ゲルニカ(ONE PIECE)

登録日:2024/09/07 Sat 03:20ː00
更新日:2024/12/17 Tue 12:50:22
所要時間:約 10 分で読めます






できるだけ潰し合ってくれ‥‥

…海賊の諸君‥‥



ゲルニカとは、漫画ONE PIECE』の登場人物である。



【プロフィール】

本名:ゲルニカ
身長:243cm
所属:CP-0諜報部員
年齢:42歳
覇気武装色見聞色
悪魔の実:なし
能力:六式
出身地:西の海
誕生日:10月25日
星座:蠍座
血液型:F型(現実だとB型)
初登場:単行本71巻・第705話・『追撃のメイナード』
好物:にんにく
CV:鈴木勝美(ドレスローザ編)→宮崎寛務(ワノ国編)
名前の由来はスペインの有名な画家パブロ・ピカソが書いた絵画『ゲルニカ』から。


【概要】

世界政府の諜報機関『サイファーポール』の最上級組織で世界貴族直属の『CP-0』に所属するメンバーの一人。
CP0のメンバーとして本編に初めて登場した人物であり、ワノ国に赴いたCP0メンバーの中では中心人物的な存在。


【人物】

任務を実直かつ冷静にこなし、例え自分の命に関わるような任務でも強い覚悟を持ってこなす。
そのため五老星からも『特級のエージェント』と評されるなど政府上層部の評価も高い。
しかし、その五老星から『直ちに麦わらのルフィを消せ』と無茶な命令を受けた際には、ルフィがカイドウと死闘を繰り広げている真っ最中だったため流石に『馬鹿な不可能だ!』と動揺と嘆息を隠せなかった。
仮面をつけており素顔は現時点で明らかにされていない。


【戦闘能力】

非能力者であるが、当然サイファーポールの一流諜報部員なので六式をマスターしており、武装色と見聞色の覇気も習得している。
その実力は最悪の世代スクラッチメン・アプーに敗走を決意させ、クイーンフーズ・フーの襲撃によりダメージを受けていたとはいえ、アプーと同じく最悪の世代で動物系古代種の能力者でもあるX・ドレークを直接戦闘で打ち倒す程。

CP0のメンバーでも特に実力が高い者は仮面を装着し『仮面の殺し屋』と呼ばれており、ゲルニカもその一員であるので、同じく仮面の装着者であるロブ・ルッチカクステューシーのエッグヘッド出向組のメンバーにも引けを取らない実力者だとも言える。


【来歴】

◆ドレスローザ編

本編初登場はドレスローザ編。
同僚のヨセフ・ジスモンダらと共にドレスローザに上陸し、シーザー引き渡し組であるロー、シーザー、ロビン、ウソップらともニアミスしている。
元天竜人でもありマリージョアにおける天竜人の秘密を知っていることでCP0をもある程度動かせる権力を持っているドフラミンゴは、ゲルニカらに王位放棄及び王下七武海脱退が虚偽であることを民衆に伝えさせた。 

◆ワノ国編第二幕

次の登場はワノ国編第二幕。
ドフラミンゴがドレスローザの一件で失脚したことで仲介役を失った世界政府は、ワノ国に赴き直接将軍オロチと武器取引の交渉をせざるを得なくなるが、オロチからベガパンクの引き渡しといった無理な要求を突き付けられたことで交渉は難航することになる。
オロチが強気でCP0の足元を見ていたのはカイドウがバックについていることが大きかった。

◆ワノ国編第三幕

オロチからは鬼ヶ島の宴に招待されたようで、ジスモンダ、ヨセフらと共に参加していた。
後に海賊同盟による連合軍が鬼ヶ島に攻め入りカイドウ率いる百獣海賊団に宣戦布告、カイドウ率いる百獣海賊団も受けて立つ事を宣言し宴の会場は一瞬にして戦場へと変わる。

ゲルニカらCP0メンバーは冒頭の台詞通り海賊同士の潰し合いをある程度望んでいたためか、戦いに介入することなく静観していたが、ロブ・ルッチを通じて万が一カイドウが敗北した場合はワノ国を政府の支配下に置くことと、上からの『ニコ・ロビン連行』の指令が下ったため、動き出すことになる。

