登録日:2022/12/02 Fri 22:59:31
更新日:2025/04/22 Tue 22:46:36
所要時間:約 6 分で読めます
敵に襲われると太い棘を胴体から突き出して反撃。
身を切る覚悟の危険な技。
池や沼の水底で暮らす。
背中にウパーを乗せて泳ぎ対岸まで運んであげる。
■データ
全国図鑑No.0980
分類:とげうおポケモン
英語名:Clodsire
高さ:1.8m
重さ:223.0㎏
タマゴグループ:すいちゅう1/りくじょう
性別比率:♂50♀50
特性:どくのトゲ(自分に触った相手を
どく状態にすることがある。)
ちょすい(
みずタイプの技を受けるとダメージを受けずに回復する。)
隠れ特性: てんねん(相手の能力の変化を無視して攻撃が出来る。)
種族値
HP:130
攻撃:75
防御:60
特攻:45
特防:100
素早さ:20
合計:430
■概要
かつてはパルデア地方の水中で生活していたが、縄張り争いに敗れたことで陸上の泥地で暮らすようになったため、この姿に変化したらしい。
どくタイプになった理由は、乾燥を防ぐために原種よりも強い
毒の粘膜で身体を覆う必要があったからである。
エラはより硬くなり、そこから毒液を放つことで外敵から身を守っている。
そんなウパーが進化してドオーになると
ヌオーのような二足歩行から一転し、ウパーよりも更に手足は短くなって腹ばいとなり、原種のモチーフのオオサンショウウオにより近い
エクレアみたいな姿になった。
姿は原種とかなり変わったが、原種にも見られるつぶらな瞳と緩い口は健在であり、背中にウパーを乗せて対岸まで泳いでいる微笑ましい姿が確認されている。
しかしかつて縄張り争いに敗れて住処を追いやられた経緯があるからか、外敵に襲われた際には背中から六本の棘を突き出して反撃することが出来る。
これはドオーにとって身を切る覚悟で行うものであることから、ひたすらのんびりとした生態をしている原種とは異なって緊迫した内容の生態を持っている。
また体重は223キロと原種の三倍ほどあり、
ヘイラッシャよりも僅かに重かったりする。
名前の由来は「土」の「
王」といったところだろうか。「泥」の要素も含むと思われる。
■ストーリーでのドオー
序盤からウパーが登場し、原種と同じくレベル20で進化するため序盤からでも入手することが出来る。
すばやさが非常に低いことから、レベル差があっても簡単に先制されてしまう点が玉に瑕だが、自力で「どくづき」・「メガホーン」・「
じしん」と強力な技を習得でき、更に毒にする「
どくどく」と捕獲にも便利な「あくび」も覚えるため、序盤から最後まで
旅パの戦力として活躍出来る優秀なポケモン。とくせいが「ちょすい」ならNPCのみず技を誘い、一回分の行動をなかったことにできる。
敵としては
四天王の一人である
チリが
テラスタルをさせるエースポケモンとして登場。
じめんタイプの使い手だが、特性「ちょすい」の効果で本来
弱点である
みずタイプの技は
無効化されてしまう。
しかしテラスタルでじめんタイプ単体になる上に、実はどくタイプの攻撃技を持っていないため
くさタイプなら簡単に倒すことが出来る。
どくどくは使ってくるが必中にならなくなっている上、こちらからどくをかけることも可能。
男性と見紛う長身とスタイリッシュな出で立ちで人気の高いチリだが、その彼女の切り札がゆるい見た目のドオーというのもギャップを感じさせる組み合わせである。
■対戦でのドオー
原種ウパーから進化したヌオーよりと比較するとHPと特防が大幅に上がった分他は大幅に減少と、もはや別物の種族値に変化している。
特に
HP130・特防100のおかげで高い特殊耐久を備えている。その特殊耐久は
ブラッキーよりわずかに硬いほどである。
一方で攻撃性能はヌオーの攻撃種族値85から75まで減少、特殊攻撃力もヌオーの特攻種族値65から45まで大きく減少
攻撃面の性能は
オオタチと同程度でアタッカーとしては活躍させるのはやや厳しい。
耐久性能を見ると、物理防御も削られているが、HPがかなり伸びたため、物理耐久特化であればヌオーとほぼ変わらない耐久力を得ることができる。
とはいえ、他の物理受けポケモンに比べて物理耐久は控え目なため、もし物理アタッカーを相手したいのであれば補強は必須。
一方で特殊方面は非常に硬い、HD特化であれば臆病
ハバタクカミのシャドーボールをほぼ確実に4発耐えるほど。
素早さもヌオーより更に遅くなっており素早さの種族値は20、全ポケモンの中でも圧倒的な遅さを誇る
