登録日:2019/11/23 Sat 18:36:00
更新日:2024/11/10 Sun 14:22:19
所要時間:約 13 分で読めます
※この項目には、未アニメ化部分のネタバレを含みます。
●目次
【プロフィール】
本名:黒炭オロチ
年齢:享年54歳
身長:350cm
肩書:
ワノ国霜月家小間使い→光月家家臣→
ワノ国将軍代理→ワノ国元将軍
悪魔の実:動物系幻獣種・ヘビヘビの実 モデル“
八岐大蛇”
誕生日:9月23日
星座:乙女座
血液型:XF型(現実だとAB型)
初登場:単行本92巻・第927話・『禿のおトコ』
出身地:偉大なる航路・新世界・
ワノ国
好物:ヤシオリの酒・秋刀魚
笑い方:ムハハハ、ぐふふふ
声優:岩崎ひろし(
ホグバックと
同じ人)
【概要】
ワノ国を長年統治していた「将軍」だった男。
イワンコフ程ではないが顔が大きな中年の醜男で紫色の丁髷頭に王冠を被った如何にもバカ殿っぽいビジュアル。
元は当時の白舞大名・霜月康イエに拾われた
コマ使いで、
光月おでんにも大恩ある身でありながら、20年ほど前に将軍の家系であった光月家を引きずり降ろし、各地に部下を拡散させて支配体制を一変。
その後
四皇の一人である
百獣のカイドウと共謀しておでんを殺害しカイドウと
百獣海賊団による支配を認め、カイドウへの協力の過程で自然豊かだったワノ国を嬉々として地獄の国に変えた張本人。
普段は花の都にあるオロチ城に座し、豪華絢爛な贅沢三昧の暮らしを送りながら、
ワノ国に圧政を敷いて弱者を踏み躙り20年もの長きに渡りワノ国の人々を苦しめ続けていた。
【人物像】
良く言えば
警戒心が強く狡猾、悪く言えば
小心者な独裁者。
豪華絢爛で贅沢三昧な生活と美女、金をこよなく愛する派手好きで傲慢な俗物。
自身の統治に絶対の自信を持ち、自身が統治するワノ国を
「幸せ」「天国」と称するが、自身を不愉快にさせた者や統治に対して目障りと感じた相手への仕打ちは苛烈の一言。
敗者を嘲笑い弱者を苦しめる事を心から愉しむ陰湿な加虐性癖の持ち主でもあり、子供に笑われただけで激昂し笑った子供の殺害に執着するなど器は非常に小さく、空気を読まない発言はあれど
滅多なことでは暴言を吐かないルフィにすらゴミクズ呼ばわりされた最低の暴君。
その弱者に対する苛烈な仕打ちと悪辣さは同盟者の
カイドウからも笑いながらとは言え
「趣味が悪ィな」と称される程。
◆警戒心と行動力
カリスマ性など微塵も無く器の小ささ、ビジュアルや俗物すぎる言動などから一見只の小物やバカ殿にしか見えないオロチが持つ厄介な特徴。
「二度と刃向かって来ない様に敵は常に圧倒的な力で潰さねばならぬ」という考えを信条としており、自分に盾突く者は決して許さず。警戒心の強さは折り紙付き。
カイドウの配下とは別に直属の忍者軍団「オロチお庭番衆」やヤクザ集団「
狂死郎一家」、直属の暗殺者「人斬り鎌ぞう」といった手勢を持ち、自身は基本警備の厳重なオロチ城から出る事が無い為、オロチに近づくこと自体難しい。
更に
- オロチに従わない侍の刀剣・槍など「武士の魂」を剥奪し反乱を起こしかねない侍達の武力を断つ
- 厳格な身分統制の導入
- 相撲を除く、剣道・空手・柔道といった一切の武道の禁止
- 光月家ゆかりの者たちを悉く処刑
- 寺子屋で子供に自身を英雄とした捏造した歴史を学ばせ、光月家を悪と信じ込ませる教育を行う情報統制
- 自身の政治に不満を持つ人々を捕らえて強制労働に狩り出す
- 自分の支配下に置いている花の都の生殺与奪を完全に掌握する
- 花の都以外の地方は環境破壊や安全な食料・水の独占、百獣海賊団の暴虐により苦しめ、国民から抵抗する気力そのものを奪い取る
等、あの手この手で徹底的に国民の抵抗の意志と力を削いで反乱の芽を潰す事に執着し、些細な不安要素がある場合は偏執的なまでに警戒を怠らない。
更に
「おでんの部下である錦えもん達の遺体が発見されなかったこと」「モモの助の行方も死体も見つかっていないこと」を理由に
錦えもんや
モモの助の存命を危険視しており、
20年経った今も警戒を怠っていない。
赤鞘九人男の1人である
アシュラ童子は、
「雲をつかむような伝説を信じ続ける事は難しい」と語り
10年が限度と評したが、その倍の時間を信じ続けた辺り素の警戒心とモチベーションは最早
病的といって差し支えない。
実際オロチの疑心は的中していたので、ある意味見る目があるとも言える。
狂死郎一家の親分である
居眠り狂死郎をはじめ部下たちから内心で小心者呼ばわりされて裏では小馬鹿にされることも多いが、その事実を内心知りながら
