登録日:2024/07/02 Tue 12:52:30
更新日:2025/02/10 Mon 19:38:28
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『マリオカート8 デラックス』にシリーズ歴代コースが登場。
マリオカート8デラックス コース追加パス(
Mario Kart 8 Deluxe – Booster Course Pass)とは、
マリオカート8デラックスに追加された有料
DLCである。
概要
2022年2月の
Nintendo Directにて
突如として発表されたコンテンツ。
マリオカート8デラックスはSwitch1年目の2017年4月発売なので、このニンダイ時点で発売から
5年近く、なんなら前身となるWii U版は2014年5月発売なので、数えれば
8年近くが経過しており、多くのプレイヤーを驚愕&歓喜させた。
この当時の状況を併記すると、そろそろマリオカートシリーズの新作が出るかな? それより先にSwitchの次世代機が出るかな? ……という年数経過の最中であった。
いざもたらされたこのDLC。導入されれば素の2倍、つまり新作1本にも等しいボリュームへと至る。
ここまでの膨大な追加の発表を受け、しばらくは新作待ちの必要なしに安心して本作を遊んでね……というメッセージと受け取った人もいた模様。
追加パスのパッケージには
が写っている。
道部分には歴代コース(といってもほぼ1弾のみだが)のサムネイルが並んでいる。
ニンテンドーeショップまたはプリペイドカードで購入することが可能。税込みで
2500円。
Nintendo Switch Online+追加パックの加入者なら無料で追加できる。
最終弾の追加後にはソフト+追加パスのセットが発売された。
なおインターネット対戦なら
未購入でも追加コースが選出される場合がある。
追加されたコースは全6弾12カップの合計
48コース。
SFCで発売された
スーパーマリオカートからスマホで配信された
マリオカート ツアーまでの
シリーズ歴代コースから「選りすぐり」の48コースを追加するという触れ込みだったのだが、第4弾からは
キャラクターも追加されることになった。
ちなみにコース追加と同時に行われたアップデートで、
ゲームの仕様変更・バグ修正や新機能の追加も行われている。
追加されたコース一覧
※コース追加と同時に行われたアップデート(DLC未購入でも利用可能)は下線で表記。
第1弾(2022年3月18日)
記念すべき最初のコース。
全体的にキノコカップ・フラワーカップからの選出が多い。
同時にアイテムボックスを割った後のリロード時間が短縮された。
パワフルカップ
○Tour パリプロムナード
初となる『ツアー』からの逆輸入である実在都市モチーフのコース。今回はフランス首都が元ネタ。
同時に初となる周回時にルートが変わるコースであり、2周目までは凱旋門の周囲を通ってエッフェル塔をくぐるコースだが、
最終ラップのみ凱旋門の円環路を右に抜けてそのまま逆走ルートとなる。
都市コースで2周目までのルートが共通なのはこのコースだけ。
○3DS キノピオサーキット
『7』最初のコースにして、『ツアー』でもチュートリアルとして最初に走ることになるコース。
やはりと言うべきか変更点はほとんどない……が、『ツアー』では独自のものだった風船のグラフィックが使いまわしに戻ってしまった。
あと草の質感が簡素。これは他のコースにも言える。
○N64 チョコマウンテン
チョコレート色の山道のコース。洞窟内にバサバサが飛んできたり、出口にグライドボードが設置されている。
落石地帯直後の外側には柵がつけられたため、ここから落ちて途中からやり直しになる心配は無し。
○Wii ココナッツモール
ショッピングセンターが舞台のコース。『ツアー』よりも少し早く登場した。
エスカレーターの移動方向の点灯色を始め、コースのカラーリングが全体的に明るくなっている。
ゴール直前のオープンカーは動かなくなったため、ぶつかっても転倒の心配はなし。
…と思われていたが、第2弾のコース追加の際、このコースにサイレント修正が実施。
なんと通常レース中オープンカーがスピンターンを繰り返すようになった上に、ぶつかると転倒する仕様に戻ったため、リメイク前以上に危険地帯となった。
タイムアタックではオープンカーは動かない安全な壁のままなので、やりこみ派も安心である。
まねきネコカップ
○Tour トーキョースクランブル
我らが
東京都の名所が詰め込まれた都市コース。
