魚族(遊戯王OCG)

登録日:2017/10/22 Sun 15:43:40
更新日:2025/01/22 Wed 03:00:16
所要時間:約 8 分で読めます





深淵に眠る大いなる勇魚。

生と死を廻る大海原に目覚めよ!


魚族とは、遊戯王OCGにおけるモンスターの種族の1つ。



概要

種族名は「魚」だが、クジラや貝なども含まれているため実質「魚介類」が所属する種族となっている。生物学的におかしい?ハンバーガーの戦士や、昆虫・植物の美少女がいるゲームですよ。
そのイメージ通りほとんどのモンスターが水属性で構成されており、水属性以外の魚族は10体もいない。

登場から現在まで魚族デッキの中心として活躍している《超古深海王シーラカンス》を始めとして、魚族自体のサポートカードはそれなりに多い。
そのため種族内のまとまりは良い部類に入るのだが、いかんせん《超古深海王シーラカンス》に依存している部分が大きすぎるため、
「《超古深海王シーラカンス》のおかげでまとまりを維持できている」だとか「魚族自体が《超古深海王シーラカンス》を中心としたテーマデッキ」という印象も強かった。
ZEXALのシャークさんのカード辺りから特殊召喚できるカードが増え、《超古深海王シーラカンス》に頼らずともX召喚などでも戦えるようになってきたが、
レベルがバラけているため、何をするために展開するのか吟味してデッキ構築を考えたい。

種族としての特徴もあまり無く、《超古深海王シーラカンス》の持ち味が連続特殊召喚である都合上フィニッシャーが魚族でない場合も多い。
またモンスター単体の攻撃力不足も目立ち、2017年10月に《白闘気双頭神龍(ホワイト・オーラ・バイファムート)》が登場するまで、元々の攻撃力が3000以上の魚族モンスターは1体もいなかった

魚族はOCG最初期から存在していたのだが、海外先行のゴーティスが登場するまで魚族のデザイナーズデッキは存在しなかった。
その空白期間の長さたるや、実に23年半
特別な立ち位置である幻神獣族・創造神族を除くと、特定の種族を中心として構成されたデザイナーズデッキの登場が最も遅かった種族である。
新参のサイバース族でさえデザイナーズデッキがすぐに登場したのに…。
一応フォローしておくと、それ以前のカテゴリ・デザイナーズデッキから魚族がハブられていたわけではない。後述のカード以外にも水精鱗には多めだし、地縛神スクラップなどにも魚族はいた。
ただ、水族とかでなく魚族である意味がなかっただけなのだ……。

漫画やアニメでは度々使用者が登場する。
原作・アニメDMでは梶木漁太がこの種族を多く用いた水属性デッキを使用し、
ZEXALではアニメ版・漫画版双方で神代凌牙/シャークがこの種族を多用している。
アニメARC-Vでは鮎川アユが魚族テーマであるアクアアクトレスを使用していたのだが…上記の通りOCGでは水族に変更されてしまった。
漫画ARC-Vでは蓮がホワイトと名のついた魚族のシリーズカードを擁するシンクロデッキを使用している。


激流のような時代の流れ

+ ←詳細はクリックして展開
  • 第一次氷河期
第5期あたりまでは魚族関連のカードがほぼ存在しておらず種族間のまとまりもクソもない状態だったため、
当時同じく不遇の扱いを受けていた水族海竜族と共に「水属性モンスターとしての活用がメインで、種族はあって無いような物」といった立ち位置であった。
なお、この時代までに登場していた魚族を指定するカードは、他の種族との兼用フィールド魔法である《》と、
魚族メタの永遠の渇水のみだった。

  • 黎明期
2007年末、《超古深海王シーラカンス》の登場により状況が一変し「魚族である」事に明確なメリットが生まれた。
魚族は「水属性のバリエーション」ポジションから脱却し、ついに「魚族」としてデッキを組む意義が出るに至ったのである。
その後も《光鱗のトビウオ》や《竜宮の白タウナギ》、《フィッシャーチャージ》といった優秀な魚族サポートが少しずつ増えていった。
更に強力なチューナーである《フィッシュボーグ-ガンナー》も登場し、環境でも姿を見せるデッキにまで上り詰めた。