そういった悪評を一蹴して一切気にも留めない豪胆さも特徴。
この豪胆さは決断力と行動の迅速さにも繋がっており、謀略家としての力量の高さの支えになっている。
しかしこの病的で偏執的な警戒心はおでんが彼の心から消えることのない存在という嫉妬心・恐怖心に由来してもいる様子。
20年前、おでんの部下である赤鞘九人男の死体が確認されなかった際には、沸騰した風呂に浸かっていても寒気をぬぐえず、現在の金色神楽の大宴会でも赤鞘九人男達が来ているかもしれないと分かると脅えて手が震えるほどだった。
おかげで「カイドウに唯一勝てるのは長風呂対決」とか言われたりするが
器の小ささと傲慢さ・己の権力を誇示する自己顕示欲も、裏を返せば己への自信の無さ故と言える。
◆百獣海賊団との関係
カイドウに平伏し傀儡に成り果てている…と思いきや幹部である真打ちのババヌキには様づけで一応呼ばれ、海賊団の精鋭部隊であるギフターズらを自由に使える裁量を持っているなど、百獣海賊団からしても
最高幹部格に匹敵するポジション。
カイドウに対してタメ口で話し、時折城で飲み交わしたりしている様子。
しかし最高幹部よりは格下あるいは同格なのか大看板
疫災のクイーンには呼び捨てで呼ばれている。
ビッグ・マム海賊団が海賊業と国家運営を兼任しているのに対し、
オロチは百獣海賊団の権威や兵力を借りる代わりに、反乱分子や平民を労働力となる
奴隷として提供し、百獣海賊団の食料・兵器生産といった兵站部分を担当することで
カイドウ及び百獣海賊団と良好な関係を構築。
「火祭り」「金色神楽」と呼ばれる百獣海賊団の
大宴会に毎年参加するなど、扱いは非常に良かった。しかし、土壇場で、躊躇なくカイドウからキングの刀を用い切り捨てられるなど、カイドウ自身も内心では切り捨てようと思えばいつでも切り捨てられるが、利用価値のあるうちは泳がせておいても構わない便利な駒程度にしか考えてなく、当然、対等な関係だとは一切考えていなかった様子。
◆破壊者
上記のような狡猾さや老獪さを見せる一方、ワノ国の国土を汚染し国民達のほとんどを弾圧する破壊者。
百獣海賊団の権威を笠に着て、CP-0(世界政府)に高圧的な交渉を行うなど、万一百獣海賊団との関係が悪化した場合、ワノ国そのものが破滅しかねないことを平気で行っている。
また約20年も将軍の座についており、小紫を寵愛したりと女好きにもかかわらず、正室や子供(跡継ぎ)がいる描写もない。
おれが『将軍』の座についたのは!
この国を滅ぼすためだ!!! 復讐するためだ!!!
オロチの本質は、支配者でも圧政者でも無く復讐者。
霜月康イエら大名達はオロチが黒炭家と知っても当初動揺していない。『なぜ素性を隠していたのか?』という疑問は感じた。これらの迫害は、将軍家や他の大名が意図したものではない、水面下で行われた一種の集団ヒステリー、魔女狩りのようなものであった。
黒炭家の置かれた状況を考えればオロチが素性を隠すのは自然なことなのだが、そこに康イエが疑問を感じた当たり、将軍家や大名達は民衆の行いを全く把握していなかった可能性が高い。
オロチはそうした迫害の中でなんとか生き延び、
「先祖の罪がある以上仕方ない」と諦めながらも日々をつつましく生きていた。
しかし、黒炭家の罪は「権力抗争によるものであり、罪ではない」と
黒炭ひぐらしに教えられたことで、それまでの迫害に対する怒りが燃え上がった。
オロチは、「祖父の
切腹」「お家お取り潰し」はいいとしても、「直接罪を犯したわけで無い」自分達を迫害してきた
ワノ国の全てを恨み、
「自分はこの国を滅ぼすために将軍になる」「ワノ国が滅んでもそれで良し」と考え、「自分が国・国民を食い潰す」という形で復讐をなしている(ただし国が滅ぶ前に自分が死ぬことは流石に嫌なため、おでんや
ロロノア・ゾロに命を狙われた際には大きな焦りを見せた)。
それ故、支配者では無く「復讐者」「刹那主義的な破壊者」と言える存在であるため、跡継ぎがいないのも自分の経歴などから子供を得たくないと考えているのかもしれない。
同じ暴君キャラのワポルが「身勝手な行動で国を滅ぼしかけた」のに対し、こちらは「国を滅ぼしたいから身勝手な行動をしている」のであり、行動そのものは似ていても行動原理は真逆。
将軍となってからは暴政で地獄の苦しみを味わっている国民を嘲笑っており、えびす町に横流しした失敗作のSMILEを喰わせて強制的に笑わせた被害者の姿を特に好むなど国民を徹底的にこき下ろしている。
【戦闘能力】
遊女風情が生意気に武士を語るな!!! 小紫ィ〜〜!!!