今回から最終だけと言わず各ラップ毎に走るルートが変わる。
1周目は国会議事堂や東京ドームなどの建物を背景に円型のコースを走り、2周目は右に進んで浅草の雷門をくぐり、
最終ラップは
首都高速道路を通ってグライダーでゴールという道順となる。
とある騒動を受けて背景に見えているある建物が削除されるのでは?と一部が戦々恐々としているとかいないとか
○DS キノコリッジウェイ
本作が初リメイクとなる、山沿いに作られた一般車が走る道路のコース。何故か『ツアー』への収録が1年後とかなり遅かった。
基本的に原作との大きな違いはないがトンネル直前のショートカットにグライドボードが、直後の谷には気流が追加された。気流はダッシュキノコを使えばショートカットが可能。
原作とは異なり対面交通は廃止され対向車は無くなった。
キノピオハイウェイと比べると街中ではないからか一般車のバリエーションが減っており、セダン二種、タクシー、PTTトラック、
GXAバス、ピックアップトラックしか出てこない。
○GBA スカイガーデン
ルートが簡略化された代わりに、起伏やショートカットが追加された旧スカイガーデン。
『ツアー』からタイルの色が再び変更された。グライドボードはゴール直前なのでここで攻撃を喰らって落ちると辛い。
ちなみに3番目のコースに選ばれたGBAはスカイガーデンだけである。
○Tour ニンニンドージョー
からくりや
バナナに化けたヘイホーなど
忍者の要素がてんこ盛りの城のコース。
ニンテンドージョーではない。
起伏やルート分岐の激しいコース。段差の直後に急カーブというコンビネーションが多いため、迂闊なジャンプアクションはかえってタイムロスにつながることもある。
多くのアイテムボックスに何かしらのギミックが付随しており、普通に走って回収できるボックスがスタート直後のものとゴール直前のものしかない点には注意。
事前に仕掛けを把握しておかないとアイテム不足になりやすい。
ちなみに、背景にヒゲやニンニクといった意匠があることから
ワリオと関連がある城と思われるが、詳細は不明。
第2弾(2022年8月5日)
夏のコース追加パス。
ここでSFCの
マリオサーキットが追加され、一応リメイク皆勤賞を奪還した。
また、
歴代コースではないアイスビルディングの登場に多くの人を色々な意味で驚愕させた。
同時にアイテムボックスを割った後のリロード時間が更に短縮された。
また、保存できるゴーストの数が増えた。
カブカップ
○Tour ニューヨークドリーム
『ツアー』における始まりの都市コースであり、夜の東アメリカ市街地を走るコース。
2周目は最初の分岐が変わって公園のコーナーを逆走することになり、
3周目は公園に入らずにまっすぐ突っ切った上で、劇場とビルの中のコーナーを通ってゴールする形となる。
都会の真ん中らしく似たような風景が続くためか初見では迷子になりやすい。
『ツアー』からの変更点としてコース内の大部分の路面が濡れており、滑りやすいウェットコース仕様となっている。
『
Wii』『Tour』にも登場した元祖
マリオサーキットの一つ。
背景にブロックや旗などが追加された以外は概ね原型を留めている。
BGMでさえも。
シンプルそうな外見とは裏腹に複雑なコーナーが連続しており、特に中盤の鋭い
ヘアピンコーナーが難所。200ccでなくともドリフトブレーキを駆使しなければ曲がるのは至難の業。
○N64 カラカラさばく
汽車が走る砂漠のコース。GCの同名のコースと同じ作品で登場することとなった。
1周目は従来と同じルートだが、2周目ではなんと
2つ目の踏切の上に巨大なジャンプ台が出現。
従来の作品では入ったらコースアウト判定となる汽車の線路とトンネルを走行し、トンネルの手前で最終ラップに入ることとなる。
これはツアーで登場した「カラカラさばく2」の要素を含んでいるためである。
ただし、汽車にぶつかると転倒するのですれ違いは非常に危険。特に『ツアー』からの人は注意が必要。
ちなみにこの特殊な仕様上周回遅れが発生し、二つ目の踏切手前で先行車と周回遅れが並ぶと先行車視点では周回遅れが
ジャンプ台を貫通し、
周回遅れ視点では先行車が
見えないジャンプ台に乗るという現象が見られる。まぁ狙ってやらないと見られないが。
残念ながらN64のリメイクはこれが最後になってしまった。
巨大なピンボール台を舞台とするDSの人気コース。
スタート地点のグライダーで射出された後のコーナーのアウト側にあるダッシュボード地帯にアイテムボックスが追加されている。
