疫災のクイーン

登録日:2019/07/19 Fri 00:14:49
更新日:2019/11/30 Sat 16:21:18
所要時間:約 7 分で読めます





やせちまったらモテすぎるから♬
あえてやせないタイプの♬


“FUNK"!!


丸く見えるが筋肉だから♬
歌って踊れるタイプの♬


“FUNK"!!


エキサ~~~イト!!!


待たせたなゴミクズ共ォーーーーーー!!!!



疫災のクイーンとは、漫画『ONE PIECE』の登場人物。


●目次

【プロフィール】

所属:百獣海賊団
役職:大看板
悪魔の実:リュウリュウの実 古代種 モデル“ブラキオサウルス”
懸賞金額:13億2000万ベリー
異名:“疫災(えきさい)”のクイーン
笑い方:「ムハハハハ」
CV:高橋広樹

【概要】

四皇百獣のカイドウ”の懐刀にして、三人いる“災害”と称される百獣海賊団の最高幹部「大看板」の一人。

女王(クイーン)という名前だが男性で、見た目は丸々と太った弁髪に太いドジョウひげでグラサンの男。
右肩には「QUEEN」の文字と百獣海賊団のマークの刺青があり、左腕は機械化されている。
本人によれば「やせたらモテすぎるからあえてやせないタイプ」「丸く見えるが筋肉」との事。
ほぼ球体に見えるため、ルフィからは「風船」と呼ばれている。
かなりの愛煙家で、常に葉巻を放さない。
ちなみに髪と髭は原作ではベタ一色の黒塗りだが、カラーだとまさかの黄色である。


【人物】

ノリを大事にするファンキーな性格で、口癖は「エキサイト」
ミュージカル風に登場したり、部下たちにコミカルに接したりと剽軽なところがあるため、部下たちからはスター的人気がある。
クイーン自身が不機嫌で無ければ、部下もクイーンにツッコミをいれることも。
部下に困っていることをランキング形式で最後まできちんと聞き、その深刻さ*1に驚いてツッコミをいれる一面も。
ルフィに「風船」呼ばわりされても大して怒らないなど、基本は寛容。
時々「絡繰公演(カラクリライブ)」として、処刑などを自分の作った絡繰を用いたショーとして行っている様子。

が、そこは四皇率いる海賊団No.3相当の大幹部。
敵には残虐かつ抜かりのない一面もあり、ルフィやワノ国のかつての大ヤクザ“花のヒョウ五郎”の実力も侮らず評価し警戒してもいる。
はるか格上であるシャーロット・リンリンと自分の実力差を知ってなお策を講じて挑んだり、部下達にテキパキと指示を出したりと指揮官としても優秀。

ワノ国の郷土菓子「おしるこ」が大好物で、「おれの酸素」と称するほど愛食している。
基本的におしるこを食べていると上機嫌で、おしるこを食べないと不機嫌になり、不機嫌さが増していくと残虐な一面が顔を出す。
機嫌を損ねると何をするか分からないところもあるため、部下たちはクイーンが不機嫌になるであろう報告はしたがらない。

トップのカイドウのことは「カイドウさん」と呼んでおり、「ワノ国はカイドウさんの“ナワバリ”だ」と呟くなどきちんと敬意を抱いている。
同じく大看板の一人、旱害のジャックからは火災のキングと合わせて「兄御達」と呼ばれ、キングやクイーンはジャック(28歳)のことを「ズッコケジャック」と呼んでよく叱っているらしい。
最低でもそのくらいの年齢はあるとみてよい。
キングとは仲が悪く、作中初登場時には「ガキ共の戦意をへし折るのが遅い」と文句を言われ、逆に「黙れ拷問好きの変態野郎」と言い返したりと、お互いに「バカ」「カス」などと罵り合っている。

ちなみに花魁「小紫」にべた惚れしており、遊郭の常連でもあるらしい。
そのため、小紫が死んだと聞かされた時には「小紫た~~~~ん!!」と大号泣していた。

【発明家】

ごつい見た目に反して手先が器用であり物作りが趣味で、カラクリ武器や病原体をよく開発している。
接触感染する病原体(ウィルス)を込めた弾丸「疫災(エキサイト)弾」を部下に渡している他、真打ちのホールデムもおそらくクイーンからもらった「絡繰刀(からくりとう)」を所持しており、SMILE以外で百獣海賊団の戦力を支えている縁の下の力持ち。
疫災」という異名は、こうした兵器開発と暴れた時の本人の凶悪さから来ていると思われる。
口癖の「エキサイト」も関係しているかもしれない。

