登録日:2024/08/18 Sun 00:12:00
更新日:2025/05/25 Sun 23:16:43
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ボムへい/ボム兵(Bob-omb)とは、スーパーマリオシリーズに登場するキャラクターである。
概要
『
スーパーマリオブラザーズ3』で初登場したクッパ軍団の一員。
目と足、背中にネジ巻きの付いた
爆弾という一目でどんな敵なのか非常にわかりやすい見た目をしている。ネジ巻きは無い作品もある。
現在の
「ネジ巻き・導火線・黒色」のデザインは『Newマリオ』で完成された。
鳴き声?は
「ウェウウウェウェウェウェ」みたいな感じ。丸っこいデザインでかわいい。
何らかの攻撃を当てて動きを止めると、爆弾の名の通り一定時間後に爆発して
マリオに攻撃する。作品によっては砲台から出てくる。
『3』当時の爆発は花火っぽかったが、64から爆発のグラフィックがリアルなものになった。
爆発しそうになると点滅し、
Wii以降の一部作品ではサイレン音が鳴る。
踏みつけやスピンジャンプ、ファイアボールでは倒せないのが厄介だが、持つことで投擲武器にすることもできる。
爆発でブロックや障害物を破壊できるため、その性質上謎解きに用いられることもしばしば。
3D作品
3D作品では近づいた時点で起爆して
マリオに接近した後に自爆する。
『
スーパーマリオ64』では、順当に進むと行進するボムへいがデカデカと描かれた「
ボムへいのせんじょう」が最初のステージとなるため、プレイヤーの印象も強いだろう。
普段はぼんやりとウロウロしているだけだが、視界に入ると導火線に火を付けながら早歩きで近寄って来、一定時間後に爆発する。
後ろからパンチかボディアタックをすると爆発待機状態で持ち上げることが出来、投げると残時間に関わらず爆発する。
『
スーパーマリオサンシャイン』ではネジ巻きが頭頂部に移動し、顔がデジタルディスプレイになっている全く別のデザインに変更。
水をかけると動きが止まり持ち運べるようになる。
マリオカートシリーズ
前後に投げ分けができ、前に投げると山なりにある程度飛び、後ろに投げるとバナナなどのように設置される。
投げると地形で反射するうえに爆風が割と広いため、巻き込まれ事故注意が必要。
バトルモード
「ドッカン!ボムへい」では大量のボムへいが飛び交う。
『
ツアー』ではダブルボムへい・ボムへいキャノン・ギガボムへいが登場。
RPGシリーズでも高頻度で登場。
元祖RPGでは雑魚敵として、ペーパーでは敵・味方両方で、マリルイでは様々な亜種が登場している。
なお、一般人として登場する場合は語尾に「ボム」が付く事が多いが、固有名詞付きのキャラはそれが付かない場合も多い。
大乱闘!スマッシュブラザーズシリーズ
スマブラシリーズではアイテムとして登場。破壊力抜群。
出現してから拾わずに放っておくと動き出し、一定時間経つかファイターに接触すると爆発する。
たまに
ピーチ/
デイジーが下必殺ワザで引っこ抜くことがある。そのせいで乱闘ブレイカーとか言われることも…。
『DX』以降ではサドンデス突入時に決着がつかないままでいると画面中にボムへいが降り注ぐ。
マリオメーカーシリーズ
『スーパーマリオメーカー』ではパーツとして登場。
シェイクすると起爆状態に変化。
ブラックパックンで潰すと即座に爆発するため仕掛けに使われることも多い。
また、クッパクラウンに乗ったクッパがクラウン内部から投げてくる。
パズドラ
『パズル&ドラゴンズ スーパーマリオエディション』ではなんと
光属性。
進化するとジュゲムが同伴する。
映画作品
映画『
スーパーマリオ 魔界帝国の女神』では敵ではなく、キノコの王が提供したアイテムとして登場。
原語版では上記の英語表記だが、吹替版では「ボム爆弾」と呼ばれている。
なんだその「頭痛が痛い」みたいな
ピンポン玉よりも一回り小さいぐらいのゼンマイ式オモチャのような見た目だが、それを見た町の人々が悲鳴を上げて
逃げるほどには有名な高火力爆弾。
クッパとの決戦で
マリオが繰り出すも地面の陥没に飲まれて失敗したかと思われたが、その後もきっちり前進を続けており、
ブルックリンへのワープも経ての混迷した決戦の最中、ついにクッパまで到達して爆発。彼を天高く舞い上がらせる程の大打撃を与えた。
その他外部出演
ゼルダの伝説シリーズのGB『
夢をみる島』では、レベル3
ダンジョン「カギのあなぐら」でボマーという名の雑魚敵としてゲスト出演している。
基本的には部屋の中をウロウロするだけなのだが、攻撃を与えた際の挙動が2種類存在する。
一つは攻撃を与えると部屋の中を高速で動き回った上で爆発するという物。
その際はリンクも体当たりでダメージを受ける事が多いのだが、ボマーの攻撃力は
ハート一つ分という事に加えて、性質上連続ヒットしやすい。馴れていない場合はボマーの体当たりでみるみるうちに体力を削られ、
ゲームオーバー送りになる事もある。
なお、Swichでのリメイク版ではダメージの量が
ハート半分に減少しているので、脅威度が下がっている。