また、先述したジュゲムの仕様変更により射出中に攻撃を喰らって落ちると、向こう岸へ釣り上げるためにかなり長い時間拘束されるので要注意。
逆に言えば入り口にバナナを仕掛けて相手プレイヤーを落とさせるという妨害が強力となったわけである。
追い抜き時とフリッパーの間に入った際の効果音を除いて、これまでのリメイクでもあったアイテムボックスのルーレット時やダッシュボード通過時の特殊な効果音は健在。
ただし終盤にあるフリップの下に入った時に流れる効果音はなぜかオミットされた。
余談だが、本編(『ツアー』を除く)でワルイージを使用してこのコースを走れるのは『DS』以来約17年ぶりとなる。また、このコースのみBGMが「DS ワリオスタジアム」と共通である。同じ曲ではあるがコースの雰囲気の違いから印象がだいぶ違う。
プロペラカップ
○Tour シドニーサンシャイン
遊園地やストーンヘンジ風のオブジェが置かれた公園など、オーストラリア最大の都市の各所を走るコース。
1周目でオペラハウスとハーバーブリッジを通過して一周、2周目以降は最初の分岐から左のS字コーナーが連続する公園を通過して先程のハーバーブリッジを逆走し、
最終ラップではさらにオペラハウスも逆走して正反対にゴールラインを踏むこととなる。
また、ハーバーブリッジ地帯でコース横を走る電車からは乗客がコインを投げてくれる。ツアーではキノコからボムへいまで投げていたので十分優しくなったものである。
他のツアー産コースに比べて距離が長いため、ルートを熟知するのは難しいか。
○GBA スノーランド
氷雪地帯を進むコース。『アドバンス』での初出から
21年の時を経て、初のリメイクを果たした。『ツアー』への収録は4か月後と遅め。
コースが雪原から凍った路面と池に変更、ペンギンがその場に留まらず滑って移動するようになる、池に落ちても凍結しない、
縦に並んだ大量のコインの削除、アイテムボックスがコースに沿って動くなど、他のGBA産コースと同様に変更点が多い…というかもはや別のコースである。
また、
BGMにイントロが追加されている。
○Wii キノコキャニオン
巨大なキノコが多数生えた渓谷のコース。
スタート直後のキノコによるショートカットの復活や洞窟地帯にあるグライダーを展開する青いキノコが中央に移動するなど『7』の要素を残しつつも原作準拠となっている。
ゴール前のダッシュキノコを利用した崖越えショートカットも健在。
ただでさえ難しい200ccだが、このコースでプレイすると勢い余ってキノコを飛び越しそのまま落下することが多くさらに難しくなる。
○Tour アイスビルディング
大量のアイスクリームで構成されたコース。
過去作のリメイクのはずなのに本作が初登場なのだが、これは『ツアー』で実装予定のコースの先行収録だからである。後で『ツアー』で収録するなら実質ツアー発の歴代コースである。
予告映像でも目玉コースの1つとして紹介されており、完全新規のコースが収録されると聞いて驚いた人も多いだろう。
コース内容はエキサイトバイクと同様にジャンプ台が複数設置された長い楕円形のコースではあるが、ジャンプ台の数はそちらの比ではないほど多い。
ジャンプアクションやミニターボでコンボを稼いでいくゲーム性の『ツアー』ならではのコースと言えよう。
また、DLCコースでは初めて反重力地帯が登場。上側のコーナーの中央の階段に設置された手すりに当たり判定が無く、触れることでスピンターボが可能なのでインコースではなく中央を攻めていく手段もあり。
第3弾(2022年12月8日)
冬のコース追加パス。
この辺りからスターカップ、スペシャルカップのコースも追加され始める。
何気に『Wii』以来の本編での
ハーフパイプが復活。
ワリオこうざんには最後まで追加されなかった
また、
レインボーロードが追加されたことで第6弾にも追加されるという期待が高まった。
新機能にアイテムスイッチが追加。VSレース時に出現するアイテムを自分で設定できる。
また、アイテムの「サンダー」が弱体化され、カイトでの滑空中にサンダーを食らっても落とされなくなった。ただしアカこうらやトゲゾーこうらでは従来通り落とされる。
ゴロいわカップ
○Tour ロンドンアベニュー
背景にビッグベンを臨む
イギリス・イングランド都市が舞台のコース。
1周目は下半分を、2周目は上半分を、最終ラップは1・2周目で走った部分を半分ずつ走っていくこととなる。
道中ではチーズランドと同じくワンワンが杭に繋がれているが、
最終ラップになると杭から外れて決まったルートを周回し始めるようになる。
ワンワンが解き放たれたロンドンは安全なのでしょうかね?
