登録日:2022/12/19 Mon 09:53:20
更新日:2025/01/02 Thu 13:00:17
所要時間:約 5 分で読めます
エサによって 色が 変化する 毒の 唾液を 指に 塗して 森の 木々に 模様を 描く。
タギングルが 描く 模様は 個体によって 異なり 生涯 同じ 模様を 描き続ける。
▽目次
■データ
分類:どくざるポケモン
英語名:Grafaiai
高さ:0.7m
重さ:27.2kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50%♀50%
特性:かるわざ(場に出た後にもちものがなくなるとすばやさが2倍になる)
どくしゅ(相手に直接攻撃でダメージを与えたとき、30%の確率で
どく状態にする)
隠れ特性:
いたずらごころ(全ての変化技の優先度を1加算して出すことができる。この特性の効果で優先度を上げた技は敵の
あくタイプに
無効化される)
種族値
HP:63
攻撃:95
防御:65
特攻:80
特防:72
素早さ:110
合計:485
■概要
「
ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」にて初登場したポケモン。
進化前のシルシュルーは
ネズミのような姿をしたポケモンで、頭には筆のような毛が生え、大きな緑色の目をしている。
温厚な性格だが、怒らせると
毒を含んだ毛で噛み付いてくる。また、縄張りに刺激臭のする毒で図形を描いて敵の侵入を防いでいる。
タギングルに進化すると
ネズミから猿へとまさかの進化テッポウウオがタコに進化するのに比べればまだインパクトは弱いかもしれないが
大きな耳と細長い中指、ギロっとした緑色の両目が特徴。夜行性で気分屋かつ凝り性な性格。
食べたものによって色が変わる毒性の唾液を出し、それを中指に塗りつけて縄張りの木々に縞模様のマークを描く。このマークが個体毎に異なる。
これは縄張りの証でもあるが、甘い香りを出してむしポケモンを誘い、毒で動けなくなった獲物を捕まえるための罠にもなる。
他にも後からやってきたタギングルが他の個体のマークに上書きして自分の優位を主張することもあり、その様子はまるでアートを描いているようにも見せる。
毒の唾液は口からスプレーのように噴射したり爪に塗りつけて攻撃したりできる。その毒を吸い込んでしまうと3日は動けなくなってしまう。これでもポケモン内では弱い方の毒である
■ゲームでのタギングル
公式PVではタギングルの生態調査動画が公開されており、最終的にカメラをスプレーで塗りつぶされてしまった。
進化前のシルシュルー共々野生で出現し、特に
スター団「チーム・シー」のアジトがある「しるしの木立ち」ではタギングルの描いたマークが木々に描かれており、
テラスタル個体もうろついている。
■対戦でのタギングル
シリーズ初となるどくとノーマルの
複合タイプ。
かくとうタイプを等倍で受けられるのでノーマルとしての
弱点がなくなり、毒タイプとしての耐性そのままで
ゴーストタイプを無効にできる。
また、
ミミッキュの一致技を半減以下で受けられる希少な組み合わせ。
……なのだが、
種族値は両刀高速アタッカーのそれであり、どく複合の例に漏れず耐久は低め。
更に特殊技自体殆ど覚えない(どく技以外は「マッドショット」程度)為、特攻80がほぼ腐っている。
メインウェポンは「どくづき」「ダストシュート」「どくどくのキバ」辺り。
ノーマル複合でありながらノーマル技にはあまり恵まれておらず、反動のある「ギガインパクト」を除くと「とっしん」「きりさく」「からげんき」と難しい選択肢が揃う。
サブウェポンは「
はたきおとす」「とんぼがえり」「アクロバット」「けたぐり」「シャドークロー」「シザークロス」と、威力よりも効果に寄せた技が多め。
「イカサマ」や「いかりのまえば」等、火力に振らずとも使える攻撃技もある。
特性は「かるわざ」「どくしゅ」と少し癖のあるものが揃う。
そして何より隠れ特性があの「いたずらごころ」。基本的にはこれを活用する事になる。
変化技自体は積み技の「つるぎのまい」の他、「
すりかえ」「
どくどく」「すてゼリフ」「ちょうはつ」「おだてる」「こわいかお」「
いばる」「アンコール」等妨害手段が目白押しである。
一応積み技に「わるだくみ」があるものの、前述の通りほぼどく技と言う狭すぎるラインナップである為使うのであれば「