  • 絶頂期
他デッキでも多用されまくった《フィッシュボーグ-ガンナー》が禁止カードに指定され、環境からは激減した。
一方でアニメZEXALに魚族をメインに使うデュエリストのシャークさんが登場。
彼が魚族の新規モンスターを多用したため、魚族モンスターはその数を急激に増やす。
新規カードに魚族をサポートする効果を持つ物が多かった事もあり、魚族デッキの完成度と多様性は急上昇。
魚族だけを使うデッキではないが【除外海産物】といったデッキも誕生し、
《超古深海王シーラカンス》に依存しない構築も組む意義が出てくるようになったのは大きい。
魚使いのデュエリストはまさに水を得た魚のようにビチビチと踊り狂った。

だがメインデッキに入るモンスターは多く出たものの、魚族エクシーズモンスターだけは殆ど出なかった。シャークさん…

  • 第二次氷河期
アニメZEXALが終了すると今までのフィーバーが嘘のような静けさが訪れる。
アニメARC-Vの時代にOCGに登場した魚族モンスターはなんと2枚だけという悲惨さ(どちらもEM)。
さらに魚族関連のサポートカードも一切出なかった。ARC-Vの時代の第9期は3年あったのにも関わらずである。
アニメARC-Vでは魚族テーマのアクアアクトレスも登場していたのだが、何故かOCG化の際に全て水族に変更される。イジメか。

VRAINSの時代になると新マスタールールが導入され、
《超古深海王シーラカンス》の持ち味であった大量展開からの連続X召喚が困難になってしまい、魚族デッキ自体もパワーダウンした。

  • 現在
漫画版ARC-Vで魚族シンクロデッキを使うキャラクターが登場、魚族初のSモンスターがようやくOCG化するに至り、
さらに時代が進むとようやく魚族初のデザイナーズデッキであるゴーティスも登場。
新マスタールール実装に伴って弱体化した《超古深海王シーラカンス》も、ルール変更やリンクモンスターの充実に伴いパワーを取り戻してきている。
魚族はこのまま波に乗れるだろうか。


代表的な魚族関連カード

個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は タグ:魚族 も参照。

メインデッキの魚族モンスター

通常モンスター

  • 《レインボー・フィッシュ》(☆4)
第1期で登場した魚族の通常モンスター。攻撃力1800と当時としては中々なスペックを持つ。
《ヂェミナイ・エルフ》や《メカ・ハンター》にこそ劣るが、【水属性】では《シーザリオン》と共に主力を務められた。
レベル4以下の魚族の通常モンスターとしては現在でも最高攻撃力の持ち主。
特別な効果は持たないが、現在でも《超古深海王シーラカンス》を使用する場合は採用候補となり得る。
特に《予想GUY》や《レスキューラビット》とは抜群の相性であり、展開要員としても優秀。
欠点を挙げるならば、絶版したノーマルカード故に入手が少々面倒な所だろうか。

ちなみに、属性違いのレベル4魚族としては、地属性の《魂喰らい》、風属性の《フライング・フィッシュ》がいる。
攻撃力こそ《レインボー・フィッシュ》に大きく劣るが、特定の属性を要求するエクストラデッキ要員を採用する場合は、こちらも候補になるだろうか。

上級通常モンスター。
特別な効果は持たないが、《伝説の都 アトランティス》の影響下ではレベル4・攻撃力2600というハイスペックなモンスターに化ける。
上級モンスターなので《超古深海王シーラカンス》には対応しないものの、《伝説の都 アトランティス》を用いるデッキでは有力なアタッカーになり得る。
ただし、この運用方法では《ギガ・ガガギゴ》という上位互換がいる為、魚族サポートや攻守を活かしてサポートを併用したい。