どの周回も複雑なコースを大回りすることになるため、ツアー産コースの中では比較的距離が長め。コインも全体的に疎らで少ない。
○GBA テレサレイク
10月に『ツアー』でリメイクされたばかりのテレサレイクが『デラックス』にも登場。
コース後半が水没・後半のインコースの橋がジャンプ台に変化・フェンスがぶつかっても落ちないといった『ツアー』での変更点に加え、『デラックス』では水没地帯が反重力になっている。
○3DS ロックロックマウンテン
ゴロいわカップの名の通りに追加された高低差が激しい山と森のコース。
基本的にコースの全貌はオリジナルと変わらないが、ラストの落石地帯に反重力ゾーンとスピンターボポイントが配置されている。
原作とのグラフィックの差(特に岩肌)がかなり分かりやすいコース。
○Wii メイプルツリーハウス
紅葉の綺麗なサトウカエデの木々が広がるコース。
『7』での変更点を引き継ぎつつ、グラフィックが変更されている。
道中のハナチャンに当たるとクラッシュするようになったため注意。
ムーンカップ
○Tour ベルリンシュトラーセ
一般車が走るドイツの市街地を舞台とするコース。
1周目はコース右下部分を走り、2周目ではコース右上を通って逆走、最終ラップではコースの左半分を走り逆走のままゴールする。
最終ラップでは何気にマリオカート本編初登場のバッタンがおり、倒れた後はジャンプアクションに使えるがタイミングが早いと勿論潰されるので注意。
一般車が走っていることに加えて複雑なコーナーや急な分岐が多く難易度は高い。
EDM×
オーケストラなbgmはツアーとはまた違ったアレンジになっており人気が高い。
○DS ピーチガーデン
ピーチ城を思わせる建物前に広がる、花々が咲き誇る庭園コース。発表は『デラックス』の方が遥か先だが、実装されたのは『ツアー』の方が先だった。
オリジナルからの変更点として、中盤の迷路地帯にある植え込みが噴水や
マリオファミリーのトピアリーに置き変わり、
円形の広場の中央にパックンフラワーが配置され
またピーチさんは物騒なのを植えてますな、チョロプーがモーモーカントリーと同じ仕様に変化。
2周目までは従来と同じルートだが、最終ラップでは古墳型の花壇地帯の左側にルートが変更、
そこからコースを逆走していくこととなる。
その性質上、トップを独走していると下位のプレイヤーと真正面からぶつかることもある。
○Tour メリーメリーマウンテン
煌びやかな電飾や数々のプレゼント箱の意匠を横目に雪上を走り抜ける華やかなコース。
変更点として終盤の下り坂が反重力ゾーンとなっており、このエリアでは「64
レインボーロード」よろしくそりを引く汽車からコインを投げてくれる。
このコースは2022年9月13日の「
Nintendo Direct」にて上記のピーチガーデンと共に先行発表され、そちらではこのコースはゴロいわカップ収録の予定だったが実装時には両方ともムーンカップでの収録となった。ハーフパイプの初お披露目もこのコースPV。
セクション制の長大な虹と月の道。月の部分が正式に反重力になった。
ビジュアル面が大幅にリメイクされ、オリジナルと比べて道が透き通った色となり、道中で通過する惑星の数々もリアルに変化。
全体的にマットな質感の多かった追加コースの中では一際煌びやかに感じられるだろう。
なお、序盤の惑星の周囲を回る部分では飛び降りてショートカットできそうだが、そこに乗れたとしてもジュゲムに戻されるため残念ながら不可能である。
また、3周目のベルトコンベアのSEとトンネルを抜けた先に見える太陽も何故か無くなった。
第4弾(2023年3月9日)
新年一発目のコース追加。またもや完全新規コースが追加された。
キャラクター&パーツ性能に調整が入り、中量級キャラが全体的に上方修正された結果、
本作発売から長らく続いたワルイージ一強環境が終結というまさかの事態に。
また、新キャラクターに
「キャサリン(9色)」が登場。『ツアー』を除くと家庭版への参戦は『Wii』以来であり、性能はヨッシーと同じ。
フルーツカップ
アイテムはヨッシーの好物であるきのみ。
○Tour アムステルダムブルーム
オランダ首都を駆け抜けるコース。
1周目は風車が並び建つ上半分を、2周目は運河の中を行く右半分を、
最終ラップは運河に加えてチューリップとパックンフラワーが咲き誇るキューケンホフ公園を通る下半分を走っていく。
都市系コースでは珍しく水中を進む場面が多い。
○GBA リバーサイドパーク
夕暮れのジャングルの川岸を走るコース。円形の洞窟を通って滝を突っ切り、スタート地点に戻る。
『ツアー』からの変更点として道中にフーフーパックンが配置。バナナやキノコをフーフーしており、攻撃すると吹いていたものを落とす。道中のアイテムボックスを割る能力もある。
○Wii DKスノーボードクロス
スキー場を舞台とするコース。
背景の
マリオの像がドンキーコングの像になったことと道中のモーグルのコースにあるコブが大きくなったこと以外はほぼ原作と同じ。
