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聖闘士星矢: Knights of the Zodiac

登録日:2026/09/07 Mon 19:45:59
更新日:2026/09/07 Mon 20:14:11NEW!
所要時間:約 12 分で読めます



伝説の聖闘士が、全世界へ新たな歴史を刻む──。

聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』は『聖闘士星矢』を原作とした3DCGアニメーション作品。

概要

『聖闘士星矢』の基本設定を元に、根幹的な設定の見直しに加え、原作で活躍の少なかったキャラに新たな活躍の場が与えられたり、十二宮編以降に判明した設定を『NEXT DIMENSION』の範囲を含めて取り入んだりすることで再解釈した作品。

第一期に当たる白銀聖闘士編まではNetflixの独占配信となっていたが、十二宮編に相当する「バトル・サンクチュアリ」に関しては他の配信サービスでも視聴可能であった。

青銅・黄金聖闘士のキャストや各種聖衣のデザインはアニメ版を基本としているが、設定は漫画原作版に合わせられた部分も多く、分かりやすい部分ではオーロラサンダーアタックではなくホーロドニースメルチ、瞬の師としてダイダロスが登場する。

聖衣がプレート状になって収納される、アイオロスを追跡するサガとシュラの空中戦の描写など『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』の影響と見られる描写もある。

なお、その作品性質上、本記事は原作の展開と比較しての記述が多く、原作側についてはある程度知っていることを前提とした記述となっている。本作独自のネタバレについてはクッションを置いているが、原作に関しては考慮していないのであらかじめご承知おかれたい。

あらすじ

ダウンタウンの施設で暮らしていた星矢は、ある日チンピラとの喧嘩の中で突如凄まじい力を発揮する。
城戸光政の説明で、聖闘士や小宇宙について知った星矢。いきなりのことで困惑するも、それは幼い頃に離れ離れになった星華に繋がると知りシャモス島へ向かう。

登場人物

メインキャラ

星華と離れ離れになった時期と、聖闘士について知り修行を始めた時期が別々になっている。年齢自体も引き上げられ、修行開始が12歳で、聖闘士になったのがその6年後(これに関してはどっちかというと原作の設定が若すぎる)*1。瞬の件もあるからか、原作と異なりシャイナ相手でも正面から戦っている。

幼い頃に描いた星華の似顔絵を宝として持ち続けており、それをいい年してみっともないといじめられることもあった中で、沙織は否定も深追いもせずに大切な人であることを共感してくれたことから、アテナであることを知る前から信頼のおける人物として考えていた。

原作と比べて性格や設定に殆ど変化がない。銀河戦争に疑問を抱くも、童虎の命もあって敢えて参戦することに。ドラゴンの聖衣については最強の盾は残っているものの拳の方の設定はオミットされ、矛盾の下りがカットされている。

地上を滅ぼすと予言されたアテナの化身である沙織が、黄金聖衣を賭けの対象とした大会をしているということで殺しに来るも、その小宇宙や星矢の自身の命も顧みずに紫龍を助ける姿勢に圧倒されて絆されていく。聖域の刺客として現れただけあって内情に多少詳しいような描写がある。

先述の通り原作に設定が寄っているので「ホーロドニースメルチ」の他、氷結リングも「カリツォー」になっている。

性別が女性になっている。本作最大の変更点であり、大いに物議を醸した。これに伴って女性聖闘士の仮面の掟もなくなっている。

性格もそれに伴って大きく変更されており、むやみな戦いを好まない性質はそのままだが原作に比べると気さくな印象を受ける。幼少期から小宇宙の才能があり、一輝に人を傷つけずとも自分の身は守れるように防御の特訓を受けている。

その小宇宙の才能故にデスクイーン島から聖闘士の見習いとして狙われるも一輝が身代わりになったことで連れ去られてしまう。孤独にひれ伏していたところでジュネに出会い、アンドロメダ島へ向かうことになるが、当初は一輝が連れ去られる原因となった小宇宙の修行自体に否定的であった。しかし、小宇宙の制御が出来なければ望まず人を傷つけることになるとダイダロスに諭され、修行を受けることに。

詳細は言及されないが幼少期の描写で「EVER YOURS」のネックレスを付けている。

ヴァンダー・グラードが差し向けた刺客として黄金聖衣を狙う。城戸光政の100人の子供の設定は残っていないので、エスメラルダを死なせてしまった自身の甘さへの憎しみのような部分が強調されている。