効果モンスター

登場から現在に至るまで、魚族デッキの大黒柱を勤める最上級モンスター。
手札1枚と引き換えにデッキからレベル4以下の魚族を可能な限り特殊召喚するという豪快な効果を持つ。
この効果で呼び出した魚は効果無効&攻撃できないデメリットを持つが、魚族1体をリリースして自身を対象とする効果を無効にし破壊する効果のコストにできるので単なる置物にはならない。
登場当時から十分強力なカードであったが、L召喚の登場により1ショットキルも容易な程の爆発力を獲得する。

このように非常に強力で魚族のエースにふさわしい能力を持つモンスターであるが、最上級モンスターである故の重さや戦略がバレやすいためにこのカード自体が《エフェクト・ヴェーラー》などで妨害されやすかったりと弱点も多い。

  • 鰤っ子姫(ブリンセス)》(☆1)
召喚・特殊召喚時に自身を除外する事で、デッキから《鰤っ子姫》以外の下級魚族モンスター1体をリクルートできる。
《カッター・シャーク》・《ランタン・シャーク》などを呼び出してX召喚に繋げられたり、《フィッシュアンドキックス》・《ギョッ!》などの発動コストを調達できたりと、様々な起点になってくれるモンスター。

  • 《オイスターマイスター》(☆3)
戦闘破壊以外の方法でフィールドから墓地へ送られた時に「オイスタートークン」を生成する効果を持つ下級モンスター。
S素材やリリースなどに使われてもトークンを生み出せるので、かつての魚族デッキではシンクロのレベル調整やコスト調達など様々な用途に使われた。
今は他に優秀なカードが増えた事もあってあまり見かけなくなったが、チューナーなしで直接墓地送りにできてレベルを問わず、トークンも素材にできるL召喚では有用。
一方でトークンを素材にできない上、X素材になると自身の効果が発動できないX召喚とは相性が悪い。

ちなみに言うまでもないが牡蠣は魚類ではない。まぁ魚介類と言うからね。
しかし本来なら親戚と思われる《砲弾ヤリ貝》は水族
水関連の種族が意☆味☆不☆明なのはいつものこと。

  • 《ビッグ・ジョーズ》(☆3)
レベル3ながらレベル4の標準的なアタッカーに匹敵する攻撃力を持つモンスター。
アニメではシャークさんが使用。通常魔法を発動したターンに手札から特殊召喚できるというかなり便利な効果を持っていた。

OCG化に際してこの便利な効果が消滅、代わりに攻撃したらバトルフェイズ終了時に除外されるというあまりにも重いデメリットを付加された。
同じパックで登場した除外に関する効果を持つモンスター群と連携がとれるように与えられた効果だが、単体では驚くほど使いづらい。
OCGとアニメのカードの差を目の当たりにした魚族使いはイラっときた事だろう。

  • 《スクラップ・シャーク》(☆4)
スクラップに属するサメ。なんと攻撃力2100もあり、下級魚族では最高の攻撃力を持つ。
…が、カードの効果が発動するだけで自壊してしまう場持ちの悪さがネック。
カテゴリとしては間違ってないのだが、魚族としては少々扱いにくい。
地属性を要求するエクストラデッキモンスターを採用する場合や《ライオウ》などを強引に突破する手段として採用の余地があるか。
《強制転移》等と相性が良く、1:1交換に持ち込む事が可能(《強制転移》の効果処理後に《スクラップ・シャーク》の効果が発動する為)。
超古深海王シーラカンス》で出すと効果が無効化されるが、あちらのデメリット効果により高い攻撃力を活かせなくなってしまうので注意。

  • 《ダブルフィン・シャーク》(☆4)
召喚した時に、墓地のレベル3or4の水属性・魚族モンスターを、効果を無効にして守備表示で特殊召喚できる下級モンスター。
蘇生先に指定があり、さらに効果を使ったターン水属性モンスターしか特殊召喚できない制約もかかるが、魚族主軸のデッキであれば非常に便利なカード。
自身と蘇生させたモンスターで、L召喚か、レベル4ならX召喚、チューナーならS召喚が可能。