将軍という肩書故か自ら前線に出る事はほぼ皆無。
そもそも優秀な部下達や百獣海賊団の存在もあって彼に近づくことすら困難。
開国を考えていたおでんから国を守った彼の武勇伝は、花の都の子供達には
「オロチ二刀流」と伝えられている。
しかし、本人が所持している
刀は一振りのみで、光月おでんは
「おでん二刀流」を使用していたが、オロチ当人は
二刀流どころか刀を使っておでんと戦ったことすらなかったのでほぼ間違いなく武勇伝云々は捏造。
自分の意に沿わぬ者を処刑したい際は刀を抜こうとする場面もあるが、本格的な実力行使の際は悪魔の実の能力を使用している。
一応走る駕籠の上から
火縄銃を撃ち、張り付けにされた人間に弾を命中させるなど狙撃の腕前は中々のもの。
◆悪魔の実
動物系幻獣種の悪魔の実
「ヘビヘビの実:モデル“八岐大蛇”」の能力者で、巨大な八岐大蛇に変身できる能力を持つ。
アニメでの描写を見ると、八岐大蛇となってもしっかり四肢や胴体は存在する。
戦闘力は不明だが、蛇の頭は成人女性1人ならば噛み殺せるだけのパワーはある。
人獣型かは不明だが、人間の身体から個別に八岐大蛇の首を生やすことは可能。
幻獣種としての「超人系」に似た能力の有無は不明だが、首を斬られてもあっさり蘇生して活動出来たことから特性は
「首の数だけ死亡しても蘇生できる能力」と考えられていたが、103巻のSBSにて作者から蘇生能力と明言された。
事実、蘇生後のオロチの変形形態は首の数が減少しており、最終的には一本だけになっていた。
◆謀略技術
純粋な戦闘力や異常な警戒心以上にオロチの最も厄介な能力。
それこそがずば抜けて優れる狡猾な頭脳と謀略の腕前の持ち主という点にある。
「SMILE」の副作用を利用して花の都外の不穏な様子を遮断した点(これは
カイドウ達の入れ知恵ではない)や、ワノ国での錦えもんや
麦わらの一味の反乱計画にいち早く気付く狡猾さも見せるなど、まがりなりにも凄まじい人望と実力を誇っていたおでんから国を奪った手腕を垣間見せている。
また民を強制労働により酷使して製造させた兵器の輸出や
海楼石の加工技術で利益を上げ、
「カイドウの権威」と「百獣海賊団の大戦力」という強力な手札を使い
世界政府及び
CP-0相手にも終始強気な態度で取引を推し進めしたたかに渡り合うなど外交能力でも優れた技量を持つ。
更には「
内通者」らしき人物からの情報を元に、
独裁者としての権力と立場をフル活用。
すぐさま
独断で橋を全て落とすことで反乱軍の結集を未然に防ぎ、斥候に探り当てさせたサニー号を即座に爆破させたりと、間抜けなバカ殿や無能な暴君に見えるが策謀家としての能力は非常に高い。
将軍就任までの流れは後述の黒炭ひぐらし・せみ丸らのバックアップによるものが大きいが、それでも
- 周囲にバレる事なくコツコツ武器を密造して軍資金を稼ぎつつ地盤を固める
- 鎖国中のワノ国でありながら外部戦力である百獣海賊団をワノ国に引き込む
- 「スキヤキの病死~おでん帰国」までの間に他の大名達を丸め込み将軍の地位に就く
といった行為を計画・実行し、将軍の座の簒奪を成し遂げワノ国の頂点に立ったのは間違いなくオロチ自身の手腕によるもの。
またひぐらし・せみ丸はそれぞれが食べていた
悪魔の実が現在では
別の者達が能力者となっていることから作中の時代では既に死亡している。
そのため、少なくとも10~20年間は独力で政治を行い曲がりなりにもカイドウともある程度の友好関係を保ち続けて幹部待遇で扱われているなど、ワンピースの敵の中では珍しく、直接的な戦闘力ではなく
狡賢い頭脳“だけ”で麦わらの一味と仲間達を追い詰めていた極めて厄介な人物。
あの
ワポルやスパンダムの上位互換と言えば大体あっている。
実際自身を手打ちにしたカイドウからも
「悪政の才能があった」とお世辞抜きで評価されているため、謀略家及び暴君としての資質は稀代のものであった。
【オロチ配下】
◆黒炭一族
過去篇に登場したオロチの血縁者達。
おでんの祖父の頃までは光月家に仕える大名の一族だったが、
オロチの祖父が将軍となるために進めてきた謀略が明るみに出たことで城や領土など全てを失い取り潰しとなった。
ひぐらしはそのことを根に持って逆恨みしており、光月家への憎悪を募らせていた。
少なくとも
あの男を配下にした時点では「黒炭家」自体が謀反人の一族として迫害されていたらしいが、
オロチが将軍の座に就き権力を握った今でも迫害されているのかは不明。
(もっとも、将軍と同じ一族をボロカスに叩こうものなら造反の意ありと思われ粛清されてもおかしくは無いのだが)
名前の明かされた人物のうち「バリバリの実」の能力者の黒炭せみ丸と「マネマネの実」の能力者である黒炭ひぐらしに関しては既に両者と同じ実の能力者が登場しているため間違いなく死亡しているが、
あの男以外にも生き残りがいるかどうかは明かされていない。
詳しくは
個別項目を参照。
