アイドルマスターXENOGLOSSIA

登録日:2009/06/25 Thu 01:39:55
更新日:2025/04/25 Fri 10:23:08
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『アイドルマスターXENOGLOSSIA(ゼノグラシア)』は、2007年に放送されたサンライズ制作のロボットアニメ作品。全26話。
監督は今作が初監督作の長井龍雪で、後に『とらドラ!』や『あの花』で名を挙げ、『ガンダム』の監督も務めている。
シリーズ構成は『宇宙をかける少女』『ラブライブ!』の花田十輝、キャラクターデザインは竹内浩志。


【概要】

作品としての完成度なかなか高いが、その具合に反して評価はあまり良くない。

……大人気のアーケードゲーム『THE IDOLM@STER』が「原案」だからである。
ついでにゼノギアスゼノサーガとも関係ない。

外見、性格等のキャラ設定も大幅(原形を止めないほど)に、声優陣含め違う。
原案とするにしても中身が大きく違う。

例えば、如月千早は原案ではクーデレで1番人気(キャラ別CD売り上げより)でまな板、72であるが、XENOGLOSSIAでは冷徹な悪役(巨乳)になっている。ついでにヤンデレ
他にもやよいが原案より年齢が上がった上に伊織と仲が悪いなど原案と逆ベクトル、そのくせあずささんに揶揄されがちなBBAネタをぶっこんでくるなど原案に入れ込んでいれば入れ込んでいるほど何かと刺激される設定が多い。

そのような、もはやタイトルと登場キャラの名前くらいしか共通点がないくらいに改編された本作は、情報発表直後から原案ファンからの激しい非難に晒されることとなった。
今でこそ多くの派生作品を抱える一大IPであるアイマスだが、アニメ化発表当時はゲームが世に出て一年半程度で人気も知名度も極々一部で知られてる程度、数年先の展開すら不透明でいつコンテンツが終了するかも分からない、というような状況であった。
そんな時期に後に何回もあるものではないアニメ化企画を、これほどに思い切った企画で行ったのだから原案側のファンからすれば怒りはごもっともといったところである。
そんな状況なので、原案側の各種ネットコミュニティではアニメのアの字が出ただけでも大荒れといった状況になり、意図的にアニメに関する話題が避けられる風潮となっていた。
公式においても当時の原案側・アニメ側の両者とも互いの言及を敢えて避けているようなフシが散見された。特に原案側は話題に触れても一言二言程度という状態だった。
そのような状態であったため、後述するスパロボ参戦に際してのインタビューにて否定されるまでは『公式で黒歴史扱いされている』という認識が一般的ですらあった。
また、ロボ・人間共々性格のクセが強い登場人物、作品全体の暗い雰囲気、物語後半からのジェノサイド展開、監督の長井龍雪本人をして「大風呂敷を広げすぎて畳みきれなかった」と語る伏線回収が雑な終盤展開、そんな本編と温度差の激しいギャグに振り切ったドラマCD等々…そもそもが原案のアイマスとの比較という部分を抜きにしても人を選ぶような要素が強いのも事実ではある。
しかしながらその一方で、単体の作品として視聴すれば異星人とのラブロマンス的な何かを描いたかなり野心作であり、作画も安定している。

その後はニコニコ動画による爆発的なブームの到来により原案版の知名度も一気に向上し、コンテンツの人気も盤石なものとなった。そんな中でゼノグラシアの展開も終了。そこから4年経った2011年にようやく設定が原作通りの『THE IDOLM@STER(アニメ)』が制作される。さらに2014年には劇場版も制作され、これらがファンから好評を得たことに加え、多数の派生作品の登場に本作の登場から時間も経ったことにより、(個々の評価はともかくとして)当時のような批判に晒されることはなくなった。