それ以外の活躍はデスクイーン島送りの経緯以外ほぼ原作と同様。強いて言うならアニメ版では変更された十二宮編最終盤が原作通りになっているので、サガのギャラクシアンエクスプロージョンを受けるシーンが映像化されている。

アテナ像に降誕した折、杯座の聖衣によって人類を滅ぼすと予言される。それによって教皇およびその命を受けた聖域から命を狙われるもアイオロスによって助け出された。

聖域の聖闘士も沙織がアテナの化身であるということは認識した上で、それに離反して教皇に付くという構図となっている点が原作と大きく異なる。

いざという時の毅然とした態度は健在である一方、原作以上に等身大の少女としての描写も多くなっている。

青銅聖闘士

俗に言う青銅二軍の方々。オープニング映像には映らなくなっているが、むしろ原作よりも活躍が増えている他、ジュネが別行動ではあるが彼ら5人にも匹敵する活躍を見せる。
銀河戦争においては原作以上に軽口と軽薄な面が目立ち、紫龍の冷静さの引き立て役となっている面が否めない。しかし、十二宮編後半で銀河戦争敗北組に自身の胸の内を吐露し、他の4人をも奮い立たせるという回想が披露され、ダンテ相手に奮闘した。

沙織との間柄も変化しており、父親が城戸邸に仕えているのか、一度それに付き添った際に沙織を見て恋した、という具合になっている。

  • ベアー檄
    • CV:福原耕平
星矢との初戦はハンギングベアーすら見せずにあっさり敗れる。

十二宮編でのアテナ防衛時にはモーゼス相手に奮闘。ハンギングベアーをようやく披露。邪武に奮い立たせてもらった恩に報いるべく、ハンギンググリズリーというほぼペガサスローリングクラッシュみたいな新技も披露し、モーゼスに一矢報いた。

3D化に伴って白目を剥き、原作以上に不気味な雰囲気。最初から「ざんす」口調。

メロウポイズンすら見せずにあっさり氷河に敗れ、十二宮編後半でもモーゼスのカイトススパウティングボンバーで戦闘不能になり、あまり見せ場がなかった。

  • ウルフ那智/ライオネット蛮
まともな戦闘描写もなく銀河戦争1回戦に負け、他の1回戦敗北組共々2回戦も見ずに元の修行地へ撤収。そのため那智に関しては一輝に精神を壊されずに済んだとも言える。

十二宮編後半では那智はアステリオンを相手に食らいつく活躍を見せるが、蛮はそのアステリオンにミリオンゴーストアタックで即落ちさせられてしまい、原作でも活躍が少ないのに本作でもあまり補強されなかった。

瞬が女性になったことで気さくな女友達というような間柄に。瞬が十二宮編へ向かうのを止めるのとは打って変わって、十二宮戦の裏側で聖域の調査に身を投じるという役割になり、大幅に出番が増えている。

アフロディーテに敗れたダイダロスを弔った後、アンドロメダ島を訪れた魔鈴と共にダイダロスの言葉に従いスターヒルへ向かう。鞭で巻き付けた相手を地面に叩きつける「レインボーウィップラッシュ」という必殺技も設定された。

真実を知った後は十二宮の黄金聖闘士に伝えるべく、最終的には双魚宮で瞬共々師の仇であるアフロディーテに挑むようになって。

白銀聖闘士

出番が増えているものもいるが、バベル・カペラ・シリウス・ディオ・アルゲティはカットされている。
  • イーグル 魔鈴
    • CV:井上富美子
シャモス島へ潜り込んだ星矢を引き取り、修行をつける。瞬の設定変更に伴い、女性聖闘士の仮面の掟もなくなっているが、魔鈴のみは過去と感情を捨てるべく、仮面を付けたという。

原作では何の説明もなく教皇に疑念を抱いていたが、本作では過去と共にその辺りについても描かれ、いつのまにか向かっていたスターヒルに関してもジュネと共にムウ・アルデバランに頭を下げ、貴鬼も加えた5人で向かう形になり、スターヒル内での戦いも描かれた。


  • オピュクス シャイナ
    • CV:小松由佳
仮面の掟がなくなっているが、原作の仮面にあった模様のフェイスペイントに名残が伺える。活躍は殆ど変わらないが、仮面の掟がなくなった分より星矢個人に惹かれた側面が強くなったように見える。