  • 《水精鱗-アビスタージ》(☆4)
  • 《水精鱗-アビスパイク》(〃)
水精鱗に属する下級モンスター。
召喚・特殊召喚に成功した時に水属性モンスターを捨てることで、《水精鱗-アビスタージ》なら墓地からレベル3以下の水属性モンスターを、《水精鱗-アビスパイク》ならデッキからレベル3水属性モンスターを手札に加えられる。
手札コストについては、魚族以外であれば海皇など墓地発動効果のあるモンスターなどを使うと無駄がない。

  • 深海の怒り(レイジ・オブ・ディープシー)》(☆5)
墓地の魚族・海竜族水族の数に応じて攻撃力と守備力を上げる上級モンスター。
1体につき500と倍率が高く、ものの6体で3000を超える。
《ジェノサイドキングサーモン》と同様レベル5で、《超古深海王シーラカンス》には対応していないが《伝説の都 アトランティス》の影響下であれば有力なアタッカー。
元々の攻撃力・守備力が0なので《グリズリーマザー》辺りや、レベル4魚族に《トランスターン》を使うことで引っ張って来れるのも強みで、魚族に限らずそれらを多く擁する水属性のデッキでは切り札となり得る。
ただし、耐性は全く無いため、効果での除去には注意が必要。

  • 《地縛神 Chacu Challhua》(☆10)
地縛神に属する最上級モンスター。魚族では珍しい、水属性以外のモンスター(闇属性)。シャチだが、OCGでは珍しく魚族。
フィールド魔法が無ければ勝手に自壊してしまうが、魚族には《》関連を始めとして相性の良いフィールド魔法が多いので共存は充分可能。
OCGにおいては、無理に魚族との共存に拘らず、強力で強固なロックを仕掛けられる【チャルアイーター】という専用デッキを組むのが主流。
攻撃力は《青眼の白龍》ラインに僅かに届かない2900だが、攻撃対象にならない上に直接攻撃可能なのでほぼ気にならない。
後に《白闘気双頭神龍》に抜かされたものの、実に8年半も魚族最高攻撃力の座を守っており、メインデッキの魚族に限れば現在でも最高値を誇る。

  • 《竜宮の白タウナギ》(チューナー・☆4)
レベル4のチューナーモンスター。
素材を全て魚族で統一しなければいけない誓約を持つが、主に《超古深海王シーラカンス》デッキで使われるのでほぼ気にならない。
このカードからシンクロ、必要ならば《超古深海王シーラカンス》と共にさらにランク7エクシーズに繋げるのが基本。
デメリット持ちでありながら14年もの間、メインデッキ唯一の魚族レベル4チューナーであり続けたが、2024年1月27日発売の「LEGACY OF DESTRUCTION」にてとうとうメリット効果を持つ《フィッシュボーグ-ハープナー》が現れたため、遂に役目を終える事となった。

  • 《フィッシュボーグ-ガンナー》(チューナー・☆1・禁止カード)
自分フィールドにレベル3以下の水属性モンスターが存在する場合に、手札1枚を捨てて墓地から特殊召喚できる効果を持つチューナー。
素材を水属性で統一しなければならないが、蘇生効果はターン内の発動回数制限が無いため、蘇生を繰り返して1ターンキルを行うコンボが横行した結果禁止カードに。
エラッタさえ挟めば制限復帰できそう…と言いたい所だが、現在は調整版とも言える《フィッシュボーグ-ランチャー》の登場もあって微妙な所。

儀式モンスター

《要塞クジラの誓い》で降臨する最上級儀式モンスター。クジラだが魚族である。遊戯王のクジラ目はアイツを除けば概ね魚族か海竜族に分類される傾向にある。
バニラモンスターにもかかわらずレベルの割に低すぎるステータスからそのまま使われる事はあまりなく、概ね水属性・儀式モンスター・レベル7という特徴と相性の良いカードと組み合わせて使われる。
とはいえ、原作・アニメで梶木漁太が使用したので高い知名度を持ち、それゆえか《超古深海王シーラカンス》をさしおいて魚族の代表モンスターとして扱われる事もある。