SVに置いてドオーより遅い最終進化系のポケモンは
バチンウ二の素早さ種族値15のみである。
まとめとして、ヌオーから無駄な攻撃面と素早さを極限まで切り詰めて耐久に回して
魔改造したのがドオーである、
弱点は4つ(じめん・みず・
こおり・
エスパー)と原種よりも3つも多くなってしまったが代わりに4倍弱点はなくなり、
特性「ちょすい」なら本来弱点であるみずタイプを無効にできる点も嬉しい。
ヌオー譲りの夢特性「てんねん」も強力であり、相手からすれば「てんねん」か「ちょすい」かで択を迫ることが出来るのが強み。
「どくのトゲ」も弱くはないが、物理よりも特殊受けの方が得意なドオーとの嚙み合いは少し悪い。
ただ先述の通り、じめんタイプ相手が難しい。
「ふうせん」で透かして水技で切り返すなどの対策は出来るが、反撃にそこまで期待が持てないので、得手不得手を弁えて素直に引くのが無難。
攻撃技は「
じしん」「どくづき」「ダストシュート」といったタイプ一致技に加え、
サブウェポンは「がんせきふうじ」「ストーンエッジ」等の
いわタイプの技に「たきのぼり」「アクアブレイク」といった原種譲りのみずタイプの技が使える。
更に6本の棘のおかげなのか「メガホーン」を自力で覚える。
ちなみに原種よりも手足が更に短くなったのにもかかわらず、原種と同じく「
けたぐり」「にどげり」を覚えることが出来たりする。
タイプや技はともかく種族値的に火力不足で攻撃には向かないので、対戦においてメインとなる補助技はどくタイプになったことで必中になった「どくどく」
相手に毒のスリップダメージを与えながら自身は「じこさいせい」で粘り勝つのが基本的な戦法。
毒が効かない
はがねタイプやどくタイプには「じしん」が弱点となるので削りも意外と馬鹿に出来ない。
さらに「ステルスロック」「どくびし」「あくび」など起点作りとして役立つ技も多く覚えてくれる。
基本的にはサイクル戦に向いた性能だが、積み技には「のろい」「ドわすれ」あるため居座って積むことも可能。
テラスタイプは選択肢が多いが環境に左右されている、基本は「くろいヘドロ」の回復をそのまま活かせる「どく」だが
ドオーのやや薄い物理耐久で計算してダメージを与え、かつエスパー技で弱点となる「サイコショック」対策の「あく」が増え
パオジアン解禁後はそれを意識した「みず」「
ほのお」が増化、
バドレックス解禁後はエスパー技対策の「
あく」が主流になると環境次第な面が大きい。
ドオーとは対照的に物理受けに優れている
アーマーガアとはサイクル面や相性補完等で噛み合っているため、一緒にチームに入れられることが多い。
■余談
- 体内から棘を出すという生態とパルデア地方のモデルとなったスペインに生息している点から、イベリアトゲイモリがモデルだと思われる。
ドオーと同じように皮膚下の毒線をぶち抜いて肋骨を突き出す防御姿勢を持っており、イモリ科の中で最大級の大きさを誇るなど共通点は多い。
- パルデアウパーは『Pokémon Presents 2022.8.3』で初公開されたが、進化後の情報は発売まで公開されなかった。
そのため、多くのトレーナーたちは発売前からウパーのパルデア進出を祝うとともに「どう進化するのか楽しみ」「パルデアヌオーは原種のように可愛くなるのだろうか」と、期待と不安を胸に発売日を待つこととなった。
そして発売と共に解禁されたウパーの進化後の姿こそドオーなのだが、ヌオーとは別種であり、驚いたトレーナーも多かった模様。
しかし原種と同じ円らな瞳とエクレアと例えられるような色合いと丸っこいフォルムから、原種とはまた違った可愛さがあると好評を博している。(・~・)
- ポケモンSVでは原種ウパーおよびヌオーを入手する手段があるため、原種も無事にパルデア参戦を果たした。
ヌオーとドオーは別種扱いなので、フラットルールでは両方を使うこともできる。ガラルサンダー涙目。
…ただしランクマッチシーズン1は、パルデア図鑑外のヌオーは出場させることが出来ないレギュレーションになっている。
- 非常に遅い素早さを反映してかフィールドで出しても非常に行動が遅い。レッツゴーで出すときはポケモンのすぐ近所で指示しないと思うように戦ってくれないので注意。
でもフィールドでのんびりしてるドオーもかわいいのでヨシ。
- その茶色で丸っこい体形から、よくエクレアっぽいと言われている。
コイツ自身はれっきとした毒タイプなのに
そしてあろうことか
公式までもが言及してしまっており