ニコ・ロビンに遭遇したゲルニカらは襲撃をかけるが、護衛するミンク族やブルックに阻まれ捕獲には失敗、ロビンを見失ってしまう。
その後はアプーやドレークと遭遇し、両者とも自身の正体を知っていて不都合な存在と判断したため消すことを決意し戦闘に発展する。
最終的には手こずるもドレークを倒し、アプーには敗走を決意させなんとか二人を退ける。

ドレークとアプーを下した後は、白ひげ海賊団の隊長であったイゾウと遭遇。CP0側は白ひげの残党であるイゾウを見逃すことは本来は出来ないが、麦わらの一味(ロビン確保)の方が優先順位が高いと現状を判断、会わなかったことにしてイゾウを見過ごそうとする。
しかし麦わらの一味に危害を加えようとするCP0をイゾウが看過する筈がなく、結局戦闘に発展。マハと共にイゾウと戦うが、イゾウの捨て身の作戦によりマハがイゾウと相打ちになりダウンしてしまう。

マハを失った直後に五老星からの勅令として現在カイドウとの死闘真っ最中の『麦わらのルフィを消せ』との無茶すぎる命令が入る。流石にこの事にはゲルニカも『不可能だ!』と反論するが、『不可能は承知の上』と一蹴されてしまう。

ルフィとカイドウとの戦闘に介入するため戦闘現場に向かおうとするも、まだ生きていたドレークにより刺され重傷を負う。
ドレークに対して、『理由をいえ‥』と問いドレークは『これが俺の正義だ』と返す。
SWORDとして自由に自分の信念を貫けるドレークとCP0として上層部の理不尽な命令に従うしかない自身の立場と比較したのか、ドレークに対して『うらやましいよ‥‥』とだけ返し、指銃で今度こそドレークを打ち抜き下す。

ドレークを下した後はルフィとカイドウとの死闘に介入し、不意を突いて「鉄塊」でルフィを掴んで動きを封じてカイドウの"咆雷八卦"をルフィに直撃させた。
カイドウからすれば前回の一騎打ちの二の舞であった為、横槍を入れたゲルニカはカイドウの怒りを買い、かつて横槍を入れて決闘に水を差した老婆と同じく殺そうとする。
だがゲルニカは逃げも抵抗もせず、そんな“死を覚悟した”彼の姿にカイドウは「承知の上か…」と怒りを少し収め悲しげな顔をしつつ、ゲルニカにとどめの一撃を放つのであった。

しかし、それでもルフィは死なず世界政府上層部が恐れていたゴムゴムの実の真の能力が解放されてしまうことになってしまう。
ゲルニカはカイドウから一撃を喰らった後は瀕死ながらも最後の力を振り絞りルフィの写真を撮影し海軍に送り力尽きその後の生死は不明だったが‥‥?




【余談】

  • 本編では長らく名前が明かされず正式な名前が判明したのは本編ではなく104巻SBSであり、その為長らく読者から『CP0のおじさん』というあだ名をつけられ、上層部から理不尽な命令を下される苦労人さや時折見せる人間臭さが読者に受けたのか一部の読者からはカルト的な人気があった。



追記、修正は彼に同情的な方にお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ONE PIECE
  • ONE PIECE登場人物項目
  • CP0
  • サイファーポール
  • 六式使い
  • ゲルニカ
  • 武装色の覇気
  • 見聞色の覇気
  • 初登場がドレスローザ編
  • 苦労人
  • 中間管理職
  • 42歳
  • 非能力者
  • 仮面の殺し屋
  • CP0のおじさん
  • うらやましいよ‥
  • 素顔不明
  • 西の海
  • 特級のエージェント
  • 宮崎寛務
  • 鈴木勝美
  • 社畜
  • 隠れた強キャラ
  • 不遇の強豪
  • ONE PIECE死亡キャラ
最終更新:2024年12月17日 12:50