もちろん各所に配置されたハーフパイプと、あの
二段ショートカットも健在である。
○Tour ヨッシーアイランド
先行登場コースの一つ。『
スーパーマリオ ヨッシーアイランド』がモチーフで、コインのデザインやスタート・リザルトのBGMも原作のアレンジとなっている。
道中にはたけうま
ヘイホー・かるがーも・さかさ
パックンフラワーが、背景にはワンワンドスン・あほーどり・ウンババなどの同作
オリジナルキャラクターが多数登場しており、
前者に至ってはぶつかったり近づいたりした際の効果音までもが原作準拠。
コース終盤のグライダーで飛び降りる場面ではハテナ雲が飛んでおり、ぶつかると空中に道が出現して大幅なショートカットが可能。
ブーメランカップ
○Tour バンコクラッシュ
夕暮れのタイの街を駆け抜けるコース。
1周目は川とマーケットを通る左半分を、2周目は駅のホームを飛び越える上半分を、最終ラップでは露店のテントをトランポリンにして進む右下を走っていく。
高架下のインクパックンが嚙みつかないタイプの
パックンフラワー(N64ピーチサーキットにいたやつ)に変更され、レースに影響しなくなっている。
また、背景ではGBA リボンロードに出ていた「KUNG FU LAKITU(カンフー・ジュゲム)」の続編と思しき映画「KUNG FU MASTER LAKITU(カンフー・マスター・ジュゲム)」の宣伝ポスター(近日公開)が貼られている。
○DS マリオサーキット
ピーチ城と森をつなぐように作られたコース。『ツアー』とほぼ同時に、初登場から実に18年越しのリメイク登場。エイトクロスサーキット「解せぬ」
コースの形状やギミックはほぼ原作に忠実。S字コーナー地帯の2体のファイアパックンも健在。
『ツアー』との最大の違いは、最終ラップで森のエリア内にハナチャンが出現するようになったこと。
○GC ワルイージスタジアム
第4弾にしてようやく追加された『ダブルダッシュ!!』からのリメイクコース。『ツアー』への収録は3か月後と少々遅め。
『
Wii』準拠のため道幅が広くハーフパイプもある。ジャンプアクション時の歓声も健在。
新たな変更点として一部の
パックンフラワーのハリボテの角度が変わり、道中にタイヤと金網の道が配置された。
2ヶ所ある金網の道にはハーフパイプを使うことで乗ることができ、2つ目の金網は反重力+グライドボードつきとなっている。
BGMはイントロが1回しか流れなくなった。
○Tour シンガポールスプラッシュ
夜景の煌めく夜のシンガポールの街を行くコース。水のグラフィックが凄く綺麗に。
例によってラップ毎にルートが変わるのだが、今回は1周回してからセクション制に移行する変則型。
1周目は大砲でインフィニティプールまで飛んだ後にグライダーで一気に飛び降りるコース中央を通ってスタートラインへ。
2周目はS字コーナーが連続する中華街を通った後にマーライオンの目の前を滑空し、さらにダッシュパネルジャンプしながら3セクション目に突入。
ベルトコンベアとイルミネーションが目立つガーデンズ・バイ・ザ・ベイやヘリックスブリッジを通った後は再び中華街を周って逆走ゴールする。
原作の中華街地帯で流れていた中華風アレンジの
BGMは本作でも健在。
特に落とサン廃止の影響を1番受けたと思われるコースである
第5弾(2023年7月12日)
去年より少し早く配信された。
今回はツアーだけでなく
Wiiも複数追加され実質4作品のみとなった。
キャラクター&パーツが更に調整され、シリーズ初となる
中量級の強い環境になった。
新キャラクターは
主にクッパ軍団からの追加。
カメックは『64』で没になって以来27年越しとなる、念願の据え置き機参戦を果たした。
ハナチャンがハナチャンバギーに搭乗するなんてことも可能。
ハネカップ
○Tour アテネポリス
ギリシャの遺跡群を走る都市コース。
今回は最初がセクション分割された逆走2周分という超変則ルートを取る。
1セクション目はアクロポリスとパルテノン神殿を抜けた後にディオニューソス劇場を含むS字コーナーを経由してグライダーで劇場の上に向かう左下を通ってマップ下側のチェックポイントへ。
2セクション目はそこから劇場に飛び降りた後に1周目序盤に通ったルートを一部逆走しつつ左上を走り、階段を上り正面からスタート地点に戻る。
3セクション目は市街地付近を通った後に緩やかなコーナーが連続する落石地帯を抜けて、2ラップ目と同じく階段を上りながら正面からゴールする。
元々コンボを稼ぐ『ツアー』からの出典である故か階段や石柱が多く点在するため、ジャンプアクションを稼ぎやすい。
しかしブラインドコーナーもたくさんで、初見のうちは登り坂の終わり際で苦戦することになるだろう。
○GC デイジークルーザー
豪華客船を舞台とするコース。『7』と同様に序盤の
プールにも入れる。
プールに浮き輪に乗って回っているクリボー、動くテーブル席に観客が追加された。
ダートが無い分、道の狭い箇所が多い。