エクストラデッキの魚族モンスター

融合モンスター

遊戯王最初期のパックである「Vol.3」に登場した魚族初の融合モンスターにして初の融合モンスターを融合素材に指定する融合モンスター。
…が、その実態は並みの下級モンスター以下のステータスの癖に融合召喚を2回も行わなければ出せないと言う絶望的に使いにくいモンスター。
しかし、《突然変異》が現役の頃は《心変わり》で奪った相手のレベル4モンスターをこのカードに変換したり、S召喚X召喚が出てからは《簡易融合》で呼び出して素材として使われたりなど、正規手順では出されない代わりにステータス・種族・属性・レベルを目当てにちょくちょく環境で使われて顔を出しては去っていく波瀾万丈な人生を歩んでいる。

シンクロモンスター

  • 白闘気海豚(ホワイト・オーラ・ドルフィン)》(☆6)
ホワイト・オーラの中では唯一、S素材縛りの無いシンクロモンスター。
相手モンスターの攻撃力を半分にできる効果を持つ。自身の攻撃力は2400なので、攻撃力4800までのモンスターなら強化を挟まなくても殴り倒せる。
相手によって破壊された場合は墓地の水属性モンスターを除外すれば自身をチューナー化した上で自己再生でき、更なるS召喚にも繋げられる。

  • 飢鰐竜(きがくりゅう)アーケティス》(☆9)
ホワイト・オーラたちがカバーしていない、レベル9のシンクロモンスター。
元の好守は低いが、手札の枚数に応じて強化される効果を持つ。
更にS召喚するとチューナー以外のS素材の数だけドローできるため、リソース回復にもうってつけ。
チューナーとそれ以外の2体では1ドローしかできないが、素材を多く使えばそれだけドロー枚数も増える。
手札を増強するだけでなく使う効果も備えているが、手札2枚を使用して1枚破壊とかなり効率が悪い。
それでもフリーチェーンかつ何でも破壊できるため、できるだけ消費を抑えつつ多くの素材を揃えたいところ。

水属性チューナーを用意する必要はあるが、こちらもS召喚を得意とするデッキなら十分に採用の余地がある。
超古深海王シーラカンス》の効果を使った時に一度はこいつを呼び出せば、更なる大量展開に繋げられる。
また、《瑚之龍》を介せば《水晶機巧-ハリファイバー》+《幻獣機アウローラドン》から呼び出せるため、《真竜皇V.F.D.》アクセスへのルートでも使われていた。

エクシーズモンスター

アニメZEXALシャークさんが使う超強力なランク3のエクシーズモンスターだ!アニメ版効果の話。
アニメのモンスター人気投票ではなんと2位にランクインした大人気モンスターだぞ!ポケモン人気投票のコイルみたいなもん。
レアリティはなんと看板モンスターと同列のウルトラレア!使いにくすぎるので再録時はノーマルまで格下げされた。

リンクモンスター

  • 《アビス・オーパー》(L2)
「水属性モンスター2体」をL素材に指定するリンクモンスター。
L召喚時には手札の魚族を自身のリンク先に特殊召喚できるので、活用法は非常に幅広い。
さらに自分フィールドの自身以外の魚族1体と相手フィールドのカード1枚を除外する効果も持つ。
手札消費は激しくなるものの、自身のリンク素材・除外する魚族のどちらも捻出しやすい事から、《超古深海王シーラカンス》との相性も良い。



魔法・罠カード

(★:「魚族・海竜族水族」の3種族をまとめてサポートするもの)

  • ★《アクア・ジェット》(通常魔法)

魚族・海竜族水族1体の攻撃力を1000アップする。
そこそこの上昇値もさる事ながら、この手の通常魔法にありがちな「エンドフェイズまで」ではなく永続的に強化される点、永続・装備・フィールド魔法と異なり除去の心配も無い点が強み。