  • リザド ミスティ
    • CV:小田久史
殆ど変化がなく「私は美しい…」も健在。流石に脱がなくなっており、セリフ自体も短縮。本作では沙織がアテナであることを明確に認識しているので、アテナが自分より美しい可能性を語らなくなっている。また、マーブルトリパー前のカウントが英語になった。

  • ホエール モーゼス/ハウンド アステリオン
    • CV:稲田徹(モーゼス)/新井良平(アステリオン)
星矢との戦いはほぼ原作から変化なし。魔鈴の脱出方法が関節を外す、ではなく星矢が流星拳で鎖を破壊したという方法になっている。

十二宮編で再登場。本作では青銅二軍が雑兵から沙織を守るシーンが白銀聖闘士の襲撃となっており、モーゼスは檄、アステリオンは那智と戦う。

  • クロウ ジャミアン
    • CV:北島淳司
白銀聖闘士編では原作と変化なく、一輝に吹き飛ばされて出番終了。

十二宮編後半で再登場。聖域に弓引いたクレオを始末しようとするが、それを妨害しに来た魔鈴と対峙。「アルティメット・ブラックウィング…」と新技を出しそうだったが、あっさりイーグルトゥフラッシュで沈んだ。

  • ケルベロス ダンテ
    • CV:花輪英司
カペラがカットされたのでこちらが代わりに幻魔拳を受けた。内容は首のない聖衣に迫られるだけのもので、原作のカペラに比べると幾分軽い。

十二宮編では邪武と激突。鉄球に炎を纏わせてぶつける「インフェルノハリケーン」という技も登場した。ケルベロスだけに3つに増やして放つことができる。戦いの後は、上記のモーゼス、アステリオン共々和解した。

  • ペルセウス アルゴル
    • CV:金本涼輔
戦闘内容自体は盾に映す作戦の実行者が氷河になっているくらいの変化だが、アイオリアが日本へ出向くシーンと同じ回だったこともあってかかなりコンパクトにまとめられており、ラスアルグールゴルゴニオもカット。

他の多くの白銀に十二宮編での追加出番が与えられ、追加シーンの少ないミスティがそれなりの尺をもらっていたことを考えると未登場勢の次に不遇かもしれない。

  • サジッタ トレミー
    • CV:新井良平
おなじみ黄金の矢担当。原作とは逆に、ゲートを通じて聖域の側から出向いてくる。ファントムアローが幻の矢の中に実体の矢が紛れているという技になっており、原作よりはまだ星矢たちを苦しめるが、目を失っている紫龍が音の違いを見抜き、結局あっさり倒される。

  • ケフェウス ダイダロス
    • CV:野田圭一
原作では名前が出た時には死んでおり、良い師匠ではあったらしいくらいの出番しかなかったところ、侍気質の修行風景や、ムウも認める優れた観察眼*2など性格付けも深堀りされた。

アフロディーテに制裁される際の戦いも詳細に描かれ、暗闇を作り出してそれに紛れる技や、「ケフェウスデモリションハンマー」なる必殺技も設定。アフロディーテを一歩後退させたことを感心されるものの、デモンローズの香気に敗れた。
本作ではシオンの弟子と設定されており、原作から聖域に不審を抱いていたことに関して補強されている。死に際、スターヒルへ向かうようにジュネに言い残した。

黄金聖闘士

星矢たちとの戦闘においてはあまり大きなあらすじの変化はないが、登場が遅いものに早い段階で活躍の機会が与えられたり、逆に早期に出番を終えるものに後の出番が増えていたりする。
静観する童虎に対して予言に対する危惧や青銅に託すことへの不安感を露わにし、ミスティ戦で星矢に手出ししようとするなど原作に比べて行動的。それが如実に表れているのが白羊宮のシーンで、沙織が黄金の矢に打たれたと知り一度は教皇に屈し、沙織によってもたらされるとされる絶望の未来を見せつけて星矢たちを足止めした。
最終的には沙織と星矢たちの心意気を見てもう一度彼らを信じ、聖衣を修復してくれる。

その後もスターヒルに向かい積極的に活躍。原作ではハーデス編が初披露となるクリスタルウォールも披露している。地味なところで、敬語キャラが原作より一貫するようになっており、超能力でシャカと一輝を戻すシーンでも敬語。

