ボムへい(マリオシリーズ)

登録日:2024/08/18 Sun 00:12:00
更新日:2024/11/23 Sat 20:54:00
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しょせん消えてなくなる運命。だとしたら最後くらい


ボムへい/ボム兵(Bob-omb)とは、スーパーマリオシリーズに登場するキャラクターである。


概要

スーパーマリオブラザーズ3』で初登場したクッパ軍団の一員。
目と足*1、背中にネジ巻きの付いた爆弾という一目でどんな敵なのか非常にわかりやすい見た目をしている。ネジ巻きは無い作品もある。
現在の「ネジ巻き・導火線・黒色」のデザインは『Newマリオ』で完成された。
鳴き声?は「ウェウウウェウェウェウェ」みたいな感じ。丸っこいデザインでかわいい。

何らかの攻撃を当てて動きを止めると、爆弾の名の通り一定時間後に爆発してマリオに攻撃する。作品によっては砲台から出てくる。

『3』当時の爆発は花火っぽかったが、64から爆発のグラフィックがリアルなものになった。
爆発しそうになると点滅し、Wii以降の一部作品ではサイレン音が鳴る。
踏みつけやスピンジャンプ、ファイアボールでは倒せないのが厄介だが、持つことで投擲武器にすることもできる。

爆発でブロックや障害物を破壊できるため、その性質上謎解きに用いられることもしばしば。

3D作品

3D作品では近づいた時点で起爆してマリオに接近した後に自爆する。

スーパーマリオ64』では、順当に進むと行進するボムへいがデカデカと描かれた「ボムへいのせんじょう」が最初のステージとなるため、プレイヤーの印象も強いだろう。
普段はぼんやりとウロウロしているだけだが、視界に入ると導火線に火を付けながら早歩きで近寄って来、一定時間後に爆発する。
後ろからパンチかボディアタックをすると爆発待機状態で持ち上げることが出来、投げると残時間に関わらず爆発する。

スーパーマリオサンシャイン』ではネジ巻きが頭頂部に移動し、顔がデジタルディスプレイになっている全く別のデザインに変更。
水をかけると動きが止まり持ち運べるようになる。

スーパーマリオ3Dワールド』では攻撃すると完全な爆弾に変化する。
フューリーワールドではネコ耳が付く。

マリオカートシリーズ

マリオカートシリーズでは『マリオカート ダブルダッシュ!!』から登場。
当初はワリオワルイージのスペシャルアイテムとして登場していたが、『DS』からは恒常アイテムとしてレギュラー化した。

前後に投げ分けができ、前に投げると山なりにある程度飛び、後ろに投げるとバナナなどのように設置される。
投げると地形で反射するうえに爆風が割と広いため、巻き込まれ事故注意が必要。

バトルモード「ドッカン!ボムへい」では大量のボムへいが飛び交う。
ツアー』ではダブルボムへい・ボムへいキャノン・ギガボムへいが登場。

RPGシリーズ

RPGシリーズでも高頻度で登場。
元祖RPGでは雑魚敵として、ペーパーでは敵・味方両方で、マリルイでは様々な亜種が登場している。
なお、一般人として登場する場合は語尾に「ボム」が付く事が多いが、固有名詞付きのキャラはそれが付かない場合も多い。

大乱闘!スマッシュブラザーズシリーズ

スマブラシリーズではアイテムとして登場。破壊力抜群。
出現してから拾わずに放っておくと動き出し、一定時間経つかファイターに接触すると爆発する。
たまにピーチ/デイジーが下必殺ワザで引っこ抜くことがある。そのせいで乱闘ブレイカーとか言われることも…。
『DX』以降ではサドンデス突入時に決着がつかないままでいると画面中にボムへいが降り注ぐ。

マリオメーカーシリーズ

『スーパーマリオメーカー』ではパーツとして登場。
シェイクすると起爆状態に変化。
ブラックパックンで潰すと即座に爆発するため仕掛けに使われることも多い。
また、クッパクラウンに乗ったクッパがクラウン内部から投げてくる。