◆ワノ国将軍直属忍者部隊「オロチお庭番衆」
オロチ直属の11人の
忍者部隊。
元は光月家の家臣団だったが、20年前に黒炭家に従属することを選んでいる。
忍者としての実力は極めて高く、隠密行動が得意な
ロビンにさえ全く気付かれることなく包囲できる。
「これはどうも困った芸者だな 言い訳を聞こう ただし一回のみ」
オロチお庭番衆隊長。
見た目は
七福神の福禄寿のごとく頭部の長い
サングラスをかけた僧侶。
かつては光月家を支えており、赤鞘九人男の
雷ぞうとはライバル関係だったが、20年前におでんを裏切りオロチの配下につく道を選んだ。
元ネタは七福神の福禄寿。
「忍者がおるのに不審な動きを…」
鎧兜を着た大男。
オロチの部下達にも頼られたり福ロクジュの不在時には御庭番衆の指揮を執ったりするなど、御庭番衆の副リーダー格。
オロチに対しては
「将軍を縛れるものは何もない」と忠実で、オロチが蛮行に及んでもそれを止めることはない。
元ネタは七福神の
大黒天。
- 風刃と雷刃 声:半田裕典(風刃)/粗忽屋東品川店(雷刃)
「妖怪でござる~~~っ!!」「妖怪“がしゃどくろ”が実在した~~~!!!」
ナマズに乗った2人組。
作中では、霊体化した
ブルックを完全に妖怪と誤認し錯乱状態に陥っていた。
霜月康イエ処刑後、大黒の命令で
ゾロと一緒にいた女(光月日和)を追うが、その最中にゾロによって二人とも斬り伏せられた。
風神の方は『飛ぶ斬撃』や『
武装硬化』を駆使してゾロと互角に渡り合ったりと原作に比べてかなりの強化をされている。
元ネタは恐らく風神と雷神。
「生きていたのか……!! 男を惑わす“悩殺くの一”男殺しの“しのぶ”!!」
美人だった頃の20年前のしのぶと面識があった巨漢の忍者。
しかし約20年ぶりにしのぶの名前を聞きつつその姿を見た際には、あまりに容姿が変貌していたことから人違いと思ってしまい、キレたしのぶから「忍法“金玉潰し”」を受けて撃退された。
元ネタは恐らく服部半蔵と思われる。
名前はアニメ版から。手裏剣を投げて攻撃する
くノ一。
元ネタは恐らく望月千代女と思われる。
名前はアニメ版から。琵琶から発砲して攻撃する「
地獄琵琶」を使う。
元ネタは恐らく
弁財天と思われる。
名前はアニメ版から。右目が隠れた長い髪の男。
名前はアニメ版から。水色の髪に紫色の鬼のお面を被っている。
元ネタは猿飛佐助と思われる。
名前はアニメ版から。顔に包帯を巻き、藁帽子を被った外見の男。
元ネタは城戸弥左衛門と思われる。
黒炭家御用達の両替屋…の皮を被ったヤクザ集団。
両替屋だけでなくワノ国一の美女小紫が働いていた遊郭の経営も行っている。
詳細は別添項目を参照。
◆その他の配下
花の都で人斬りとして騒がられている謎の怪人だが、実態はオロチ直属の暗殺者。
ゾロですら手間取る実力者。巨大な
大鎌を振るい
「ファッファッファッ」と特徴的な笑いを上げながら戦う。
元から知れ渡っていたわけではなく、最近になって悪名が広まった存在らしい。
その正体は
キッド海賊団戦闘員“殺戮武人”キラー。
特徴的な笑い方は本人のコンプレックスであり、これを嘲笑ったものをことごとく殺してきた。
しかし、カイドウに敗北した後「SMILE」の失敗作を食わされて笑う以外の感情表現を失っている。
笑い声にコンプレックスを持つ彼にとって、「
笑うしかできない」現状はまさに生き地獄であろう。
当初ネット上では人相書きの髪型から傳ジローの現在でないかとも推測されていたが、
そんな事はないどころの話ではなかった。
オロチの部下である侍や忍者達。(ワノ国では戦士を「侍」と称し、忍者はその中でも忍術を使う者を表すので、忍者も広義の侍の一つである)
主に花の都の警邏を務める。
総長はホテイと名乗る、某ミュージシャンを思わせる外見のバサラ者の侍。名前的に七福神の布袋も掛けていると思われる。
オロチに錦えもんの判じ絵や討ち入りの情報を流したとされる人物。
少なくとも20年以上前からオロチの
スパイだったらしく、おでんと赤鞘達によるカイドウ討伐の情報も流していた模様。
【来歴】
時系列は新世界編基準。
◆過去
元々
黒炭家は先々代将軍(おでんの祖父)の時代に光月家に仕えていた5つの大名家の一つで、祖父は当時の大名だった。
しかし当時の将軍には跡取りが生まれなかったため、大名達は我こそはと次期将軍の座を狙うようになるが、その中でも特に野心の強かったオロチの祖父は内乱を装い大名達を次々と毒殺していった。
相次ぐ大名達の不審死を受け、将軍は心労で病床に伏し、あと一歩のところで祖父が将軍になれるところまで来たが、その矢先に光月家に跡取りであるスキヤキが生まれたのである。
これにより祖父の野望は潰え、更には大名達を暗殺したこともバレてしまい、祖父は切腹した上に黒炭家は断絶し、地位も領土も城も失い、一族は路頭に迷うことになってしまう。
見えるよ…!!未来が見える…!!お前は…!!
将軍になるよ!!!