バトンタッチ」のコンボか。
専用技は「
うつしえ」。
これは自分と味方の特性を相手の特性に上書きするトリッキーな技。
いわば全体版「なりきり」だが、当然相手のポケモンに依存してしまう。
更に味方の特性も変え、自身の「いたずらごころ」も基本消える以上慎重な扱いが求められる。
欠点はどく・ノーマル複合による抜群範囲の狭さと、いたずらごころ使いとしては
妨害に特化してしまっている点。
更にその妨害もどちらかと言うと耐久型やサポーターを潰す傾向が強く、アタッカーとかち合うと意外なくらいできる事が少ない。
はがね
テラスタルが跋扈し、強力なあくタイプが多く、更に高火力ゴリ押しが主流のSV環境では悉くが刺さっておらず、様々な面で惜しいポケモンに仕上がっていまっている。
そのため、強力な特性である「いたずらごころ」を持ちながらも必ずしもベストな選択肢ではないと言う、同特性持ちの中では割と珍しい立ち位置にいる。
■余談
- モチーフはシュシュルーがトガリネズミ、タギングルが童謡でも有名な霊長類「アイアイ」だと思われる。「毒を持つ猿」という意味ではスローロリスも入っていると思われる。
- ネズミから猿に進化するのは、アイアイの分類に関して元々齧歯目とする説もあったことがモチーフという推測はできるが不明。
- 名前の由来はカラースプレーを使った建造物への落書き「タギング」だと思われる。シルシュルーは汁+印+シュルー(トガリネズミ)だろう。
追記・修正は木にマークを描いてからお願いします。
- シルシュルーのモチーフはソレノドンかと思っていたけれど、トガリネズミにも毒を持つ種類がいるのね。ソレノドンとかマイナー過ぎるからそちらの方が可能性は高いか -- 名無しさん (2022-12-19 10:24:00)
- パッと見だとニダンギルと混同しやすい名前でもある。 -- 名無しさん (2022-12-19 10:54:39)
- 格闘を半減に出来るノーマルというか格闘が等倍になる毒タイプというか… -- 名無しさん (2022-12-19 15:15:37)
- シルシュルー・ワナイダー・セビエ、SV個人的3大キモイポケモン -- 名無しさん (2022-12-19 16:49:43)
- 禁句「ス●ィッチ」 -- 名無しさん (2022-12-19 16:56:15)
- シルシュルーはツパイも混ざってるかも。かつてはサルの仲間とされていたし、排泄物を地面や木などに塗って縄張りを主張するらしいし。 -- 名無しさん (2022-12-19 21:02:38)
- 霊長類の祖先はネズミみたいなもんだったらしいし、ネズミ→猿への進化はおかしくはない。そもそもポケモン世界の進化の用法がおかしいが -- 名無しさん (2022-12-19 21:15:03)
- 疾風のように~ -- 名無しさん (2022-12-19 23:19:58)
- グレムリンか何かが元ネタだと思ってた -- 名無しさん (2022-12-20 11:47:17)
- 早くレジギガスと並べて使いたい -- 名無しさん (2022-12-21 00:03:37)
- ↑9 進化前もシュシュプと混同しやすい。 -- 名無しさん (2022-12-22 17:42:51)
- ノーマル・どくタイプはスローロリスモチーフだと想像していたから予想が当たって嬉しかったです。 -- 名無しさん (2022-12-31 22:38:10)
- 英語名はグラファイファイと読むのかしらね、可愛い響き -- 名無しさん (2023-01-02 09:18:10)
- 専用技2回言っとるぞ -- 名無しさん (2023-04-06 19:05:12)
- 実はマウス→ペンタブへの進化というメッセージが込められているという説がある。 -- 名無しさん (2023-04-29 12:27:44)
- こうこうのしっぽ持たせてあなをほるしたあとにまねっこ連打で無限ループに入れる -- 名無しさん (2024-01-13 11:42:47)
- ある動画でダブルで相方だいばくはつこいつ守る→いたずらごころまねっこでこいつがだいばくはつ(タイプ一致+A95だから火力はある)を先制で放つ、てコンボ見たな。こっちの手持ち2体犠牲になるから後続にハカドッグかイダイトウ用意もしてた -- 名無しさん (2024-10-11 20:16:03)
最終更新:2025年01月02日 13:00