現在では「当時の原案ファンから批判されてもしょうがない部分はあれど、作品単体で見れば凡作~良作」「原案とは別物と割り切れるか否かで評価が分かれる」といった具合で評価が落ち着いている、珍しい作品である。
同じような作品に『機動戦艦ナデシコ』がある(あちらのがぶっ飛び具合はマシだが)。
近年では「アイマスでなければ荒れることもなくもっと評価されてた」という論調もなくはないが、良くも悪くもアイマスと名乗っているが故に議論になり、思い出して貰えてるという部分があるのも事実なため、こういった評価も正しいとは言い難く、アイマスでなければ00年代のちょっと尖った深夜アニメの一つで埋もれてしまっていた、という見立ても多い。

何れにしても、当時トラウマ級のショックを受けた古参プロデューサーもいる一方で、本作の熱心なファンも決して少なくはない。
長きに渡り前述のような公式から黒歴史といったような扱いだったこともあり、未視聴ユーザーが本作をネタにするような向きはいまだに多いが、当然ながらそのような言説は言語道断である。
本放送から時間の経った現在では本作の話題で荒れることはないだろうが、本作を取り巻くユーザー間の認識には留意しておくべきだろう。

サンライズロボアニメのカバーアルバムを放送終了後にリリースしたり、春香がアイドルデビューしてインベルさんと仲が悪くなるエピソードがあったりする。
カバーアルバムの「疾風ザブングル」は色んな意味で聞く価値がある。

月刊コンプエースにて漫画版も連載されていた。脚本は涼風涼、作画は黒崎まいり。こちらはまたアニメ(と原案)とも設定が異なり学園モノとなっている。
前11話となっているがコミックスは1巻のみの発売で、それ以降の単行本での販売は発売されていない。作画の黒崎氏も多くを語っていない為詳しい事情は不明。
このため、単行本化されてない残りのエピソードは同誌のバックナンバーを入手するしかない状況となっており、読むにはかなりハードルの高い作品となっている。

2022年には放送開始15周年を記念し、YouTubeの「アイドルマスターチャンネル」にて期間限定無料配信が行われた。


【外部出演、並びに製作の裏話】

2015年末、ソーシャルゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』に同年12月限定で参戦することが決定した。番外編に近いとはいえまさかのスパロボ参戦である。
なお、これについて公式サイトのブログにて、総合プロデューサーの坂上氏からゼノグラシアのスパロボ参戦について記事が書かれており、「10周年を迎えるにあたり、どこかでゼノグラシアにスポットを当てたいと思っていた」と語っている。

このため、「原作サイドから黒歴史化されている」という見解は実質否定されることになった

そんな賛否両論の激しい本作であるが、制作にはこのような背景がある。
坂上氏によれば元々、アニメ化のプラン自体はアーケード版の稼動以前から決定していたらしく、バンダイとナムコの統合を機に両者のコラボレーション作品を作ろうと考えていたという。その結果、「アイドルマスター」をキーワードにサンライズでロボットアニメを作ろう、という話になったらしい。

更に遡ると「アイドルマスター」のキーワードで繋がる作品を多数展開し、それぞれに同名だが性格設定の違うキャラクターを登場させる、所謂「スターシステム」に則った作品群にする予定だったのだが、それらがゼノグラシアだけを残して没になったとの事。これらに関しては『アイドルマスターSP』発売時インタビューでのディレ1も同様の発言をしている。
さらにアーケード版から始まる育成シミュレーションの方が人気爆発した結果、商業路線が完全にそちらに傾き、結果「スターシステム」採用を試みた名残として全く違う設定を持ったゼノグラシアのほうは黒歴史扱いされ、原案のファンから散々に貶されるハメになってしまった。

また、アイマスではなく「舞-HiMEのスターシステムにアイマスキャラを詰め込んでしまった」という解釈もある。
実際、サンライズの古里尚丈プロデューサーは、アイマスアニメ化の企画を持ち込まれた際に「原作の魅力に勝てない、同じ土俵には立てないので、『ゲームのキャラで舞-HiMEを作ってくれという依頼』だと好意的に解釈した」とインタビューで語っている。
また、「サンライズにとっての『アイドル』とは何かと考えた結果、『ロボット』に行き着いた」「自分達(サンライズ)が得意なロボット物の要素を加えることでゲームとはまた違う世界が広がると考えた」とも述べている。