パズドラ

『パズル&ドラゴンズ スーパーマリオエディション』ではなんと光属性
進化するとジュゲムが同伴する。

映画作品

映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』では敵ではなく、キノコの王が提供したアイテムとして登場。
原語版では上記の英語表記だが、吹替版では「ボム爆弾」と呼ばれている。なんだその「頭痛が痛い」みたいな*2
ピンポン玉よりも一回り小さいぐらいのゼンマイ式オモチャのような見た目だが、それを見た町の人々が悲鳴を上げて逃げるほどには有名な高火力爆弾。
クッパとの決戦でマリオが繰り出すも地面の陥没に飲まれて失敗したかと思われたが、その後もきっちり前進を続けており、
ブルックリンへのワープも経ての混迷した決戦の最中、ついにクッパまで到達して爆発。彼を天高く舞い上がらせる程の大打撃を与えた。

その他外部出演

ゼルダの伝説シリーズのGB『夢をみる島』では、レベル3ダンジョン「カギのあなぐら」でボマーという名の雑魚敵としてゲスト出演している。
基本的には部屋の中をウロウロするだけなのだが、攻撃を与えた際の挙動が2種類存在する。
一つは攻撃を与えると部屋の中を高速で動き回った上で爆発するという物。
その際はリンクも体当たりでダメージを受ける事が多いのだが、ボマーの攻撃力はハート一つ分という事に加えて、性質上連続ヒットしやすい。馴れていない場合はボマーの体当たりでみるみるうちに体力を削られ、ゲームオーバー送りになる事もある。
なお、Swichでのリメイク版ではダメージの量がハート半分に減少しているので、脅威度が下がっている。
もう一方は、攻撃を加えたボマーがリンクを付け回し、3秒のカウントを経て爆発するという物。
所謂「カウントボム」の様な形式なのだが、ボマーの表情がニヤっとした物になるので、正直イラっと来るかも知れない。

派生種

全ての亜種を網羅しているわけではないので追記求む。

敵対的なボムへい

  • パラボム
パラシュートで降下してくるボムへい。
Wiiではよりにもよって足場の悪い8-5で降ってくる。
ニュータイプのパラシュートは身体に纏わりついて離れない。

  • ハイボム
スーパーマリオRPGに登場したボムへいの上位種…一応。
全体的に紫がかっている。
下位種のすぐ後のステージに出てくるせいかほとんどステータスが変わってないどころかHPに至っては半分未満に減っている…
項目冒頭の台詞は彼の心情

  • プチボム
ナリはちっちゃくても すごいんだから!

スーパーマリオRPGに登場したちっさいボムへい。
これでも岩で塞がれた通路を破壊する威力を誇る。
しかし敵の時はペパット戦にしかでてこない水増しキャラのためか、ボムへいやハイボムと違いグラフィックが不動の一枚絵。
リメイク版では縮尺のちっちゃなボムへいに。

  • ビッグボム
火、付いてます。あぶないきょりです。ばくはつします。あぶないきょりです。

スーパーマリオRPGで登場したでかいボムへい。
プチボムより描画が鮮明になったがやっぱりグラフィックは不動。
リメイクで縮尺違いになったのもプチボムと同じ。
SFCではビッボムと誤植されていた。ビックカメラ的な

  • キングボム
ばくはつするほか のうが無い。

スーパーマリオRPGで登場した超デカいボムへい。下記のボムキングと紛らわしい。
初登場ではペパットを踏みつぶし、降ってきた岩の衝撃で誤爆したので戦うことはできない。
クッパ城にいるカメザードが召喚したところでようやく戦える。
例によって一枚絵だが、イベント時は普通にアニメーションがある。やはりキングは格が違った。
技はちょうじばくのみ。他と違い魔法攻撃。
防御力は非常に高いが作中唯一ジャンプ弱点かつ魔法防御が0なので最大ダメージ狙いの標的にされることも。
マリオを魔法ボーナス全振りでLV30にしてジャンパースカーフとスーパージャンパーを装備させてATTACK UPをかけ、ウルトラジャンプを100連続コマンド成功させれば最大ダメージを叩き出すことが原理的にはできる。ただし難易度はとんでもなく高い。)
SFC版だと自爆させるとカメザードが一切動かなくなる。