教皇がカシモド*3を丁重に看取り、葬る様を目の当たりにしており、神の化身と称え、その苦渋の決断に答える形で星矢たちに立ちはだかる。

その後は魔鈴とジュネの頼みを受けてスターヒルに直行。未来を担う若き聖闘士たちを信じる決断をする。スターヒルで教皇の襲撃に遭い、危機に陥るもその結果黄泉比良坂へ迷い込み、沙織を誘惑するデスマスクを妨害することができた。

原作と経緯が変わっている部分もあるが、大筋は変わらず教皇に成り代わりアテナの誅殺を目論む。アイオリアへの幻朧魔皇拳や双児宮での戦いといった原作同様の部分の他、スターヒルへ潜り込んだ魔鈴たちやそこから生き延びたジュネに真実を伝えられたミロも粛清すべく出張っていた。

原作で張るだけ張って放置されていた、双児宮で瞬がチェーンに引っ掛けるロザリオの伏線も回収されており、双魚宮で星矢に託された後、教皇の間で同じものを身につけていたことから正体の露見に繋がった。

五老峰で童虎を襲うシーンで紫龍と対峙せず、代わりに巨蟹宮でそのシーンも踏まえて童虎への暴言を吐いたことで紫龍が自ら戦うという流れになった。そこから敗れるまでは殆ど原作同様。

十二宮編後半に新たな出番が設けられており、黄泉比良坂で霊体で現れ沙織を試すような言動を見せる。自身の背負う命の重さに折れてしまいそうになる沙織に失望しそうになるも、いざ彼女がアテナとしての自覚に改めて目覚めると彼なりの称賛を送って冥界へ舞い戻った。このオリジナルパートで「あじゃぱー!」も披露している。

幼い頃小宇宙の才能があった故に狙われた星華を保護するべく聖域へ連れていく。そのため星矢からは姉を連れ去った憎き存在と取られていた。

アテナ周りの設定の変化に伴い、アテナが本物かどうかを確かめるというよりはその心意気に触れて改心するという形に。獅子宮での戦いの後、裏切り者として誅殺しにきたミロと戦闘。幻朧魔皇拳の後遺症もあって敗れるも、教皇が止めたので気絶するに留まった。

原作では後から読み切りで描かれた一輝との初対面が本編に組み込まれる形で描かれている。処女宮の前に骸骨聖闘士という部下が構えているが、本人には大きな描写の変化なし。

十二宮編の時点で童虎という名が言及されている。活躍はほぼ原作通りだが、紫龍にも天秤宮まで自身の正体を明かしておらず、そのタイミングで聖衣の武器の解説やカミュの役割を解説する役割が増えた。

アイオリアとの絡みが増え、アイオリアが沙織に忠誠を誓うシーンでアイオリアを監視。獅子宮の戦いの後にも、教皇に反旗を翻したアイオリアに対し、教皇は幻朧魔皇拳を使ってまでアイオリアを傍に置いておきたかったのだと諭し、始末しようとする一幕が描かれた。

氷河との戦いの後、スターヒルで真実を知ったジュネの進言を聴き、氷河に通ずるその目を信じて先へ行かせるものの、サガが遠隔操作した聖衣の攻撃を受けて倒れる。

原作同様開始時点ですでに故人だが、黄金聖衣を通したり、蝶の姿で現れたりすることで今生きる闘士に聖域を覆う闇を掃うべく助言を送る。

人馬宮ではアイオロスの幻影が青銅4人の前に現れて試すという、人馬宮アスレチックの形を変えたような展開がある。技名は言及されないがアトミックサンダーボルトも使う。

4人の覚悟を見極めると隠していた杯座の聖衣を出現させて星矢たちに真実を伝え、そして改めてお馴染みの遺言を見せる。その後、倒れているアイオリアの下に出向き声をかけて完全に成仏した。

元はアイオロスを慕っていたが、聖域を裏切ったことに失望し、トドメを刺すという回想があり、アニメ版寄りの設定であることが分かる。紫龍の口からアイオロスは正義であったことを伝えられると一瞬動揺を見せた。戦闘内容はほぼ変わらず。