また、ゼノグラシア監督の永井氏とのトークイベントにおいては坂上氏は「当時はゲーム側も忙しくアニメに関してはおまかせ状態だった」「ロボットものと最初から聞いていたから割と抵抗なく受け入れており、毎日白箱」を楽しみにしていたとも語っており、実際の所は(少なくとも坂上氏は)世間で言われるほど抵抗は無かったことが伺うことができる。
一方、永井氏は本作が初監督であり、前述通りロボと恋愛要素を加える以外は全て委ねられているような状況で途方に暮れていたと語っている。「原作について知ったのは後になってからで、そちらに気を掛けることができなかった」「第1話試写会で原作ゲームのスタッフ陣に挨拶した際には怖くて顔が見れなかった」と語っていたりと、公式側も相当に苦労していたことが伺える。

なお便宜上「原案」と言っているが、ゼノグラシアの企画そのものはアーケード版稼動以前から始まっており、正確にどちらが元祖というものではない。
そもそものアイマスが「アイドル」になったのは企画が行き詰まってお蔵入り寸前に陥ってからの話で、元々は「前作(ドラゴンクロニクル)でドラゴンを育てたから次は女の子を育てるゲームにしよう」という安易な企画で、もしかするとアイドルではなく女子プロレスラーを育てるゲームになってたり、女子バレーボールチームを作るゲームになっていたかもしれないし、そこでスター・システムが発動していたかもしれない。
なお、「ドラゴンと女の子」という2モチーフの展開手法自体は現在のソシャゲでもよく見られる組み合わせである。
また、アイドルでない形に育てる構想はミリシタの2020年のエイプリルフールイベントなどで一応だが回収されている。

ちなみに坂上氏はゼノグラシアのスパロボ参戦については「スパロボはアイマスと同じバンナムで、ロボットゲームの中では唯一無二のポジション持ってるのに思いもつかなかった」そうで、
提案があった際には「その手があったか!」と二つ返事でOK出して、さすがに無理だろうと思ってたスパロボ側*1をビビらせたらしい。
なお、「ゼノグラシアをスパロボにドンドン出してほしい」とまで言っているので、今後スパロボにゼノグラシアが本格参戦する可能性は高い。

が、真に恐るべきは、スパロボ側の真意としてはゼノグラ参戦は「無尽合体キサラギ」を参戦させるためのコネ作りだったという事実である。
さすがに「ゼノグラ出したからキサラギ出させて」と言われた際にはアイマス側もビビったとか。そしてスパロボ側も寺田プロデューサーには事後報告だったという

……そして、2017年8月21日にニコニコ生放送で配信された『生スパロボチャンネル』。
そこで発表されたのは同年9月度の『X-Ω』期間限定参戦作品『アイドルマスター シンデレラガールズ』に加え、過去の限定参戦作品である『無尽合体キサラギ』そして『アイドルマスターXENOGLOSSIA』の再参戦の報。
遂に『X-Ω』の土俵で『XENOGLOSSIA』『キサラギ』『鋼鉄公演』のアイマス関連ロボット3作揃い踏みが実現することとなった。



【あらすじ】

の崩壊による人類史上最大の大災害『ロストアルテミス』から平穏を取り戻した復興暦107年。

天海春香はアイドルのオーディションに合格し田舎から上京してきた。新幹線で同じオーディションに合格した少女、萩原雪歩と出会い、交友を深めながら指定された寮に向かっていた二人だったがその道中、春香は隕石破砕用ロボット〈iDOL〉の発進を目撃する。