、今では立派な公式ネタになってしまった。
- 2023年8月28日、赤城乳業がポケモンSVとのタイアップ企画を発表。
同社が販売するアイスクリーム「MILCREA」にて、期間限定でヌオーとドオーのパッケージが施されることになった。
ヌオーパッケージが宇治抹茶味、ドオーパッケージがチョコレート味。パッケージイラストであくびしている様子が可愛らしい。ランクマ勢からしたら恐怖の光景
さらに、抽選で「ドオー・ヌオーオリジナルブランケット」が当たるキャンペーンも。
ピカチュウなどメジャーなマスコットでないポケモンが、イメージからグッズ展開で活躍するのは実はなかなか珍しいことである。
- 2024年4月26日に、ポケマスにチリのバディとして参戦することとなった。
だが、その際のエピソードイベントというのが、銘菓のパッケージを飾るポケモンを決めるというもの。
エクレアのみならず、タイアップ企画すらもネタにしてしまっており、ドオーの食べ物ネタは留まることを知らない。
- 2024年8月30日、ポケモン達とカフェ経営を楽しむパズルゲーム『ようこそ!ポケモンカフェ 〜まぜまぜパズル〜』にドオーが実装され、ドオー来店&スタッフ勧誘のイベントも開催された。このイベントのタイトルがずばり『エクレアパーティ!ドオー』。カフェにいっぱいのエクレアを並べていたところ、大きなエクレアがやってきたと思ったらドオーが来店したという微笑ましいモノ。もはやエクレアネタが鉄板と化している。
- ……などといっていたらついには
ウパー(パルデアのすがた)を模したマシュマロ細工製作動画
まで公式で発表された。……確かに丸っこく茶色い顔はドオーのお菓子ネタも相まってチョコまんじゅうなどにも見えなくもないが……つくづくお菓子ネタで愛される系譜である。
追記・修正はエクレアでも食べながらお願いします。
- 名前や図鑑番号は別ポケモン扱いとはいえヌオーの派生種らしく「丸っこいフォルムにつぶらな瞳のとぼけた佇まい」と“ヌオーならではの魅力”をよく捉え受け継いだ魅力だったおかげか従来のヌオーファンにも好評な模様。発売後から早速ヌオーと共に描かれてるファンアートを描き公表するポケモンファンの方々も何人もいらっしゃいますね -- 名無しさん (2022-12-02 23:16:29)
- 進化前もチョコ菓子みたいな色合いで美味しそうに感じちゃうのよな…ヌオーと違って特殊受けなのも変わってる -- 名無しさん (2022-12-02 23:37:55)
- 実はチリのドオーはテラスタルで地面単になる上に毒の攻撃技を覚えていないので草タイプだとかなり優位に戦えたりする -- 名無しさん (2022-12-03 00:59:50)
- なんでメガホーン覚えるの?つのはどこ…? -- 名無しさん (2022-12-03 01:54:38)
- 最初から最後まで一緒に旅をしたかわいいやつ -- 名無しさん (2022-12-03 05:57:52)
- ハーフスケールぐらいでぬいぐるみ出て欲しい -- 名無しさん (2022-12-03 06:12:13)
- 今作は専用技や専用特性(あるいは新特性)がないのが珍しく思えてしまう -- 名無しさん (2022-12-03 09:31:14)
- ↑同意。 -- 名無しさん (2022-12-03 09:32:26)
- ↑5攻撃モーションで出してる背中のトゲを角代わりにするのだろう -- 名無しさん (2022-12-03 10:46:46)
- ↑5背中から出てくる刺なのかな。 -- 名無しさん (2022-12-03 11:28:18)
- ↑7 ウパーもタマゴ技でドレパン覚えるからなぁ。 -- 名無しさん (2022-12-03 12:58:26)
- 編集の競合で消えてしまったコメントを修正しました。競合発生しましたって表示されないことがあるみたいですね -- 名無しさん (2022-12-03 14:25:06)
- 序盤の壁であるナンジャモキラーなポケモン。 -- 名無しさん (2022-12-03 18:56:26)
- 序盤で進化前が手に入る、可愛い、強い。言うことないわ。 -- 名無しさん (2022-12-04 10:23:20)
- どくタイプの中ではかなり可愛いな -- 名無しさん (2022-12-04 15:01:39)
- エクレアよりかはかりんとう饅頭に見える…見える… -- 名無しさん (2022-12-04 19:58:14)