もう一方は、攻撃を加えたボマーがリンクを付け回し、3秒のカウントを経て爆発するという物。
所謂「
カウントボム」の様な形式なのだが、
ボマーの表情がニヤっとした物になるので、正直イラっと来るかも知れない。
派生種
全ての亜種を網羅しているわけではないので追記求む。
敵対的なボムへい
『
スーパーマリオRPG』に登場したボムへいの上位種…一応。
全体的に紫がかっている。
下位種のすぐ後のステージに出てくるせいかほとんどステータスが変わってないどころかHPに至っては半分未満に減っている…
項目冒頭の台詞は彼の
心情。
『スーパーマリオRPG』に登場したちっさいボムへい。
これでも岩で塞がれた通路を破壊する威力を誇る。
しかし敵の時はペパット戦にしかでてこない水増しキャラのためか、ボムへいやハイボムと違いグラフィックが不動の一枚絵。
リメイク版では縮尺のちっちゃなボムへいに。
火、付いてます。あぶないきょりです。ばくはつします。あぶないきょりです。
『スーパーマリオRPG』で登場したでかいボムへい。
プチボムより描画が鮮明になったがやっぱりグラフィックは不動。
リメイクで縮尺違いになったのもプチボムと同じ。
SFCではビッ
ク
ボムと誤植されていた。ビックカメラ的な
『スーパーマリオRPG』で登場した
超デカいボムへい。下記のボムキングと紛らわしい。
初登場ではペパットを踏みつぶし、降ってきた岩の衝撃で誤爆したので戦うことはできない。
クッパ城にいるカメザードが召喚したところでようやく戦える。
例によって一枚絵だが、イベント時は普通にアニメーションがある。やはりキングは格が違った。
技はちょうじばくのみ。他と違い魔法攻撃。
防御力は非常に高いが作中唯一ジャンプ弱点かつ魔法防御が0なので最大ダメージ狙いの標的にされることも。
(
マリオを魔法ボーナス全振りでLV30にしてジャンパースカーフとスーパージャンパーを装備させてATTACK UPをかけ、ウルトラジャンプを100連続コマンド成功させれば最大ダメージを叩き出すことが原理的にはできる。ただし難易度はとんでもなく高い。)
SFC版だと自爆させるとカメザードが
一切動かなくなる。
『
スーパーマリオ64』で初登場したボムへいの王。手がある。
ボムへいのせんじょうの舞台の頂上で待ち構えており、本作最初のボスとなる。
マリオに場外に投げ出されると仕切り直すが、自分は平気で場外に投げ飛ばす御方。
64DSだと2回戦う機会があり、1戦目ではボムへいを投げてくる。
現在もしばしば登場する64ボスの中ではダントツで出世したやつ。
ツアーでは金色に輝く亜種がいる。
ゲドンコ星人の保有するボムへい。ボムキングくらいデカい。
ゲドンコサポーターと呼ばれる3体の
ゲドンコ星人が掲げており、
マリオ側にトスして爆発させようとする。
また、掲げているゲドンコサポーターを上手いこと倒さないとこちら側に転がってくる。
『
Newスーパーマリオブラザーズ』に登場したボムへいとは似つかない顔をした
花火。3の形の唇と卵の殻のような下半身が特徴。
普通に踏むだけで倒すことができるが、ファイアボールか火山弾に当たると起爆し、走り回った末に飛び上がって爆発する。
『
マリオ&ルイージRPG3!!!』に登場した目覚まし時計みたいなボムへい。ラストダンジョンに登場。
ゴーネムという眠っているモンスターと一緒に現れ、爆発してゴーネムを起こそうとする。
『マリオvs.ドンキーコング2』に登場した水中専用のボムへい。通常のコースには登場せず、ステージエディットでのみその勇姿を見ることができる。
近付くと逆さまになって浮かび上がり自爆する。攻撃範囲が見た目以上に広い。
『ダブルダッシュ』と『
マリオカートWii』に登場した車輪付きのボムへい。
都心と
高速道路を走っており、接触かアイテムに触れると爆発する。
危険すぎる車両なのだが、なぜか料金所で止められない。
『
マリオカート ツアー』に登場するデカいボムへい。
通常のボムへいの強化版みたいな性能であり、投げると何度かバウンドした後に広範囲の爆発を起こす。
『
スーパーマリオブラザーズ ワンダー』に登場する、3色の乾電池のような形のボムへい。ハナビボムへいとは別物。
踏むと点火するのはいつも通りだが、しばらくすると上から
パージして花火を打ち上げる。
花火は当たり判定はあるが操作キャラへのダメージ判定がなく、意外と安全性重視の設計のようだ。
味方・友好的なボムへい
『
スーパーマリオ64』で登場した赤いボムへい。
通常のボムへいと違い導火線が無く、そのためか穏健派寄り。
黒いいつものボムへいと戦争しているらしく、
マリオに大砲を提供してくれる。
各ステージの大砲を解禁するにはまず赤ボムへいを見つけなければならない。
たかいたかいマウンテンや
レインボークルーズの赤ボムへいは皆探すのに苦労したと思われる。
DS版では赤コインの場所や変身帽子のありかをマップに表示して教えてくれる者もいる。
『
ペーパーマリオRPG』で登場した伝説の船乗りボムへい。ネジ巻きは舵輪。
とある事情により本編開始前には船乗りを引退してしまったらしいが……?