○Wii ムーンリッジ&ハイウェイ
夜の
高速道路と繁華街のコース。シームレスに変わるbgmも健在。
コース後半のダッシュボードの位置が毎回変わるようになった。
また、一般車の数が『ツアー』よりもさらに減っている。
ただし、あの恐怖のボムへいカーは健在である。
○Tour シャボンロード
先行登場コースの一つ。舞台は巨大なバスルームへ。
バスルームと言うだけあって水中を走る場面が多く、洗面器の中を通った後は風呂に飛び込み、排水管の中を進む長いS字コーナーを超えた後は、
石鹸の飛び散ったエリアからグライダーで
トイレを飛び越えてタオルの道を進みスタート地点に戻るというルートを通って行く。
2周目以降はグライダーで滑空中に
トイレのウォシュレットを使ってジャンプアクションができる。
このウォシュレットを使って別ルートに行くことができ、こちらはグライダーでスタート地点に戻っていく。
チェリーカップ
アイテムは3Dワールドよりダブルチェリー。
○Tour ロサンゼルスコースト
アメリカ西海岸のサンタモニカを舞台とする都市コース。
今回はスタートラインではなく左中央のチェックポイントを2度通る構成のセクション制。
1セクション目はカニさんを避けながらサンタモニカステートビーチを進む左上を通ってチェックポイント、
2セクション目はドジャー・スタジアム上空をグライダーで飛び越えた後に緩やかなコーナーが連続する右下を周る。
3セクション目は複雑なコーナーが連続する油田を通る左下を走ってゴールラインへ。
タイミングが悪いと油田の掘削機に引っかかってタイムロスとなるため、見極めたいところ。
『ツアー』からの大きな変更点として、時間帯が夕方から真昼に変更され、
BGMからコーラスがなくなっている。
○GBA サンセットこうや
夕日の眩しい荒野のコース。ほぼ平らなのと直線が増えたのもあり、本作に登場するGBA産コースの中では最もシンプル。
ツルハシを持ちながら踊る
ヘイホーに何か当たると、コインを落とすようになった。
GBAであった周回の度に日没が進んで行く演出は
何故か無しになり一部で物議を醸した。
○Wii ノコノコみさき
急流と海中を走る話題沸騰中のノコノココース。
アイテムボックスの配置など過去作の要素を統合しつつ、細かな変更点も多い。
新たに海中トンネルが反重力になり、スピンターボポイントが追加されている。
7でオミットされていた渓流のbgmが復活した。
○Tour バンクーバーバレー
夜のカナダの大都市を駆け抜けるコース。
1周目はキャピラノ吊り橋を通る右側を、2周目は森林公園地帯を抜けてロジャーズ・アリーナを通過する左上を、
最終ラップは急なコーナーが続くトンネルを通って再びアリーナを通過してゴールする。
オリジナルからの変更点として、1周目の吊り橋のS字コーナー地帯が反重力になりスピンターボポイントが追加された他、
アリーナ内の
ヘイホーがシャーベットランドの個体と同じ挙動になっている。
第6弾(2023年11月9日)
遂に迎えた最後のアップデート。最終弾なだけあってコースも難しいものが多い。
キャラやパーツの最終調整もなされ、完全に中量級が台頭する環境になった。
また、打開が出来ないように、同じアイテムボックスを連続で割るとアイテムのグレードが下がる仕様になった。
新キャラクターは
待望のファンキー復活。
ディディー共々、『
Wii』以来の参戦であり、『ツアー』のURキャラだったポリーンとキノピーチは初めて家庭版に参戦。
ポリーンとキノピーチは搭乗するマシンが
バイクもしくはバギーだとピーチ・デイジー・ロゼッタ同様、ライダースーツに変わる。
加えてMiiスーツが大量に追加された。
また、ありそうでなかった
サウンドトラックが追加。
バトルコースや複数
BGMのあるコースもきっちり全曲収録されている。
唯一残念なのはファイナルラップ版と1位になった時に流れるイケイケトラックが聴けないことか。
ついでにアイテムボックスを割った後のリロード時間が更に更に短縮された。
ドングリカップ
○Tour ローマアバンティ
夜のイタリアの街を駆け巡るコース。
1周目はコロッセオ内部の坂道を1周してローマ市庁舎前とナヴォ―ナ広場を通過する右上を、
2周目はナヴォ―ナ広場に加えてスペイン広場と『ローマの休日』で有名な大階段を駆け上がって再び広場に戻る左下を、
最終ラップはトレビの泉をグライダーで飛び越えて2匹のワンワンがいるコロッセオ内部を直進した後に1周目で通過した場所をまた通ってゴールする。
2周目直後で後続のプレイヤーとかち合うため、スターやキラーの流れ弾に注意。
○GC DKマウンテン
火山と坂道のコース。ディノディノジャングルではなかった。
山道のダートや体当たりで壊せる小さな落石がなく、ゴール直前の吊り橋でジャンプアクションができる。
加えて本作ではスタート直後のダート内と山道のジャンプ台にDKバレルが置かれている。
○Wii デイジーサーキット
夕陽が綺麗な海沿いの街のコース。ルイデジ銅像はTourのグラフィックのまま。