そんな貧乏暮らしを送っていた(当時光月家への恨みはなかった)中で出会った「黒炭家の関係者」を名乗る老婆・黒炭ひぐらしに過去を知らされた上に今まで積り積もった恨みや野心を焚き付けられたことで光月家とワノ国の人々を憎むようになり、ひぐらしから
「ヘビヘビの実モデル“八岐大蛇“」を与えられ奮起。
自分が将軍となるべく資金を集め、その金を元手にワノ国の高い職人技術による武器密造&その武器を元に海外の“
後ろ盾”を手に入れるべく様々な謀略を開始する。
手始めに約41年前、ワノ国白舞の大名霜月康イエの小間使いとして潜り込んだ。
平身低頭・はりつけたような笑顔を常に浮かべ、来客である光月おでんに対しても異常なまでに下手に出るなど、おでんからも気味悪がれていた。
しかし上記の通り康イエに拾われたのも計画の内だったため、忠誠心など皆無であり、康イエの金を密かに盗み、それを「おでんが盗んだのを見た」と報告していた(康イエは「おでんが金を盗むなら堂々と盗む」と不審がってはいた)。
康イエの下から金を盗んで独立した後は、自身の計画の資金集めのために度々おでんに金を借りていた。
独立してもおでんにとっても恩人である康イエの元部下だったオロチをおでんも無下にできず、結果財政的に苦しかった九里の財政難に拍車をかける遠因にもなっていたため、傳ジローからはあまりよく思われていなかった。
更におでんが九里大名となって6年が過ぎた33年前には「マネマネの実」の能力者であったひぐらしにおでんに変身してもらうことでスキヤキに「おでんの弟分」として自身を売り込み、将軍の家臣として城仕えとなった。
この時、ひぐらしの変身したおでんはオロチを「
薬も作れる」と光月スキヤキに紹介しており、30年前に起きたスキヤキの病気は
オロチによる毒だった可能性がある。
上記の「おでんに大恩ある身」というのもひぐらしとの偽装工作ででっち上げた嘘である可能性が高い。
その後スキヤキを殺害
したと見せかけて幽閉、マネマネの能力でスキヤキとひぐらしとのすり替えに成功。
おでんが
白ひげ海賊団と航海に出ている間の28年前、“表向きには”スキヤキが危篤となった際に、スキヤキ(ひぐらし)から
「おでん不在の間の将軍代理」を堂々と任される。
その後数年のうちに
百獣のカイドウの後ろ楯を得ることに成功。
将軍代理の座に就くと百獣海賊団の威を翳しながらワノ国中に武器工場を建設し、自然環境を破壊しつつ住民達を生活もままならない程の低賃金で労働をさせるなど、今の様な悪政を敷くようになる。
当然反発する者もいたようだが、カイドウの強さもあり、誰もオロチの暴政を止めることが出来ずにいた。
26年程前に体調を崩した光月トキがモモの助と日和(+
イヌアラシ、ネコマムシ)と共に
ロジャー海賊団の船を降りて帰国すると、光月の血を断絶させるために
おでんの息子であるモモの助の命を狙い、錦えもんら家臣達の不在時を狙ってカイドウの部下達を差し向けた。
城に残っていたイヌアラシと
河松の尽力で襲撃は失敗に終わるも、モモの助を庇ったトキに大怪我(矢で太腿を貫く)を負わせることには成功した。
……が、25年前、旅を終えて帰還した際にその数々の蛮行を聞かされてブチ切れたおでんに城に乗り込まれ、あわや斬り殺されそうになる。
待て!!おでんさ…おでん!!!よく考えろ!!
おれを斬ればカイドウが黙っちゃいない!!この国に何が起こるか考えろ!!!
斬ってからな
(そうだコイツ イカレてたんだ!!!)
おでんの鬼の形相にビビりながら、得意の口先とカイドウの威を利用して何とか危機を乗り切ろうと図るも、小難しい情勢や政治など気にも留めないおでんのDQNぶりを完全に忘れていたことが仇となり、ドン引きしながらも己の失策を悟る羽目になった。
だが、ひぐらしとせみ丸の協力で辛くも難を逃れる。
その後おでんとオロチ(と花の都上空に現れたカイドウ)は何らかの取引を行い……。
その直後からおでんは裸踊りや物乞い紛いの奇妙な行動を取るようになり、おでんは「オロチの圧制から救ってくれると信じていた」民衆からの信頼を完全に失うことになる。
実際はワノ国各地から誘拐した国民たちをおでんに見せつけ、「毎週都で裸踊りを続ければ、1回踊る毎に100人ずつ解放する」「建造中の船が完成すれば5年後にはカイドウと共に国を出ていく」と卑劣極まりない脅迫をしておでんに無理矢理奇行をさせていた。
おでんは国民達を救うために自身の評判が落ちようと毎日踊り続ける羽目になったのである。
この時おでんは家臣や家族にすら取引の内容を話さず、
1年後にロジャーが処刑され、更に翌年には国内でゲッコー・モリア率いる「ゲッコー海賊団」と百獣海賊団の戦争が勃発するなど大事件が起きる中もひたすら踊り続けた。
こうして5年間裸踊りを続けるも、オロチはおでんと結んでいた「取引」を守る気などさらさら無く、オロチの傘下に下る事を拒否していたヒョウ五郎をカイドウに売り渡す。
その際に抵抗してきたヒョウ五郎の妻や子分十数名を殺害した事が、耐えて来たおでんの堪忍袋の尾を切れさせる事になる。
おでんは部下である
赤鞘九人男と共にカイドウを討つべく挙兵するも、あと一歩の所でカイドウに敗北。
おでんたちは捕えられて花の都へと送られ、オロチは彼らをまとめて
「釜茹での刑」で処刑する事を決める。
そして処刑の日、ワノ国の民の前に現れたおでんは「我々の誰かが釜茹での刑で生き残った場合、その者を解放して欲しい」と願い出る。
カイドウは一時間耐え切ったらとの条件を出し、おでんは念を押した後で油が煮え滾った釜の中に飛び込む。
常人であれば一瞬で燃え尽きてしまう釜の中で、部下全員をまとめて橋板の上に載せて担いだおでんは、まさかの一時間を耐え切った。
…が、オロチは元々光月家の人間を生かして帰す気など更々無く、「処刑方法は銃殺刑に変更した」と言い放ち、おでんたちに銃を向ける。
が、おでんも既に自分がここで死ぬ事は察しており、おでんの機転により部下たちは処刑場を脱出。
残されたおでんはカイドウの手によって銃殺された。
光月家の居城である九里のおでん城も百獣海賊団の力を借りて焼き討ちにし、霜月康イエ等の抵抗勢力も殲滅した事でオロチは正式に将軍として君臨することになる。
ぐふふふはははは!! ムハハハ弱いぞお前達!! 侍の名が泣いておるぞ!!