バンダナと眼帯をした船乗りのボムへい。男らしい見た目をしているがお化けには弱い。
ゴロツキタウン西部で、かの
ボムへいくじを営んでいる焦茶色のボムへいだボム。
みんなは
時間なんていじらないはずだボム。
軍帽を被った白いボムへい。傷心旅行に出ているらしくハナハナ村で見かけることができる。
その後も放浪を続けているらしいが……
金ピカの「ゴールドマン」、銀ピカの「シルビア」、銅ピカの「コナリキン」からなる家庭。
見た目通り金持ちでステージ3からちょくちょく関わる。
『
ペーパーマリオ オリガミキング』で登場した気だるげなボムひら…じゃなくてボムへい。
お披露目当時は「仲間システム復活か!?」とファンを歓喜させた。だが……
近似種
『
夢工場ドキドキパニック』/『
スーパーマリオUSA』に登場した爆弾。
ほぼ間違いなくボムへいの原型となったキャラクター。
海外版の名称はボムへいと同じく"Bob-omb"となっており、姿こそ違うが同種として扱われているようである。
FC版では手足のある鉄球にしか見えないが、マリコレ版ではちゃんと爆弾になった。
爆発すると
みたいにアメコミチックな描写に。
地面に埋まっている個体もいる他、トンドルが掴んでいるものを投下して爆撃してくることもある。
後部に炎が連なった鉄球。
身体を構成する炎を吐き出して攻撃し、それが無くなると爆発する、いわば空中仕様のボム兵。
『スーパーマリオ64DS』ではその場に固定されて、近づくと炎を吐き出す罠のような敵だった。ヨッシーで飲み込むと炎が吐けるようになる。
足が一輪車になっててちょんまげのようなものが付いているボムへいに似たキャラクター。
体色は紫で赤い大きな手が特徴。
爆発はせず、ボムキングのように
マリオを掴んで放り投げる。ダメージは無いが、奈落があるステージだとそのまま死ぬこともあるためちょっとした
トラウマ要素。
『
マリオ&ルイージRPG』に登場する顔部分がデジタル数字になっている爆弾。
ターンが進む毎に数字が減り、0になると大爆発してマリルイを葬る。
0表記のまましばらくキープすることもできるようだ。
『
スーパーペーパーマリオ』のカメレゴン城で登場するネコ型爆弾。
ドカニャンから放たれるタイプと
ゴシュジンサマことカメレゴンに呼ばれるタイプがおり、後者は長いアンテナを生やしている。
余談
FC版『マリオ3』の点滅・爆風の色はマリオ/ルイージの状態で変化する。
グラフィック上は手の無いボムへいだが、時折手が出てくる作品もある。
ボムキングは普通に手があるし。
『New スーパーマリオブラザーズ』の対戦用ミニゲーム「ボムへいリバーシ」では1P〜4Pが順に赤、緑、黄、青のボムへいを用いてリバーシを行う。
あぶないよ。 はじけちゃうよ。 いたいよって なんどいったら わかるんだろ。
追記・修正はすんごいバクハツでお願いします。
- 「ヘビーボム/ジャイアントボム」という単語を見てビーダマンを想像したのは私だけではないと思いたい -- 名無しさん (2024-08-18 00:26:16)
- 実写映画「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」ではゼンマイ仕掛けのおもちゃみたいな見た目なのにクッパを吹き飛ばしてたな -- 名無しさん (2024-08-18 01:46:46)
- ピンキーかわいいよピンキー -- 名無しさん (2024-08-18 08:37:29)
- 爆発が作品によって生命の終わりだったり、死なずに何度も技で使えたりする作品もあったりでややこしい。映画だと溶岩のついた槍をピーチに投げられて点火したボムキングの諦めの表情が印象的だったな -- 名無しさん (2024-08-18 11:18:21)
- 何故爆発するための存在に自我をつけてしまったのか…哀愁漂う存在 -- 名無しさん (2024-08-18 20:22:50)
- ばくだんいわ「ナカーマ」 -- 名無しさん (2024-08-19 13:18:40)
- マリオ3より前にUSAで出てたよね?って思って調べたけどあれ別キャラなのね -- 名無しさん (2024-08-21 17:49:51)
最終更新:2025年05月25日 23:16