ショートカットエリアは書き割りとグライドボードはそのままにダートに戻った。
トンネルを抜けた直後にジャンプ台とダッシュボードが新たに配置されている。
○Tour パックンしんでん
海中に水没した神殿を走るコース。
ボスパックンが祀られている。
都市系コースと同様に原作で複数のルートがあるため、本作ではラップごとにルートが変化する。
1周目は水中をまっすぐ進んでコーナーを過ぎた後に
パックンフラワーが点在する地上を通ってグライダーで水中に戻る右側を、
2周目は角ばったコーナーで構成された遺跡のある左上を、最終ラップでは間欠泉が噴き出しウツボが嚙みついてくる洞窟を進む下側を走ってゴールする。
トゲゾーカップ
アイテムは
マリオカートシリーズのトラウマ、トゲゾーこうら。
奇しくも2コース目以降の組み合わせは『7』のスペシャルカップと似ている。
○Tour マドリードグランデ
『ツアー』、『デラックス』共に最後の都市コースはスペイン首都が舞台。
1周目は左側のマヨール広場から、
パックンフラワーが待ち構えるアトーチャ駅やプラド美術館を背景に、複雑なコーナーが連続するテクニカルコースとなり、
2周目は中央でドッスンの配置されたセラダ市場と再びのマヨール広場を通過し、マドリード王宮のお堀をグライダーで飛び越えてゴールラインへ、
最終ラップは市場直前で右側に移り、クリボーの点在するグランビア通りと
エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウのピッチを縦断してフィニッシュとなる。
スタジアム内は靴クリボーが蹴り合う巨大サッカーボールを避ける必要がある。
マヨール広場で眠っているハナチャンは2周目になると動き出すが、眠っている場合でも当たるとクラッシュするので必ず避けるべし。
bgmが通常・美術館・スタジアムの三種類あるが後者2曲を聞ける範囲は僅かしかない。
○3DS ロゼッタプラネット
氷の惑星のコース。第6弾までにロゼッタとデイジーの名を冠するコースは追加されたが、ルイージの名を冠するコースは最後まで追加されませんでした
ペンギンのいるエリア直前のハーフパイプとゴール直前のショートカット用のジャンプ台が追加されたこと以外はオリジナルやツアーとほとんど変わらない。
○SFC クッパじょう3
長らく未リメイクによる冬の時代が続いた初代
クッパキャッスルの一つ。『デラックス』のDLCでも伝統のセミファイナル。
…なのだが、壁の上にダッシュボードやアイテムボックスがある、傾斜が追加されている、
ゴール直前の段差の下にドッスンがいるなど、他のSFC産コースと違い『ツアー』で魔改造を受けた。
そのゴール直前にいるドッスンは何とジャンプ判定ありなのでJA可能である
『デラックス』ではそれらに加えて最初のジャンプ台が1つ目の
ヘアピンコーナーまでが反重力ゾーンとなっている。
ちなみにSFC出身のコースで反重力エリアがあるのはこのコースが初にして唯一。
○Wii レインボーロード
『デラックス』のDLCのトリを飾るのは集大成と言われる『
Wii』の虹道。グラフィックは3DS虹道程ではないがだいぶ洗練されている。
中盤の2つの大穴は再び飛び越えられるようになり、コース全体が反重力となった。
落下すると大気圏に突入する演出は健在。
『Wii』に偏っているのに唯一ハブられたカラカラいせきェ…
そして、追加パス全てのコースを3位以内でゴールすることで、新たなエンディングを視聴できる。
余談
- 『ツアー』出身コースは計20コースと追加分の約4割を占める。
とはいえ、本作と『ツアー』のゲーム性はそれぞれ大きく異なるため、本作の慣れ親しんだシステムで『ツアー』のコースを大画面で走れるという新鮮味がある。
なおかつ『ツアー』はソーシャルゲームである以上、いつサービス終了するかも、その場合にオフラインアプリとして改修してくれるかどうかも分からない。故に本DLCで『ツアー』のコースを一通り収録しておき、いつでも遊べるようにしておくのも狙いの一つなのだろう。- ちなみに理由は不明だが、都市コースではない『ツアー』のコースには何故か「Tour」の表記が無い。
- 『ツアー』初出コースのうち、ドカンキャニオンだけが追加されなかった。また次回作に期待しよう。
- 第3弾と同時に追加されたアイテムスイッチだが、活用次第で様々な遊び方ができる。
- 例としてはキノコ類やキラーといった加速アイテムのみで200ccを走るF-ZERO志向のハイスピード重視構成や、コインやバナナ・コウラ等の高確率アイテムを軒並みオフにして強いアイテムだけで固めた贅沢かつハチャメチャなレースに仕立てるなど。
- 一方で、アイテムをトゲゾーこうらだけにするなどというカオスな活用法もよく見受けられ、このような1位狙いアイテム縛りの場合は互いに1位を擦り付け合うレースとしてはあるまじき光景も。