  • ボムキング
スーパーマリオ64で初登場したボムへいの王。手がある。
ボムへいのせんじょうの舞台の頂上で待ち構えており、本作最初のボスとなる。
マリオに場外に投げ出されると仕切り直すが、自分は平気で場外に投げ飛ばす御方。
64DSだと2回戦う機会があり、1戦目ではボムへいを投げてくる。
現在もしばしば登場する64ボスの中ではダントツで出世したやつ。
ツアーでは金色に輝く亜種がいる。

  • ヘビーボム/ジャイアントボム
ペーパーマリオRPGで登場するデb…デカいボムへい。
攻撃力を上げたりチャージしたりして火力を上げてから自爆する。
火属性やバクハツで攻撃すると即座に起爆する。
実際に爆発する時までは一切こちらにダメージを与えてこない。
Switch版だと自爆するとスターポイント(経験値)が手に入らなくなるのでさっさと倒した方がいい。
決して小学生に見えないビーダーが扱ったビー玉ではない。

  • ゲドンコボム
ゲドンコ星人の保有するボムへい。ボムキングくらいデカい。
ゲドンコサポーターと呼ばれる3体のゲドンコ星人が掲げており、マリオ側にトスして爆発させようとする。
また、掲げているゲドンコサポーターを上手いこと倒さないとこちら側に転がってくる。

  • ひっさつボム
マリオ&ルイージRPG2に登場した紫色のボムへい。ラストダンジョンに登場。
最初から導火線に火が付いており危険。

  • ハナビボムへい
Newスーパーマリオブラザーズに登場したボムへいとは似つかない顔をした花火。3の形の唇と卵の殻のような下半身が特徴。
普通に踏むだけで倒すことができるが、ファイアボールか火山弾に当たると起爆し、走り回った末に飛び上がって爆発する。

  • ウルヘイ
マリオ&ルイージRPG3!!!に登場した目覚まし時計みたいなボムへい。ラストダンジョンに登場。
ゴーネムという眠っているモンスターと一緒に現れ、爆発してゴーネムを起こそうとする。

  • ボムフィッシュ
マリオvs.ドンキーコング2に登場した水中専用のボムへい。通常のコースには登場せず、ステージエディットでのみその勇姿を見ることができる。
近付くと逆さまになって浮かび上がり自爆する。攻撃範囲が見た目以上に広い。

  • ボムへいカー
ダブルダッシュとマリオカートWiiに登場した車輪付きのボムへい。
都心と高速道路を走っており、接触かアイテムに触れると爆発する。
危険すぎる車両なのだが、なぜか料金所で止められない。

  • しっぽボムへい
スーパーマリオ3Dランドに登場するスーパーこのは使用済みのボムへい。
上空から起爆状態で降下してくる。

  • ギガボムへい
マリオカート ツアーに登場するデカいボムへい。
通常のボムへいの強化版みたいな性能であり、投げると何度かバウンドした後に広範囲の爆発を起こす。

  • へい
スーパーマリオブラザーズ ワンダーに登場する、3色の乾電池のような形のボムへい。ハナビボムへいとは別物。
踏むと点火するのはいつも通りだが、しばらくすると上からパージして花火を打ち上げる。
花火は当たり判定はあるが操作キャラへのダメージ判定がなく、意外と安全性重視の設計のようだ。

味方・友好的なボムへい

  • 赤ボムへい
スーパーマリオ64で登場した赤いボムへい。
通常のボムへいと違い導火線が無く、そのためか穏健派寄り。
黒いいつものボムへいと戦争しているらしく、マリオに大砲を提供してくれる。
各ステージの大砲を解禁するにはまず赤ボムへいを見つけなければならない。たかいたかいマウンテンの赤ボムへいは皆探すのに苦労したと思われる。

  • ピンキー
マリオストーリーに登場するピンク色のボムへい。ネジ巻きはハート型で導火線はおさげ。
ノコブロスに反抗したため牢屋で捕まっていた。
マリオと協力して牢屋を抜け出したあと仲間になる。

ペーパーマリオRPGで登場した伝説の船乗りボムへい。ネジ巻きは舵輪。
とある事情により本編開始前には船乗りを引退してしまったらしいが……?