  • ★《浮上》(通常魔法)
墓地のレベル3以下の魚族・海竜族水族モンスターを1体、守備表示で特殊召喚する魔法カード。
レベル4以上には対応しないが、各種素材の調達や効果の使用に便利な蘇生カード。
《白の水鏡》と違い、現在は遭遇率の高い《灰流うらら》に引っかからないという独自の利点も出来ている。

  • 白の水鏡(ホワイト・ミラー)》(通常魔法)
レベル4以下の魚族を蘇生し、更にその同名カードをサーチできる。
蘇生対象は《浮上》と異なり魚族限定だが、レベル4まで対応する点・表示形式を問わない点・サーチ効果も持つ点ではこちらが勝る。
魚族だけに1枚で二度美味しいカード。

  • 白の救済(ホワイト・サルベージ)》(永続魔法)
魚族モンスター1体を毎ターンサルベージできる永続魔法。
さらにこのカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合には、魚族1体をリクルートorサーチできる。
破壊を介さない除去に対しては無力だが、こちらも魚族だけに1枚で二度美味しいカード。

  • ★《》(フィールド魔法)
魚族海竜族雷族・水族の攻撃力・守備力を200アップするフィールド魔法。
強化値こそ微々たるものだが、様々なサポートカードが存在し、フィールド魔法を軸とするデッキの中でも《伝説の都 アトランティス》と並んで最古の歴史を誇る由緒正しいカード。

  • 《フィッシャーチャージ》(通常罠)
自分フィールドの魚族1体をリリースしてフィールドのカードを1枚破壊し、自分は1枚ドローする罠カード。
自分のモンスターを犠牲にする破壊カードとしては珍しくドローのおまけつきだが、
魚族を多量にフィールドに残す戦法を使うならともかく、L召喚などで魚族を残さないデッキとはあまり相性が良くない。

  • ★《ギョッ!》(カウンター罠)
これでもれっきとしたカード名。
除外されている魚族・海竜族水族1体をデッキに戻す事で、効果モンスターの効果発動を無効にし破壊するカウンター罠。
ゴーティス】のように能動的に自分モンスターを除外するギミックが無いと腐る可能性はあるが、リソース回復とカウンターを同時に行えるため奇襲性は高い。



魚族テーマ

水属性・魚族の下級モンスター群。《フィッシュボーグ-ドクター》以外は全てチューナー。
最初に登場した《フィッシュボーグ-ガンナー》が禁止カード入りした後は、その穴を埋めるように「フィッシュボーグ」と名がつく自己再生可能なモンスターが続々と現れたが、
この反省を活かしたのか全員の効果に「1ターンに1度」の制限がかけられ、更に水属性以外のモンスターを排斥するような条件や効果が存在している。
フィッシュボーグ以外が存在すると自壊する《フィッシュボーグ-ドクター》を除けばどれも水属性メインのデッキであれば単体で使えるが、フル活用することだけを考えるとメインデッキとエクストラデッキが全て水属性モンスターというとんでもない構築を要求される。正気の沙汰じゃない…!

2022年に海外先行カードとして突如登場した、深海生物じみた幻想的な見た目の魚族テーマ。
相手のカードを除外するだけでなく自分達も除外されたりそこから再び現れたりと全体的に除外を駆使するカードが多い。
???「俺たちのアイデンティティが…」

  • 【ホワイト・オーラ】
2017年中盤に入ってからようやく初登場した、漫画版ARC-V出身の魚族シンクロモンスター群。
魚族はOCG発足当時から存在している種族の中ではシンクロモンスターの登場が最も遅かった。
そういう意味でこれらは記録的・代表的なモンスターと言える。イルカやクジラが魚と言えるかどうか疑問だが

いずれのモンスターも高い制圧力と戦線維持能力を持ち、魚族デッキの主力として活躍できる。
一部は素材に水属性縛りがあるので注意。

彦久保雅博「元々いる《グレート・ホワイト》さんには何だか申し訳ない気がしています」





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J( 'ー`)し<追記・修正されないのはイラっとくるぜ!

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最終更新:2025年01月22日 03:00