【主な登場人物】

◆天海春香
CV.井口裕香
能天気な明るい少女。口癖は「ま、いっか」で物事をあまり深く考えないようにしている。トレードマークは髪に着けた大きなピンクのリボン
iDOLの〈インベル〉に一目惚れ(?)されアイドルマスターに選出される。
頭のリボンから律子には「リボンちゃん」伊織には「バカリボン」のあだ名で呼ばれる。
演者の井口氏は本作が初主演作である。
身長158cm、体重45kg、B83-W56-H80。4月3日生まれの16歳。O型。東北出身。好きな動物はペンギン。好きな色はピンク。好物はアメリカンドッグ。

◆萩原雪歩
CV.堀江由衣
アイドルマスターのオーディションに合格し上京の際に春香と知り合って友達になった少女。性格は大人しくどこでも唐突に寝てしまう特性を持つ。また、寝ぼけている最中には毒舌を吐く。巨乳
身長158cm、体重46kg、B88-W55-H83。12月24日生まれの16歳。A型。好物は苺牛乳。
トゥリアビータから送り込まれたスパイにして、ヌービアムのもう一人のマスター。千早に救われた過去があり、彼女に心酔している。

◆水瀬伊織
CV.田村ゆかり
iDOL〈ネーブラ〉のサブアイドルマスター。iDOLには心があると信じており、ネーブラを非常に大切にしている。そのためiDOLの扱いが荒い真には憤りを感じている。足りない能力は努力で補う努力家。素直になれない性格だが実は優しいツンデレ
初対面時は春香に対しライバル心剥き出しだったが春香のiDOLに対する思いは同じと知り、その後は良き友人となった。
やよいとは犬猿の仲で「おでこサンシャイン」なるあだ名を付けられた。
身長156cm、体重41kg、B77-W54-H79。5月5日生まれの16歳。AB型。長野県出身。小銭の貯金と肉じゃがが好きな庶民派。

◆菊地真
CV.喜多村英梨
ネーブラのアイドルマスター。幼い頃からアイドルマスターの訓練を受けているモンデンキントのエース。とある理由からiDOLに心があるという考えを否定しており、任務優先で機体を破損させる事も多い。
あずさの家に居候している。
身長163cm、体重47kg、B78-W56-H76。8月29日生まれの16歳。O型。カニが好き。
リファが駆るエピメテウスに惨敗したことでネーブラから見捨てられ、あずさからアイドルマスターとしての解任通告を受けたことで、トゥリアビータに寝返ってヒエムスのマスターになった。最終的に改心し、ヒエムスを連れてモンデンキントに戻る。

◆双海亜美
CV.名塚佳織
現役の人気アイドルで、iDOL〈テンペスタース〉の元アイドルマスター。7年前の事故で双子の妹である真美とテンペスタースを失い、モンデンキントを離れていた。
弱冠12歳だが、芸能界の影響か非常に礼儀正しい性格で大人びている。
トゥリアビータに誘拐されて人質になった事も。
身長148cm、体重38kg、B74-W53-H73。5月22日生まれ。B型。

◆双海真美
CV.斎藤桃子
亜美の双子の妹。テンペスタースのアイドルマスター。7年前の起動実験中の事故によりテンペスターズと一緒に消失した……。
そして、身体は12歳、頭脳は5歳というハイブリッド幼女になって帰ってきた。

三浦あずさ
CV.櫻井智
ネーブラの元アイドルマスターで、現在は新人の指導や作戦指揮を執るアイドルマスター課の主任。
常人離れした身体能力を持つ。
身長168cm、体重49kg、B86-W57-H84。7月19日生まれの20歳。O型。音楽鑑賞と漫画喫茶が好き。
その正体は「バスタルト」と呼ばれる改造人間。人とアイドルの融合体「ミシュリンク」となるべく改造されたが、理想的な成果を残せなかった為に「雑種(バスタルト)」と呼ばれるようになった。実年齢51歳。最期はトゥリアビータの基地に潜入した際に基地の変形に巻き込まれて圧死。