かと思ったらアフロディーテから原作同様教皇の正体を知っていることが言及されており、設定が矛盾気味。整合性を持たせるとすれば、アイオロスの裏切りで信じるべきものを失った中で教皇の正体を知り、その力で押し通す姿勢に魅入られたというところだろうが詳しくは言及されていない。

氷河の母の船を沈めるシーンが双児宮の後になっており、一度アナザーディメンションでシベリアまで飛んだ氷河を聖域から出向いて十二宮に戻している。そのためわざわざ天秤宮を選んでいる意味が薄くなった。無人だから都合が良かったのかもしれないが。

一度は氷河を寛大な教皇の元へ戻るよう諭すという立場の明確化や、オーロラを見せて氷の聖闘士の模範を語るというオリジナルの回想は増えたが、全体を通した大きな活躍の変化はない。

先述のダイダロスを葬るシーンの他にも、デスマスクが敗れた際に教皇に報告するなど十二宮編前編から出番が与えられている。十二宮編の途中で教皇に報告というとトラウマがある者もいるだろうが心配ご無用。

双魚宮での戦いでは瞬だけでなくジュネも相手取っており、原作以上に強大さが強調される形に。最後は瞬の戦い様を美しいと評して散った。


  • 教皇シオン
アテナがポセイドンとハーデスに敗れ、人類は滅びるという杯座の聖衣の予言を受け、アテナを抹殺することでその庇護を抜け出して自らの手で地上を守ると宣言した。

デザインはアニメ版のアーレスに準拠している他、ハーデス編で言及されていたシオンという名前もこの段階から明言。


その他

  • 星華
    • CV:元吉有希子
小宇宙の才能があった故に狙われるも、アイオリアによって保護される。星矢が聖闘士の修行を始める時期と離れ離れになる時期に差が出来たため原作では無理があった魔鈴の正体であっても違和感がないような改変となっている。

  • 城戸光政
    • CV:宝亀克寿
情報ビジネスの分野でグラードと共に頂点に立ち、あらゆるデータを手中に収めたと思っていたが、ある日アイオロスと出会い聖闘士について知る。
原作のような100人の子供の設定はなくなっており、ジュネ以外の青銅聖闘士10人も兄妹である瞬と一輝以外は銀河戦争で初対面となっている。

  • ヴァンダー・グラード
    • CV:手塚秀彰
光政の友人。聖闘士について知るうちに自らが悪しき神々から地上を守るのだと暴走。88の星座に選ばれなければ聖闘士になれないという課題に対し、黄金聖衣のデータを元に科学力で暗黒聖闘士を制作。

小宇宙を貯蔵するタンクで聖闘士を一掃しようとするも、そちらも沙織によって解放されると、最終的に特注の暗黒聖衣を纏って自ら戦線に立つ。「オニキスボンバー」や「オニキス流星拳」なる技も披露し、1クール目の最後の敵として立ちはだかる。

  • 辰巳徳丸
    • CV:江川央生
剣道でグラードの追っ手を怯ませたり、ヘリを操縦して沙織たちを送ったりと頼れる活躍が増えている。しれっと柔道黒帯という強さが原作から増えている。

  • カシオス
    • CV:髙階俊嗣
原作1話に当たる敗北後、シャイナにも見向きもされずにすさんでいたところ、グラードのスカウトで暗黒聖闘士となって登場。暗黒流星拳*5で星矢を苦しめるが、機械の聖衣がカシオスのパワーに耐えられず相打ちになる。

その後はシャイナの下に戻り、原作同様の結末を迎えた。アニメ版でカットされた自身の腹を貫く描写が描かれている。

  • 春麗
    • CV:照井春佳
銀河戦争が秘密裏に行われるものとなったこともあり、日本へ乗り込んで老師の危篤や紫龍の蘇生について伝えるシーンはなくなっているが、それ以外はほぼ原作と同様。若き日の紫龍が原作よりも尖っている印象になっているので、それに寄り添う存在という点は強調された印象に。

  • ギルティー
    • CV:木村雅史
一輝の師匠。本作では幼少の時分より小宇宙の才能があった瞬を拉致同然のやり方で連れ去ろうとしていたが、それを守ろうとする一輝の小宇宙に才能を感じて代わりに連れ去ったという設定になっている。