以後は
- 自身に抗議する民衆に対して百獣海賊団に容赦なく銃撃させて、蜂の巣になる民衆を見て余興感覚ではしゃぐ(曰く「将軍に歯向かう者は撃って構わねェ」)
- 自身への悪口を言った集落への攻撃
- 大量の兵器工場の建設
- 工場排水の不法な垂れ流しによる大規模な環境破壊と不作の誘発させ、まともな飲み水や食料もない環境を意図的に生む
- 若い男を奴隷扱いして無理矢理駆り立てて工場での強制労働
- 失敗作のSMILEを貴重な「食料」として町に意図的に流通させて食わせる
といったようにカイドウの威光を盾に侍や国民達をひたすら虚仮にして嘲笑いつつ、悪意しかない徹底的な暴政を敷いてワノ国に地獄絵図を産み出した。
見ろカイドウ意地汚ェ者共が 「SMILE」の残りカスを食いやがった!!ぐふはは!!!
そうじゃえびす町を見習え!!腹が減っても家族が死んでも!!明るくへらへら笑って生きよ!!
貴様らの様な虫ケラにはそれがお似合いじゃあ!!ぐふはははは!!
しかし
光月モモの助や赤鞘九人男の遺体を確認できなかったことが気にかかり、赤鞘九人男の残党捜索や刀狩り・子供達への洗脳教育などを続けてきた。
◆新世界ワノ国編
将軍として君臨。己の思うがままに振る舞う暴君として民を苦しめている。
それまで
ドンキホーテ・ドフラミンゴを仲介として世界政府にも輸出していた武器兵器を、ドフラミンゴ失脚後も政府(CP-0)がワノ国に直接取引に赴いてまで欲しがっている弱みにつけ込み、強気で交渉するなどしたたかさも見せる。
赤鞘九人男を直接見たわけではないが、かなり信頼出来る情報源を通じて、赤鞘九人男や光月日和の動向・おでんの忠臣たち共通の足の入れ墨を把握。
反乱・入れ墨の情報を元に約千人もの都に住んでいたおでんの元部下達を捕らえるが、霜月康イエが身を呈して罪を被ったことで、「反乱の情報とされる紙は康イエの流した悔しまぎれのウソであり、オロチは極度の怖がりのあまり罪なき人々を捕らえた」として影では部下達から嘲笑され、九人男の反乱は嘘だと思われてしまう。
わしとて未だ侍達を確認しておらぬ
20年前の“昔”から人が飛んで来た……!? あの燃える城から!? ――誰かの首を見せねば
――――いや見せた所で信じ難き事象!!
――――ただでさえ家臣共に信じて貰えぬ事実を…康イエのバカがさらに……!!
笑いのタネに変えおった……!! だが情報は確かだ!!
それでも確かな情報源を信頼していたオロチは、年に一度の死者を弔い百獣海賊団拠点の鬼ヶ島で宴会が行われる「火祭り」の日に決起が起きる予定があり、その時間と集合場所を正確に把握。
部下達に影で笑われながらも、将軍の絶対権力により入れ墨の入った者を捕らえ続け、百獣海賊団のギフターズを使ってワノ国中の橋や港を破壊することで反乱軍の終結を妨害。
火祭りの日に集合できなければ後は各個撃破できることもあり、万全の備えで反乱を妨害したオロチは、都の留守を腹心の狂死郎に任せて鬼ヶ島での宴会「金色神楽」へと向かった。
四千人!? よくぞ集めたな……だが 誰一人そこには現れぬぞ!!!
赤鞘の亡霊共よ!!! 孤立無援の絶望を味わえ!!! お前達には復讐のチャンスすら与えぬ!!!
ムハハハハハハ!!
金色神楽
鬼ヶ島では当初はカイドウと共に酒盛りをするなど宴に興じていたが、やって来た「内通者」がモモの助を捕らえてきたことを知ると恐怖に怯え、反乱軍の正当性と士気を挫くためにモモの助の処刑を行おうとする。
モモの助を磔にしていざ処刑をしようとしたところ、その前に突然カイドウと
ビッグ・マムの二人が本格的に『
ひとつなぎの大秘宝』を手に入れるべく海賊家業に本腰を入れ、花の都の人間も武器工場の労働力にして、ワノ国を
海賊の楽園となる「無法地帯」とすることを宣言。
自身のお膝元の花の都にまで手を出されることに激昂したオロチは当然カイドウに食って掛かるも、悪魔の実で姿を変える暇も無く、
火災のキングの刀を借りたカイドウによって、
あっけなくその首を切断されてしまった。
直後にカイドウはオロチ傘下の侍・忍者たちに自分に従うかオロチの仇討ちを為すかの二択を迫るも、彼らは
即断即決でカイドウに鞍替えする。
驚いたものはいたが、誰一人としてその死を本気で悲しむ者はいなかった。
ヒョウじいからも「武士の風上にも置けない奴ら」と言わしめたこの薄情者どもの対応は、「多くの人に慕われ、20年経っても遺志を継ぎ、仇を討とうとする」おでんと、「彼の生み出す金と権力が好きなだけで、慕われてなど更々いなかった」オロチとの対照的な人望をまざまざと示すものだったと言えよう。
…もっとも、彼が8つの首を持つヤマタノオロチの能力者の為、本当にここでオロチが絶命したのか、その確証はまだ得られていないのだが……。
1008話にて生きていたことが判明。
カイドウに裏切られた腹いせとして福ロクジュと共に屋敷に火を放ち続けていた。ところが道中で錦えもん達と遭遇。
カイドウとの戦いで満身創痍の赤鞘九人男を見て「手負いの貴様らなど恐るるに足らん!」と6本の首を持つ大蛇に変形して襲いかかかるが、一瞬で首を全て斬り落とされる。
これで今度こそ死んだと思われたが、一本だけ残していたためしぶとく生存。
カン十郎をけしかけ、黒炭一族の怨みの化身「火前坊」を描かせて鬼ヶ島の火薬庫を爆破しカイドウに意趣返しを行うと同時に自分自身はロクジュと共に鬼ヶ島脱出を企てる。
知っておるぞカイドウ…城の地下の巨大な武器庫……!!