◆如月千早
CV.清水香里
トゥリアビータ所属でiDOL〈ヌービアム〉のアイドルマスター。インベルの最初のアイドルマスターであり、インベルを取り戻そうと執拗に襲撃してくるヤンデレ。
身長167cm、体重47kg、B89-W55-H82。2月25日生まれの17歳。A型。詩の朗読を好み、クラシック鑑賞を趣味とする。
バスタルト。あずさの妹。実年齢48歳。最終的には自身を粒子化してインベルと融合しようとしたが、彼に拒絶されて消滅。


◆ジョセフ・真月(しんげつ)
CV.中田和宏
アイドルマスター課の課長を務める初老の男性。趣味は茶道で、和の心を重んじるジェントルマン。何気に肉体派。担当声優と制作会社的にはアルテア
身長178cm。53歳。
亜美「テレビ舐めんなよ」


宗方(むなかた) 名瀬(なぜ)
CV.能登麻美子
オペレーターのリーダー。度々課長に始末書や面倒事を押し付けられる可哀想な人。
身長166cm、2月29日生まれの25歳。趣味はクロスワード

大道(だいどう) 楢馬(ならば)
CV.小野大輔
オペレーターの一人で、解析担当。アイドルマスター課では数少ない男性職員。が大好きで海に行くと漁を始める。素潜りでカジキを仕留めるなどガッツのある漢。
身長174cm。23歳。

鈴木(すずき) 空羽(それわ)
CV.高橋美佳子
オペレーターの一人で、伝達担当。シリアス場面で冗談言ったりするなどややKYだが、PC関係についてはスカウトされるほどの天才でありハッキングもお手のもの。
身長164cm。21歳。

ちなみにオペレーター三人の名前を並べると『何故ならばそれは』になる。それだけ。
たった三人で基地のオペレーションを取り仕切ってしまう非常に優秀なスタッフである。

秋月律子
CV.中原麻衣
iDOL整備班。主にインベルの整備を担当。
春香達が暮らす十六夜寮を取り仕切る寮長でお姉さん的な存在。一番ゲーム版からキャラ設定の変化が少ない。
身長165cm、体重48kg、B87-W57-H83。6月23日生まれの18歳。A型。辛い食べ物とホラー映画が好き。

(みなもと) 千佳子(ちかこ)
CV.進藤尚美
iDOL整備班。主にネーブラの整備を担当。26歳。

(さく) (ひびき)
CV.竹若拓磨
モンデンキント・アイルランド支部スタッフ。なぜかそのまま日本まで付いてきて課長補佐として居座った、胡散臭い男。
本家の沖縄娘とは全くの無関係さー。
身長176cm、26歳。趣味はダーツ。
モンデンキントの上位組織「グランドロッジの猫」が送り込んだ、iDOL課に対する監視員。モンデンキントが保有する強襲部隊「MSA(モンデンキント・シュトゥルム・アルメー)」の司令官。終盤でグランドロッジの猫が全滅したため、後日談ではちゃっかりモンデンキントのCEOに就任していた。

高槻やよい
CV.小清水亜美
現役のアイドルだが、主な仕事はバラエティー。春香とは小学校以来の大親友。
着ぐるみが好きで普段から着ぐるみを着ている事が多い。コスプレとは違うらしく、コスプレ扱いされると怒る。伊織には「コスプレ芸人」と呼ばれ犬猿の仲。
身長154cm、体重44kg、B83-W54-H78。3月25日生まれの15歳。O型。

◆リファ
CV.ゆかな
トゥリアビータに所属する驚異的な身体能力を持つ幼女。飴(ロリポップ)が好き。
無邪気だが残虐である。ブチ切れたらNice boat.の裏で斧ブン回す位に狂暴
身長149cm*2、体重36kg、B53-W48-H55。9歳。血液型不明。
バスタルト。あずさ達とは違い、あずさの卵子を操作して生み出された人造人間。「リファ」は無数の個体が存在しており、トゥリアビータの本拠地が攻められた際には防衛に当たった。最期はエピちゃんに乗っていた個体があずさに斬殺されるなどした後、ウルトゥリウスの砲撃によって本拠地もろとも全ての個体が消滅した。