一方取り残された瞬はジュネと出会い、共にアンドロメダ島で修行することになる。

  • エスメラルダ
    • CV:下地紫野
原作の人身売買関連の設定が消え、ギルティーが最後の試練で殺すために一輝に近づけたということになっている。言及はされないが、髪の色以外瞬に似ているのは原作同様。

  • 貴鬼
    • CV:庄司宇芽香
ムウの弟子。十二宮編まではあまり変化がないが、十二宮編でスターヒルへ向かうムウたちに勝手に付いてくる。ジュネと仲良く(?)言い争う微笑ましい関係。

  • 骸骨聖闘士
    • CV:五味洸一、千葉俊哉、林大地
獅子宮と処女宮の間に構えるシャカに仕える霊。原作の聖衣の墓場の霊を彷彿とさせる戦士で、星矢たちを試す。聖衣の墓場がなかったので、廬山龍飛翔の初披露となった。

登場エピソードのあらすじでも特にルビは振られていないが、敢えてそれっぽい呼び名で呼ぶならば英語版でのサブタイトルから「スカルセイント」と読むのが妥当か。

十二宮編後半から登場のオリジナルキャラ。一族代々聖域の歴史を記してきたという女性。あくまでも語り手であり、歴史に干渉する立場ではないと中立を貫いてきたが、アイオロスの高潔さと星矢の熱さに影響され、星矢に協力。黄泉比良坂への片道切符となる仮面を渡し、火時計を待たずしてへ飛び込みそうになっていた沙織を間接的に救った。その後教皇に命を狙われるも、魔鈴に庇われ無事。

歴史を振り返る中で、前聖戦では時空を超えて参集したものも居た、と『ND』の出来事を思わせる発言をしている*6

  • ポセイドン/ハーデス/ゼウス
地上を虎視眈々と狙う神々。杯座の予言でアテナはポセイドンとハーデスに敗れると予言された他、ゼウスもやはり地上を睨む神として随所で名が上がる。本作ではイメージ絵が出るに留まる。

大雨が降り始め、ポセイドンが動き出したというところで本作は終了する。

用語

変化が大きいもののみ言及。
  • 銀河戦争
大々的な格闘トーナメントではなく、秘密裏にこじんまりと行われる大会となった。が、教皇からは氷河、グラードからも一輝が差し向けられており肝心な勢力からの秘匿には失敗している。大会会場の入り口はマンホール型のセキュリティシステムが守っており、コメディリリーフ的な存在となっている。

  • 暗黒聖闘士
ヴァンダー・グラードが科学で作り上げたという設定になっており、鋼鉄聖闘士の要素も取り入れるような形に。前述のカシオス以外にも数名登場。小宇宙による攻撃は吸収し、物理的な攻撃は「ブラックシールド」で無効化する。「ブラックボンバー」という攻撃技も持つ。

  • 杯座の聖衣
NEXT DIMENSION 冥王神話で登場した白銀聖衣。注いだ水に未来が映し出されるとされる。この聖衣が示した今生のアテナはポセイドンとハーデスに敗れるという予言こそが全ての始まりだった。

なお、NEXT DIMENSIONに準拠して当記事では杯座と表記してきたが、作中では「コップ座クラテリスの聖衣」と呼称されている。

  • スターヒル
教皇のみが立ち入ることを許され、星の動きを見て未来を占う場。原作では本編外で魔鈴が向かっていただけだったが、本作ではジュネ・ムウ・アルデバラン・貴鬼も向かい、教皇の真実について調べていく。スターヒル内部についても深掘りされており、心の闇を映し出して対峙する結界のようなものが防衛機能として登場している。

教皇以外は小宇宙を使うことができないとされる。それなら正式な手続きを経てないサガが使えてしまっていいのか?という疑問は残る。


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最終更新:2026年09月07日 20:14

*1 なお、この引き上げに伴い、サガによる教皇殺害やアイオロスの出奔も原作の13年前から20年前となっている。

*2 原作でも瞬がネビュラストリームを隠し持っていることに気付いている描写はあるのでそれを深めたものとも捉えられる。

*3 原作ではロドリオ村の老爺の名だが、本作では一雑兵。教皇は雑兵一人一人にも信頼を寄せているという描写となっている。

*4 ナレーションも兼任

*5 毒関連の設定はなくなり、シンプルな高速拳

*6 本作展開後に完結した『ND』の顛末を踏まえるとそのことは歴史に残らないと思われるが、仕方ない。