ワシが作らせた兵器達!!
着火せよカン十郎!!全て吹き飛ばせ!!
早く来い福ロクジュ…!!脱出じゃ!!海賊の戦争なぞワシらにはどうでもいい!!
だがロクジュは雷ぞうとの「我慢比べ」に敗れ、更には死んだと思っていた小紫が現れた事で喜んだ一瞬の隙を突かれて海楼石の釘を刺された事で、能力の一切を封じられる。
更にはダメ押しとばかりに小紫自らが光月日和である事を明かした事、そして天罰覿面と言わんばかりに天井が崩落しその瓦礫の下敷きとなって完全に追い詰められたと悟りパニックに陥る。
それでも尚「本当はおでんが好きだった」「おでんは立派な侍だった」「復讐なぞ今時流行らぬぞ」等と自分の過去の言動・所業を全力で棚に上げた戯言を吐いて命乞いをするが当然ながら日和には通じず、日和への罵詈雑言を並べ立て絶体絶命…と思った所へ、カン十郎が最後に放った「火前坊」が現れる。
それを見たオロチは幸いとばかりに日和を焼き殺すように命じたが、火前坊はそれに反して道連れとせんとばかりにオロチを瓦礫ごと自身の炎で包み焼き尽くした。
ふぁー!?おい!!こっちじゃねェ!!!
ギャアアアア~~~~!!!
バカめカン十郎ォ 日和助けろォ!!! 熱ィアアアア!!!
ゲホッ!!グフ…!!クソッタレ!!!小紫ィ~~!!!
グフハハ 道連レニシテクレル!!
黒炭の怨念アナドルナァ~~~!!!
と思いきや、振動で海楼石の釘が外れ、動けるようになったオロチは炎に焼かれ火達磨になりながら執念で蛇に変身。
唯一残った復讐心をバネに動き出し、日和を道連れにしようと襲いかかる。
アノ世デ再ビ 酌ミ交ワソウゾ!!!ブヒャヒャ
修羅場でござる…
!?
日和にとって絶体絶命の中、間一髪で傳ジローが駆けつけて残った最後の首も切り落とされ、ようやく稀代の暴君黒炭オロチは全ての力を失う。
復活を使い切り、絶命間際になってなお、一族への迫害と私刑から生まれた復讐心は消えず、
「黒炭家ノ怨念ハ…末代マデコノ国ヲ呪イ続ケルゾ……」と末期の言葉を吐くが、
日和に「燃えてなんぼの!!! “黒炭”で候っ!!!」とおでんの辞世の句をもじって黒炭オロチの全てを否定する言葉を言い捨てられる。
言い返すこと叶わず、ワノ国を呪い続けたまま炎に包まれ絶命した。
【余談】
元ネタは底辺ともいうべき小間使いから国の頂点にのし上がった事から
豊臣秀吉と考えられる。
アニメ版では彼の過去を描いた回想はオリジナルシーンを追加した状態で放送され、オロチがひぐらし達と出会う直前まで迫害を受けていた場面やヘビヘビの実を食べるシーンが追加されている。
また、死に際には黒炭家の呪いが続くことを仄めかしながら焼け死んだが、オロチが死んだならば八岐大蛇の悪魔の実もリポップすると思われ、さらにお玉が本名は『黒炭玉』。日和は『燃えてなんぼの黒炭に候』で締めくくったが、お玉を含めないはあくまで日和と読者と尾田先生。しかし先生自身SBSにて詳細を知らない庶民が知った際を憂いており、何か伏線くさく感じるが...?
わしの書き込みをざれ言と言うも結構!! わしには勝手に追記・修正する"権力"がある!!!
- 生き残りの黒炭一族がもしいたら見つかり次第ファイヤーパールプレゼントだろうな -- (名無しさん) 2022-08-24 23:49:09
- 燃えてなんぼのに関しては、言葉遊び的なモノっていう意見があってなるほどなぁと思った -- (名無しさん) 2022-09-03 11:56:30
- 狡賢い頭脳があるなら、場合によってはカイドウが自身と手を切るのではという万が一に備えての保険くらい用意できると思うのだが… -- (名無しさん) 2022-09-23 19:06:46
- ワンピースにしては珍しく悲しい過去が明かされた悪役だから最後どうなるかと思ったけど、普通に殺されて死後も辱められるとはある意味哀れ -- (名無しさん) 2022-09-24 12:07:28
- 結局尾田は何が言いたいんだろう -- (名無しさん) 2022-11-14 08:58:53
- 迫害のせいでここまで歪んだキャラだしコイツは生きてモモに許されるぐらいが良かったと思うなぁ -- (名無しさん) 2023-01-12 13:24:24
- カイドウはある意味で政府からワノ国を守っていた(彼の侵略が無ければ自力で守れていたのだが。)のに対して、オロチはカイドウから花の都の住民を守っていた(オロチがいなければカイドウは花の都の住民を即座に奴隷化していただろう。)という構造が面白い。 -- (名無しさん) 2023-02-27 10:25:30
- ↑2それはそれこれはこれだよ、過去がどうであれ今に至るまでの所業は死すら生ぬるいレベルだし -- (名無しさん) 2023-03-16 01:19:19
- オロチの爺さんは切腹していたわけだが、本来切腹は一族の名誉を保つため、長となるものが全責任を持って行うことなのよね。それを行ったにも関わらず、黒炭家への仕打ちはもはや切腹が形骸化していたのか、あるいは民衆からすればお上がかってにやってる処刑法的な理解しかなかったのか、いずれにせよこれでは、切腹自体の意義が無くなっちまってるな。 -- (名無しさん) 2023-04-05 14:37:36
- 黒炭だけどワノ国のためにルフィ達と共に戦ったお玉の存在によって黒炭への迫害が無くなることがあれば少しはオロチも救われるのだろうか? -- (名無しさん) 2023-04-05 17:37:47