◆カラス
CV.石田彰
トゥリアビータ幹部の男性。素性については不明。
組織のトップ「テル・ロ・ウ」の世話役となっているが、テルが意識があるのかどうかも判らない状態の為、実権は彼が握っている。
身長172cm、23歳。
父がグランドロッジの猫のメンバーだったが解任されており、その復讐のためにトゥリアビータを乗っ取った。あずさやテル共々基地の変形に巻き込まれて圧死。死後は地獄に落ちたとされる。


【作中用語】

《iDOL》
◆プロメテウス01〈インベル〉
◆プロメテウス02〈ネーブラ〉
◆プロメテウス03〈ヌービアム〉
◆プロメテウス04〈テンペスタース〉
◆プロメテウス05〈ヒエムス〉
◆エピメテウス01〈エピちゃん〉

詳しくはゼノグラシアのiDOL一覧を参照して下さい。

《アイドルマスター》
iDOLパイロット。iDOLの特性上、選ばれるのは女性のみ。
つまりiDOLはド変態なのである。

VULTURIUS(ウルトゥリウス)
中盤にネーブラの手で衛星軌道上に打ち上げられた3つの小型観測機。
その正体は高エネルギー収束発射兵器であり、それぞれから楕円形の収束レンズを展開する事でエネルギーを各機の間に収束し、そこからエネルギーを照射する事でその対象(トゥリアビータ本部など)を吹き飛ばす。

《ロストアルテミス》
107年前に起きた月の崩壊による大災害。
地球の周りには月の破片である〈コンペイトウ〉が〈オービタル・リング〉と呼ばれる環を形成して今なお漂っており、頻繁に隕石〈ドロップ〉として地球に落下してくる。ドロップは、大きさによって『レモン』『メロン』等にランク分けされ、落下して燃え尽きない大型のみ破壊される。
現在は『アウリン』によって地球の地軸は安定している。
「アウリン」とは、別宇宙(=iDOLの故郷)へ通じるゲート。これの出現によってロストアルテミスが引き起こされた。本作のラスボスでもある。

《モンデンキント》
ロストアルテミスの復興支援の為に国連決議で発足された世界企業。
大量破壊兵器を用いて各国の支部がローテーションで隕石除去を行なっている。
日本支部では法律上の問題(おそらく非核三原則と日本国憲法第9条)で大量破壊兵器の保有が認められていないため、代わりにiDOLを使ってドロップの除去を行うアイドルマスター課がある。

《玉兎高校》
春香達が通う高校。地下にはアイドルマスター課の秘密基地がある。

《トゥリアビータ》
モンデンキントのiDOLを狙って度々襲撃してくる謎の組織。
元はモンデンキントの研究部門であったが、「夜明けの紫月(ドーン・オブ・パープルムーン)」事件を起こし、ヌービアムを強奪して離反した。
本来はiDOLやミシュリンクによって人類を上位の存在へステップアップさせようというのが組織の方針であった。しかしその姿勢をモンデンキントから問題視されたために切り離され、中心人物であったテルはミシュリンクの創造に失敗して心神喪失、そこをカラスに乗っ取られた。


【主題歌】

前期OP微熱S.O.S!!
歌:橋本みゆき

後期OP「残酷よ希望となれ」
歌:結城アイラ

ED「悠久の旅人~Dear boy」
歌:Snow*


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  • 花田十輝
  • 終盤は鬱展開の嵐
  • 2007年
最終更新:2025年04月25日 10:23

*1 実は前々から参戦作品候補としては上がってたが「せめて本家アイマスがアニメ化してからだろう」と空気を読んで自粛していたとの事。

*2 この数値は『アイドルマスターXENOGLOSSIA Sweet Memories』より。公式サイトでは「unknown」となっている。