一方で、ダッシュキノコ・スーパークラクションと組み合わせてトゲゾーの回避の練習をしたり、キラーやスターとの組み合わせでトゲゾーをギリギリまで引き付けて回避するといったアレンジもある。
- ちなみに、アイテムありの状態でアイテムスイッチをすべてOFF・またはミラクル8のみにした場合は自動的にダッシュキノコが追加されるようになっている。
追記修正は200ccで96コースを優勝してからお願いします。
- 難癖だな -- 名無しさん (2024-07-02 13:20:28)
- ハブられたドカンキャニオン… -- 名無しさん (2024-07-02 15:29:14)
- 立て乙。元項目のコメントでもあったようにツアーがいつかサ終する前にコースを保存するという意図もあるのかしら。 -- 名無しさん (2024-07-02 15:57:19)
- ほんとに難癖 -- 名無しさん (2024-07-02 16:52:23)
- まあ次世代機用やらSwitchの別の新作もあるからそこまで手はかけられない面もあるとは思う。だからNO加入で無料にしたのかもね -- 名無しさん (2024-07-02 17:01:55)
- ツアーの方はもう新規コースないからね 役目を終えた -- 名無しさん (2024-07-02 17:10:33)
- 編集者がツアー嫌いなだけだろこれ -- 名無しさん (2024-07-02 18:35:18)
- 余談はTour表記がない件とドカンキャニオンがない件以外は要らないのでは?あと『Tour』表記と『ツアー』が混じっているので統一した方がいいかと -- 名無しさん (2024-07-02 19:02:00)
- ツアー嫌いが書いたのかこれ? -- 名無しさん (2024-07-02 20:18:42)
- ↑2 同意見だな。自分もその辺の記載は必要ないと思う。 -- 名無しさん (2024-07-02 20:29:43)
- 余談項はツアーへの難癖が見られたからほぼ書き直した。ツアーのコースはどれも限定にしとくには勿体なかったし、別にツアー中心のラインナップでも文句はなかったんだけどな -- 名無しさん (2024-07-02 22:35:05)
- 新キャラの解説の「活躍できていない」もそのキャラが好きな人を不快にさせるかもしれない、と判断したので書き直させていただきました。 -- 名無しさん (2024-07-03 08:56:03)
- 別に難癖には見えなかったけどね。書いてたことは事実だし。 -- 名無しさん (2024-07-03 11:04:24)
- お、本人か? -- 名無しさん (2024-07-03 15:14:53)
- どれだけ不快に感じた人が多かったのか上が見えんのか -- 名無しさん (2024-07-03 16:46:21)
- 別にツアーコースが多いとかの事実は削られてないでしょ 個人の感想みたいな部分が削られただけで -- 名無しさん (2024-07-03 16:59:18)
- ツアーやったこと無かった自分としては今まで見たことも無いステージで走れるのは爽快だったけどな -- 名無しさん (2024-07-04 12:58:58)
- ツアー系は二週目からルートが変わるから慣れるのが大変、ピーチガーデンみたいに最後だけ周回変わるのはありだけど。あと追加前半組はグラしょぼすぎてガッカリ、後半につれ改善されていったけど自国モチーフのトーキョーのしょぼさは何とかしてほしかった。 -- 名無しさん (2024-07-04 16:01:47)
- なんか背景のモブとして出てくるキノピオやヨッシーなどがデカすぎる気が… -- 名無しさん (2024-07-05 05:41:36)
- ↑背景のモブはプレイヤーのキノピオやヨッシーたちはおろか、8本編のモブよりでかい -- 名無しさん (2024-07-05 21:49:19)
- ↑3 東京は街そのものがしょぼいのでどうにもならない。ツアーにはないが名古屋、京都、大阪のいずれかなら外観、内容ともにしょぼくなることはなかっただろうし、別に首都を実装しなければならないというルールもないしな -- 名無しさん (2024-07-12 10:13:21)
- シャインカップが無いのは社員カップと間違えやすいためか? -- 名無しさん (2024-09-05 04:01:42)
- 事後報告となりますが。2024-10-22 08:31:44の221.190.141.126のコメントをもう終わったことに対する項目作成者への中傷紛いのコメントを理由に荒らし報告ページに報告しました。 -- 名無しさん (2024-10-24 08:48:17)
- 報告対象のコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2024-11-02 04:48:45)
- シドニーコースの初見はコナンでひどい目にあった場所だったな -- 名無しさん (2024-11-03 17:41:21)
最終更新:2025年02月10日 19:38