  • 疫災(エキサイト)
配下のダイフゴー曰く「クイーン様の傑作の一つ」と称される生物兵器。
接触感染タイプで、撃ち込まれた弾丸や感染者を通じて感染すると、高熱と激痛に加え、全身から血を噴き出してしまい最終的には死に至る奇病「ミイラ」を発病する。
感染者のなれの果てが"枯れた植物"を思わせるしわしわの姿にちなんでミイラと名付けられた。
作中ではこのウイルスが入れられた銃弾タイプと200発分に相当する大型の爆弾タイプが登場した。
発病まで数瞬に加え、ルフィも苦しむほどの効力・接触感染の恐怖からパニックを引き起こすことも可能と厄介だが、トニートニー・チョッパー曰く「わりと簡単なウィルス」で容易にワクチンを開発できていた。

  • 絡繰刀(からくりとう)
ホールデムが所持してた
ホールデムがルフィへの攻撃に使用しようとしたが、その威力を発揮する前にルフィに瞬殺されたので、詳細は不明。
アニメ版905話では、蛇腹剣として描写された。

  • 首輪
「大相撲地獄(インフェルノ)」の際にルフィとヒョウ五郎に嵌めた首輪。
土俵と連動しており、土俵から出ると首輪の内側から鋭利な爪が飛び出して対象者の首をはねとばす処刑器具。その爪の威力は石柱を砕く程で、まともにくらえばルフィもただでは済まない代物。


【戦闘能力】

動物(ゾオン)悪魔の実の古代種「リュウリュウの実 モデル“ブラキオサウルス”」の能力者。
巨大な竜脚類に変身できる。
恐竜の中でも特に巨大なブラキオサウルス(直立時の頭までの高さは15m近い)の力により、獣型の姿は百獣のカイドウの龍に次いで動物(ゾオン)系悪魔の実の中でも最大級の大きさを誇る。
獣型に変形すると左腕の装備もそのまま巨大化する*2
ちなみに大看板は全員動物(ゾオン)系古代種の能力者である。
なお、ブラキオサウルスの名は偶然か必然か「腕トカゲ」の意を表す。

実力も確かで、人型でも義手でルフィの攻撃をあっさり受け止め投げ返している。



◆技

  • 無頼男(ブラキオ)爆弾(ボムバ)
ブラキオサウルスに変身したクイーンが、高所から落下して真上から強烈な頭突きを叩きこむ。


【劇中での活躍】

ワノ国

兎丼の囚人採掘場にて

カイドウの命令で、カイドウに敗れたが殺すには惜しい実力者であるキッドルフィの心を折って部下に引き込む役目を任され、二人が収容された兎丼の囚人採掘場に現れた……
のだが、その時にはもうキッドは逃げており、ルフィも絶賛逃走中だったため、ショックのあまり顔芸を披露した。

その後なんやかんやで再び捕まったルフィに対し、百獣海賊団の傘下に加われば全部許してやると勧誘するが、当然ルフィは拒絶したため、
「クイーン様の絡繰公演(ライブ)」と称した処刑ショー「大相撲地獄(インフェルノ)」を開始する。

土俵から出れば刃が飛び出し首を吹き飛ばす首輪をはめられたルフィとヒョウ爺は、「仲間になるならルフィだけは解放する」という条件付きの相撲デスマッチを強いられることになる。
とはいえ、ルフィの海楼石の手錠を外したこともあって逆に次々と部下をルフィに倒されてしまうが、それをおしるこを食べながら観戦し、「時間と人数が戦闘には一番堪える」と余裕を見せていた。

そして一夜が明けた後、おしるこを食べていなかったことと小紫が死んだことをカイドウに聞かされたことで機嫌が悪くなり、
キラーを助けようとして再び捕まったキッドをキラーと共に水に沈め、ルフィとヒョウ爺が生きている限り水からは出さないという、どちらかが死ぬしかない非道なルールの元、大相撲地獄を再開しようとする。
しかし、そこに遂に記憶喪失のおリンさんことビッグ・マムが襲来。
おしるこを狙っていることを知ったクイーンは怒りで我を失い、ブラキオサウルスへと変身。
ビッグ・マムに挑もうとするが……


いいから!

おしるこを……!!

よこしなよぉ~~~~!!!


ブホヘェッ!!