- 燃えてなんぼの黒炭ってのを単なる言葉遊び以外に捉えてる人がいたのがビックリしたなあ -- (名無しさん) 2023-05-03 04:58:10
- タグに「自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪」ってあるけどコイツは自分が悪だという自覚がありながら国を亡ぼす為に悪政を敷いているから違うんじゃないかな -- (名無しさん) 2023-07-03 09:36:51
- なんとなくミラキュラスのリラにも似てるような -- (名無しさん) 2023-09-10 09:59:37
- 過去自体は同情できるけどだからってたくさんの人達を苦しめて殺して良い訳じゃないし末路は妥当あと -- (名無しさん) 2023-09-19 19:41:58
- 迫害されて復讐に至ったオロチが、最終的には自分の一族すらも自ら痛めつけるようになる程に見えなくなっていたのは皮肉としか言いようがない -- (名無しさん) 2023-09-25 01:09:52
- 結局こいつのせいでさらに黒炭への差別は酷くなるだけだよね… -- (名無しさん) 2023-10-19 20:33:23
- ↑6オロチの暴政も黒炭家が受けた迫害もどちらも凄惨だったから、一方の悪である黒炭がほぼ全滅した後でその発言は正直口プロレス扱いするには重すぎた… 黒炭側の代弁者としてカン十郎が生き残って対バンしてればラップバトルとして成立してたと思うんだが -- (名無しさん) 2023-10-19 21:54:42
- ↑あと「洒落のきいたこと言いたいがために誤解を招く表現をした」っていうのがまんまリアルお偉いさんあるあるすぎて言葉遊びというか失言を連想させてしまうのがな… -- (名無しさん) 2023-10-31 08:15:33
- 結局ワノ国編の教訓って一度でも敵対した人間は後に禍根にならないよう女子供まで残さず根絶やしにしろって事なんだよな。悲しいけど -- (名無しさん) 2023-11-30 22:30:10
- アニメだと燃えてなんぼの黒炭の部分は「本当に言ったのか?」っていう創作にも思えたな…(首が浮く場面とか特に) -- (名無しさん) 2023-12-01 09:26:51
- 小紫が日和と気付かない、錦えもんの運の良さを頭がキレる奴だと思ってたりとか基本マヌケ -- (名無しさん) 2024-01-05 14:37:35
- ↑読者は明かされてるからわかるけど消したおでんの娘だなんて思わないしあれだけみたら頭が切れるように見えてもおかしくないからマヌケとは思わない -- (名無しさん) 2024-01-05 19:59:03
- 冷静に考えるとおでんの遺児をやたら警戒してたのも「そもそも『黒炭なら何をしてもいい』と言わんばかりの凄惨な迫害から簒奪を成功させた自分という前例がある」「宿敵おでんの強さを目の当たりにして来た」「おでんは幼少の頃からデタラメに体力があった(=遺体が確認できなかった遺児達がおでん並みに強く、自力で生き延びた可能性がある)」と揃ってみりゃ「おでんの妻子の死を確認できない限り、第2第3のおでんが現れる可能性が否定しきれない」「ヘタをすると『今度は自分がカイドウの武勇を持ってるかつての自分に狙われている』ような立場になったかもしれない」とオロチ本人からすれば実感がありすぎるレベルで消息不明のおでんの遺児の危険性が嫌でも忘れられないんだよなあ……。 -- (名無しさん) 2024-01-07 21:21:38
- 境遇は同情できるが唆されたとはいえその後の所業はまったくもって同情できない。結果的に黒炭家への差別をより酷くしてるだけだし -- (名無しさん) 2024-01-25 20:38:11
- ↑3それは読者に明かされてるからわかるだけでなにも知らなきゃ普通はわからんでしょ… -- (名無しさん) 2024-03-01 14:30:00
- 黒炭家が邪智暴虐のレッテルとなった今ならお玉より別のクズ(天竜人とか)が黒炭家扱いされるかも。一応黒炭の血を引いてるお玉であってもカイドウ・オロチ討ち入りに多大な貢献を果たした以上黒炭家扱いされないかも。 -- (名無しさん) 2024-03-01 19:22:22
- 純粋な復讐者では無かったよね。 -- (名無しさん) 2024-05-07 01:41:49
- むしろ純粋な復讐者であって欲しかった…怨霊になった時に怯えながら消えるんじゃなく迫力ある怒気出しながら自分たち黒炭への迫害の怨み、そして冤罪とはいえ日和達も同じような扱い受けた事を指摘し「こんな国に守る価値かあるのか!?」と問い詰めてそれまでオロチへの怨み一辺倒だった日和とモモを初めてビビらせる、モモ達の答えを聞いた後は「なら地獄で見届けてやる!」と笑いながら燃え尽きる、くらいはして欲しかった -- (名無しさん) 2024-07-03 19:07:06
- 残念ながらそんな器のキャラではないからなぁ…結局復讐したのも他人に言われたからだし -- (名無しさん) 2024-07-03 19:10:27
- なんだかんだ嫌いではない悪役。また地味にワノ国の身内でケジメをつけ表向きはカイドウに処された扱いになったのも面白い。ホーディ→ドフィ→オロチと続いて、最後には金田一少年事件簿の犯人ばりの悪役が出てくるかも。 -- (名無しさん) 2024-12-02 19:33:50
最終更新:2024年11月10日 14:22