- エクレアみたいでかわいい。ちょすいのを捕まえれば序盤でもLv50台のシャリタツを完封できるから経験値稼ぎにも役に立つ -- 名無しさん (2022-12-04 20:24:20)
- 進化前後共にチョコor黒糖っぽいカラーで超可愛い。よく見ると原種ウパー&ヌオーと表情もちょっとずつ違ってて見てて飽きない -- 名無しさん (2022-12-08 16:43:27)
- 縄張り争いの相手って誰だったんだろ -- 名無しさん (2022-12-08 17:18:13)
- ヘイラッシャに喰われた時の反撃としてトゲ出せるようになったのかも -- 名無しさん (2022-12-14 02:21:48)
- 挑発してくるサザンドラにメガホーンぶっ刺すの最高に気持ちいい -- 名無しさん (2022-12-15 11:58:43)
- 俺もエクレアよりチョコ饅頭に見えたわ -- 名無しさん (2022-12-15 17:30:58)
- 図鑑の説明にもある通り水上でも移動できるけど、なかなかにシュールでかわいい。 -- 名無しさん (2022-12-16 10:57:13)
- ドオー、ひょっとして対戦での採用率結構高い……?ヌオーもザシアンを迎え撃つに相性が良いことに着目され実はかなり対戦で採用率が高く活躍してたりしてたけど -- 名無しさん (2022-12-20 20:24:45)
- 貯水でミトムもマリルリもおやつです。あ、鋼テラスとアイススピナーは勘弁な! -- 名無しさん (2022-12-20 22:54:06)
- 実はHB特化ドオーとHB特化ヌオーの物理耐久は大差無い 不要なCSが削られてるだけあって原種と比べて耐久値は恵まれてる -- 名無しさん (2023-01-02 08:30:45)
- ドオーの実寸大クッション、受注生産で発売して欲しいな… -- 名無しさん (2023-01-06 02:14:41)
- ドオー=エクレアが公式化してて草なんだ -- 名無しさん (2023-02-08 12:56:18)
- ↑なお毒がある模様(タイプ的な意味で) -- 名無しさん (2023-02-19 08:08:16)
- ドオーとヌオーがじゃれてるイラストに癒やされる -- 名無しさん (2023-02-19 08:27:56)
- チョコパンやエクレアでドオー再現してる画像がチヤホヤ。ああかわいい… -- 名無しさん (2023-03-02 11:02:00)
- そこらの600族より見かけたりするのに合計種族値は430なので頭バグりそう。430ってムウマより低いんだぞ?信じられるか? -- 名無しさん (2023-03-23 15:56:19)
- ほんとに公式でエクレアになるとは -- 名無しさん (2023-03-30 15:08:12)
- 実寸ダイクッションが出たらこの上で寝たい -- 名無しさん (2023-05-02 20:02:22)
- ↑3 CS抜きの平均種族値だと91.25もあるからな 本当に無駄が少なく耐久効率もいい配分してる -- 名無しさん (2023-05-03 15:00:52)
- この子のメガホーンってどういう刺さり方してるんだろう。環境的な意味じゃなくて形状的に -- 名無しさん (2023-10-20 02:20:13)
- 【速報】ドオー、カレーパンだった -- 名無しさん (2023-11-02 03:05:05)
- 【速報】全長約90cmのドオーのぬいぐるみ1体と、パルデアウパー(おすわりポーズ)2体のセット「いっしょにあくび…いやされドオーぬいぐるみ」予約開始(更にパルデアウパーがもう10体増量されるセットとパルデアウパーがもう30体増量されるセットもあり) -- 名無しさん (2023-11-03 04:56:10)
- 2023年11月4日、「ふわふわ抱きぬいぐるみ ドオー」ポケモンセンター店頭にて取り扱い開始おめでとう。 -- 名無しさん (2023-11-04 06:30:17)
- 天然の存在である意味ハピナスよりも硬いのでとにかく厄介 -- 名無しさん (2024-10-18 09:23:23)
- ヌオーと仲良くしてるファンアートは癒される -- 名無しさん (2025-01-15 17:50:40)
- ポケモンスリープでもドオーのエクレアらしき料理が -- 名無しさん (2025-01-31 12:44:59)
最終更新:2025年04月22日 22:46