  • コンポビー
バンダナと眼帯をした船乗りのボムへい。男らしい見た目をしているがお化けには弱い。

  • ラッキー
ゴロツキタウン西部で、かのボムへいくじを営んでいる焦茶色のボムへいだボム。
みんなは時間なんていじらないはずだボム。

  • ホワイトしょうぐん
軍帽を被った白いボムへい。傷心旅行に出ているらしくハナハナ村で見かけることができる。
その後も放浪を続けているらしいが……

  • ゴールドマン一家
金ピカの「ゴールドマン」、銀ピカの「シルビア」、銅ピカの「コナリキン」からなる家庭。
見た目通り金持ちでステージ3からちょくちょく関わる。

ペーパーマリオRPG』では、他にも様々な名ありのボムへいが登場する。

ペーパーマリオ オリガミキングで登場した気だるげなボムひら…じゃなくてボムへい。
お披露目当時は「仲間システム復活か!?」とファンを歓喜させた。だが……

近似種

  • ボブ
夢工場ドキドキパニック/スーパーマリオUSAに登場した爆弾。
ほぼ間違いなくボムへいの原型となったキャラクター。
海外版の名称はボムへいと同じく"Bob-omb"となっており、姿こそ違うが同種として扱われているようである。
FC版では手足のある鉄球にしか見えないが、マリコレ版ではちゃんと爆弾になった。
爆発すると

ⅤⅤⅤⅤ
>BOMB<
∧∧∧∧
みたいにアメコミチックな描写に。
地面に埋まっている個体もいる。

  • ホルヘイ
足が一輪車になっててちょんまげのようなものが付いているボムへいに似たキャラクター。
体色は紫で赤い大きな手が特徴。
爆発はせず、ボムキングのようにマリオを掴んで放り投げる。ダメージは無いが、奈落があるステージだとそのまま死ぬこともあるためちょっとしたトラウマ要素。

マリオカート64』に登場したボムへいに似た車。
何故か個別項目あり。

  • 時限ボム
マリオ&ルイージRPG』に登場する顔部分がデジタル数字になっている爆弾。
ターンが進む毎に数字が減り、0になると大爆発してマリルイを葬る。
0表記のまましばらくキープすることもできるようだ。

  • ボムドッカん
スーパーペーパーマリオ』に登場するフェアリンの一種。
爆弾みたいな見た目の通り、設置すると爆弾になる。

  • ボムニャン
スーパーペーパーマリオ』のカメレゴン城で登場するネコ型爆弾。
ドカニャンから放たれるタイプとゴシュジンサマことカメレゴンに呼ばれるタイプがおり、後者は長いアンテナを生やしている。

  • ボムテレサ
スーパーマリオギャラクシー』に登場する黒いテレサ。照れずに追いかけて自爆してくる。
スピンで舌を掴むことができ、舌がかなり伸びるので振り回して武器にできる。

余談

グラフィック上は手の無いボムへいだが、時折手が出てくる作品もある。
ボムキングは普通に手があるし。

『New スーパーマリオブラザーズ』の対戦用ミニゲーム「ボムへいリバーシ」では1P〜4Pが順に赤、緑、黄、青のボムへいを用いてリバーシを行う。


あぶないよ。 はじけちゃうよ。 いたいよって なんどいったら わかるんだろ。


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最終更新:2024年11月23日 20:54

*1 付け根の部分はあったりなかったりする。

*2 一応、bombには動詞的使い方や別の意味合いやスラング的使い方がなくはないが、なかなかな吹き替えと言える。