れると「そらをとぶ」でそこに瞬時に移動できるようになる。

杭を全て抜いた状態で祠に行って触れると出てきてバトルになるため、そこでゲットすることが出来る。


■対戦でのディンルー

ワルビアル以来のあく・じめん複合タイプ。
お互いの弱点と耐性は全く噛み合っておらず、タイプとしては弱点6耐性6とピーキーな部類。その代わり4倍弱点もなし。

なんとHP155・防御125と言う凄まじい物理耐久を誇る。
物理耐久指数は全ポケモンの中で最も物理耐久が高いクレベースを僅かに下回る程度と、物理方面は非常に強固。
物理耐久に特化すると耐久指数は5万を超える。参考までにカバルドンが特化して約4万である。
あまりにも物理耐久が高すぎて生半可な弱点攻撃すら耐え抜いてしまう。
無振りですら同じ四災のパオジアンの「つららおとし」を弱点であるにもかかわらず確定で耐える。
しかもこれはパオジアンの特性で防御が3/4になっている前提なので、並のポケモンの火力ではまず一撃での突破は不可能と言う要塞ぶり。

一方、特防自体は並。HPの種族値が高いため上手く補われているが鈍足受けとしてはまずまず。
なのだが、ここで出てくるのが自分以外のポケモンの特攻を3/4にする専用特性「わざわいのうつわ」。
実質の特防種族値は無振りで113相当、極振りだと124相当になり、高いHPも相まって特殊耐久指数はすなあらしの恩恵を受けている状態のバンギラスに迫る。
ちなみに特化すると無振りハピナス級まで硬くなる。もうすでにこの時点で何かがおかしい。

残りに関しては攻撃力がまずまず高めで特攻・素早さは低いと、分かりやすい鈍足物理型。
しかし、その素早さも45と絶妙な数値になっており、若干調整すればマリルリやドドゲザンなど強豪も多い50族などを抜く事が可能になるため、調整もはかどる。

攻撃技に関してはタイプ一致の「じしん」を始めとしたじめん技を一通り覚えてくれる。
一方、意外な事にあく物理技は「じごくづき」「しっぺがえし」「うっぷんばらし」のみ。
「かみくだく」どころか「かみつく」も覚えない。牙が無いのだろうか?
高火力技が「じしん」一本かつあく技は弱点を突きにくいと言うこともあり、総合的な火力は控えめ。むしろこんだけ硬いのに火力まであったらたまったものではない
また、四災専用技「カタストロフィ」や一撃必殺技「じわれ」など、火力に頼らない攻撃技も揃う。
サブウェポンは各種いわ技や「へビ-ボンバー」や「ボディプレス」「しねんのずつき」など、いかにも硬骨的な技が多め。
特に「ボディプレス」はディンルーの高い防御力をそのまま火力に転化できる。

ちなみに特殊技は一致技と「はかいこうせん」と何故か「たたりめ」。

一方で補助技も「ステルスロック」「まきびし」「ちょうはつ」に加えて「ふきとばし」や「くろいまなざし」、「おきみやげ」と、種類こそ少なめだが有用な技が多め。

総じて伝説のポケモンに相応しい非常に強力なポケモンと言えるが、もちろん弱点も存在する。
先述の通り2倍程度なら易々耐える強靭な耐久力こそあるものの、回復技に関しては「ねむる」しかない。
積み技も一切習得できないため、自身が持ちうる耐久以上の耐久を引き出す方法は限られる。
そのため、持久戦は意外と苦手な部類。まあ、さすがにこの耐久力で回復技に積み技まであったら詰ませ性能が跳ね上がるので仕方がないと言えば仕方がないのだが……。

その為本領はサイクル戦。
有利不利がはっきりしているポケモンである為、受け回すだけで単純に相手の行動を制限させやすい。覚える「ステルスロック」と「まきびし」も相性が良い。
強靭な耐久力ゆえに流し性能も高いため、クッション役としての性能はまぎれもなく最上級。
多弱点多耐性のポケモンなのでテラスタルとの相性も良いが、漫然と切ると言うよりここぞと言う時に切った方が戦果が期待できる。
ちなみに、受けにおいては滅茶苦茶な性能を持ち火力も必要十分にある事から某論理でも非常に期待が持たれているとかなんとか……
だったが、実際に組んで使ってみると火力と耐性が少し弱いため「こだわりハチマキ」とテラスタルの両方の枠を回す必要性が高く、予想ほどの万能タイプではなかったと評価されている。

また、場作り性能を活かした先発適性も高い。
その耐久任せに「ステルスロック」や「まきびし」を撒き、「カタストロフィ」「ふきとばし」で削っていく戦法は単純ながら強力。
例え「ちょうはつ」されても「カタストロフィ」や「じわれ」を連打することで相手に負荷をかけられる点が魅力。
ただ、この型の場合残りの枠はほぼ確実に「じしん」である為動きが読まれやすいのが欠点か。

テラスタイプは弱点が少ないフェアリーやどくが主。
特にじめん+フェアリーは非常に通りが良いため「テラバースト」を採用する型も存在する。

持ち物は「オボンのみ」が多い。HPが高すぎるため回復量が洒落にならない。
他は「たべのこし」「とつげきチョッキ」が多く、全体的に強みを伸ばす持ち物が多め。

その性能の高さからシングルバトルでの使用率も高く、出禁であった時期を除いてシングルバトルでの使用率トップ30以内をキープし続けている。
その耐性を活かすことでミライドンや黒バドレックスのような禁止伝説ポケモンにも強く、禁止伝説ポケモンが解禁されようと使用率上位をキープし続けていた。というかテラスタイプ次第でほとんどの伝説ポケモンを役割対象にできる(フェアリーでコライドン、炎でザシアンや白バドレックス、草でカイオーガなど)。

インフレした火力を持つ禁止伝説と殴り合えるインフレした耐久力を持ち、サポートする技も持つことから
相手の禁止伝説ポケモンに対するストッパーや、「ステルスロック」などによる味方の禁止伝説ポケモンサポートとして活躍することになる。
特に禁止伝説ポケモンが2体まで採用可能となったレギュレーションI、シーズン30ではあのハバタクカミすら抜いて使用率1位を達成した。

■余談

パルデア地方はスペインをモデルにしているのだが、ディンルーを含めた四匹の伝説のポケモンは元々パルデア地方の外からやってきたポケモンであることからか、名前や外見、果てには戦闘BGMにまで中華要素が含まれた異質なポケモンとなっている。
またデザインと設定から中国の伝承の四凶や四罪(特に饕餮)をモチーフだと言われている。

ディンルーを封印した祠は

鳴き声は器の用途である「注ぐ」を捩ったもの。カタカナ表記のせいで「クソゲー!」に見えてしまった人もいるとかいないとか。


追記・修正はディンルーを封印から解き放ってからお願いします。

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最終更新:2026年10月04日 21:21