思いっきり地面に叩きつけられた上にジャイアントスイングよろしく首を掴まれて振り回され、たった二撃でのびてしまった。
しかしそこは百獣海賊団大幹部。意識は完全に失っておらず、ビッグ・マムとクイーンは、ルフィの失言でおしるこをルフィが食べ尽くしてしまったことを知る。
貧しい村人達におしるこをご馳走できない事実に激昂した“心優しいおリンさん”がルフィを狙っている間にクイーンはすぐさま動けるまでに復活し、策を講じて必殺の“無頼男(ブラキオ)爆弾(ボムバ)”を高所からビッグ・マムの脳天に叩きこむことに成功する。
が、その結果、ビッグ・マムを倒すどころか記憶を蘇らせてしまい、完全復活させてしまう。

己の必殺技を食らって倒れもしないどころか雰囲気が変わったビッグ・マムにクイーンはビビりあがり、


終わった……!!
ムリムリムリムリこんなバケモノ!!!
さっきとまるで雰囲気が違う!!!
何が起きた!?


神・エネル張りの顔芸を披露してしまい、部下と共にもう駄目だと死を覚悟するが、
記憶が蘇ったショックか空腹のあまりかビッグ・マムは眠りについてしまい、どうにか命を拾うこととなった。

スマートタニシ雷ぞうとカリブーの工作で使用不可能でカイドウに連絡が取れなかったこともあり、
仕方なく自分の判断のもとで急遽部下達に指示を飛ばし、囚人採掘場は看守長のババヌキに任せ、ビッグ・マムを純度100%の海桜石の錠と鎖で厳重に拘束し、猛獣用の麻酔を100本打った上で可能な限りの部下を連れた最厳戒態勢で、大急ぎでカイドウのいる鬼ヶ島へと運んでいった。注射針なんか刺さるのか・・・?口の中にでも流し込んだのか?
キングから「ビッグ・マム海賊団の艦は海に沈めた」と報告を受けていたのにビッグ・マムがいた*3こともあってか、ビッグ・マムを海に沈めても意味はないと思っていたようで、更に最高硬度の海桜石の錠で厳重に拘束しても、護送途中で目が覚めたら自分たちの命は無いと覚悟していた。

本物の天災の前には疫災も形無しであった。




しかし完全にルフィの存在は忘れていたため、囚人採掘場ではルフィが大暴れした挙げ句制圧していた。


鬼ヶ島にて

目を覚まして食事もとって*4空腹を満たしたリンリンに対し、なぜかカイドウがわざわざ海桜石の手錠を外させ、リンリンとカイドウが決闘を開始。
二人の衝突で天が割れる光景にクイーンや下っ端達は震え上がった。

夜通し鬼ヶ島で怪物二人の決闘が行われる事態に、下っ端達がボスをほっといて脱出を考え始めたことをクイーンはとがめ、自身は極めて真面目にまだ連絡がつかない「兎丼」囚人採掘場へ現状を確認しに行こうとする。部下「逃げる気でしょう!」
いざスマートタニシが復旧して囚人採掘場看守長ババヌキから連絡が入った際には、リンリン護送の際に部下をたくさん連れていったことを詫び、人手が必要なら向かう趣旨を告げるいい上司っぷりを見せた。部下「かっこよく鬼ヶ島を出たがってる!」。
が、お玉の能力に支配されていたババヌキにすげなく「異常なし」の報告と共に断られてしまった。クイーン「異常あれ」。

決闘終了後、酒グセの悪いナンバーズが「火祭り」「金色(こんじき)神楽(かぐら)」の宴会目当てに帰ってきたことを嫌がったり、
なかよく酒を酌み交わすリンリンとカイドウにクイーンは呆れつつもカイドウの「よく聞けおめェら」に「なんすか」と応じたが、
百獣海賊団とビッグ・マム海賊団の海賊同盟をカイドウたちが決定したことに驚愕した。

【余談】

  • 名前
名前の刺青やライブを行うなどから、イメージは『ボヘミアン・ラプソディ』で有名な『QUEEN』の方かもしれない。
また偶然なのか狙った構図なのかは不明だが、皮肉にも“クイーン”として圧倒的に格が違う“万国(トットランド)女王”ビッグ・マムとぶつかる結果となっている。

  • 甘美なる死亡フラグ
おしるこが大好物であることが判明した際、丁度記憶を失ったビッグ・マムがおしるこを探して兎丼を目指していたおりに、「誰にも渡さねえぞ俺の大好物」とフラグも立ててしまったため、ネット上の一部読者の間では早くも「死んだわクイーン」と言われていた。



追記・修正は痩せたらモテすぎるからあえて痩せないタイプの方がお願いします。

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